Rカンパニー「アイ・ラブ・坊ちゃん」
Rカンパニー
3-Jun-2007 19:00~21:00 1F-U-23
東京芸術劇場 中ホール
この日、東京芸術劇場前の池袋西口公園で、「一関の物産と観光展」をやってたので、揚げたてサクサクのコロッケパンと、気仙沼から到着したてのさんま寿司で腹ごしらえしてからの観劇
和装で歌って踊るというのがたまらなくうれしい。
第一印象は、Rカンパニーの前4作(「21c.マドモワゼルモーツァルト」「とってもゴースト」「泣かないで」「リトルプリンス」)とは趣が違うなということ。
前4作では、物語に"生と死"が絡み、そこには神様の存在を強く感じたのですが、今回の「アイ・ラブ・坊ちゃん」では神様の存在は希薄で、それは漱石の心の中の"思い出の人々"と"坊ちゃんの登場人物"が"漱石本人"と語り合い、答えを見つけていく話だからなのだと思うのです。
前4作では、クライマックスで神様と対話するように天を見上げる場面があり、心が昇華していくような印象を受けたのですが、「アイ・ラブ・坊ちゃん」のラスト、電車に乗る場面では進行方向=未来を見ていて、力強さを感じると同時に、元気を分けてもらったような気分になるのです。
坊ちゃんがキヨの手紙をよむくだり、手紙の中身はキヨの声で語られるのだけれど、坊ちゃんとキヨの、決して利害関係ではない強い絆が、キヨの語りからはもちろん、手紙を読んでいる坊ちゃんの表情からも感じられて、地味だけれどよいシーンだと思います。
猫さん(野田久美子)がカワイイ。
テーマ曲がキリン一番搾りの曲に似てるなあと思ったのだけれど、よく考えたら、元歌は「コーラスライン」じゃんね♪
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Comments
kuriです。お久しぶりですっ!
私も3日は芸術劇場へ行きましたよぉ~!
私は小ホールでしたけどね。
広場では『シャークナゲット』を頂きました。
なかなかのお味でしたよん。
地ビールも美味しそうでしたねぇ。
Posted by: kuri | June 10, 2007 10:47 PM