« August 2006 | Main | October 2006 »

September 2006

September 27, 2006

ライオンキング

目白で見かけました。

060927

いざ告知して見たら、町会員以外の問いあわせが多かったのでしょう、「町会員に限る」と、あとから付け加えているあたりが、なんともいえずほのぼのしています。

下落合東町会、素敵だなあ♪

| | Comments (70) | TrackBack (1)

September 25, 2006

Plug-In「法王庁の避妊法」

演劇ユニット"Plug-In"
24-Sep-2006 13:00~15:40(途中10分間の休憩あり)
アイピット目白

060925

「法王庁の避妊法」をはじめて見たのは芝居ではなく鹿賀丈史主演のTVドラマ、芝居の初見はNHK-BS2で放送した公演(2003年、世田谷パブリックシアター)です。この2003年の公演が(TVはありましたが)とても面白く、生で見かったなと思っていたところ、今回、"Plug-In"での上演にいく事ができました。

 荻野久作の、月経と排卵の関係について解明するまでのお話。そこに彼の妻をはじめ、助手、看護婦、患者たち、友人等がからんで面白おかしく物語は進みます。そして後半では、生命とは何かということを久作は改めて考えます。

 研究が成功するまでの、まさにプロジェクトXのような物語と、久作のまわりの人々とのほのぼのとした日常の物語が同時に進行していきます。その日常での人とのつながりが研究の成功へ大きく影響していきます。観客は、久作の成功に興奮し、同時に彼と周囲の人との関係に涙するのだと思います。

 プロジェクトXって、日常の部分を極力排除することでドラマチックに描くことには成功したが、涙や感動からは遠のいているように思います(あの番組で泣いちゃったっていうのは、まず無いでしょ。)

 ラストシーン、分娩室に入った久作、助手、看護婦。一人診察室に残った妻トメが、論文の掲載誌を両手で頭の上にかかげます。最後は、(久作ではなく)奥さんが一人舞台に残って幕なんですよね。見ていてやさしい気持ちになれる、とても好きなシーンです。

 ...よくできた物語です。多くの劇団で繰り返し上演されるのもうなずけるです。

 さて、Plug-Inの公演ですが、自分の見た回では、ちょっとセリフを噛む部分が多かったかな?(個人的には、セリフを噛むというのは、あまり気にならない方なのですが、それでもちょいと多かったかなと)

 ハナ役の方が、襟首に洗濯バサミつけたまま出てきちゃったのはご愛嬌。(でも、たまに街で、洗濯バサミつけてる人を見ることはあるし、でも、昔はどうだったんだろう?普段でも洗濯バサミ使って着物着てたのかな?)

 藤代三千代さん、年中妊娠している世話好の気のいいおばちゃん・おキヨ役ですが、いい味だしてました。第1幕でしか見られないのが残念。

 大正時代の新潟の病院の一室のセットもよかった。懐かしい雰囲気がするのは、きっと小学校の頃の木造校舎を思い出させるからでしょう。


 気になるところは多少あるけれど、やはり見てよかったと思える舞台でした。

ブログで検索「法王庁の避妊法」

| | Comments (70) | TrackBack (1)

September 24, 2006

キティさん登場!?星屑の会「星屑の町~東京砂漠編」

ネルケ・プランニング
23-Sep-2006 18:00-19:50
本多劇場

060924c

 笑った笑った~♪

 地方回りの売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」に、女性ボーカル、キティ岩城(戸田恵子)が加入。彼女のおかげで仕事は今までになく順調。グループ名も「ハローナイツ&キティ」と改名、略してハローキティだそうな(笑)

 戸田恵子さん、スタイルよいし、さすが元歌手だけあって、歌は良いですね。劇中では、タイトルの東京砂漠の他、島倉千代子や欧楊菲菲を歌ってます。CDリリースしてもよいくらいのクオリティの高さでした。

 メンバーの一人、山田英二(菅原大吉)が、彼女のことを「キティさん」と呼ぶのですが、とても不思議な心持ち。おまぬけキティさんの顔が浮かんできてしまうです(笑)

