もざいく人間「三つ葉商事」
もざいく人間
24-Feb-2007 14:00~15:40
しもきた空間リバティ
三つ葉商事第二営業部外商課
――そこは、人材の墓場といわれた「第二営業部」。
社員達は、永久に来ないチャンスと引き換えに、
競争のない緩やかな幸せを手に入れていた。
彼らはそれで幸せだった。そしてわりと裕福だった。
だがある日、経営合理化の波と共に、部署廃止の動きが持ち上がる。
部署存続の条件は一ヶ月の間に2億の利益をあげること。
平穏な生活を脅かされた社員達は嘘のようにバリバリ働き、
「おいおい、お前そこまでやれるなら、はじめからちゃんと働けよぉ」みたいな、
なんかそんな感じになって…
で、2億円を稼いじゃったのですが(笑)、どうにかして第二営業部を潰したい社長夫人は、その2億の小切手を隠してしまいます。2億の小切手をめざして、地下の第二営業部を抜け出し、最上階の社長室をめざす営業部員たち。
彼らの前に、特殊能力を持った部長連中がたちはだかります。戦いの末、たどりついた社長室で待っていた者は影のオーナー(?)ミスターブラック。壮絶な戦いの末、会社はあとかたもなく潰れれてしまったとさ。
だいたいそんなお話でした。
後半の、会社を舞台にしたダンジョンズ&ドラゴンズ風の展開になってからは大笑いしながら見させていただいたのですが、前半はいまいちテンポに乗れず。野仲さん・横島さん・亀岡さん・芝原さんの4人のキャラの濃さに、他の出演者のキャラが追いついていないように感じました。
野仲さんのパイレーツオブカリビアンのジョニーデップと、亀岡さんのお歳暮仮面(ブリーフ一枚に三越の紙袋)は可笑しかった。
いま考えると、前作の「新宿学園王」は、神懸り的な面白さでした。キャラの濃い役者さんが、初っ端からハイテンションで突っ走る舞台で、腹抱えて笑いましたが、今回の舞台は、前作比60%くらいの面白さだったかと思います。期待しすぎた分、ちょいと物足りなく感じてしまいました(笑)
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