テラ・アーツ・ファクトリー「アンチゴネー/血 Ⅱ」
テラ・アーツ・ファクトリー
6-Dec-2006 19:30-20:50
ザムザ阿佐ヶ谷
初見。
演劇の枠越えていて、なんだろう?
舞踏でもリーディングでもないし...パフォーマンスとしか言い様がないです。
中盤以降、何かが憑意したような声と動き、一種宗教的儀式のようで面白い。
自殺志願サイトの書き込みをテキストに使ってましたが、自殺の衝動ってなんだろうって考えちゃいました。
精神の安定を欠いてしまったためか、自分の存在自体が許せなくなってしまったのか。とにかく借金苦や生活苦などというものとは全く次元の違う世界。その心情はなんとなくわかる。"気持ち悪い"とか"許せない"という感情が他人に向かえば他殺だし、自分に向かえば自殺なのかと。わからないのはリストカットを繰り返す気持ちで、絶対死のうとしてやっているわけじゃないよなあ。ゆっくりと死に向かう時間が救済されるように思うのか、単に快楽を感じているのか、よーくわからないよなあ...などと、いろんなことを考えちゃうのでした。
若い役者さんたちはちょっと体格のよい方もいらっしゃったりして、それがかえって生々しくてリアルな存在に感じられました。女役の吉永睦子さんになると骨と皮と最小限の筋肉といった様子で、人間離れした存在に感じますね。
女 | 吉永睦子 |
OL1 | 志村麻里子 |
OL2 | 中内智子 |
OL3 | 井口香 |
OL4 | 横山晃子 |
子供→女→声 | 根岸佳南江、藤井理代 |
子供→倒れる女 | 入好亜紀、佐藤和紅 |
服を着込む男 | 佐々木義人 |
原案・構成・演出・上演テクスト編集 | 林英樹 |
照明 | 勅使川原明子 |
音響 | 西康寛 |
舞台監督 | 入好亜紀 |
衣装 | 井口香、志村麻里子、横山晃子 |
演出補 | 藤井理代 |
演出助手 | 横山晃子、佐藤和紅 |
宣伝美術/画 | 吉永睦子 |
宣伝美術/デザイン | 奥秋圭 |
写真 | 森信英、渡邊聡 |
ビデオ撮影 | 吉本直聞 |
制作 | 中内智子 |
制作助手 | 佐藤多美子、矢部夏緒里、植田誠子 |
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