 「キティ」「キティちゃん」というフレーズはよく耳にしますが、なかなか「キティさん」は耳にしません。これがステージで何度も聞けます。よい子のキティさんファンのお友達はぜひ劇場で聞いてみてくださいな(笑)

060924d

本多劇場での公演は終了しましたが、9/28~10/1に北千住での公演があります。オススメ♪

ブログで検索「星屑の町」

| | Comments (73) | TrackBack (2)

御寺座之怪談其之三

用賀真福寺
23-Sep-2006 14:30-15:40
オフィス唐茄子屋さん

演目 柳家喬太郎「死神」

060924a

 あ、そっか、「死神」って怪談なんだあ。怪談噺とは「非業の死を遂げた人間が、幽霊となって怨念を晴らす噺」という認識がどっかにあったので、自分のなかでは「死神」は怪談噺ではなかったのですが、それじゃあいったい何だと聞かれれば...やっぱり怪談噺なんだろうなあ。

 南武線・武蔵溝の口で田園都市線に乗り換えて用賀へ。ところが、南武線の車内アナウンスで「田園都市線は人身事故のため上下線運転見合わせ」とのこと。溝の口からタクシーというのもなんかもったいないし、バスはあるのかどうかもわからない。まだ時間があるから歩いちゃおうかな...と思ったですが、歩いても大丈夫な時間がるなら、運転再開まで待つ方が正しいよな。

060924b

 数分後、渋谷~あざみ野間で運転再開。無事用賀に到着♪
お彼岸なので、お墓参りの皆さんが多かったですね。

噺のマクラは、田園都市線の人身事故・映画「ウルトラマンメビウス~」

今日の死神
「あじゃらかもくれん田園都市線、南栗橋行き♪」。
下げは「ホッとため息で蝋燭消える」演出。
落語と演劇が入り混じって、座布団の上の一人芝居といってもよいくらい。

しかし、怪談噺の日に人身事故とは...やはり何かあるのかな(笑)

ブログで検索「御寺座之怪談」

| | Comments (1) | TrackBack (1)

September 23, 2006

スウィートチャリティ

9-Sep-2006 17:00~
ル・テアトル銀座

060923

キティさんのくるみ割り人形で声の出演をしている樹里咲穂さんの舞台を見に行こう企画その2

スウィートチャリティ公式

玉置成実(チャリティ・ホープ・ヴァレンタイン役)
岡田浩暉(オスカー・リンドクィスト役)
樹里咲穂(ニッキー役)
初風 緑(ヘレン役)
赤坂泰彦(ハーマン役)
岡 千絵(アーサラ・マーチ役)
石井一孝(ヴィットリオ・ヴィダル/ピッグ・ダディ役)

川崎悦子(演出・振付)

元宝塚専科の樹里咲穂と初風緑が出演、しかもチラシが思いっきり女役なのでこれはぜひ見に行かねばということで観劇決定。

お二人ともダンスホールの古株のホステス役で、男役の頃と大して変わらない歌声のため、よい意味で「若くないぞ」感がでていました。二人がからむミュージカルシーンは大満足。

二人の後輩であり友人役の玉置成実は、とにかくキュート。二人と比較するとさらにキュートさ倍増。
ミュージカル初出演とのこと。彼女一人だけのシーンになると、さすがにいっぱいいっぱいかなという感じはあるけれど、他の出演者と一緒にステージに立っている場面では、そのキュートさで誰よりも輝いていました。ミュージカル女優としても、今後活躍していって欲しいです。

ハッピーエンドかと思いきや、失恋して古巣のダンスホールに戻ってくるチャリティ。コメディから最後は感動に走れそうなストーリーなのに、いまひとつ盛り上がりに欠けたのは惜しいなあ(曲もダンスもよかっただけに)。演出のせいかな?

