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December 24, 2007

春野寿美礼退団の12/24に考えてみよう♪今年見た宝塚の演目のベストワンは何?byマリーアントワネット

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まず、今年見た演目一覧。

1.「維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック」(ENAK STAGE GRAPH)
2.「パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス」(ENAK STAGE GRAPH)
3.「A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-」(ENAK STAGE GRAPH)
4.「明智小五郎の事件簿~黒蜥蝪/TUXEDO JAZZ」(ENAK STAGE GRAPH)
5.「さくら/シークレット・ハンター」(ENAK STAGE GRAPH)
6.「大坂侍-けったいな人々-」(あらすじはこちら)
7.「エリザベート - 愛と死の輪舞(ロンド) - 」(ENAK STAGE GRAPH)
8.「バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!!」(ENAK STAGE GRAPH)
9.「Kean(キーン)」(ENAK STAGE GRAPH)
10.「MAHOROBA/マジシャンの憂鬱」(ENAK STAGE GRAPH)
11.「アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー」(ENAK STAGE GRAPH)


1.芝居の部

まず最初に「エリザベート」「Kean(キーン)」は、宝塚オリジナルではないので対象外としたい。

2007年一発目「維新回天・竜馬伝!」は、紫城るいのお竜をはじめ、娘役・女役さん扮するの芸者連中がよかったが、宝塚よりもコマ劇のほうが似合いそう。続く月組の「パリの空よりも高く」は、肩のこらないミュージカルコメディの佳作。宙組の新主演コンビお披露目の「A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-」は、主演コンビの歌の下手さがどうでもよくなってしまうほどパワーあふれる楽しい舞台。花組「明智小五郎の事件簿~黒蜥蝪」は春野・明智のかっこよさは見所だったが、とんでもないオリジナルな展開に唖然。星組「シークレット・ハンター」はロードムービー風サスペンスラブコメで面白い。「大阪侍」は、霧矢大夢好演、歌謡ショーの趣あり。「バレンシアの熱い花」は、主役のフェルナンドが大和悠河のニンではないのが引っかかる。「マジシャンの憂鬱」は正塚コメディの秀作だが、二幕物としてじっくり見てみたいかも。春野最後の舞台「アデュー・マルセイユ」は手堅くまとめた秀作、大階段の使い方は見事。

で、面白さ優先で選ぶと「A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-」「シークレット・ハンター」のどちらかになるのだけれど、実は、もう一本、とっても気になる作品がある。「明智小五郎の事件簿~黒蜥蝪」である。

・探偵と女賊の恋物語に、実は生き別れた兄妹だったというオリジナル設定を加え、近親相姦の要素を持ち込みんだことで、アングラ色が高くなっている。ややもするとエロ・グロに行きがちな世界だけれど、すみれコードというフィルタを通すと耽美な方向に向かうから面白い。(近年の大成功例は、昨年の「タランテラ」だと思う)
・戦後独特の和洋折衷感もよい。これは宝塚のノンジャンル性にも通じる。
・春野寿美礼の明智小五郎、はまり役だと思う。
・ついでに桜乃彩音の男装や、和服メガネっ娘もポイント高い。

「宝塚ならでは」(裏を返せば宝塚でなかったら、まず成立しないだろうってことだけど)という点で、あえて「明智小五郎の事件簿~黒蜥蝪」を本年度のベストワンとしたい。
ストーリー上は納得しかねる点が多々あるけれど、それもまた宝塚っぽくていいじゃないか(笑)


2.ショーの部

「ザ・クラシック」は、できればショパンだけに絞ったほうがよかったかも。「ファンシー・ダンス」は文字通りダンス全開、3人娘エトワールが印象に残る。「TUXEDO JAZZ」は荻田作品としては物足りないが、それは口当たりがよいからで、結構凝った構成になっている。「さくら」、笑える日本物のショーっていうのも珍しい。「宙 FANTASISTA!!」は、大和のアイドル性と陽月のダンスが光る。「MAHOROBA」はショーというより舞踏劇、古代スペクタクル。「ラブ・シンフォニー」は、これでもかこれでもかの総踊りの連続、春野を送る花組生たちという構図。

 もう、これは好みで選んでいるようなものだけれど、陽月華の切れのあるダンスと和音美桜の美声を堪能できたという理由で「宙FANTASISTA!!」をベストワンとしたい。「宇宙のファンタジー」や「スカイハイ」などの懐かしい歌が聞けたのもうれしい。前述のように大和・陽月は、歌はいまいちなのに、それを補って余りある"華"がある。なんか許せてしまうのだよなあ、不思議だ。

次点は「MAHOROBA」。彩乃かなみの歌声にはホントに癒されますぜ、だんな♪

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