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August 2006

August 13, 2006

ボトムの夢「丸イモノニハ棘ガアル」

ボトムの夢
12-Aug-2006 19:00-20:30
プーク人形劇場

060812

本多劇場の置きチラシを見て、なんだか妙に気になって予約。
ものすげーエロティックな舞台かと思わせるデザインです(確信犯でしょうけど♪)。

6本のオムニバス。
人形劇というよりも、1人芝居&はっきり口を動かす腹話術というか、なんだかフシギな舞台。

1.焼肉炎上
 牛さん「私を食べて...」
 落語の高座風の舞台。っていうか、8/13~15に、同劇場で行われる「新・落語21らくごちゃん・お盆興行」に出演する何人かよりは、確実に舞丸さんのほうが面白いと思われる(笑)。

2.倦怠期の悲劇
 旦那はゴキブリ。食事のことでケンカになり、やがて妻はスリッパで夫を...

3.ProjectSex(映像)
 ♀ vs ♂ の戦い

4.蝦蟇の脂
 四六の蝦蟇さん(♀)の恋した相手は生物の先生・ぴょん様。しかし蝦蟇さんは生物の解剖の実験台に...
 命をかけた純愛モノ(かなあ?)。 劇中のカエルの生い立ちの映像が秀逸。

5.メルヘン劇場シ××ニアファミリー(映像)
 SM好きのクマの一家のおはなし。

6.愛されたいの
 愛した相手を食べてしまう運命にある女マリリン。彼女の欲望の象徴であるワニさんとの会話が面白いです。客席から愛する相手を1人選んで舞台にあげるという、とっても営業向きなネタ。仕込みなのかどうかは不明ですが、選ばれたお客さん、キャラのたったおじさんでした。

羊の皮を被った狼ならぬ、メルヘンの皮を被った毒気。子供向けの着ぐるみショー等に物足りなさを感じてるおともだちだったら必ず楽しめると思います。

次回公演予定は
2006年11月25日(土)下北沢ファインホール
 丸棘 人妻仮面 ~ヒトノツマハカリノツラ~

またまた1回のみの公演でしょうか?なんかもったいない。1公演のみですと、行きたいけれど都合がつかない場合が多いので、せめて土日の2~3公演にしたら、もっと多くの人に見てもらえるんじゃないかと思います。

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August 08, 2006

花嫁付き添い人の秘密

5-Aug-2006 18:00-21:20
博品館劇場

キティさんのくるみ割り人形で声の出演をしている樹里咲穂さんの舞台を見に行こう企画その1

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作 エリザベス・コールマン
翻訳・演出・美術:三輪えり花
音楽:石井一孝

出演:
樹里咲穂
香坂千晶
星奈優里
森ほさち
戸井勝海
安奈淳

戸井勝海さん以外、全員宝塚歌劇団出身。


小さな頃から抱いてきた結婚への夢。
三十路を過ぎて早数年のメグ(樹里咲穂)は、念願かなって、とうとう明日結婚式をむかえる。素敵なエリートビジネスマンを射止めて、幸せいっぱいのメグ。宿泊しているホテルの部屋では、娘の結婚式を待ちに待っていた母親のコリーン(安奈淳)。そして付添い人を努める親友のアンジェラ(星奈優里)、ルーシー(香坂千晶)が集まり、準備の真っ最中。
そんな折、メグの夢を打ち砕くような、とんでもない秘密を知ってしまったアンジェラとルーシー。なんと花婿のジェームズ(戸井勝海)が、メグの友人ナオミと浮気をしていたらしい...
メグに、その秘密を打ちあける決心をするルーシーだが、アンジェラはそれには猛反対。知るのが幸せか、知らないのが幸せか?