土曜の夜なのに結構空席ありました。主催者側のチケット分がうまいことさばけなかったのか、招待席確保しすぎたのか...。
来週からの大阪公演も、まだまだ空がある模様。東京公演では、当日券でも前列の結構よい席が買えたりしたらしい。

ブログで検索「スウィートチャリティ」

| | Comments (8) | TrackBack (0)

September 21, 2006

目黒のSUNまつり

目黒のSUNまつり
17-Sep-2006

台風が近づいていたせいか、朝から曇で、涼しゅうございました。行列日和ですね。

060921a

9時ちょいと前に現地到着。
会場入り口で配布される整理券は899番。
060921b

で、順番がまわってきたのは11時。
060921c


気仙沼のさんまに大分のかぼす。
060921d

今年は、おにぎりを無料配布。なかなか粋なはからいです。
060921e

...でも、そうとは知らず、コンビニのおにぎり持参だったりして(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

September 20, 2006

有楽町花壇

...という、宝塚系の同人誌を買いました。

060920a

シンプルかつ品のある表紙のデザインで、また花總さんがあまりにそっくりなので思わず手にとって読んでみたところ、

サンリオピューロランドで「ハローキティのくるみ割り人形」を見た!!

という記事がありました。予想外に面白くて、其の日は1日3回公演でしたが3回とも見てしまったとのこと。でまんま宝塚なので、「宝塚ファンなら、ぜひ見に行って欲しい」と締めくくっています。

060920b

「くるみ割り」に影響されて宝塚を見に行ったお友達よりも、「くるみ割り」を見に来た宝塚ファンの方が圧倒的に多いだろうなと思う9月後半でございました。

実はピューロのパスポート(小人3,300円@正規料金)よりも、宝塚の当日券(2,500円)の方が安かったりするんもんな(立見だったら1500円だしぃ♪)。休日の混んだピューロでボートライドやキティズハウス、各シアターで毎回並ぶこと考えたら、宝塚の当日券に朝から並ぶのなんて屁みたいもんじゃねえかと思うので、宝塚も見てみたいなと思ったおともだちは、宝塚にも行ってみましょう。

発行の炭酸せんべいSさんのサイトはこちら

| | Comments (0) | TrackBack (1)

September 19, 2006

宝塚花組「ファントム」

宝塚歌劇団
18-Sep-2006 11:00-14:05
東京宝塚劇場

060918

ENAKのSTAGE GRAPH「Phantom」

 なんだかんだで4回見てしまったのは、たまたまチケットが4枚も取れてしまったからなのだけれど、4回目ともなると、眠くなったときに寝ちゃっても大勢に影響ない場面がわかるようになってきます(汗)

 宙組ファントムとは随分テイストがかわっているようで...

1.キャリエールとエリック

 宙組版では「親と子・大人と少年」の関係が強いのに対し、花組版では大人同士の関係になっているように思う。宙組エリックは、少年の未熟さ・凶暴さ・やり場のない怒りや悲しみをもったまま成長してしまったのに対し、花組エリックはどこか自分の境遇を受け入れて達観しているようにも見える。

キャリエール、花組版(彩吹)は悩みや困惑を自身の心に押し込め、普段は感情を表にださないようにしているが、宙組版(樹里)では、割と感情が表に出てくる。親子の名乗りのシーンでは、花組版(彩吹)が我慢しきれず流れる涙を奥歯をかみ締めて必至にこらえようとする感があるけれど、宙組版(樹里)は、もうボロボロ、涙もろいおとっつぁんですね。

2.エリックとクリスティーヌ

(1)親子の名乗りによって過去の自分を清算
(2)そしてクリスティーヌに受け居られることで現在の自身の心の救済がなされる。
ということだと思うのだけれど、この(2)エリックとクリスティーヌの関係は断然花組版のほうがわかりやすい。宙組版は(1)の親子の名乗りまでの物語のような気がする。クリスティーヌとエリックとの結末がオマケみたくみえちゃうのだな。

桜乃彩音の、臨終のエリックを優しく抱き抱えるところは母性丸出しで、さすがに娘1に抜擢されただけのことはあるなと思いました。歌は、すげー上手いというわけではないけれど、最初はわざと下手に歌っているので(多分そうじゃないかと思うんだけれど)ビストロでの歌がとても上達したように聞こえる。歌に感情をのせるテクは、さすがに花總まりのほうが上。(花總さんも、決して歌の上手い人ではないけれど、感情をのせて歌うのは非常に上手い。特に泣きながら歌うテクは見事だと思います。新公の花影アリス、泣きながら歌ったら、歌がボロボロになってたっけ。)

