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April 09, 2006

第六回 浅草見番寄席

熱海土産温泉利書(あたみみやげいでゆのききがき)通し口演
8-Apr-2006 16:00~18:30 浅草見番

堪能しますた~♪

060408

開口一番「初天神」  古今亭菊六
熱海土産温泉利書(上) 柳家喬太郎
 仲入り
熱海土産温泉利書(下) 柳家喬太郎



相州小田原は大久保加賀守の城下。藩の重役近藤家の奉公人・お濱は、その家の次男坊・弥三郎と恋仲になるも、主従の間での恋愛は御法度。お濱の父は藩の下役で「南無阿弥陀仏」が口癖。しかし弥三郎の兄の讒言により藩を放逐され、お濱と妹のおみなとともに三島へうつる。ある日、お濱は、弥三郎が近藤家を勘当になり、八王子在の乳母の息子・髪結いの金造の世話になっていることを聞く。八王子へ向かうお濱。金造に「弥三郎は盗みを働き、拝島の牢にはいっている。牢から出すには50両が必要...」と聞かされ、お濱は自ら吉原に身を沈めることに。金造からの手紙で弥三郎の病死を知るお濱は、通人・池田の隠居に見受けされる。湯治にやってきた熱海で父と妹と再会すお濱。そしてある日、死んだはずの弥三郎と出会う。(上)

弥三郎から、「金造が言ったことは嘘で、自分は茶人として身をたてようと修行中の身である。」と聞くお濱。二人の関係を察した池田の隠居は、弥三郎が近藤家に戻れるよう、そしてやがては弥三郎とお濱が夫婦になれるよう力を貸すことを約束する。弥三郎は勘当が解かれ小田原へ戻り、お濱は熱海で暮らす父のもとへ戻る。ある日、お濱は、うわさ話で弥三郎が旅の途中で殺されたことを聞く。犯人は金造らしいが、証拠不十分で捕まえることが出来ない。お濱は若侍のなりで八王子へ。弥三郎の仇である金造夫婦を殺す。二人の首を持ち、小田原の弥三郎の墓へ向かうお濱は、途中橋本の宿で、大久保家中の安西某に会う。お濱は安西から、殺されたのは弥三郎の使いの物であったこと、弥三郎は小田原で妻を娶り、跡継ぎも生まれたことを聞く。池田の隠居の仲介で、お濱と再会する弥三郎。やがてお濱は熱海に戻り、父と念仏を唱えながら一生をすごしたという、念仏山由来の一席(下)

(正確に内容を知りたいおともだちは三遊亭圓朝全集をみてみよう)

「今日は新作モードの気分なので、できればすみれ荘とハワイの雪を...でもそれじゃあ詐欺になっちゃうので(笑)」と笑いをとり、五月の菊六さん二つ目昇進の話をして、「熱海土産温泉利書」へ。

...聞き入っちゃいました。瞬時の場所の移動や時間の超越だけでなく、シリアスからコミカルなシーンへと自在に雰囲気を変える。映画でも舞台でも、視覚化することがかえって表現の足かせになってしまうような気がする。すげー芸能だなあ、落語って。もちろん演者にそれだけの力があって、はじめて可能になることだとおもいます。キョンキョンすげー♪

蛇足

帰りに浅草演芸ホールに寄って帰ろうかと思っていたですが、とんでもない。
「熱海土産温泉利書」で満腹でございました。

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