July 31, 2008
グリング
30-July-2008 19:30~21:30
ザ・スズナリ
Corich公演情報

「ピース -短編集のような・・・・・」
episode.0
episode.1 「花火の約束」 新作
episode.2 「僕の好きな先生」 新作
episode.3 「朝顔」 旧作(for oi-scale)
episode.4 「北向きの女」 旧作(for PARCO presents LOVE30 vol.2)
episode.5 「ピース」 新作
過去、他公演向けに書かれた「朝顔」「北向きの女」に、新作を加え、一本の作品に見えるようにしたものらしいです。自分はどちらも初見。
南沢葉子を狂言廻しとして、彼女にかかわる人々のエピソードがオムニバス形式で展開されていきます。
あるエピソードの主役が別のエピソードでは脇役としてからんでくる。どう人と人が繋がるのか、その人にはどんな人生があるのか、話が進むにつれ明らかになっていくのが、この手のオムニバスの面白いところだと思います。
「朝顔」「北向きの女」は、それぞれ独立して書かれたものだけにボリュームがあります。他のエピソードは、エピソードとしては分かれていますが、「朝顔」「北向きの女」の2本を繋ぐための一つのバックグラウンドのストーリーでもありますね。「朝顔」は、葉子と同時期に入院していた男と弟夫婦の話であり、「北向きの女」は、葉子の教え子の父親の愛人の話とで、葉子とはほとんど関係ない話。しかし、自分とは無関係な人々のドラマや事件が、とても近いところで起きているのが現実であり、だからこそ葉子が、生まれてくる子供に対する願いが生きてくるのだと思います。
チラシの写真について。
普段、我々が蝶だと思っているうちの9割は、実は蛾らしい。そんな見分けがつきにくいものなのに、人は蝶を愛し蛾を嫌う。人が他人に対する感情も同じではないのか、ということなのでしょう。
この舞台世界では蛾が大量発生している設定で、当初は鱗粉を撒き散らす蛾を毛嫌いしていた葉子であったが、ラストではその気持ちに変化がみられます。それは葉子の、人間に対する気持ちの変化でもあるんでしょうね。
劇中でモスラネタが出てきますが、モスラは蛾の怪獣で守護神であり人類の味方。うまい使い方だと思います。
ラストシーンでの葉子のモノローグには、最近の無差別殺人や家庭内事件に対する作者のメッセージも感じられました。
笑いあり、恐怖あり、ほのぼのあり、お色気もちょっぴりありで満足。
・智之の妻・弥生(星野園美)は、心配性のあわてんぼさんという役どころかな、始終可笑しい。
・佐藤真弓嬢は豊の妻・郁子役で、学生時代はみんなのあこがれの女性。こんなこと言っちゃあなんだけれど、弥生(星野園美)と並ぶとすごい美人に見えました。郁子が智之を見る目が悪い女っぽくてゾクっとしちゃいました。
・昇の愛人・美佐子(鬼頭典子)、ぱっと見はちゃんとしていそうで、でも、"ダメなのはわかっていても抜け出せない"感じ.。なるほどちょっと手を差し伸べてあげたくなるニャ(笑)。
・豊の兄・善人(杉山文雄)は、最初の登場で"絶対いい人"という先入観があったので、「朝顔」のくだりは衝撃。
南沢葉子(元小学校教師) | 萩原利映 |
秋山昇(不動産会社社長) | 林和義 |
井上智之(内装業) | 中野英樹 |
井上弥生(智之の妻) | 星野園美 |
寺岡亘(そこで働く茶髪の男) | 遠藤隆太 |
安東豊(智之の友人) | 二階堂智 |
安東郁子(豊の妻) | 佐藤真弓 |
安東善人(豊の兄) | 杉山文雄 |
羽鳥美佐子(昇の愛人) | 鬼頭典子 |
町田直弘(昇の会社で働く男) | 黒川薫 |
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脚本・演出 | 青木豪 |
照明 | 清水利恭 |
美術 | 田中敏恵 |
舞台監督 | 筒井昭善 |
効果 | 青木タクヘイ |
効果オペレーター | 吉岡栄利子 |
音楽 | DubRIN'=峯岸信太郎 |
演出部 | 伊倉真理恵 |
宣伝美術 | 高橋歩 |
宣伝写真 | 中西隆良 |
舞台写真 | 鏡田伸幸 |
記録映像 | トリックスターフィルム |
制作 | 菊池八恵 |
制作助手 | かなざわさち、高橋絵梨佳 |
制作協力 | 嶌津信勝 |
企画制作・主催 | グリング |
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29-July-2008 19:00~21:15
紀伊国屋サザンシアター

春風亭柳好「羽織の遊び(序)」
春風亭昇太「天災」
春風亭昇太「化け物使い」
お仲入り
春風亭昇太「船徳」
・携帯撲滅キャンペーンビデオ映像。
柳好さんと全身タイツを着て「携帯きってねコント」
オープニングトークはビデオ撮影の楽屋裏話から。笑点Jrの楽屋にて撮影らしい。
いつも前座をお願いしていた笑志さんが、このたびめでたく真打昇進のため、いままでのギャラではお願いしづらくなった。
「『明日遊びに行ってもいいですかあ』という噺家に、来たついでに1席やってもらえば安く済む」とたくらんでいたら、うまいこと柳好さんから電話があったので、本日のゲストは柳好さんになったっぽい。
まずは柳好さんから。「羽織の遊び」...だけれど、伊勢屋の若旦那と町内の有象無象のバカ話の件までなので、羽織の「ハ」の字も出てこないのニャ。
「追い詰められてとんでもないことをしてしまう人物が出てくる噺が好きだけれど、たまにはそうでない噺もやってみよう思う」とのこと。で、1席目は前者に該当する「天災」、2席目は後者に該当する「化け物使い」。
「化け物使い」は、女の幽霊をろくろっ首にしてみたとのこと。人使いのあらいオヤジのキャラが昇太氏にぴったり合っているですね。
仲入り後は、新作かと思ったら、古典で「船徳」。若旦那考案の商売・雀捕獲作戦のくだり、雀の真似が妙に可愛らしくて面白かったなあ。
オープニングで今日は9時ぴったりに終わらせると言いながらも、「船徳」終了時刻は9時7分。
さらにエンディングのおしゃべり付で、大銀座落語祭の中央会館のトリの話。
2席たっぷりのはずが、時間が押して35分の持ち時間になってしまい、意地で4話を35分でやってきたんだそうな。
終演が9:15頃、外を見たら豪雨(笑)。「天災ぢゃないんだから」と思いつつエレベーターへ向かう。混んでいて乗るまでに数分かかったけれど、7Fから2Fまで降りたら、もう雨止んでた(笑)
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July 28, 2008
ざぶとん亭風流企画
27-July-2008 19:00~22:00
六本木SUPER DELUX

・オープニングアクト Micabox feat. AYAKO TAKATO
バックに石和ざぶとん寄席のSWA+遠藤賢司の楽屋映像(撮影by春風亭昇太)
白鳥さんが、エンケンを、最後まで"エノケン"だと思っていたというオチ付き。
・寒空はだか
モナモナ(ドナドナ)
ふたりの甲子園
マタギ
ボクの彼女はマーメイド
カヤバコーヒーの歌
切腹ロックンロール
赤白黒のジャケット(平成中村座のベルリン公演の幕と同じカラーリングっぽい)で登場。
「今日は、客席降りするゲストなので、ステージと最前列の間に通路を設けました」とのこと。なるほど、一本道ができてる(笑)
・清水宏
毎度おなじみのオレンジ色のジャージで、オラオラ言いながら登場。
客電明るくして、客いじり・客席乱入。スプリンクラーや紙相撲などの小ネタをやりつつ、ラストは映画予告編。「ハリウッド版ドラエもん」「名古屋版007」「パイレーツオブオキナワン」
・休憩
休憩中は物販コーナーで、8/12中野のシンバル漫談のチケットを自ら販売。その他出演者CDの宣伝・販売も。熱い物販、終了とともに客席から拍手あり。
・高遠彩子「ジャンゴ」
「続・荒野の用心棒」の主題歌の"ジャンゴ"。遠藤賢司氏リクエストだそうです。こんな甘い声のジャンゴが聞けるとは貴重な体験かも。
・遠藤賢司
マーシャルアンプ背負って登場。客席を縦横無尽に「不滅の男」
アコースティックに持ち替え、合間にCD、手拭、絵本の宣伝しながら数曲披露。
Vo.高藤彩子嬢、Bass.三上氏が加わり、1曲。
アンコールの拍手に「ワッショール(ワッショイ+アンコール)と言ってくれ」と言い、ワッショールの掛け声にあわせて再登場。
アコースティクで一曲。
そして出演者全員で一曲。これがすごかった。再びエレキギターに持ち替え、今度はフロアのでっかいアンプにつなぎ、ギター弾きながらドラムを叩く。終いにはフィードバックかけたままギターを置いて自ら客席に乱入。E.Bassの三上氏も、清水宏氏も、ついていけない暴れっぷり(マジで、清水宏が、「こりゃついていけない」って顔していた。)
最初はステージ上で踊ってた高遠彩子嬢が、気がつけばステージ下に退避していました。
台風一過、東京タワーの歌でEnd。
寝違えて背中が痛かったのだけれど、観に行って後悔なし!
次回は9/28(日)、
ゲストは、
・みうらじゅん&安斎肇の勝手に観光協会
・ウクレレえいじ
なんだかとっても演芸寄りな感じ。
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@@ has a headphone
27-July-2008 14:00~15:10
STスポット
Corich公演情報