蛇足ながら、花組は2007年に江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を上演する。桜乃彩音が黒蜥蜴なのかな?
黒蜥蜴は花總まりで見てみたかったなあ。

3.シャンドン伯爵

 宙組では亜蘭けい、花組は真飛聖。シャンドン伯爵は先代から遺産を引き継いだ、いわばお金持ちのボンボンのはずだから、真飛聖はぴったり。亜蘭けいのシャンドン伯爵は、己の才覚により若くして一代で巨万の富を築き上げた才気あふれる男に見えて仕方がなかったんだよな。

(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)

セットも、宙組公演よりも豪華になっている。これは秀逸と思ったのはカルメンのリハーサルの次のシーン。花組では赤を基調にしていて、その後、カルロッタを殺すシーンで、全身真っ赤な衣装で登場するエリックを暗示しているようだ。

脚本、演出とも、前回に比べると、かなりわかりやすくなっていたけれど、唯一、ここだけは何とかしてくれというヤツをひとつ、

親子の名乗りのシーン、銀橋で互いに向かい合って歌うのですが、花組版では。キャリエールは始終エリックを見たままなので上手側だと表情が全く見えない。4公演とも上座側の席だったので、一度もキャリエールの表情が見られませんでした。宙組DVDを見直してみたら、キャリエールさん、ところどころ客先側を向いて歌っていました。歌がいくら上手くても、表情が見えないと「泣き」までには至らないのでした。やっぱりここは号泣したいでしょ♪


おまけ 印象に残った生徒さんBest3

桜一花(フローラ)
ちっちゃいので、かえって目立ってます。

花野じゅりあ(フルール)
逆に大きめで、なんとなく洋風な顔立ちなので目立ちます。

華耀きらり(メグ)
脇ながらコメディエンヌっぷりがよかったです。


ブログで検索「花組 ファントム」

| | Comments (62) | TrackBack (2)

September 18, 2006

ミックス寄席「歌の入る噺の会」

ミックス寄席
17-Sep-2006 18:45-21:30
練馬文化センター

060918b

朝は「目黒のSUNまつり」、午後は池袋で劇団ZAPPA「SORA 2006」を見てから移動。

ほぼ満員...だけれど、真ん前の席がぽっかりと一席だけ空いていたので見やすかった、ラッキー。

柳家ごん坊 「たらちね」
もちろん歌入り。吉田拓郎の「結婚しようよ」の替え歌(「ボクの髪が~肩から生えて~気持ち悪いね~」てやつ)と、師匠権太楼の持ちネタの「ジャンバラヤ~♪」

三遊亭白鳥 「牛丼晴れ舞台」
第一回無限落語の会が、ネタおろしだっけかな?その後、市馬師匠のお客さんでプロのミュージシャンの方に本格的に作曲してもらい、今回はちゃんと伴奏つき。歌いながら客席降りあり。ノリのよい昭和歌謡風で会場大盛り上がり。ぜひCD化してほしいです。
...着メロでもいいぞう♪


柳亭市馬  「掛取~三橋美智也特集~」
相撲甚句も歌舞伎の真似も絶品。掛取として三橋美智也ファンの旦那が登場し、ここから三橋美智也歌謡ショーがスタート。その次は三波の旦那が登場し、三波春夫特集か?と思いきや、サゲに使われただけ。時間があったら三波春夫歌謡浪曲ショーもあったかもしれない...っていうか、すげー聞いてみたい♪

昔昔亭桃太郎「子ほめ」
わかった曲は、
エイトマン、五万節、知らなかったの、ダイアナ、ルイジアナママ、若いお巡りさん、シビレ節
すべて替え歌にせず、オリジナルの歌詞のままなのに、ちゃんと噺の内容に合っているのは選曲の勝利かな。「子ほめ」だけれど、八っつぁんからご隠居への愛の告白があったり、タケさんちを探してるうちに日劇の前にでてきてしまったり、どれだけ歌を入れ込めるかっていう「子ほめ」でした。

