« 宝塚歌劇団「A-"R"ex」 | Main | 宝塚歌劇団「エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス-蘭の星-」 »

January 17, 2008

KAKUTA「目を見て嘘をつけ」

KAKUTA
13-Jan-2008 19:30-21:40 B-13
シアタートラム

Corich公演情報

080113b

 性同一性障害の長男、傷害事件を起こし罪を償って戻ってきた男、生徒のいじめにあう教師等、秘密や苦悩を抱えた人々。

 兄が女性となったことを、どう扱ってよいのか、どう整理したらよいのかわからない父と弟たち、その微妙な空気が絶妙だったなと思います。次男・澄義は長男・真路に「汚い!」と叫ぶ場面もあり、好意的に受け入れているわけではなさそう。また、母親の浴衣を着た長男は、母親とよく似ているようであり、それも家族の混乱の原因か。母の死後、長男が弟達の面倒を見ていたという父親の語りもあり、家族にとっては複雑な感情があるのだろうなと思います。

 それらの感情をはっきり描かず、家族同士の距離感から、観客に自由に想像させる構成で、これはうまいなあと思うのです。

 ラストで「私女だよ!」と叫ぶ長男の真路。それを聞いた次男・澄義がうつむいて目頭に手をやる。思わず涙を流したようにもし、長男への怒りを必死でこらえようとしているようにも見えました。どっちなんだろう?

 アフアートークショーで筒井真理子さんの役についての話。
最初のプロットでは性同一性障害の設定ではなかったそう。桑原さんが筒井さんと会った後に、そのような設定を思いついたとのこと。なんで思いついたのか具体的な話はありませんでしたが、自分としては、昔TVで筒井真理子さんを見たとき「綺麗だけどオカマっぽい感じがするなあ」と思ったことを思い出しまして、なんだか納得しちゃいました。

 学校の事務員・佐々木衣斗役の高山奈央子さん、ますます声が低くなってきてるような。夏祭りの夜、無愛想な事務員から一転して可愛らしい浴衣姿への変貌は、高山奈央子ファンにはたまらないと思われます。

 舞台が蕎麦屋、劇中で全員がもりそばを食べる場面があります。うまそう♪
夏目翁子(桑原裕子)がビール片手にきゅうりやらだいこんの漬物をつまむ場面もあります。やっぱりうまそう♪

 観劇前に近くの立ち食いで天玉ソバを食べたおいらは勝ち組か~なんて思いましたが、モリソバ食いたくなって、翌朝の朝ごはんは「もりそばwithおしんこ」にしましたよ。

080113c

 飲食物の販売は難しいのだろうけど、物販で「名物梅せいろそば(だっけ?)」なんかあったら売れるんじゃないかな。

雉本瑛(きじもとてる) 成清正紀
永詩炉鯛吾(ながしろだいご) 内海賢二
永詩炉真路(ながしろまさみち) 筒井真理子
永詩炉澄義(ながしろすみよし) 若狭勝也
永詩炉荒志(ながしろあらし) 松田昌樹
永詩炉火穂子(ながしろかほこ) 大枝佳織
梶吹雪(かじふぶき) 原扶貴子
梶雪乃丞(かじゆきのじょう) 川本裕之
羽間二平(はざまにへい) 佐藤滋
佐々木衣斗(ささきいと) 高山奈央子
鳥飼卓史(とりがいたくし) 馬場恒行
ゆうやけ鮒夫(ゆうやけふなお) 横山真二
夏目翁子(なつめおうこ) 桑原裕子
大津百恵(おおつももえ) 高橋里枝
水木さよ(みずきさよ) ヨウラマキ
曽根絢子(そねあやこ) 大塚あかね
 
作・演出 桑原裕子
舞台監督 野口毅
舞台美術 横田修(タテヨコ企画) 袴田長武+鴉屋
照明 西本彩(青年団)
音響 島貫聡
選曲 真生
衣装 山崎留里子
宣伝美術 川本裕之
宣伝写真 相川博昭
演出助手 田村友佳、野澤爽子
制作助手 宮崎由
制作 前川裕作
企画・製作 K.K.T.
提携 世田谷パブリックシアター

ブログで検索「目を見て嘘をつけ」

|

「演劇」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36534/17722648

Listed below are links to weblogs that reference KAKUTA「目を見て嘘をつけ」:

Comments

Post a comment