ロリータ男爵「放免エスケープ」
ロリータ男爵
31-Aug-2007 19:30~21:30
駅前劇場
役者松尾マリヲNO前説DAYのため丹野晶子前説&後説。これはこれで独特の間があって面白かったです。
生まれた時から監獄暮らしのモヤシは、祖父の代からの囚われの身。
これまでシャバの空気も知らず、自分が囚人である自覚もないまま育ってきた。
そんなある日、身に覚えのない恩赦が彼に降り掛かる。
これを拒み、釈放の手から逃れるべく、モヤシは収容所内を逃走するのだった…。
中央に花道あり。地下の収容所をあらわすためか、舞台セットは木の根っこやら人参・大根・ジャガイモ・タマネギでいっぱい。
その収容所は、雨男、晴男など、気象に影響を与える能力を持った人間を収容しており、気象予報士は、彼らの様子を見て天気を予想します。
あるとき、一日所長のブタ山君が、伝説のプロデューサー入間川とともに収容所にやって来ます。入間川は雨男であるモヤシに恩赦を出します。しかし収容所の暮らししか知らないモヤシは外界に出ることを恐れ、恩赦を拒みます。
所長以下監視官も、その企てを阻止しようとします。モヤシが外界に出たら、収容者たちのバランスは崩れ、異常気象になる恐れが...
入間川、実は何十年も前に、収容所を脱走した雨男だったのでした。脱走に手を貸した罪で幽閉されている監視員"山下"を救うため、収容所に戻ってきたのです。しかし、同じ雨男が収容所に二人もいたのでは気象のバランスが崩れてしまう。だからこそモヤシに恩赦を出したのでした。
収容所内を逃走するモヤシはやがて捕まりますが、彼の目の前に若い頃の入間川(津久井亜以)が現れ、モヤシに勇気を与えます。
今度は自分の意志で外界に向かうモヤシと彼の仲間達...
バカバカしさは満載なのですが、ラストの「勇気を出して新たな世界に向かって走り出す」くだりは完全にファンタジーで、素直に感動しちゃったりして。「走る」姿というのは、何かしら感動を呼ぶものなのだな。
大根のバットと靴下のボールで野球する場面あり。さっきまで出演者が穿いていた靴下が客席に飛んできます。こーゆーのは、喜ぶ人と嫌がる人と両方いるでしょうね。
劇中歌CD購入。耳に残るナイスな曲でございました。
6061 | 工藤史子 |
5055 | 足立雲平 |
4023 | 加瀬澤拓未 |
3071 | 森知行 |
803 | 濱井海 |
6001 | 津久井亜以 |
監督官山下 | 大佐藤崇 |
所長 | 役者松尾マリヲ |
副所長 | 丹野晶子 |
監督官 | 福屋吉史 |
監督官A | 清水俊樹 |
監督官B | 植松ベーコン |
入間川先生 | 斉藤マリ |
ブタ山君 | 草野イニ |
気象予報士 | 桜井ひな |
作・演出 | 田辺茂範 |
舞台監督 | 海老沢栄 |
監督助手 | トミタチヒロ(ソマリ工房) |
照明 | 中山仁((株)アートプラス) |
音響 | 中村嘉宏 |
音響操作 | 志水れいこ |
音楽 | 佐藤こうじ(SugarSound) |
映像 | 赤間祐一 |
舞台美術 | 仁平祐也・濱井海・森知行 |
衣装 | 田辺雪枝 |
小道具 | 清水克晋(SEEMS) |
小道具協力 | 和田由里子 |
振り付け | 依田朋子 |
宣伝美術 | 森田涼子 |
演出助手 | 清水俊樹 |
制作 | 佐々木のの・今井香月 |
当日運営 | 三村里奈(MRco.) |
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