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February 15, 2007

黒色綺譚カナリア派「繭文~放蕩ノ吊ラレ作家~」

黒色綺譚カナリア派
23-Dec-2006 19:00-21:15
ザムザ阿佐ヶ谷

070212a


「その家の次男は兄弟達を覗き見しては、妄想を加えて兄弟達の観察日記を書いていた。その視線を嫌がる兄弟達だが、その実、次男の日記を出版し生計をたてる一家なのだ。次男が人気作家である事を、次男本人だけが知らない。或る日、突然次男が『日記をやめて小説を書く』と言い出す。安堵する兄弟達だが、覗かれれない日々に次第に戸惑い・・・。いつのまにか兄弟達は、自身を次男の共同作家と思い込んでいたのだ。」

 Yahoo動画で前々回公演の「眼だらめ」でウォームアップしてからの観劇(笑)。「繭文」も「眼だらめ」同様、暗めのトーンの舞台であろうと思っていたのですが、予想に反して、妙に明るく愉快で、ホームドラマのようでした。

 後半、家族の過去が明らかになり、次女が家族の中で精神的に孤立していくあたりはアングラぽいっかなあと感じたのですが、最後の楽しい雛飾りセットと、すべてを突き崩すようなオチ...「なんだか落語みたいだな」というのが素直な感想です。

 明らかにヘンな人間達を、陰湿にならないようドライに明るく描いてるところ、後半、重く暗い結末を予感させといて、一気に足払いくらわせるようなオチって、落語そのものだと思うのです。

(前日、お江戸日本橋亭で聞いた、壮大なスケール&世にも下らないサゲの白鳥版「死神」を聞いたので、余計、落語と重ねてしまうのかもしれないけれど...)

 最後のオチの瞬間、全員の顔が面白かったですね。次女役の山下さんの顔は、ホントに「え」に濁点つけたような顔になってました。

 観察日記を書き換えたり、想像だけで勝手に日記を書いたりと、次第に日記の意味が崩壊していき、最後のオチにつながってくる構造は面白いな。

<蛇足>

劇中、みんなで食べてた「すあま」おいしそうでした。自家製らしいですね。

アフタートークの赤澤ムックさんは、意外に男前で江戸前な雰囲気でした。

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