早めに行って、横浜散策しようと思いましたが、あまりの暑さで断念。煮込みうどんのうどんになったような気分。
STビル内で涼むことにしました。中華屋のブタの人形がカワイイ。

寿司屋の名前「寿しのビッグアイ」ってすごいな、ミラーボールとかまわってそうだな(笑)

思わず手にしたおきチラシ、演劇関係かと思ったら園芸関係。シクラメンのことを"ぶたのまんじゅう"というのね。へー。

そんなこんなしているうちに開場。
定員35名ですが、30名きっていたでしょうか?
椅子に座って待っていたら、「そこは休憩するところで客席じゃないので前に出ましょう♪」の言葉に全員前へ。
渋谷~新宿~横浜の行程を時間軸にして、出来事・気持ち・思考をサンプリング&リミックスした70分のSTgae。
休憩前(進行中なのだけれど、ドリンクの販促活動があったりして休憩的位置付け)の、ランプを使ったパフォーマンスのシーンがメチャクチャかっこよい。自然に拍手起きてました。
ビデオクリップに枝雀さんが印象的。やっぱりVJ素材は枝雀さんに限る♪
(昔、お正月特番「バーチャル落語」で、枝雀さんがCG映像バックに"あたま山"やってたっけなあ)
この日、夜は、チェルフィッチュの公演でもおなじみの六本木SUPER DELUXにお出かけ。
寒空はだかがホストをつとめるカラフルロスタイムショー。ゲストは清水広と遠藤賢司なのだけれど、遠藤賢司のはじけ方がハンパじゃなかった。清水宏もついていけないほどの暴れっぷりで、場内興奮の坩堝。
@@ has a headphon は、「ねえねえ、面白いよ。こっちに来ない?」とは言っているけれど決して強引に引っ張り込まない。
一方、清水宏は向こうから飛び込んでくる。遠藤賢司は「好きなやつだけ聞いてくれ」と言いつつも圧倒的な力で引っ張り込んでゆく。
@@ has a headphonは(快快もそうだけれど)、輪の中に入ってしまえば面白いけれど、一歩ひいて観ると(しかも容易に一歩ひくことができる)とてもクールに見え、同時に物足りなさも感じます。舞台が静かに終わっていく瞬間に特に強く感じたりして。
自分はどちらが好きかといわれると、清水広・遠藤賢司の世界の強引なまでの熱さの方が好きかな。年代が上になるほど熱くなるっていうのも面白いニョ。そんなおいらは清水宏世代さ(笑)
出演 | 山縣太一 |
| 野上絹代 |
| 松島誠 |
| 山崎皓司 |
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VJ | 天野史朗、佐々木文美 |
DJ | 深沢猛己 |
flyer | 天野史朗 |
企画・演出 | 篠田千明 |
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東宝
26-July-2008 17:00~20:45 1F-N-3
帝国劇場
Corich公演情報

重く救われない話なのに、何度もリピートしたくなるのは音楽の力によるものが大きいと思います。
キムが自殺する悲しいラストシーンに、あんな魂が救済されるような美しいメロディを流されたら、そりゃ泣いちゃいますって。
さて、笹本玲奈さんのキムを見るのは初めてですが、健気で儚げで泣かせるキムでした。
ほとんどすっぴん?かというメイクで、眉毛も気持ち八の字風。ちょっと地蔵菩薩のような癒し系な様子。
ウエストが結構くびれていて綺麗。こりゃあクリスもまいっちゃいますね♪
エンジニアの市村正親は自由自在。たった一人で帝劇の大きな空間を制圧。さっすがー♪
ヘリ搭乗の場面。十数人が乗り込んでいなかったか?
いくらなんでも入りきらないだろう(笑)
エンジニア | 市村正親 |
キム | 笹本玲奈 |
クリス | 藤岡正明 |
ジョン | 岸 祐二 |
エレン | 鈴木ほのか |
トゥイ | 石井一彰 |
ジジ | 菅谷真理恵 |
アンサンブル | |
| 穴田有里 |
| 伊藤麻美 |
| 宇都宮愛 |
| 金城尚美 |
| 杉本朝陽 |
| 中野祥子 |
| 藤咲みどり |
| 安田貴和子 |
| 石川剛 |
| 上野聖太 |
| 大津裕哉 |
| 奥山寛 |
| 海宝直人 |
| 梶雅人 |
| 鎌田誠樹 |
| 川口竜也 |
| 栗栖裕之 |
| 近藤大介 |
| 四宮貴久 |
| 清水裕明 |
| SINGO |
| 田﨑悠人 |
| 橋本好弘 |
| 深堀景介 |
| 細見昌己 |
| 本多剛幸 |
| 水越友紀 |
| 港幸樹 |
| 横田裕市 |
| 吉丸修一朗 |
| |
音楽 | クロード=ミッシェル・シェーンベルグ |
訳 | リチャード・モリトビー、Jr./アラン・ブーブリル |
訳詞 | 岩谷時子 |
オリジナルフランス語テキスト | アラン・ブーブリル |
製作協力 | キャメロン・マッキントッシュ・プロダクション |
製作 | 東宝 |
協賛 | 読売新聞 |
プロデューサー | 田口豪孝、齋藤安彦、小嶋麻倫子 |
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虚飾集団廻天百眼
26-July-2008 14:45~16:45
タイニイアリス
Corich公演情報

「アリスインタビュー2008」より
第三次世界大戦、環境破壊で人類のほとんどが死滅、地球は水没。
異形であったために生き残ったわずかな人類と、人類が新たな環境に適合させるべく創造した新人類。しかし新人類は未完成、感情を持たない。
あるとき、謎の放送電波が受信される。電波を発信していた主もまた生き残った人類だった。内容は音楽、新人類に感情を与える。そして新たに作り上げていた新人類が覚醒する。環境には順応するが、もはや人間の形ではなかった...
2039年を起点に、生き残った人類である"マザー"、異形として生まれ人類を憎み、しかし異形ゆえ生き残り、人類の存続に尽力するまでが語られます。そしてラストは一気に2069年へ。新たな世代(新人類の子の世代)が誕生していた。2039年に覚醒した半漁人のような人類ではなく、見た目は人間の姿。人類の存続は成功したようである。
...マザーの一生をたどりながら人類の歴史を見る構成かな。
環境破壊、遺伝子操作などハードSFとしての説明・解説は劇中にはほとんどなく、当日パンフには多少用語解説があるが、基本的には、こーゆーことをよく知っている人たち向けな作りになっているっぽい(具体的には「胎児の夢」「エヴァンゲリオン」「火の鳥」等、SF系作品からの引用と思われる箇所がある。本ネタをさがしながら見るのも面白いヨ)。
Mig-10000000は人型戦闘機で、新人類であるタタにプログラミングし直され、今ではバレリーナになっている。
新人類のタタたちとMig-10000000が将棋したり、ちゃぶ台囲んで御歓談したりする場面は、世紀末お茶の間コント風で面白い。
「アムの解散」の生演奏付き。舞台後方が演奏エリア。かなり世紀末志向なので好きな人はたまらないだろうな。(「アムの解散」は、一般向けの口当たりのよい楽曲も持っているようだけれど、そちらはちょっとつまらない。やはり本領は今回のような音楽なのだでしょう)
劇場公演作品は、極楽鳥以降4本見てますが、毎回、「前作よりも良い」と感じるので、確実に進化してるようですニャ。
肉を蛆虫が喰うグロ映像あり。眼を背けてる人も結構いたようだが、見入ってる人もいた。蛆虫でなく、犬か猫が喰ってたら、別にグロ映像でもなんでもないだろうに。これを気持ちわるいと感じるのは、蛆虫に対する差別ではないかと思ったりして(笑)
ラストの半漁人の登場、個人的には観客にどのような姿か想像させるだけにしたほうがよかったと思うです。
開演15分押し。制作スタッフさんの人員不足っぽい。主宰さんオツカレサマ。終演も15分遅れの16:45。この日は17:00開演@帝国劇場の予定で、見事に20分遅刻になりました。ってことは定刻通りに終わっていても、5分遅れだったってことか。じゃ、いいや♪
マザー・女1 | 大島朋恵 |
タタ・女1 | 紅日毬子 |
オペロン | 桜井咲黒 |
ナナオ=ジーザス=チャッピー | 礼音 |
MIG-100000000・女2 | 伊藤花りん |
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音楽 | アムの解散 |
ヴォーカル | 豪徳寺リカイ a.k.a. まいく |
機会運転/ギタァー/効果音/ミキサー | 藤宮タク |
ギター | 蒼山小次郎 |
ベース | 櫻庭ナヲト |
売り子 | フロレルの首 |
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映像 | 廻天百眼映像班 |
監督・編集・操行 | 石井飛鳥 |
撮影監督 | 紅日毬子 |
助監督 | 桜井咲黒 |
| |
脚本・演出 | 石井飛鳥 |
舞台美術 | 清水真理(アトリエ果樹園) 奥山友太 森川明香 廻天百眼裏舞台 |
小道具 | リボ双夢 |
照明 | 棚橋悦子(㈱A.S.G.) |
化粧プラン | LinDa |
スチール | 斉藤アキコ |
衣装 | サチコ(CuLLuCOO ViSiON) |
制作 | エログロオペラ制作委員会 |
企画 | 虚飾集団廻天百眼 |
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テラ・アーツ・ファクトリー
25-July-2008 19:30~21:00
新宿村ライブ
Corich公演情報

