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October 01, 2006

オリガト・プラスティコ「漂う電球」

オリガト・プラスティコ
30-Spe-2006 19:00-21:30
本多劇場
060930

ウディ・アレン版"ガラスの動物園"ともいえる感動作に、演出家KERAが挑戦!

1945年のブルックリン。内気でさえない少年・ポール(岡田義徳)は、自宅アパートの一室に閉じこもって手品の練習をしている。そこはポール一家が暮らしているアパート……貧しさのために絶望と怠惰の空気が漂っている。母親・イーニッド(広岡由里子)と父親・マックス(伊藤正之)は喧嘩ばかり。弟・スティーブ(高橋一生)は不良で、父親には若い愛人・ベティ(町田マリー)がいる。母親は言う。「ポール、あなたは天才なのよ」。この暮らしを何とか脱出したい彼女は、かつてIQテストで高得点を取ったポールに明日の希望を賭けている。

ある日、母親は知人のつてで、芸能界の大物エージェント・ジェリー(渡辺いっけい)と知り合いになる。チャンス到来。彼女はジェリーを自宅に招いて、ポールの手品を見てもらい、彼を芸能界にデビューさせることを計画する。拒否するポール。そしてその日、ジェリーは一家が住むアパートにやって来た...

"ガラスの動物園"は見たことが無いので、ストーリーは似てますが、雰囲気まで似てるかかどうかは判断できません。自分の記憶をたどると、「カイロの紫のバラ」っぽいかなと。

「カイロの紫のバラ」では、主人公の女性は、映画から飛び出てきた理想の恋人を相手に一瞬の夢を見る。「漂う電球」では、母親・イーニッドはジェリー相手に夢を見る。どちらも、その夢ははかなく破れて現実に戻されて物語は終わる。(ジェリーとイーニッドが、お互いに夢をみながら踊るシーンがよいんだよなあ)

 さて、その後どうなるのだろうか?

 「カイロの紫のバラ」では、映画館で映画を見ている間だけ現実の厳しさを忘れられるという日常が、これからも繰り返されるであろうが、「漂う電球」では、日常に母親・イーニッドの心を癒すものは登場しない。ただ厳しい現実だけがある。けれども彼女の二人の子(ポールとスティーブは成長し、やがて何かが変わっていきそうな雰囲気を残して終わる。

 「漂う電球」というのは、点灯した電球が手で触れていないのに宙を漂うというポールの手品。暗いブルックリンのアパートの一室のなか、ポールの手品で電球が漂いながら幕。電球の光は、やがて家族を明るく照らすかもしれない、希望の光。そんな気がしました。

セットはアパートの一室。天井の上がアパートの壁、多数の窓があります。
オープニング、部屋の灯りが窓から漏れてます。壁にタイトル、「1945年、ブルックリン~」と映しだされ、舞台が明るくなり、芝居がスタートします。映画だったら、ブルックリンのアパートの壁をバックにタイトルロール、そして主人公の一室へカメラが切り替わるってところでしょうか。舞台で同じ効果って出せるんですね、なんか感心しちゃいましたぜ♪

蛇足ながら...

うちのくまさんは、ウディ・アレンが出演しているアレン映画はダメだけど、作・監督に徹したアレン映画はOKらしいです。

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