~仲入り~

柳家喬太郎 「井戸の茶碗」
替え歌ミュージカル風。
元歌は、
おーい車屋さん、怪奇大作戦、ウルトラマンタロウ、ウルトラセブン、モスラ、ショップ99、かに道楽、木綿のハンカチーフ、私の青空など。
オナッターズの歌も出てきたけど、原曲、どんなんだったか全然思い出せないぞ。ビジュアルしか思い出せない(笑)
モスラは、オリジナル歌詞の語感がそのまま残っててすげーな。木綿のハンカチーフは小判が行ったり来たりするくだりで、前半が高木佐久左衛門、後半が高木千代田卜斎の担当になってるああたりは秀逸。私の青空の「狭いながらも楽しい長屋~♪」っていう歌詞は言いえて妙、実にいいなあ。

柳家権太楼 「一人酒盛り(ホテトル音頭入り)」
どこで歌が入るのだろうと思っていると、いきなりホテトル音頭を歌いだした。
すると、柳家喬太郎がダメ出しをしながら舞台に登場、ホテトル音頭を歌う。
ご当地にちなんで「練馬のホテトル」入り。


「歌の入る噺の会」ではなくて、「(どうにかして)噺に歌を入れる会」でした。あはは♪

ブログで検索「歌の入る噺の会」

| | Comments (1) | TrackBack (0)

September 17, 2006

シス・カンパニー「獏のゆりかご」

シス・カンパニー
16-Seo-2006 19:00-20:35
紀伊国屋ホール

060916


小高い山の上にある小さな動物園。
そこは、さまざまな人々の心模様が行き交う場所。
ごくごく普通に暮らす人々の、ごくごく何気ない日常に、
小さな出来事が積み重なって、次々と浮かび上がる秘密や悩み、そして喜びと笑い。

もうちょっと詳しい内容(ネタバレあり)は
しのぶの演劇レビュー「獏のゆりかご」
が詳しいです。

出演が、杉田かおる/高橋克実/マギー/段田安則/小松和重/池谷のぶえ/明星真由美/安田顕(TEAM NACS)と、たいへん豪華で、ずっと楽しみにしていたのですが、本気で「見てよかった。見なかったら、一生後悔モノ」と思える舞台でした。

とある動物園の1日のおはなし。

今日は獏のユメゾーくんの誕生日。そのお祝いイベントの準備のシーンから始まります。キーボードで「Happy birthday to you ~」を弾くところで、岡田(杉田かおる)がキャンディキャンディを弾くと、菅原(高橋克実)が歌い始める、「ハナペチャ」を「ハラペコ」と間違って歌い、小森(マギー)に突っ込まれる。「キャンディキャンディ」って、女子だけじゃなく男子もかなりハマってたアニメでしたね。懐かしいなあ。このくだりで笑ってたおともだちって、きっと同世代だとおもうぞ(笑)

同世代といえば、杉田かおるさんって、年齢はうちのくまさんと1歳違い。「金八先生」で浅井雪乃を演じてたとき、自分もリアル中学生で見ていて、「すごい女優さんだなあ」と思ってみていました。最近ではバラエティ色豊なタレントさんのイメージが強すぎて、女優さんであることをすっかり忘れてましたが、今回の舞台を見て「杉田かおるってすごいな」と再認識。いまさらながらファンになっちゃいました。

息子との関係の悩み、飼育係をして母親手ひとつで息子を育ててきた自分、菅原との再婚話と元旦那との復縁話...最後にある決意(選択)をしてお話は終わります。そのときの杉田かおるさんの表情がたまらなくよいのです。

他の登場人物も、この日、いろいろな決意や選択をしています。Happy Endでは無いけれど、それぞれの人生を前向きに生きていこうとする選択。「きっと明日は晴れだろうな」というような、そんな気持ちよさが残る舞台でございました。

9/29まで。残席あり。やばっ、こいつぁリピートできてしまうぞ(笑)

ブログで検索「獏のゆりかご」

| | Comments (63) | TrackBack (0)

September 13, 2006

目黒のさんままつり

060910

9/10、第11回「目黒のさんままつり」にいって、タダのさんまをいただいてきました。

昨年は、さんま配布開始10:00の15分前に着いたら2時間半待ちだったので、今年はちょっと早めの8:45着。おかげで10:30前には無事サンマを食することができました。

やっぱり炭火で景気よく焼くのと、おうちのガスコンロで焼くのとでは雲泥の差があるです。

さて、来る9/17は、第30回「目黒のSUNまつり」があるので、よいこのおともだちは早起きして、さんまを食べに行くとよいです。でも、こっちのさんま祭りもすげー行列なんだよなあ...