プレ・パフォーマンス「ライフ・1」
4人のおじさんが喪服で登場。
横一列に並ぶが、列の前に出ようとして...
やがて、椅子取りゲームのごとく、スポットライトを目指して走り回る。
集団創作「ジュリエット/灰」
目隠しをした一人の少女のまわりで「わたし」について語る女性たち。
カードをめくる。
現れては消えていく女性たち。
抽象度高し。どう捉えるかは観客側の御自由にということだと思うので、勝手に感じたままに。
ジュリエットは「ロミオとジュリエット」のジュリエットか。
彼女が死んで火葬され灰になるまでの魂を様子を描いたもの。
死後、まだ肉体に縛り付けられている魂が、過去の自分について振り返る。いったい自分は何であったのかを。
やがて体が焼かれはじめる。肉体に染み付いていた(捕らえられていた)数々の記憶が飛び出しては消えていく。
そして肉体は完全に灰になる。
...と、捉えたのですが、そうなると「ライフ・1」が、ジュリエットの葬儀・火葬場にやってきた参列者に見えてきます。作者の意図と合っているのかどうかはわかりませんが。
プレ・パフォーマンス「ライフ・1」は10分ほどの小品でしたが、不条理コントのような雰囲気があって面白い。
「ジュリエット/灰」では、憑依したかのような声と動きの演者(一人、憑依っぷりがずばぬけてる人が居ますね)と、まだ憑依しきれていない演者が混在していたように感じましたが、全員が前者のようだと、さらに異空間度が増すのではないかと思いました。
「ライフ・1」 | |
| 林英樹 |
| 滝康弘 |
| 酒井忠喜 |
| 若林則夫 |
「ジュリエット/灰」 | |
| 根岸佳南英 |
| 藤井理代 |
| 井口香 |
| 中内智子 |
| 横山晃子 |
| 入好亜紀 |
| 佐藤和紅 |
| 志村麻里子 |
| 上田誠子 |
| 矢部夏緒里 |
| |
原案・構成・演出 | 林英樹 |
照明 | 奥田賢太(colore) |
音響 | 阿部健司(MUGEN☆PROJECT) |
舞台監督 | 入好亜紀 |
衣装 | 井口香、志村麻里子、横山晃子 |
ヘアメイク | 辻あきこ、横山晃子、入好亜紀 |
映像・ビデオ撮影 | 吉本直紀 |
演出補 | 藤井理代 |
演出助手 | 横山晃子、佐藤和紅 |
宣伝美術/画 | 吉永睦子 |
宣伝美術/デザイン | 奥秋圭 |
写真 | 森信英 |
制作 | 中内智子 |
制作助手 | 佐藤和紅、佐藤多美子、矢部夏緒里、上田誠子、大谷雅世 |
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July 26, 2008
神田京子公式
24-Kuly-2008 19:30~20:55
横浜にきわい座 のげシャーレ

「清水次郎長伝」シリーズの第2回目。
「今日はカワイク」やると前置きしておいて、前回のおさらいと、「男をあげる」とはどーゆーことかを語り、本編「秋葉の火祭り」法印大五郎との出会いから仙太郎の仇討まで。
本寸法の講談というよりも、わんわん忠臣蔵のような、キャラクターもの時代劇の雰囲気。ポップで楽しい講談です。
エアー講談にて次回の予告(ニ代目神田山陽の声にあわせて身振り手振り)。これは大笑い。
次回は10/17(金)
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July 23, 2008
大銀座落語祭2008
21-July-2008 18:30-21:00
博品館劇場
柳家喬太郎と上方落語 その2
三遊亭かっ好「日和違い」
桂都丸「読書時間」
柳家喬太郎「擬宝殊」」
〈仲入り〉
桂雀々「さくらんぼ(あたま山)」
柳家喬太郎「宮戸川(通し)」
「読書時間」、表紙は「竜馬がゆく」中身は...。大笑い。エ○チな本を表紙だけ真面目な本と替えてしまうのは、誰もが心当たりあるよなあ。
「擬宝珠」、マクラ全開、B級グルメネタの嵐。ケンタッキーと白いゴハン、お惣菜のトンカツの大人喰い♪他
「さくらんぼ(あたま山)」、鳴り物も賑やかで、動きも激しく大爆笑の高座。
トリはじっくり「宮戸川」。途中地震あり。落語の最中に地震に遭遇したのは2度目だ。今回は博品館劇場なのでなんだか安心。前回は浅草演芸ホールでの三遊亭丈ニ真打披露興業。ボロそうな小屋なので真剣に恐かった(笑)
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大銀座落語祭2008
21-July-2008 15:00-17:30
十字屋ホール
〈第一部〉
三遊亭遊三・三遊亭小遊三親子会
三遊亭遊喜「転失器」
三遊亭小遊三「狸賽」
三遊亭遊三「替り目」
〈第二部〉
橘家圓蔵の「ねずみ穴」と 桂福團治の「薮入り」を聴く会
桂福團治「薮入り」
橘家圓蔵「ねずみ穴」
第2部がヘビーなネタだからか、第1部は軽い噺で御陽気な会となりました。
お仲入り。私服の円蔵師匠と九蔵さんが登場し、フリートーク。
第2部は薮入りから。じっくり聴かせる。親父さん、上方版は長屋の偏屈者っていう設定なのですね。面白いな。
トリの「ねずみ穴」、円蔵バージョンになってる(笑)
サゲの後、「どーっすかね、この噺、これからもやったほうがいいですかねー。アタシにむいてますかねー」なんてことをおっしゃってました。
とってもフリーダムでアットホームな高座でした♪
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大銀座落語祭2008
21-July-2008 12:00-14:30
十字屋ホール
最終日。
瀧川鯉斗「動物園」
桂しん吉「だんじり狸」
柳家喬太郎「ハワイの雪」
仲入り
桂都んぼ「おなつ観音」
桂梅團治「切符」
鯉斗くん、よく通るでかい声で、江戸っ子口調というより若者口調なので新作が合うよね。
「アフリカに渡米」で、客席が笑っているのを、「え、何が可笑しいの?」って顔で見ていたけれど、ネタなのか言い間違いなのか、どっちなんだろ(笑)
「だんじり狸」、鳴り物が賑やか。ちょっとメルヘンな世界。
「ハワイの雪」、がっつり笑いをとって、しっとりとサゲ。よく出来てる噺だなあ。
「おなつ観音」、左甚五郎モノ。
「切符」、梅團治師匠も、「これのどこが人情噺なんだろー」と言ってましたが、どこがホロリの噺なんだろう...なんて疑問はどこかにいってしまい、東海道線全駅名の言い立てを夢中で聞いてしまいましたとさ。
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大銀座落語祭2008
20-July-2008 15:15-17:40
十字屋ホール
今年最期の大銀座落語祭、毎回、普段はなかなか生では聞けない上方落語をセレクトしています。日程上、見たい演劇とぶつかり、今年は4本のみ。
一本目は「米朝イズムの会」。宝塚昼公演と東京スウィカ夜公演の間のちょうど空時間でございました。
宝塚劇場を出て十字屋に向かうと、前公演が伸びて、入場が遅れるとのこと。あっちょんぶりけ♪開演は10分遅れ。
桂 吉坊 「まめだ」
桂 米二 「けんげしゃ茶屋」
桂 小米 「口合小町」
仲入り
桂 宗助 「足あがり」
桂 千朝 「はてなの茶碗」
まめだ、はてなの茶碗以外は初めて聞く話。
口合小町は関東で言うところの洒落小町かあ。上方落語で聞くのは初めて。
「けんげしゃ茶屋」は、"上方でも5本の指に入る汚い噺"らしい。
「足上がり」は、四谷怪談をネタにした芝居噺なのですね。四谷怪談とはめずらしい。
終演17:40。丸の内線で赤坂見附に向かう。駅から赤坂レッドシアターまでフルダッシュ。到着はジャスト開演時刻18:00。疲れたにょ♪
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July 22, 2008
東京スウィカ
20-July-2008 18:00~20:00 B-6
赤坂RED/THEATER
Corich公演情報

