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December 22, 2007

「恐れを知らぬ川上音二郎」

東宝
20-Dec-2007 19:00~22:30 1F-12-25
シアタークリエ

Corich公演情報

071220c

2回目。前回が11/17(初日から10日目)なので、約1ヶ月ぶりになります。

 全体の流れがスムーズになって、前にも増して3時間があっという間。特に劇中劇「ヴェニスの商人」、法廷の場面~貞がカメ・野口を駆け落ちさせるまでのくだり、前回とは比べ物にならないほど緊迫感のあるシーンになっていました。手に汗に握っちまいましたよ。

 音二郎が企てた熊吉の逃亡は、事前に計画していたものにもかかわらず熊吉本人の意思で未遂に終わりますが、貞が企てたカメ・野口の逃亡は見事に成功します。この対比は、一座での音二郎と貞の立場そのものなのですね。
 このシアタークリエを当時のトレモント劇場に見立て、観客を巻き込んでの劇中劇、その中で繰り広げられる逃亡劇と、虚実入り混じった複雑な構成になってるのですね。よくできた本だと思います。

 前回は、いかにも商業演劇っぽいアタリのやわらかさに期待はずれの感もあったのですが、それは計算しつくされたやわらかさなのかもしれないですね。

 堺正章の一人二役芸の最後のびっくりは、前回は無かった。"してやったり"な堺正章の表情がなんともよいです。


蛇足

・ミルフィーユかつサンドを食するおともだちをそっこらじゅうで見かけた。結構売れている模様。今度食べようっと。
・休憩時間は日比谷シャンテに脱出するのが正解。なんだかすごい開放感♪
・堀内敬子著「こけらおとし」を購入した際の売り場スタッフさん、やけに心のこもった「ありがとうございました」で気分がよかったですが、ロビーの狭さからくる圧迫感をスタッフの笑顔と気配りで緩和させようという作戦なのかもしれない。

川上音二郎 ユースケ・サンタマリア
川上貞 常盤貴子
助川タエ 戸田恵子
伊達実 堺雅人
甲本与之助 堺正章
津田山蔵人 浅野和之
飯尾床音 今井朋彦
伊東カメ 堀内敬子
大野熊吉 阿南健治
小村寿太郎 小林隆
ホイットモア夫人 瀬戸カトリーヌ
野口精一 新納慎也
綿引哲人 小原雅人
ヘンリー・アーヴィング ベーカー・ウィリアム・ヒュー
 
脚本・演出 三谷幸喜
美術 堀尾幸男
照明 服部基
衣裳 黒須はな子
音響 井上正弘
ヘアメイク 河村陽子
邦楽 杵屋五七郎、鳥羽屋長秀
音楽 荻野清子
プロダクション・アソシエイト 佐藤万里
舞台監督 松坂哲生

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