STAR WAR2 ~帝国の哀愁~
6-Mar-2006 14:30~16:15
リトルショップ・オブ・エラーズ
東演パラータ
【あらすじ】
遠い昔、遥か彼方の銀河系で、世間の風に吹かれぼろぼろになった戦士、ダース・○イダーは、愛用の武器とともに勝利への情熱を葬り去ろうとしていた。そんな悲哀をよそに彼の上に突如のしかかる嫉妬、初恋、体脂肪、勝ち馬券。男たちの浪漫とプライドが渦巻く、恐ろしい特訓が始まった・・・!
壮大なストーリーを軸に繰り広げられる、あなたのためのお茶の間コメディ!いま、運命の幕があがる!!
四畳半らしきアパートに仕事帰りのダースベイダーが帰ってくるところからはじまります。
コタツに入ってチキンラーメンを食べながら、リモコのかわりにフォースでTVのチャンネルを操作、うーん、とても便利♪
チューバッカが行きつけの居酒屋の店員、ヨーダはヌイグルミで黒子のおにいさんと一緒に登場、レイアがダースベーダーの高校のときの後輩で....っていうような話でした。
で、パロディっていうのはいったいなんだろーって話ですが...
長編のパロディというのは、最初は確かに元ネタに対するパロディなんだけれど、話が進むにつれ、パロディ化されたもの自体スタンダードになり、パロディがパロディでなくなってしまう傾向にあると思う。この芝居でいえば、ダースベイダーが四畳半に住んでいるっていうのがおかしいんだけれど、次第に「四畳半に住むダースベーダー」があたりまえの存在になり、STAR WARSのパロディではなく、「四畳半に住むダースベイダーという男」の物語になってしまう。
同人誌系の、パロディものって4コマが多い(よね?)。
4コマの構成「元ネタ~展開~いじって~オチ」、この4コマ目がパロディのピークで、これ以上続けるとなると、よっぽどウデがない限りパロディではなく、単なるアナザスト-リーになってしまうからだと思う。
4コマの連作でひとつのおおきな物語を構成する手法があるけれど、パロディには最適だと思う。
(主軸をダースベーダーの話として、小ネタをオムニバスで随所に入れ込んでいくほうが面白いと思う...と、ウチのキティさんも言っていやがりました)
最初の四畳半のシーンなんか大笑いしちゃったもん♪
後半はフツーの青春モノになってしまった。個人的にはパロディに徹して小ネタの波状攻撃をかけて欲しかったなァ...
あと、これもぜひやってほしかったことだけれど、ライトセーバーは、口で
「ぶぅぅぅぅぅんぶぅぅぅぅん」
って言いながら振り回すのがデフォルトじゃないのかと小一時間...(笑)
蛇足
次回は「風の谷の那憂死華(ナウシカ)」という首都高の暴走族の話をやる予定らしい。
秋葉原にいたダースベイダーさん
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