一言で言えば港町人情喜劇かな。とても丁寧に作られています。
若津屋食堂の主である母親は現在入院中、店は姪のまり(枝元萌)と隣家の佐和子(山素由湖)が切盛りしている。
長女・頼子(小林美江)はイラストレーター、本当に自分の描きたい絵はなんだろうと悩んでいる。
次女・照代(金子マリア)は結婚して東京暮らし。夫とは子供のことで意見があわず、離婚を考えている様子。
長男・昇(比佐一成)はプロボクサー。試合には勝ったが、ある事情で引退を考えている。
場面転換の度に、母親の書いた手紙が読み上げられます。内容は、息子・娘のことですが、いったい誰宛の手紙なのか。文末の「残り~個」とは何なのか。
その昔、昇と大喧嘩をした向井 仁(粕谷佳五)は、止めに入った昇の父親を怪我させてしまう。それがもとで、昇の父親は舟を降りることになった。仁の素行の悪さは収まらず、やがて鑑別所にはいるのだが、そこで昔自分が迷惑をかけた人に謝罪の手紙を書くように言われる。半ば嫌がらせで、はがき一面に「ごめんなさいごめんなさい...」と書いた手紙を送るのだけれど、昇の母親は、仁へ返事の手紙を出す度に、「ごめんなさい」の文字を一つずつ消していっていたのだった。
佐和子は、夫・晴彦(田中智也)と頼子が怪しい関係ではないかと気になる様子。
まりは、更正して、いまでは雑誌記者となった仁にひとめぼれ。
浩太(石井智也)は、父親の期待に対し、自分が漁師には向いていないのではないかと考えている。
ひな(平野優)と正平(三村和敬)の出会い~小さな冒険と淡い恋心、そして再会を時間軸として、それぞれが悩みを克服、新たな人生を歩んでいく。
舞台上に大人数が居る場面が多いのですが、一人一人細かく演出しているようです。大騒ぎの最中で一人心配事を抱えていそうな佐和子や、何か言いたげな浩太など、わかりやすいけれど決してわざとらしくない。絶妙。
頼子(小林美江)さん、人前では面白おかしく振舞っているのに、急に泣き出す場面は、貰い泣きしそうになりました。
佐和子(山素由湖)さんが、妻としても母親としてもハイパーリアル。地なんじゃないかと思うくらい。
昇が段差に躓く場面は、お約束のギャグのように見せながら、メガネを外した頼子も段差で躓かせて、昇の視力低下を暗示しているあたりはうまいなあ。
(声だけの出演ですが)母親が子供たちを見守る形になっていると思われますが、もし、ひなと正平の目線で描いたとしたら、そのままジブリアニメにしてもおかしくない世界じゃないでしょうか(この日「崖の上のポニョ」公開翌日。頭の中で「ぽーにょぽーにょぽにょ♪」が頭の中でクルグル廻っていることもあり、そんなふうに感じちゃいました)。
林家ペーさんが御観劇。赤い劇場にピンクの服がよく似合う(笑)
若津頼子(長女) | 小林美江 |
若津 昇(長男) | 比佐一成 |
村田照代(次女) | 金子マリア |
村田ひな(照代の娘) | 平野優 |
西ヶ谷晴彦(隣人) | 田中智也 |
西ヶ谷佐和子(晴彦の嫁) | 山素由湖 |
西ヶ谷正平(晴彦の息子) | 三村和敬 |
若津元治(頼子・昇・照代の叔父) | 竹内正男 |
若津浩太(元治の息子) | 石井智也 |
若津まり(元治の娘) | 枝元萌 |
向井 仁(雑誌編集者) | 粕谷佳五 |
頼子・昇・照代の母(声のみ) | 内田尋子 |
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脚本・演出 | 比佐廉 |
舞台監督 | 村岡晋、安田美知子 |
照明 | 鈴木みづほ |
音響 | 上妻圭志 |
舞台美術 | 田中敏恵 |
音楽制作 | 田中俊光 |
道具製作 | 夢工房 |
宣伝美術 | 本田雅也 |
手話通訳 | 手話サークル多摩の会 |
福祉 | 田川ひみ、石津陽子 |
製作助手 | 寺西和雄、小山麻絵 |
衣装 | 川上羽衣 |
撮影ヘアメイク | 田沢麻利子 |
稽古場助手 | 柴田孝介 |
制作 | 田中絵美(J-Stage Navi) |
企画・制作 | 東京スウィカ |
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宝塚歌劇団
20-July-2008 11:00~14:10 2F-10-53
東京宝塚劇場
Corich公演情報

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)
宝塚プレシャス「榊原和子の宝塚初日&イベントレビュー」(東京初日)
愛と死のアラビア
敗戦で捕虜となりながらも、捕虜交換を拒否し、イスラム教に改宗し、アラビア人の妻を娶り、アラブの戦士として生涯を終えた、実在英国兵士トマス・キースを描いたローズマリ・サトクリフ著「血と砂―愛と死のアラビア―」をミュージカル化した作品。
物語はトマス・キースが、オスマン・トルコとエジプトとの政治的な駆引の道具として処刑されるところで終わるのだが、実話ではメディナの総督にまでなった彼が、遠征先で危機に陥った友人のトゥスンを救うために戦地に赴き、命を落とすことになるらしい。
本作では、アラビア人になり切れず中途半端なまま死んで行くようである。実話のままのストーリーの方がよかったんじゃないかと思う。
バウ物の落語シリーズを見事にまとめあげた谷先生だけれど、本公演だと、なんでこうも中途半端な脚本になってしまうのか謎だなあ。
男の世界の話で、女はほとんど筋に絡んでこない。桜乃彩音はトマスの嫁となるアノウド役だが、たいして重要な役ではなし、他の娘役にとっても同様。唯一、桜一花のナイリが目立っていた程度。
ベドウィンたちが集団で踊る場面は、振りもユニークだし、「我はベドウィン、砂漠の狼、ハッハッ」と叫びながら賑やかで面白い。
Red Hot Sea
唐辛子みたいな辛そうな海じゃなくて、熱い南の海なんだそうだ。
過去作品の引用が多いという評も見聞きするけれど、宝塚ってそういうもんじゃん♪
熱帯魚の集団のような派手な衣装で総踊りのプロローグ、ラテン全開の中詰はキラキラも眩しくて楽しい。
紳士淑女(?)の集う幽霊船も面白い。
ひき潮では、セット無し舞台全体を使って、三組のダンス。舞城のどかのダンスを堪能。
海風の場面、宙を飛ぶ棺桶を追いかけながら、妖しく踊りながら通り過ぎる葬送の列が秀逸。
デニムの衣装に羽飾りのフィナーレは御趣向。中詰のように踊り狂っていて楽しい。大階段をクロスに降りてくるのは珍しいですね。主演男役の階段降りの場面では、定番のハの字に並んで出迎えるのではなく、大階段の前を敷き詰めるように並び羽を揺らして海を表現しながらのお出迎え。1階席で見たら、海の向こうから真飛聖がやって来たように見えるのだろうな。
今回は、芝居もショーも、皆黒塗りなので、誰が誰だか判別しにくいのが難点。
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公演ページ
19-July-2008 19:00~21:15 X-22
PARCO劇場
Corich公演情報

父と娘の近親相姦をテーマにした、かなり重苦しい世界。
馨(松たか子)は、妹とともに父と性的関係があったことがトラウマとなっていてる。
夫と訪れたホテルで出会った美鳥(鈴木杏)も、父親・礼二(吉田鋼太郎)と性的関係にあり、それを知った馨は、美鳥と妹を重ね合わせ、次第に精神が壊れていく。
上手寄りの最前列席でしたが、壊れた松さんが上手に向かってくる場面は、本気で恐怖を感じました。
鈴木杏ちゃんの肉食獣のような目は、狙われたら最期かなという意味で怖くもあり魅力的でもあり。
プールのように水浸しとなった部屋で、抱き合う礼二と美鳥。流れてくる大量の彼岸花。
血の赤にも見えるし、堕胎(流産)を暗示しているようにも感じられます。けれど、見た目は美しい。近親相姦が禁断の甘い果実のようにも思えてくる美しさ。でも抜け出せない地獄、待っているのは死と言っているようでもありますね。美術を含め、凄い演出。
ラスト、夫が信助(田中哲司)が「一緒に家へ帰ろう」という言葉に対し、「はい」と答える馨。馨には帰るところがあったのだと、少し救われた気がしました。
カーテンコールでは、もちろん皆さん素に戻っての挨拶。松さんも、ちゃんと正常に戻ってよかったと、本気で思ったりしたりして(笑)鈴木杏ちゃんが、カテコで退場するたびに吉田鋼太郎の背中をポンとたたいていたのが印象的。よくわからないけれど、重苦しい芝居みた後だとホっとするものだなあ。(正直なハナシ、カテコがなかったら、かなり重苦しい気分のまま渋谷の町を歩くハメになったと思うですよ。)
尾崎 馨 | 松たか子 |
尾崎信助 | 田中哲司 |
神城美鳥 | 鈴木 杏 |
神城礼二 | 吉田鋼太郎 |
三田村優治 | 中村まこと |
真田稔子 | 梅沢昌代 |
| |
作・演出 | 長塚圭史 |
美術 | 二村周作 |
照明 | 小川幾雄 |
衣裳 | 伊賀大介 |
ヘアメイク | 河村陽子 |
演出助手 | 山田美紀 |
舞台監督 | 菅野将機 |
宣伝美術 | 有山達也 |
宣伝写真 | 久家靖秀 |
宣伝PR | る・ひまわり |
プロデューサー | 佐藤 玄、毛利美咲 |
制作協力 | 伊藤達哉 |
製作 | 山崎浩一 |
企画製作 | 株式会社パルコ |
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劇団☆新感線
19-July-2008 12:30~16:30 1F-29-37
新宿コマ劇場
Corich公演情報