目黒の秋の風物詩
二大さんま祭りに出かけよう。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

September 09, 2006

神田京子「京子派手な会(第三回)」

神田京子
中野講談研究会主催
8-Sep-2006
新宿ゴールデン劇場

060908

今回も、実に楽しい会でした。

オープニング

いきなり積み木崩しがスタート。
崩れたところで、「ぶっこわしてやる」のひと言で締め。途中で崩れなかったら、まさかずーっとこのゲームやってたんじゃなかろうかと...それも面白いかもしれない(笑)

即興講談

お客さんの1人の生い立ちを即興で講談に仕立てるネタ。
そして観客一人一人からお題を貰い、すべてを織り込んでの即興講談。
どこで、自分の言ったお題が出てくるのか、ちょいとドキドキしますが、観客参加型っていうのは盛り上がるし楽しいですね。

ゲスト登場

ゲスト:初代神田山プラーさん

神田山プラーさんとのコラボレーションで、「扇の的」。張り扇の音からBGM、先代神田山陽の声もあったり、ボイスエフェクトで那須与一の声になったりと、山プラーさん大活躍。講談のClub Mix版みたいな感じもあり。思い通りの音が出なくてとっちらかっちゃってるところも含め楽しい高座でした。

山プラーさんとのコラボ講談、完成させて、ぜひCD化してほしい企画だと思います。

...おいらも山プラーさん、欲しいな(笑)

ブログで検索「派手な会」

| | Comments (138) | TrackBack (0)

月蝕歌劇団「静かなるドン~魔界・天翔篇~」

月蝕歌劇団
6-Sep-2006 19:30-21:30
ザムザ阿佐ヶ谷

060906a

初日。

東の新鮮組VS西の鬼州組と思いきや、中国・香港・台湾のマフィア、そのうちアメリカンマフィアまで出てきて壮絶な戦いへ...たいへんたいへんっ!

...という話。

妙にグダグダしたところもあり、妖しい月蝕踊りもたっぷり、それでいて随所で大笑い。良いところも悪いところも、他の劇団じゃ決して味わえないと思うのでございます。

以下敬称略で...

笹生愛美
ちっこくてかわいい三代目・近藤静也でした。観劇後、初めて原作を読んだのですが、原作のイメージにぴったりじゃん♪

スギウラユカと半澤香織
二人の掛け合いはお見事すぎ。たっぷり笑わせてもらいました。芸達者なお二人さんだ。

保鳴美凛
見た目は春野寿美礼だけれど、内面は悪役やったときの安蘭けいというか、実にかっこよい。ちょっと猫背で影のある感じが秀逸。(宝塚だと皆姿勢が良すぎるので、役柄の上でも猫背ってあんまり見ないよなあ)

一ノ瀬めぐみ
1人で踊り狂うシーンは恐ろしいくらい迫力がありました。
保鳴美凛が一ノ瀬めぐみを押し倒すシーンは艶かしくてよかった。こんなの宝塚じゃすみれコードに引っ掛かって絶対できないよなあ。

合沢萌
静也の母親、黒紋付にサングラスでヤクザの姉さんですが、本物じゃねえかってくらいピッタリ。欲言えば、着物の裾や襟が乱れててたところかな。着付けがちゃんとしてると、かっこよさ倍増だと思うのです。

今回も、最後に出演者全員で歌って終了。
歌詞カード配って、観客と一緒に歌うっていう方が楽しいと思うのだけれど...

