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June 20, 2006

水性音楽「空に消える時」

水性音楽
17-Jun-2006 19:30
サンモールスタジオ

060617c

この日、昼間は宝塚宙組15:30-18:30の回を観劇。18:30に日比谷出発で間に合う公演を捜したところ、目にとまったのが水性音楽「空へ消える時」

で、ネットでどんな評判なのかリサーチしてみたのだけれど、意見がいろいろ分かれていてよくわからない。それでもチケット売れ切れの回がでているということなので、それなりに面白いだろうと考え、@ぴあで購入。

で、初・水性音楽だったのですが...

行って大正解♪

おはなしは...


 とあるバンガローに、管理人見習としてやってきた熊沢アカネ。彼女は以前、客としてこのバンガローに来たことがあった。
話は、はじめてアカネがやって来た時にさかのぼる。

 失恋の傷心旅行で友人とバンガローにやってきたのだが、どうもフシギなことばかり起きる。交通事故で死んだと思っていた友人が無傷であらわれたり、殺人現場を目撃したがために呪いにかかってしまった男4人組がいたり、殺されたはずの女があらわれたり...おまけにこのバンガローにはトイレが広場にひとつあるだけ。

このバンガローは、実は人が死んで天国へ行くまでの間をすごすための場所であった。アカネの過去が次第に明らかになる。

アカネは親友のリエコを殺し彼女の恋人を奪うが、やがてアカネもその恋人に捨てられる。一回目の旅行は、その傷心旅行であったが、来る途中交通事故にあい、生死をさまようが、アカネは生還でする。そして2回目は、友人を殺した罪悪感に耐え切れず自殺をしてバンガローにやって来た。

しかし、運命は彼女が死ぬことを許さなかった。先に死んでいった友人たち、殺した相手のリエコでさえも、彼女に生きろという。しぶとく生きることを誓うアカネだった。

「しぶとく生きることを誓う」というと、とっても前向きなEndingのように思えるのだけれど、友人殺しの罪を一生背負って生きていくことに他ならない。それでも生きることを選んだアカネ。なかなか深いなあ。

三拍子のPianoをBGMにアカネが独白するくだりは引き込まれましたです。

前半はコメディな雰囲気だったので、こんなシリアスな結末が待っているとは予想していませんでした。お笑い一切無しでもよかったんじゃないかな、と思えるくらいアカネの独白のシーンはよかったな。

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