底抜けに面白いエンタテイメント。二幕構成だけれども、各1幕だけでフツーの芝居1本分のボリュームと満足感あり。
(音響の関係だと思うが)多少セリフが聞き取りにくかろうが、歌詞が聞き取りにくかろうが、話は単純明快なので、たいした問題では無いです(笑)。
わかりやすすぎる「ルパン三世」へのオマージュ♪
「ルパン三世」に大きな影響を受けて育った世代が、商業演劇の第一線に登場してきたってことなんだろうなあ。
宝塚でも「A/L」「シークレットハンター」等、「絶対『ルパン三世』を意識してるよな」と感じさせる作品があるけれど、作・演出はやっぱり「ルパン三世」で育った世代だもの。
北大路欣也の存在感
初めての生"北大路欣也"でしたが、かっこよすぎる。物販で、北大路欣也主演時代劇のDVDなんぞ売っていたら、間違いなく買って帰っていたと思われます。
開演前、幕に映しだされる「五右衛門ロック」の文字と、幕に描かれたPEPSHIのロゴが、やけに似合っていました。
ロビーのモニターにて今後の公演の宣伝。「シンデレラ」「愛と青春の宝塚」「北島三郎」など。北島三郎のステージって、新感線に負けず劣らず派手で大仕掛けなのですね。
照明が劇場の天井を照らすと、ところどころ壁が剥げ落ちてました。思った以上に老朽化が進んでいたのね。「閉館」も納得。
石川五右衛門 | 古田新太 |
真砂のお竜 | 松雪泰子 |
カルマ王子 | 森山未來 |
岩倉左門字(五右衛門を追う役人) | 江口洋介 |
ヘドロ・モッカ(イスパニア商人) | 川平慈英 |
シュザク夫人(ボノーの妻) | 濱田マリ |
ボノー将軍(バラバ国将軍) | 橋本じゅん |
インガ(穴掘り隊長) | 高田聖子 |
ガモー将軍(クガイの腹心) | 粟根まこと |
クガイ | 北大路欣也 |
| |
アビラ・リマーニャ(イスパニア商人) | 右近健一 |
前田玄以 | 逆木圭一郎 |
タタラ国坑兵・ザン | 河野まさと |
カルマの乳母・バーヤ、ホッタル族・ラウ | 村木よし子 |
ホッタル族・ウレ | 山本カナコ |
モグラの壱助 | 礒野慎吾 |
タタラ国坑兵・ダルー | 吉田メタル |
バナナを食う子供 | 中谷さとみ |
ホッタル族・ロコ | 保坂エマ |
タタラ国宮廷兵・ロック | 冠 徹弥 |
発破の灸六 | 村木 仁 |
タタラ国部隊長・ガナル | 前田 悟 |
バラバ国兵隊長・ズゴン | 川原正嗣 |
| |
見物客・タタラの民・ホッタル族・母 | 飯野めぐみ |
見物客・タタラの民・魚ガールズ・坑夫 | 嶌村緒里江 |
見物客・タタラの民・魚ガールズ・坑夫・子 | NAMI |
見物客・タタラの民・魚ガールズ・坑夫 | 角 裕子 |
見物客・タタラの民・魚ガールズ・坑夫 | 福田えり |
見物客・タタラの民・ホッタル族 | 葛貫なおこ |
見物客・タタラの民・ホッタル族 | 早川久美子 |
見物客・タタラの民・ホッタル族 | 鈴木奈苗 |
五右衛門の手下・兵士・坑夫・ホッタル族 | 蝦名孝一 |
五右衛門の手下・兵士・坑夫・ホッタル族 | 安田栄徳 |
五右衛門の手下・兵士・坑夫・ホッタル族 | 青山航士 |
五右衛門の手下・兵士・坑夫・ホッタル族 | 古川龍太 |
豊臣秀吉・五右衛門の手下・兵士・坑夫 | 武田浩二 |
役人・五右衛門の手下・兵士・坑夫 | 藤家 剛 |
役人・兵士・坑夫 | 矢部敬三 |
役人・兵士・坑夫 | 工藤孝裕 |
役人・兵士・坑夫 | 根岸達也 |
役人・五右衛門の手下・兵士・坑夫 | 加藤 学 |
| |
【BAND】 | |
guitars | 岡崎 司 |
guitars | 高井 寿 |
bass | 福井ビン |
drums | 岡部 亘 |
keyboards | 松田信男 |
keyboards | 松崎雄一 |
| |
作 | 中島かずき |
演出 | いのうえひでのり |
作詞 | 森雪之丞 |
美術 | 堀尾幸男 |
照明 | 原田 保 |
衣裳 | 小峰リリー |
音楽 | 岡崎 司 |
振付 | 川崎悦子 |
音響 | 井上哲司 |
音効 | 末谷あずさ、大木裕介 |
殺陣指導 | 田尻茂一、川原正嗣、前田 悟 |
アクション監督 | 川原正嗣 |
ヘア&メイク | 宮内宏明 |
小道具 | 高橋岳蔵 |
特殊効果 | 南 義明 |
大道具 | 俳優座劇場舞台美術部 |
音楽部 | 右近健一 |
歌唱指導 | 伊藤和美 |
演出助手 | 富田 聡、山崎あきら |
舞台監督 | 芳谷 研 |
宣伝美術 | 河野真一 |
宣伝画 | ツバキアンナ |
宣伝写真 | 野波 浩 |
宣伝メイク | 内田百合香 |
宣伝 | ディップス・プラネット |
票券&広報 | 脇本好美 |
制作補 | 小池映子 |
制作協力 | サンライズプロモーション、東京(東京公演) |
制作助手 | 辻 未央、山岡まゆみ |
制作 | 柴原智子 |
エグゼクティブプロデューサー | 細川展裕 |
企画・製作 | 劇団☆新感線、ヴィレッヂ |
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July 19, 2008
18-July-2008 19:00-21:50
世田谷パブリックシアター

柳家喬之助「持参金」
柳家喬太郎「純情日記渋谷編」
林家正楽 「紙切り」
仲入り
柳家喬太郎「双蝶々」
開口一番は柳家喬之助「持参金」
柳家喬太郎「純情日記渋谷編」
世田谷パブリックシアター、池袋演芸場の何個分?素麺より冷麦、家庭用流し素麺セットの話など。
渋谷を歩いているとなぜか池尻大橋に行ってしまう東急田園都市線バージョン(笑)
ポーニョポーニョポニョ歌ってました。
林家正楽 「紙切り」
相合傘、線香花火、忠犬ハチ公、喬太郎師匠、かぐや姫、大銀座落語祭、朝顔市
会場のせいか、照明のせいか、なんだかアートな雰囲気。
「その昔、浅草演芸場でご挨拶がわりに『馬』を切ったら、続く注文が『牛』『豚』『鶏』だった。それ以来...」の話に大ウケ。
柳家喬太郎「双蝶々」
1時間強。客電落とし、高座スポット。場面場面で照明も変わる。雪の場面では背景に雪。劇場ならではの演出。
「雪の別れ」の場面もさることながら、「定吉殺し」の場面がが魅せるなあ。芝居殺しの場面とラストの吾妻橋の場面は、かなり芝居仕立て、黙阿弥調の台詞も聞き応えあって、本当に芝居を見たような気分になる。
新作・古典にかかわらず、喬太郎氏の落語は表現が演劇的だと思う。
終了予定時刻 21:35をオーバー。仲入り前で、すでに時間が押していたので、「双蝶々」のせいというより「純情日記渋谷編」が長かったためと思われる(笑)
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July 17, 2008
elePHANTmoon
Corich公演情報
急なご連絡となり誠に申し訳ありませんが、このたび2008年7月16日~21日まで王子小劇場で予定していた公演elePHANTMoon#6「心の余白にわずかな涙を」を、創作上の都合により中止することにいたしました
(公演中止のお知らせより引用)
「創作上の都合」とあるけれど...
迷惑がかかるのを承知で公演中止を判断したのであるから、よほどの理由があるはず。それを「創作上の都合」という一言で片付けるのは不誠実ではないかなあ。
だいたい「~上の都合」やら「~上の理由」というのは、慣用句化していて、説明しているようで実は何の説明にもなっていない。
きっと言えないこともあるのだろう。だから全てとは言わない、言える範囲で中止の理由を説明すべきだと思う。主催者側にとっても、あれこれ邪推されないために説明しておいた方がよいのじゃないかな。
もし「言い訳はしたくないから」というのであれば、「言い訳」と「説明」は違うと反論したい。
後日、公演中止までのいきさつのドキュメンタリを公開したらよいと思う。演劇関係者にとっても、それ以外の人にとっても、失敗事例から得られる教訓はきっと多いはず。
今回の公演のかわりにマキタカズオミ氏の映像作品を無料で上映するとのことだが、公演中止にいたるまでのドキュメンタリをセミナー形式で講演してみたらよかったのにと思うのは不謹慎かな。
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July 16, 2008
日本文化情報会
16-July-2008 19:00-21:00
学園都市センター

