青蛾館「上海異人娼館-チャイナ・ドール -」
青蛾館
8-Jul-2009 19:35~21:15
こまばアゴラ劇場

初日を観劇しました。
待合室は黒カーテンで囲われ、楽屋として使われていました。
2Fバルコニー部に「上海春桃婁」の看板がかかげられ、劇場=春桃婁の風情。ときおり桜とステファン卿がバルコニーに現れます。
丸山厚人さんが、衣装のままで入場案内。場内案内自体が一種の芸として成立しちゃってるのはすごいなあ。
開演前から少女娼婦たちが舞台上でまったり。王學は床の雑巾掛けで舞台上っを行ったり来たり。
超満員で、調光室まで客席になったそう。最前列桟敷席に座ったところ「狭いので、よろしかったら靴を脱いでご覧下さい。」と、靴袋をくれました。こういう配慮はうれしいですね。
約5分押しで開演。
少女Oが娼館にやってくるくだりから静かに始まります。
やがて音楽とともに桃春楼の娼婦が勢ぞろい。なんて豪勢な出で立ち!待合室を楽屋にしちゃった理由はこれかな。
ここで妖しい世界に一気に引き込まれました。この感覚、前にも味わったことがあったなあと思い返してみると、荻田浩一氏作演出による宝塚のショーなんですよね。耽美でアングラで少女がでてきて蹂躙されて...ってまさに荻田センセー好みの世界(ってことは荻田センセーも寺山修司とか好きでいっぱい見ていたのだろうなあ。)
言葉が綺麗。その言葉を力のある役者さんが語ると、実に心地よいものですね。
白欄(野水左記子)はSM系娼婦で、宝塚も真っ青なメイクで強烈。
尾花(雛涼子)は肺病の娼婦、咳をするたびに本当に喀血しそうで怖かった。
愛染(高野美由紀)と山田(保村大和)の映画ごっこの場面はコミカルで大笑い。
妙に心に残ったのは、雑貨商(井内俊一)が少女O(市川梢)の脚に喰らい付く場面。そのときの少女の姿が絵的に妖艶で美しかったこと、そして。そして少女の「食べられるのは怖いわ」の一言がとてもエロティックでゾクっときました。
尾花(雛涼子)が血を吐いた後の洗面器を置くときに水が跳ねたのと、少年(尾崎宇内)が殴られる場面で、血糊が飛んできました。
家に帰って、シャツ脱いだら、結構服に血糊が飛んでいてびっくり(笑)。アングラ芝居で、危険のない最前列は最前列じゃないとは思いますが、一応お約束で「何かが飛んでくるかもしれません」的事前注意をしといた方がよくはないかな~なんて思ったりして。
丸山厚人氏の役者紹介が聞けるかと、期待していったのですが無し。千秋楽ではあるかもしれませんね。
1時間40分。
| 黒蜥蜴 | 野口和彦 |
| 西瓜男 | 丸山厚人 |
| 少女O | 市川梢 |
| ステファン卿 | 点滅 |
| 百蘭 | 野水佐記子 |
| 扣絹 | 三島慶子 |
| 咲耶 | 東野醒子(激弾BーKYU) |
| 尾花 | 雛涼子(ユニットR) |
| 愛染 | 高野美由紀(A・P・BーTokyo) |
| 辻占いの少女 | 村田弘美(万有引力) |
| 王學 | 川上史津子 |
| 青年将校 | 松本力 |
| 山田 | 保村大和 |
| 少年 | 尾崎宇内 |
| 男 | 渡辺敬彦 |
| 雑貨商 | 井内俊一 |
| 客(趙) | 青木孝澄 |
| 幻舞 | 関さなえ |
| 犬 | ケンジル・ビエン 春梵 |
| 少女娼婦 | 立川貴一 MASAMi 岩本薫 高橋回顧 |
| 原作 | 寺山修司 |
| 構成・脚本 | 岸田理生 |
| 構成・演出 | 青蛾 |
| 音楽 | 落合敏行 |
| 劇中歌 | 渚ようこ |
| 美術 | 野村直子 |
| 照明 | 正村さなみ(ライズ) |
| 音響 | 飯塚ひとみ |
| 衣装 | 竹内陽子 |
| 衣装助手 | 笹木明日香 |
| ヘアメイク | 川村和枝(P.bird) |
| 舞台監督 | 川俣勝人 |
| 宣伝写真 | 服部昌一郎 |
| 宣伝美術 | 宇野亜喜良、福田真一 |
| WEB制作 | 小池田芳晴(シミコムデザイン) |
| 制作協力 | 菊地廣(K・企画)・鈴木佳加 |
| 企画/制作 | 青蛾館 |
| 提携 | (有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場、d-倉庫 |
| 主催 | 理生さんを偲ぶ会 |
| 助成 | 芸術文化振興基金 |

















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