東京乾電池「長屋紳士録」
長屋紳士録の千秋楽でした。満席。
間近になってチケットとったので、指定席はすでに完売で、自由席(整理券番号73番)。いざ入場してみると後方の自由席はすでに埋まっていて最前列。2時間近く体育座りはさすがに"お尻イタぞう君"でしたが、ある意味、この最前列はとってもお得な席だったかもしれないです。
というのは、「長屋紳士録」、実は小津安二郎の映画の舞台化で、小津安二郎といえばローアングル。舞台版では最前列だと否応ナシにローアングルになりますが、「指定席のイス席じゃあ、そうはいかないだろー♪」などと、強がりを言ってみたりして(笑)
映画の「長屋紳士録」は見たことは有りませんが、台詞まわしもカット割りも、いかにも小津安二郎。古い映画でしか見たことがなかった世界が、目の前でリアルに展開されるというのがすごくフシギな心持でした。(付け加えて、原作の映画は当然白黒ですが、これがカラーで甦っているというのもすごいですね)
ホンモノの魚の干物と、ホンモノのお寿司と、ホンモノの日本酒が出てきて飲み食いしてました。干物を焼くにおいがただよってきて空腹にはこたえました(笑)
迷子の少年の父親役は蛭子能収さん。一挙手一投足、すべてで笑いがとれるってすごいです(笑)
少年の面倒を見るおたね役は江口のりこさん。TVで見てるときは全然思わなかったですが、意外に美人さんな顔立ちなのですね。
Recent Comments