三遊亭歌る美「垂乳女」
三遊亭遊雀 「堪忍袋」
古今亭志ん太「たがや」
お仲入り
古今亭志ん太「きゃいのう」
三遊亭遊雀 「ちりとてちん」
歌る美さん、ぱっと見、結構男前。(高座以外の)前座のお仕事に関しては、魔日だったっぽい。ガンガレ♪
志ん太さんは、9月に真打昇進のお知らせ(志ん太改め志ん丸)
遊雀師匠Freedom。面白すぎる。低音美声。
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15-July-2008 19:00~21:00
麻生市民館

志のぽん 「狸の札」
メンソーレ「子ほめ」
志の輔 「千両みかん」
お仲入り
志の輔 「新版 蜆売り」
新百合ヶ丘。駅ビル内のパン屋さんで、パンとお茶を購入。お腹空いたので、食べながら麻生市民館へ向かう。
麻生市民館は2回目ですが、記憶していた景色と微妙に異なるので、街頭の地図表示を見てみました。あらまあ駅の出口が逆でした。暗くて寂しい出口に行かないといけないのねん。もう覚えたぞう。
大ホール、後ろから6列目。目の表情までは見えない席だけれど、顔の表情はわかるので、まー許容範囲。(落語はこのくらいの大きさが限界なんだろうなあ)
夏にふさわしい「千両みかん」。ちなみに夏場の冷凍ミカンはとってもおいしい。
仲入り後は、マクラなしで「新版 蜆売り」。冬の話だけれど、暑い日に寒い季節の話を聞くと涼しくなってよさげ。
今回の裏テーマは、昨今の食品偽装を憂い「お金と食べ物」。
「子ほめ」は、金はないいが酒は飲みたい、ならばお世辞で...という噺。一方「千両みかん」では、夏場のみかんに千両の値がつく噺。両者とも食と経済の噺。「金は無いけれど手に入れたい(子ほめ)」と「金はあっても手にはいらない(千両みかん)」の見事な対応。
「狸の札」、お札に化け、恩人を借金取りから救うという噺だけれど、借金取りから見れば、勘定はごまかされ、余計に金までとられるのだからひどいはなし。よかれと思ったことが、思わぬ悲劇を生むというのは、「新版 蜆売り」と同じだ。
善意に満ちた迷惑に気づいていない仔狸と、気が付いてしまったねずみ小僧次郎吉。「新版 蜆売り」は「狸の札」のアンチテーゼであったのか...
...などとテキトーなこと考えながらの帰り道。小田急線の登戸駅を出てJR登戸駅に向かうと、立ち食いのコロッケそばの、良い匂いがただよっていた。
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July 14, 2008
13-July-2008 14:00~16:30
シアターアプル

玉川奈々福
菊池まどか
春野恵子
浪曲を生で聴くのは人生で2度目。テープやラジオ・TVで聞いた回数も10回以下だろうなあ。
第1部「これであなたも浪曲通!」(実演=まどか、三味線=奈々福、解説=恵子)
第2部
春野恵子 「袈裟と盛遠」(三味線=沢村豊子)
菊池まどか「嫁ぐ日」 (三味線=沢村さくら)
玉川奈々福「茶碗屋敷」 (三味線=沢村豊子)
この公演を知ったのは、どこかの演芸会の折込チラシだったと思います。「若い女性の浪曲師」「春野恵子といえば、あのケイコ先生」「浪曲をシアターアプルで!?」ということで気にはなっていたもの、行こうどうしようか決めかねていました。決め手はカラフルロスタイムショーのエンディングでの御三人による公演告知。場内盛り上がって誰もが気が大きくなっているところでの告知って効くのですね。終演後、速攻でケータイにてチケット購入。
7/10放送のBS11「大人の自由時間」(ゲスト国本武春氏)で、「浪曲には譜面があるわけではなく、浪曲師の節に合わせて曲師が弾いている」「普段は曲師は、観客には姿を見せない」など浪曲に関するあれこれを聞いたばかり。今回のステージでは、曲師も舞台で姿を見せてくれているので、自然と曲師の三味線に注目してしまったのでしたが、沢村豊子師匠の三味線がめちゃくちゃファンキーでびっくり。合いの手・三味線の入れ方が絶妙で、節と三味線のグルーヴ感がたまらない。
奈々福さんの「茶碗屋敷」では、背筋がゾクっとする瞬間がありました。あれが浪曲師と曲師のピタリと息があった瞬間なのでしょうね。
すげえや。
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椿組
13-July-2008 19:00~21:00
新宿花園神社
Corich公演情報

2038年の新宿。
現在のゴールデン街一帯は"新宿番外地"として隔離され、出入りは管理局によって厳しく管理されている。
新宿番外地は、トニー桐野(有薗芳記)一家が牛耳っている。妹メリー(江本純子)は工場長で、キャバレーのショーの振付家。第一夫人のトラ(柿丸美智絵)は娼館の女将。
あるとき、外部から男が侵入してきた。彼はニシミネ(千葉哲也)。ある女を捜すためにやってきた...
なんで新宿が番外地になってるのか、特に説明はないのだけれど、暑い夏の夜、ビール飲みながら見ていると、「そーゆーもんだろうな」と素直に受け入れられる(笑)きっとニューヨーク1997のように、犯罪者や危険人物を町ごと隔離してしまっているのでしょう。
涙あり、笑いあり、アクションあり、お色気ありと、なんでもあり。小難しいことは一切無く、ビール片手に気楽に楽しめる大衆娯楽となっていると思います。
でも、よく考えてみると、"番外地という辺境の地"、"まっとうでない人々"、"歓楽街"...など、アングラ風アイテムが満載なんですよね。商業演劇と大衆娯楽とアングラの見事な融合か(笑)
時代設定は2038年、90才の伝説のアングラ役者・外波山文明(外波山文明)の登場からもわかるように、"アングラ"は過去の遺物となった時代をアングラ風に表現しているところのは御趣向。面白いなあ。
夏の風物詩にふさわしい、楽しい新宿の野外公演でした。
キャバレーのショーシーンは、毛皮族のショー場面そのもの。ショーの主役はもちろん江本純子(笑)。ノリノリで荻野目洋子を歌っていました(あんな格好までするとはビックリ!)ここのところ毛皮族の舞台には出ていない町田マリーさんも、ショー場面で踊っているので、毛皮族ファンは必見。
クライマックスで、舞台後方が解放される場面があります。一般の通行人の方が、こちらをのぞきこんでいて、これが話の内容が内容だけに(ネタバレになるので伏せますが)、可笑しくてたまりませんでした。
チェさんは、よく似ていた。「ゲバラさん」じゃなく「チェさん」って呼ぶんだな。響きが可笑しい。
羽鳥嬢のモノローグは、意味も無く文芸的な香りがしてきて好きかも。
↓役名は、あってるのか自信が無いぞ。
外から来た男 | 千葉哲也 |
番外地を牛耳るトニー桐野 | 有薗芳記 |
桐野トラ(トニーの第一夫人) | 柿丸美智恵(毛皮族) |
メリー(トニーの妹) | 江本純子(毛皮族) |
トニーの運転手 | 平塚真介 |
ネクタイ短い管理局課長 | 田渕正博 |
管理局局員 | 恒松敦巳 |
管理局局員 | 佐久間淳也(FINEBERRY) |
管理局局員 | 根本大介(鳥人間コンテスト) |
キャバレーダンサー・ユイ | 町田マリー(毛皮族) |
キャバレーダンサー・ヒロコ | 井上カオリ |
キャバレーダンサー・チャチャ | 岡村多加江 |
キャバレーダンサー・ワカ | 長嶺安奈 |
キャバレーダンサー・リナ(トニーの第六夫人) | 羽鳥名美子(毛皮族) |
キャバレーダンサー・ノリコ | 横関咲栄 |
キャバレーダンサー | 浜野まどか |
キャバレーダンサー | 本多英一郎(髭の会) |
キャバレーダンサー | 沖田乱 |
メリに片思いの青年 | 宮本翔太 |
チェさん | 犬飼淳治(扉座) |
革命夢見る農民 | 木下藤次郎 |
革命夢見る農民 | 古屋治男 |
革命夢見る農民 | 鳥越勇作 |
革命夢見る農民 | 伊藤新(ダミアン) |
薬屋店主・トニーの第二夫人 | 和泉歩 |
人間ポンプの大道芸人 | 辻親八 |
その娘・ユキジ | 李峰仙 |
伝説のアングラ役者・外波山文明 | 外波山文明 |
| |
脚本・演出 | 水谷龍二 |
主題歌 | 山崎ハコ |
ショー構成演出 | 江本純子(毛皮族) |
映像 | 奥秀太郎 |
照明 | 沖野隆一(RYU CONNECTION) |
美術 | 加藤ちか |
音響 | 青蔭佳代(音スタ) |
衣裳 | 小原敏博 |
殺陣 | 山田一善 |
テント設計 | 大塚聡 |
演出助手 | 小松明人 |
舞台監督 | 吉木均 |
宣伝美術 | 黒田征太郎、長友啓典、上浦智宏、中村健+K2 |
制作 | 増坂由夏 |
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July 13, 2008
MU
12-July-2008 19:30~21:40
駅前劇場
Corich公演情報