第1幕が結婚式前夜。女友達同士の会話が中心。女性客には共感できる部分が多いようでず。男の自分としては「女子だけだと、そーゆー話をするんだなー」と思って見てたのですが、女性の皆さんには大受けで、「そうそう、あるある」ってな感じの賛同の笑いと拍手が多かったです。男に生まれたことをちょっと悔しく思いました。もっとも休憩時間のトイレの並びを見て、そんな気持ちはすぐふっとびました(笑)
ルーシーが秘密を打ち明けるところで幕。

もっと誇張した演出だと、男にもわかりやすく笑える舞台になるのじゃないかという気がしないでもないですが、反面リアルさはなくなってしまいそうだし、悩ましいですね。

第2幕は結婚式当日、ここでジェームスとナオミが登場。この辺のドンチャン騒ぎからは大笑い。最後にメグが1人部屋に残り、独白~ソロ歌のシーンは見ごたえ聞きごたえあり。

各キャラに一曲ずつ歌(石井一孝作曲)あり。それぞれのキャラに会った曲調。これはぜひCD出して欲しいな。

樹里咲穂のメグ、恐らくご本人のキャラに相当近いせいか、メグなのか素の樹里咲穂なのかわからなくなりました(笑)(手足の長さと髪型が、なんとなくポパイのオリーブを彷彿させます。キャラもふくめて似合いそうなだな)

終演後、トークショー。
出演:香坂千晶(司会)、石井一孝、樹里咲穂、戸井勝海。
樹里咲穂さん、関西弁面白ねえちゃん炸裂で大爆笑。
浮気の話で、戸井勝海氏が「ジェームスの気持ちよくわかるんだよね」といったばかりに、女性共演者がら非難の嵐でしたが、「相手が森ほさちだったら、そりゃあ据え膳食わぬは何とやらだよなあ」と心の中で思いました(笑)。

ヅカファンと戸井、石井ファンで99%を占めるんじゃないかと思いました。ヅカ系公演だけあって、異様にオペラグラス使用率が高かったです。自分も持ってったけど(笑)

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August 01, 2006

プロジェクトムー「糸地獄2006」

プロジェクトムー
30-July-2006 14:00-16:15
シアタートラム

060730


御存知、岸田戯曲の決定版「糸地獄」です。
岸田事務所+楽天団の旗揚げで公演をした時は、まるで熱病に憑かれたように闇雲に上演し、終わると皆ヘトヘトに疲れていた。
その後再演を経る度にトラブルが続出。ついには劇団初の海外公演としても上演され、舞台成果としては大好評だったにもかかわらず、劇団を解散同然にもさせました。

そんな演劇っていうのは、いったいどんなものなのだろうと思ったのと、東京スウィカの「皐月の空」でとっても粋な下町のおねえちゃんを演じていた吉田羊さんが出演されていたので、観てみることにしたです。

で、どんな話かというと、こんな話

糸:母から子へという血のつながり。過去から未来へと繋がり、切ろうと思っても決して切れないもの。

繭:母親との糸を断ち切ろうと、母親を捜し求める、糸以前の存在。

登場する男達は、縄・紐・水引・テグス・藁...これはなんだろう?糸から加工されたもの、社会もしくは外の世界を象徴しているのかな?戸籍という社会からのお墨付がないと不安な男達と、そんなもの無くても生きていける女たち。

...と、解釈しようとすると難しく、だから戯曲本も買って読んでみたけど、わからないものはやはりわからない。わからないけれど、圧倒された2時間15分でした。抽象的な話なのでいかようにも解釈できちゃうから難しく感じるんだろうな。

23年前(かな?)の初演にも出演されていた方が4人いらっしゃいましたが、さすが年の功というか、恐いくらいの存在感がありました。そして主演・繭役のの吉田羊さん、糸屋の女たちの身の上話を聞くシーンでは、じっと立っているだけなのに、ちゃんと繭として絵になってる。そしてクライマックスで母親と対峙するシーンは圧巻。

昭和初期のフシギな世界、なんとなく久しぶりに丸尾末広を読んでみたくなった。

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