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October 22, 2007

毛皮族「おこめ」

毛皮族
20-Sep-2007 19:00-21:45 1F-D-18
本多劇場

Corich公演情報

071020b

第一部「おこめ」

連続強姦殺人犯・小平義男が生まれてから死刑となるまでの話が、小平家の忌まわしい血にからめて語られる。

 立体講談というものがあります。講談の語りにあわせて芝居をするのですが、語りの要素が強ければ芝居仕立ての講談となるし、芝居の要素が強ければ講談風の芝居となるのですが、この「おこめ」、演劇というより、芝居要素の強い立体講談のように感じました。その、いちばんの要因は、語り部として登場する江本純子さんで、観客とフリートークしているような口調が、すごく演芸的だと思うのです。

 もともと講談とは、歴史的な事件や出来事を大衆にわかりやすく語る芸能という一面があるし、ネタ的にも講談向きじゃないかと思います。

 さすれば、随所に挿入されるギャグも、飽きさせないための"くすぐり"のようなものだし、テーマやら主張が感じられないのも、そもそもこれは小平義男の事件の読み聞かせなのだからと考えると納得。


第二部「おこめ外伝」007編

 スチュワーデス物語と、ロジャームーアまでの007のパロディ。
おこめ訓練所の地下にスペクターの基地があり、教官はM16から派遣されてきたエージェントで...

 007の二番煎モノって、ことごとくB級のような気がするけれど、「おこめ外伝」も例に漏れず"B級おバカスパイもの"に仕上がっていました。盛り上がりに欠けるクライマックスも、意味のないお色気シーンも、訓練生がロープにつかまって上昇していくラストも、いかにもB級~で嫌いではありません。

 しかし、最後にもうちょっと盛り上がってくれると、拍手しやすいのになあ。(本編グダグダの「天国と地獄」も、最後のカンカンの盛り上がりだけで、怒涛のカーテンコールだったじゃんね。)あと、歌はもう少し上手くあってほしい...


 演劇というより演芸として面白いと二本立てでございました。

「おこめ」本編 
コダイラ義三(父) 金子清文
    朝子(母) 澤田育子
    義男(兄) 米村亮太朗
    久美子(妹) 町田マリー
    タマ子(祖母) 柿丸美智恵
    ミサ(長女) 羽鳥名美子
    ヒロミ(次女) 武田裕子
    トメコ(三女) 高田郁恵
お浜(横須賀の娼婦) 高野ゆら子
タエ(横須賀の娼婦) 延増静美
中国人母 柿丸美智恵
妊婦の中国人娘 高田郁恵
犯される中国人娘 武田裕子
ミツコ(義男の恋人) 延増静美
テルコ(ミツコの妹) 平野由紀
和江(女子挺身隊員) 羽鳥名美子
小川さん 高野ゆらこ
酒井さん 延増静美
キミエ(久美子の伯母) 柿丸美智恵
愛子(久美子の従姉妹) 高田郁恵
捜査官 江本純子
バンビ 武田裕子
 
「おこめ外伝」007編 
ジェームズボンド(教官) 江本純子
マツダちあき 町田マリー
~おこめ訓練所の訓練生達~ 
木村さやか 羽鳥名美子
石井信子 高野ゆらこ
中条ともみ 高田郁恵
池田かねこ 平野由紀
越智かつみ 延増静美
土佐志津子 武田裕子
~スペクター~
ヒヤマ教官 柿丸美智恵
ミスターコダイラ 米村亮太朗
プロフェルド柿沼 金子清文
~M16~ 
マニーペニー・マリコ 澤田育子
 
作・演出 江本純子
舞台監督 村岡晋
照明 中川隆一
音響 加藤温、藤森直樹
美術 伊藤雅子
装置 C-com舞台装置
衣裳 胡桃澤真理
小道具 清水克晋
演出助手 松倉良子
制作助手 山根千尋(毛皮族)
制作 高田雅士 照井恭平(毛皮族)
企画・製作 毛皮族


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