冒頭の入所面接。
入所希望者もそれぞれ変ですが、輪をかけて所長が変な風情。
「相思相愛確信犯」というタイトルから想像していたものとは大きく異なり、これはおかしい人間しかでてこないコメディの予感。
なのでコメディとして見ていたのですが、クライマックスの大騒ぎの場面は、あまりに笑えない(痛々しい)し、ラストの壁破りは地味すぎるし、いい話にしようとしてコメディとしてのオチになっていないし、はたしてコメディだったのか悩む。
壁破りに爽快感が伴えば、"終わりよければすべてよし"で、気持ちよく劇場を出ることができたのだけれど。
"断恋道場"というアイディアはとっても面白いのに、惜しいなあ。
恋愛はモチーフにしているけれど、悩める者が集まる団体を皮肉ったパロディとしてみるのも一興か。そのほうがしっくり来るのではとも思うけれど、作り手側にそこまでの意図はないでしょうね。
役者さんはそれぞれクセが強くて見ごたえあり。
古市嬢、あの眼とあの声は、定期的に味わいたくなりますね。
葛木嬢は、お得意の(?)女王様系の役、素敵なコメディエンヌさん。
二人のやり取りは、さすが同劇団所属だけあって息もぴったり。二人芝居(もしくはコント)なんかいいかも?
最大の収穫は、掃除婦役の田中あつこ嬢。
開演前、当日パンフの配役表を見て、「30歳の役ってどうなんだろ?」と思ったけれど、すっかりお掃除のおばちゃんになってました(笑)。
7/12、TVでは市原悦子の「家政婦は見たファイナル」が放送されていましたが、立派に二代目家政婦を襲名できる逸材じゃないかと。っていうか、マジで田中嬢の「家政婦は見た」が見てみたい。
平間・ハマカワ両氏の多恋親子(淫乱親子か?)は、ホントに親子みたい。劇中で娘が「15歳で私を生んで...」と言っていたけれど、配役表によると17歳差じゃんね。記録上は結婚できる年齢になってからの出産にしたという裏設定でもあったのか。奥が深そう(笑)
村上氏、ぱっと見アメコミの警察官のよう。登場人物のなかで最も恋愛を純粋に思っているキャラなんでしょうね。欲にまみれた宗教団体のなかで、ただ一人純粋な教祖様のような存在で興味深い。
蛇足
コメディにするのなら、葛木英さんが脚本書いたほうが、よっぽど笑い飛ばせる作品になったと思うのだけれど。
吾妻吾郎(37)/所長 | 村上航(猫のホテル) |
真島仁志(28)/職員 | 橋本恵一郎 |
言堂明美(30)/職員 | 足利彩 |
戸部勇子(27)/入所者 | 古市海見子(メタリック農家) |
岡崎薫(17)/入所者 | ハマカワフミエ(国道五十八号戦線) |
岡崎陽子(34)/薫の母 | 平間美貴 |
まゆみ(年齢不詳)/入所者 | 葛木英(メタリック農家) |
若林恵(28)/入所者 | 細井里佳 |
鬼塚さなえ(22)/入所者 | 岡安慶子(北京蝶々) |
飯島涼子(24)/入所者 | 田中涼子 |
杉原良美(30)/掃除婦 | 田中あつこ(バジリコFバジオ) |
根本京介(26)/入所者 | 浅倉洋介(風琴工房) |
益岡毅(23)/入所者 | 川本喬介(はらぺこペンギン) |
三橋マモル(32)/入所者 | 杉木隆幸(playunit-fullfull) |
村越充(20)/入所者 | 熊野善啓(チャリT企画) |
田村君和(30)/入所者 | 小松君和 |
山田(年齢不詳)/掃除夫 | 諌山幸治(ブラジル) |
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脚本・演出 | ハセガワアユム(MU) |
舞台監督 | 松澤紀昭 |
照明 | 元吉庸泰(エムキチビート) |
音響 | 岡田悠(SoundCube) |
音響オペ | 松本優佳 |
舞台美術 | 袴田長武+鴉屋 |
宣伝美術 | イシイマコト(united.) |
演出助手 | 友寄総市浪 |
制作協力 | 池田智哉(fablabo) |
企画・制作 | MU |
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東京ネジ
12-July-2008 14:30~16:20
アトリエヘリコプター
Corich公演情報

「聞きたくない」から「聞こえない」ことに。
それは雲子のような精神性の難聴であったり、森・いちるの会話のように聞こえているけど理解しようとしないことだったり、いちるの父親のように、聞こえていても理解できないことだったり。
言葉を、発する側の立場で「いかに相手に伝えるか」と考える芝居に比べ、「みみ」のように聞く側の立場で考える芝居は、そんなに無いのではないかなあ。
聞こえることを拒絶する自分(佐々木なふみ)と、聞こえる耳を求めるもう一人の自分(佐々木富貴子)のやりとりは、「おもいでぽろぽろ」のような、今の自分と小学生の自分との出会いと自分探しの旅のようで、ファンタジックで面白い。
箱を開けると、封印してしまったコトバが聞こえてくる演出は素敵ですね。
土曜マチネの観劇でしたが、ちょうど雷雨。劇場の屋根を激しく叩く雨音で、セリフが聞き取りにくくなるほど。最初は雨音の効果音で、観客に周囲の音がうるさくて肝心のコトバが聞き取りにくい状況を体感させようとする演出なのかと思ってましたが、本当の豪雨でした。終演後は、ウソのような青空。傘もって来なかったから、止んでよかったです(笑)。
みみ美役の佐々木なふみさんは、ちょっと病的なフランス人のような綺麗さ。
浮気者の会長役の堀越氏、悪役ではないけれど、嫌な男の役。声の高さがイヤラシー度を増していてました。声の高い悪役って、昔の日活映画の金子信雄のように煮ても焼いても食えないイヤラシサがあって、好きなキャラなんですわい♪
蛇足ながら、この声の高さと、かっこよさをあわせ持ってるのが宝塚星組主演男役の安蘭けいだと思う。おまけにコメディアンとしても達者だから、最強の男役だよな(笑)
草居雲子/みみ美 | 佐々木なふみ |
草居雲子/女王 | 佐々木富貴子 |
芹沢光一郎 | 窪田道聡(世界名作小劇場) |
福原均/会長/医者 | 堀越涼(花組芝居) |
福原和歌/美女 | 両角葉 |
守川愛/看護婦 | 中村真季子 |
宇佐美マリ/うさぎ | 太田みち |
乾忠男/犬/家主 | 大塚秀記 |
乾いちる | 清水那保(DULL-COLORED POP) |
森春行 | 印宮伸二(劇団神馬) |
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作 | 佐々木なふみ |
演出 | 佐々木香与子 |
舞台監督 | 森貴裕(猫ノ手) |
舞台美術 | 袴田長武+鴉屋 |
照明 | 工藤雅弘(Fantasista?ish.) |
音響 | 北島大輔ミ世六メノ道理(BlueNumber/北) |
宣伝写真 | 松本幸夫 |
宣伝美術 | 長谷川 朋史 |
衣裳 | 土橋歩 |
小道具 | かまくら小鳥 |
制作 | 柴田優子 |
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July 12, 2008
7/11 NHK教育の芸術劇場、チェルフィッチュ「フリータイム」と大江健三郎さんと岡田利規さんの対談を拝見。
作家の話下手っていうのはあるので、司会なしで作家同士の対談ってどうよ?って思ってたのですが...
岡田さんの話は、句点「。」がなく延々と続く。これってチェルフィッチュの芝居のセリフと同じだなあ。"人に伝えるための話し方教室"では絶対NGな話し方だと思う。文章構造が見えないので、聞く側は気が抜けなくて疲れる。その点、大江健三郎さんは、要所要所でちゃんと文章を区切ってくれるので、聞く側はちゃんと息継ぎができる。
...なーんて思いながら見てた。
「フリータイム」について
公演は生で拝見したけれど、今回見て、新たに思ったのは...
自由に体を動かしているけれど、体で他人とコミュニケーションをとろうとはしない。
実生活だと、無意味に他人をたたきながらしゃべるとか、衝動的に殴りたくなるとか、コブラツイストかけてみたくなるとかあると思うのだが、そういう身体的なコミュニケーションが「フリータイム」には無いのね。
個人と個人の直接のつながりじゃなく、距離を隔ててのつながりしかないというのはリアルなんだろーな。なるほどなるほど。
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劇団鹿殺し
11-July-2008 19:30~20:50
小劇場 楽園
Corich公演情報