ブログで検索「月蝕 静かなるドン」

| | Comments (12) | TrackBack (3)

September 06, 2006

紀子さまご出産の経済効果

060906

毎日新聞によると、

 秋篠宮妃紀子さまの男児出産を受け、百貨店など小売り各社は6日、誕生を祝う垂れ幕を店頭に掲げるなど祝賀ムードを盛り上げた。出産による経済効果は、出生率の上昇などに伴う消費の誘発で「1500億円規模」(第一生命経済研究所)との試算もあり、個人消費拡大への期待は高まっている。

日本の人口を1億3000万とすると、一人あたり1153円。

すごいのかなあ?

| | Comments (1) | TrackBack (4)

September 03, 2006

劇団ブサイコロジカル。「イロトリドリノセカイ」

劇団ブサイコロジカル。
2-Sep-2006 14:00-16:00
アイピット目白

060902a1


舞台は、空が今よりも少しだけ薄暗かった頃の東京。
江戸川のほとり、打ち捨てられた廃屋。

保健所によって両親を殺されて以来、人間の影に怯えながら生活を続けている兄妹の猫がいた。
妹のソラは物心付く前から廃屋で暮らしている為に外の世界というものを知らず、夜毎、食べ物を漁りに外へ出る兄の背を眺めては下界への羨望を募らせていた。兄のダイチはそんなソラに対し「何者にも脅かされる事なく暮らせる世界」をプレゼントするために、人間への復讐を兼ねた一大犯罪計画を練り上げた。

かくして「猫が人間の赤ん坊を誘拐する」という前代未聞の大事件は発生した。

ということで、いつ誘拐事件が発生するのかと思って見ていたけれど、前半は延々と兄妹猫の会話が続くのみ。後半になり、実は物語は誘拐事件発生から17年後の現在であることがわかる。

ダイチは人間の少年。弟(妹?)の死産に悲しむ両親のためにダイチは新生児室から女の子を誘拐し、両親にプレゼントしようとする。しかし女の子が消えたことで病院中は大騒動。ダイチは女の子をつれ、廃屋に隠れ住む。そして、自分達はネコなんだと言って女の子を育てる。その子の名前はソラ。

そして17年後、ある探偵が、二人の廃屋にやってくる。ここから外に出て、彼女を両親のもとへ返すように説得するが、外の汚い世界にソラを放り出すことはできない、今のままのほうがよっぽどいいと言う、ソラは、この廃屋の世界しか知らず、今のままで十分だとという。その考えに明確な反論はできない探偵、しかし、たとえ汚い世界であっても外に出るべきだと主張する。

外の世界では、だれもが人間の汚い部分(ここでは放漫、軽蔑、欲望)を隠し、それこそ猫をかぶって生きている。ダイチ、ソラ、探偵の三人は、「おれたちもネコをかぶって、それこそネコとして生きていけばいい」と言って、外の世界へ飛び出していく。

...という話で、チラシ作成時から、だいぶお話がかわったようですね。チラシのあらすじ通りに進まない物語に、前半かなり頭のなかがモヤモヤしておりました。あらすじ読まない方がよかった。(笑)

引きこもり、誘拐、監禁、洗脳というタイムリーなテーマが織り込まれています。
過剰な純粋さは社会性の欠如につながり、社会から孤立せざるを得なくなる。その閉じた世界は、本人にとっては幸せなのかもしれない。ならば、その世界から我々の社会へ連れ戻すことは正しいのかどうか?

「イロトリドリノセカイ」では、外の世界(我々の社会)に飛び出していくこと選択したけれど、それはきっとひとつの選択肢にすぎない。正しいかどうかは彼らの今後の生き方次第なのだろうな。

一見happy Endingなようで、実は観客側に数々の疑問を我々に投げかけています。深いなあ♪

ソラ役の南さゆりさんは、今回が初舞台で、過去演技経験無しだそうですが、全くそんなことを感じさせませんでした。これからも役者さんとして活躍して欲しいです。あえて言えば、やっぱりアドリブが弱いのかな?ダイチ役の福山剛史さんの振った(おそらくアドリブの)ギャグをうまくかえせなかったような個所がいくつか見られました。前半のギャグがすべってしまったところが残念。(ギャグ無しでやったほうがよかったかもしれないですね)


ブログで検索「ブサイコロジカル イロトリドリノセカイ」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2006 | Main | October 2006 »