味わい堂々「春を待つ」
味わい堂々
3-Apr-2008 19:40~21:10
スタジオあくとれ

娘の帰りを待つ父親。娘は男友達の部屋に居続け。父親は会社の年下の同僚に、「ずいぶん会話をしていない」と言う。その同僚の男は、結婚10年目で子供は無し。残業・徹夜で家に帰らない夫をひたすら待つ妻。たまに帰っても、妻の言葉は右から左。この二組の家族は家も近くバス停で顔をあわせる。そのバス停には、いつも謎の女性が座っている。
結婚10年目の夫婦、夫は、妻が母親の看病で実家にしばらく戻るということさえ聞いておらず、気が付くと居るのがあたりまえだった妻がおらず慌てる始末。お互い気持ちがすれ違いながら待ちつづけているのですね。夫がもっとも待ち望んでいたのは、妻の「離婚しよう」の一言だったといオチ。
男友達の部屋に居続けの娘、実は10年前のバス事故以来意識不明であり、男友達の部屋は、娘の夢の世界。10年ぶりに目を覚ました娘、喜ぶ父親。
娘の夢の中の男は、バス事故で死んだ男。バス停で待ちつづける謎の女(ハチコ)は、男の帰りを待ちつづける恋人であり、幽霊(?)となって再び彼女の前に現れた男とようやくの再開。
バラバラだった"待つ"話が、うまいこと繋がっていき、最後は「なーるほど」と思わせる、とってもよくできているお話でした。
タイトルは「春を待つ」ですが、まーいろんな「春」があるものだなあ。
途中、バス停で待つ女が、弁当を喰らう場面があるのですが、本物の弁当を一人前平らげていました。
これがまたおいしそうに食べるので、見ていて楽しいのなんの。まずいものでも、うまそうに食べれば、絶対うまく感じてくると思うのでありました。
弁当以外でも、うまい棒や飲み物も、ちゃんと本物飲み食いしている点は正しいと思います。
箸と茶碗だけで食べてるフリの芝居って、いつも見ていて中途半端な気がします。無いはずの食べ物が見えてくるほどの演技をしてくれるのなら何の文句はないのですが、そうしないのならリアルに本物を食べるべきじゃないかな。(そーゆー意味では飲食行為を仕草だけで表現することで"芸"に昇華させちゃった落語はすごいと思う。)
蛇足
受付が、表の民主党ながつま昭事務所前だったので、道行く人々は民主党の集まりと思ったのでは?
いま民主党シンパだと思われるのはとっても恥ずかしいことと思われ(笑)
| ハチコ | 川口 恵理 |
| 主婦っぽい人 | 浅野 千鶴 |
| サラリーマンっぽい人 | 井黒 英明 |
| 家出娘っぽい人 | 宮本 奈津美 |
| お父さんっぽい人 | 神戸 誠治 |
| スカジャンの人 | 吉田 海輝(サンチャゴ) |
| ハルコ | 岸野 聡子 |
| 作・演出 | 岸野 聡子 |
| 舞台監督 | 小沢 真史 |
| 音響 | UC-WORKER |
| 照明 | 古川 睦子 |
| 舞台美術 | 田中 新一 |
| 映像 | 荒船 泰廣 |
| 宣伝美術 | 浅野 千鶴 |
| 制作 | 宮本 奈津美 |
| 企画・製作 | 味わい堂々 |
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