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March 17, 2008

チェルフィッチュ「フリータイム」

チェルフィッチュ
16-Mar-2008 18:30~20:05
SuperDelux

Corich公演情報

080316b

 チェルフィッチュは昨年NHKで放送した「深夜劇場へようこそ(三月の五日間)」で初めて見ました。
生で見るのは今回が初。

 ある女性がファミレスで過ごす出社前30分間のフリータイム。店員、他の客は、その30分を勝手に想像・分析して語るのですが、そのたびに、女性の時間に、語る者の時間が重なってくる。
 いろんな人間の時間が同時に存在して、"今"が存在しているのだなと感じます。椅子と机の上だけが床から飛び出したようなセット、脚のないセットの上で行き来するのは、肉体から解き放たれて自由に考えることのできる意識そのものなのかも。
 舞台と客席の明確な境目のないセットと演技で、舞台上の"フリータイム"を我々も共有しているような、リアルにファミレスに居る感覚。ほかのテーブルから聞こえてきた会話に対して「それは違うだろ」「俺はそうは思わないぞ」と心のなかでツッコミをいれてる自分にふと気づいたりして、面白い体験をさせてもらいました。

 手法については、一部受け入れ難い部分もあって...

 帰宅後、あらためて「深夜劇場へようこそ(三月の五日間)」の前半の岡田氏へのインタビューの録画を見ました。
最初にイメージがあり、それが言葉や動きになるというのはよくわかるのだけれど、それは感情的なものに限るのではないでしょうか。ファイヤーフォックスで「ロシア語で考えろ」というセリフがありますが、論理的な思考というのは頭の中で言語によって構築されるものではないかと思います。
だから劇中で他人を分析するくだりなどは、ジェスチャーのように説明くさい動きになって当然だと思うのですが、それが、いわゆる"イメージからくる動き"であるのは、ちょっと違和感を覚えます。
蛇足ながら、時として、その動きが、「体の不自由な人」に見えることがあり抵抗を感じます(小学校時分、友達と不自由な方の動きを真似して遊んでいて、先生にこっぴどく怒られたことがトラウマになっているのかもしれませんが)

 Super-Deluxは、カラフルロスタイムショーという演芸と音楽のコラボの会(じゃなり演芸寄りの会)で数回行った事がありますが、演劇となると、ずいぶん会場の雰囲気が異なるものですね。
 カラフル~の会では、ステージ上からスタッフが大声で空席へ観客誘導していて、そのせいか客入れがスムーズ(大声だと、その場での一回の説明で済むので)。物販コーナーはそれこそ大声で客引きしてます(笑)。
 片や、今回のチェルフィッチュの公演では、静かな案内で、場内の案内自体はスムーズだったと思うのですが、大声で案内してたらもっと早く客入れできたのではと思うのです。
 物販は、せっかく有料パンフつくったんだから、もっと大声でしつこくセールスしないともったいない。
 戸外の案内は、国道沿いで車の音がうるさいですから、もっと大声でないと聞こえないです。開場街の客が歩道を塞がないように整理しないと、近所から苦情がでるんじゃないか。
 開場から開演まで1時間というのは、「ドリンクでも飲みながらご自由にお過ごしください」ということなのだろうけれど、満席+増設席で、奥の座席に座るとドリンク買いに行くのが億劫になりますね。開演前のフリータイムを楽しむには、ちょいと人が多すぎました(笑)

出演 山縣太一
 山崎ルキノ
 下西啓正
 足立智充
 安藤真理
 伊東沙保
 
作・演出 岡田利規
舞台美術 トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)
音楽 小泉篤宏(サンガツ)
照明 大平智己
音響 牛川紀政
舞台監督 鈴木康郎
制作 中西茜、但馬美菜子(プリコグ)
主催 チェルフィッチュ
国際共同制作 KUNSTENFESTIVALDESARTS08
Wiener Festwochen
 Festival D'Automne
企画・制作 precog

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