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January 19, 2008

三条会「メディア モノガタリ」

三条会
17-Jan-2008 19:30~20:55 J-8
ザ・スズナリ

Corich公演情報

080117

 初めての三条会。

 役者さんの迫力と声で、不思議な世界に引き込まれました。

 壁に映された「1:00:00」の数字がカウントダウンされます。メディアが、クレオン王とその娘・自分の子供達を殺害するまでの残り時間となっていて、すべての殺害が終わったところでカウントゼロになります。よくもまあぴったり合うものだなあと感心。実時間としての1時間であり、メディアがクレオン王から貰った猶予の1日でもあるのでしょう。

 メディアが山口百恵の「スター誕生again~メドレー」をバックに踊りながら語るくだりは、メディアの科白と曲の歌詞が、タイミングはもちろん、内容までもがシンクロしていて見事でした。

 ナイフを持ったメディアと、クレオン王・イアソンとの会話のくだり。彼らはメディアに何度も刺され、その度にゾンビのように生き返ってきて、何も無かったかのように再び会話をはじめます。これは、会話中にメディアが心の中で「コノヤロー」と思った瞬間を、"ナイフで刺す"という行為であらわしているのでしょう。嫌いな人間と話してるときって、愛想よく会話しつつも心の中では相手をぶん殴ってたりしますもんね(笑)。

 ギリシャ悲劇「メディア」の物語を予習してからの観劇でしたが、いきなりBGMがJ-POP、ユニークな踊りもあり、思わず笑ってしまう場面もおあり、これは悲劇なのかな(笑)。復讐でもがき苦しむ姿も、傍から見れば時に滑稽であるってことなのでしょう。

 舞台上で、役者さんが急に開演アナウンス始めたり、照明を操作したりと、舞台上の物語と現実との境目が曖昧になっているせいか、不思議な空間ができあがっていました。

 メディアが去り、殺害された子供達を見ながらの"コリントスの女"のつぶやきは、不思議な余韻を残しますね。
しかし、立崎真紀子の声は、いったいどこからでてるんだろう。なんだか真似してみたくなったですよ(笑)

劇中使用曲
・globe「FACE」(1997年)
・JUDY AND MARY「DAY DREAM」(1994年)
・森高千里「雨」(1990年)
・戸川純「蛹化の女」(1983年)
・山口百恵「スター誕生again~メドレー」(1980年)>
・小室哲哉「genesis of next」(orchestra version)

メディア 大川潤子
クレオン(子供1) 牧野隆二(ク・ナウカ)
イアソン(子供2) 中村岳人
アイゲウス(子供3) 橋口久男
使いの者(子供4) 榊原毅 ※TIMER
コリントスの女 立崎真紀子
 
構成・演出 関美能留
照明デザイン 佐野一敏、関美能留
照明オペレート 佐野一敏
音響オペレート 山下真樹
宣伝美術 
制作 久賀晴子
主催 三条会

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