アトリエダンカン
27-Oct-2007 17:30~19:30 I-6
笹塚ファクトリー

5話のオムニバスで、しかもそれぞれがつながっていて...
「有限会社 豊福」
馬場秋彦 佐久間淳也
中野純太 林克治(カリカ)
作 金房実加
「幸せになれる植物の種」を売る営業の二人(先輩・馬場秋彦、後輩・中野純太)
「結婚式」
平井勝 金成公信(ハローバイバイ)
花島啓太 家城啓之(カリカ)
高野雅紀 西村直人
関口真人 鈴木健介
作 大岩石
課長・平井のスピーチ中、高野は関口になぜ平井は独身なのかを聞く。「平井はマザコンだから」と答えるが、普段から平井を尊敬する高野は信じようとしない。突然、平井の携帯が鳴り、電話をとる高野。電話は平井の母親からだった。電話で、息子のことを"マーくん"と呼ぶ声を聞き、ショックを受ける高野。
スピーチから戻ってきた平井に、再び家から電話。「おかしなセールスがきている」とのこと。平井は披露宴を中座し、家に帰ってしまう...
「マリッジブルース」
高部雄二 西村直人
水田信吾 金成公信(ハローバイバイ)
小野田尚 鈴木健介
久次マリ 風花舞
井上智樹 家城啓之(カリカ)
作 金房実加
ブライダルサービス会社。
挙式間近に結婚式をキャンセルしてきた井上。
理由を問う担当プランナーの水田。
話を聞くと、同棲中の婚約者が荷物・預金通帳と一緒に突如消えてしまったとのこと。
彼を元気付ける社員たち。
皆、退社し、最後に水田が会社を出ようとすると、そこへ飛び込んできた豊福の営業・中野。
「幸せになれる植物の種」の説明をはじめる...
「衣更え」
馬場朝子 風花舞
馬場隆平 鈴木健介
馬場秋彦 佐久間淳也
馬場雄介 金成公信(ハローバイバイ)
作 大岩石
母親の葬儀がおわり、久しぶりに兄弟4人だけになった。
母親の看病をし、最後を看取ったのは長女の朝子。ボケた母親は自分の娘のこともわからなくなっていたが、その母が生前よく言っていた「衣更えをしないと...」という季節外れのことばを思いだし、たんすの中をのぞくと、朝子宛の手紙があった。
手紙に書いて合ったのはヌカ床の作り方だった。それまで決して泣かなかった気丈な長女が、初めて涙を流す...
「結婚式2」
平井勝 金成公信(ハローバイバイ)
花島啓太 家城啓之(カリカ)
高野雅紀 西村直人
中野純太 林克治(カリカ)
馬場朝子 風花舞
作 金房実加/大岩石
最初の「結婚式」とは別の結婚式。
結婚披露宴の最中、最近失恋したばかりで落ち込んでいる高野に「幸せになれる植物の種」をセールスする中野。席に戻ってきた平井、実は中野から「種」を買っていたお客で、中野と一緒に高野にセールスを始める始末。根負けして「種」を買った高野の隣に女性・馬場朝子があらわれる。「ほら、もう幸せが舞い込んできた」(笑)。その「種」を見て、「うちの弟が営業していて、うちでも育ててます」という朝子。「幸せになれる植物の種」がとりもつ人の縁...
「幸せになれる植物の種」(リングレングだったかな?)という実にインチキくさい"種"が、結果として人とのつながりを生み、しあわせを運んでくるという話になっています。"種"1粒5000円という設定は、高いけど高くない絶妙な値段だと思います(笑)
"大笑い"というより、クスクス笑いの起きる「ほのぼの芝居」になっていました。
「マリッジブルース」、そうか、ブルースなんだなあ。社員の人間関係(恋愛関係)が、よいスパイスになっています。"トンヅラ"がキーワードになってましたね。
「衣更え」は、けっこうジーンとくるよい話。
この2本は一本モノでじっくり見てもよいかも。
最後の「結婚式2」は、それまでの話で撒いたネタの種が一気に芽をだしてくる感じで、一番笑いどころは多かったように思います。
風花舞さん、(役柄もあるでしょうが)ぱっと見は女らしいのに言動も雰囲気も男前でかっこよろしいです。
「死ぬまで自由でいたい~」とエリザベートの真似は笑いました。
演出 | 渡邊さつき |
舞台監督 | 熊脇直介 |
照明 | 大島早保子 |
音響 | 高沼薫 |
衣装 | 長谷川雅子 |
票券 | サンライズプロモーション東京 |
制作 | 市川秀晃、星座庸子、福田智美、佐々木弘穀、桑原啓子 |
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