80分。能とギリシャ悲劇をあわせたような雰囲気。ちょっとホラーっぽい要素もあって面白い。
神々と、神の産物である人間の話。
神のいたずらから生まれた奇形の子供達を、村人は神の子としてあがめる。
彼らと同じ年に生まれながら、奇形ではなく普通の人間として生まれたことに劣等感を抱く直也(オレノ)。
カナエ、アレキシ、カークは、自分たちが本当は神の子などではないことを知っています。
彼らの持っている心の中の歪が、やがて、ある惨劇を生み出すことになります。
神様の動き・彼らの鳴らす鈴と笛は、能を意識しているようです。楽園の舞台も能舞台に見えなくもないし。
鹿殺しは毎回、手作り感あふれる美術・小道具・衣装の印象があるのだけれど、今回はかなり洗練されていました。なのに、いつもと同様、なんとなーくチープな感じがするのはなぜだろう?決してそれが鹿殺しの味だとも言えるけど、今回は、それこそ能のように、もっと荘厳な演出にしたほうが物語にあっていたのではなかったかなあ。
チョビ嬢、オレノ氏、イイ!
坂本けこみ嬢による開演前・終演後の場内アナウンスは物食いながらしゃべってるのかな、とっても愉快でした♪
舞台は砂が敷き詰められています。最前列は、砂がかかるかも?
入り口のエリアでの芝居もあり。真横を向いて見ることになるのでちょっと見にくいけれど、舞台構造上しょうがないか。
直也 | オレノグラフィティ |
カナエ | 菜月チョビ |
アレキシ | 山岸門人 |
カーク | 橘 輝 |
喜代美 | 傳田うに |
二宮金次郎、村人1、男1 | 高橋戦車 |
影、村人2、男2 | 菅野家 獏 |
神様1(メディア・ネズミ) | 丸尾丸一郎 |
神様2(セコム・タロウ) | 円山チカ |
神様3(キャッシュ・キンゾウ)、村人3 | 坂本けこ美 |
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原案、チラシ、WEB | 李 |
脚本・演出 | 丸尾丸一郎 |
舞台監督 | 杣屋昌洋、佐藤 恵 |
美術 | 加藤まゆこ |
照明プラン | 工藤雅弘(Fantasista?ish.) |
照明操作 | 保坂真矢(Fantasista?ish.) |
音響プラン | 高橋秀雄(SoundCube) |
音響操作 | 斎田吾朗 |
撮影 | 矢口将樹(TRICKSTAR FILM) |
作曲 | オレノグラフィティ、傳田うに、坂本けこ美 |
衣装助手 | 円山チカ、傳田うに |
演出助手 | 橘 輝、山岸門人 |
造形 | 坂本けこ美、高橋戦車 |
小道具 | オレノグラフィティ、菅野家 獏 |
制作 | 内藤玲奈 |
制作統括 | 樺澤 良 |
企画・製作 | 劇団鹿殺しオルタナティブズ |
主催 | オフィス鹿 |
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July 10, 2008
ミクニヤナイハラプロジェクト
9-July-2008 19:30~20:50
こまばアゴラ劇場
Corich公演情報

当日券狙いでフラっと寄ってみたのですが、予想以上の面白さ♪
「ミクニヤナイハラプロジェクト」初めて見ました。ダンスシーンのある芝居かと思っていたのですが、芝居仕立ての(音楽のかわりにセリフがある)ダンス公演のようでした。
女三人寄っただけでも姦しいのに、これが5人なのだから「たいへんたいへん」!早口のセリフが、さらに姦し度をアップ。
唯一の男子、山田に対する五人姉妹の容赦ない言動が面白い。頑張れ山田(笑)。
劇場の壁剥き出しで、舞台上には椅子と机と敷物とクッションのみ。部屋の模様替えが習性化していて、一日に何度も模様替えをしています。椅子と机を持っての動きがダイナミック。早口のスピードに合わせているのか、振り(飛んだり跳ねたり転がったり)にもスピード感あり。セリフと動きの組み合わせが可笑しく、随所で笑ってしまいました。
以下は富にネタバレ。
長女は家業の貿易会社を継いでいるが、ほとんど寝ている。次女はひきこもりの恋愛小説家。三女は飲食店勤務でやたら忘れっぽい。四女は韓国のお金持ちと婚約中。五女は弁護士で、長女の夫(テロリスト?)の弁護中。いちばんまともっぽいのが五女、あとの4人はなんか変。執事...彼女たちの身の回りの世話をしている山田は、五女・桜子に以前から片思い。
山田が、姉妹が(オーバースローで)思い切り投げたリンゴを3玉立て続けにキャッチする場面は見事。ファインプレー♪
ハイジのネタはともかく、キカイダーネタ(プロフェッサーギルの笛)は、リアルタイムに見ていないと引用できないような気がするなあ。プロフェッサーギルの笛と称して、体育の笛を全員で吹く場面は、ぜひ体感してほしい。ある意味、本物の"プロフェッサーギルの笛"でした(笑)
上演時間は約80分でしたが、やけにたっぷり感があるのは、早口のせいかも。
長女・春子 | 笠木泉 |
次女・夏子 | 光瀬指絵 |
三女・秋子 | 稲毛礼子 |
四女・冬子 | 三坂知絵子 |
五女・桜子 | 高山玲子 |
執事・山田 | 山本圭祐 |
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作・演出・振付 | 矢内原美邦 |
映像 | 高橋啓祐 |
音楽 | スカンク(MEXI) |
照明 | 滝之入海 |
舞台監督 | 鈴木康郎 |
制作 | 中村 茜、奥野将徳 |
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July 08, 2008
K.A.G
6-July-2008 19:00~19:55
atelier SENTIO
Corich公演情報

客席のみ畳敷きで2列(前列桟敷席、後列雛壇席)。
中央に天井まで届く高い檻。
どこまでオリジナルの演出なのかと思ったら、戯曲のセリフ以外は、K.A.Gオリジナル、それもかなり特異な演出らしい。
調停=闘い=檻の中のデスマッチなのかな。
男優は檻の中で裸になる(SPEEDOの水着1枚)。サルのように檻を登り降り。
俊徳は車椅子に座った人形で、セリフは"女(青木ナナ)"が喋る。俊徳のつきそいのようにも人形使いにも見える。
桜間は、調停中は常に檻の外に居て、俊徳の心を癒そうとしてからは檻の中に入る。
俊徳が最後に見た東京大空襲の様子が、空襲の音とともに語られるけれど、ちょうど東上線の電車が通り、電車の振動が床から伝わってきた。計算してのことだったらすごい演出効果だ。
公式のblogに「トイレの反対側(奥側)の席の方がよいです」と書いてあったが、ラストを見て納得。奥側に向かって、声に出さず口の動きだけのセリフがあるから。
どの役者さんも声に迫力がありました。異界に迷いこんだような55分間でした。
夜なので、名物のネコさんには会えなかったアトリエセンティオでした。
桜間級子 | 小助川 玲凪 |
川島という男 | 前島 謙一(千葉土建青年部) |
高安という男 | 鈴木 正孝 |
....という男 | 沖渡 崇史(アデッソ) |
女 | 青木 ナナ |
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作 | 三島由紀夫 |
演出 | 石井幸一 |
衣裳 | 伊藤 祥子 |
音響 | 武者 輝 |
美術 | 一徳会美術部 |
制作 | K・A・G |
リトグラフ | 平 佳史 |
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鉄割アルバトロスケット
6-July-2008 15:30~18:20
ザ・スズナリ
Corich公演情報

初めての鉄割アルバトロスケット。康本雅子嬢参戦とのことでチケット確保。
ファンキーなコント集なのかな、面白いヤツから意味不明なヤツまで40本。場内垂れ幕やら提灯やらで、すっかり見世物小屋の雰囲気。パイプ椅子を取っ払いゴザ敷きに座布団席。お尻にはちょいと厳しかったけれど面白かったので無問題。
音楽ネタ多し。康本嬢は、中国拳法のようなカッコよいダンス。踊っていないときも、立ち姿がなんとなくキマっている。セリフを喋っている場面もあったが、これは貴重なのかな。
プログラム片手に、タイトルを確認しながら観ていたけれど、どうしても内容が思い出せないものが5本ほどあります。なんでそのタイトルなのか意味不明だったからか、意識が飛んでいたかどちらかでしょう。
<印象に強く残ったネタ>
ビートにのせて「わかんない」の大合唱になる「あふりかわかんない」。
康本雅子嬢が登場ネタでは、ソバを喰いながら踊る「ファンキー蕎麦」、五輪真弓の「少女」にあわせて踊る「いつわさん」が秀逸。
セリフも何もかも滅茶苦茶なのに、これほど歌舞伎らしいものもない「馬鹿舞伎」は最高。
脱力系ドンキホーテとサンチョの「マランチャの男」。
後半のオープニング「サニー」は、名曲「サニー」をBGMに男と女のドラマ。
24時間営業の定食屋でシャブ打って頑張る「定食屋のおやじ」
「ごくつぶしのど自慢」は、ギターとおもちゃのピアノの伴奏だがアレンジが意外にかっこよくてビックリ。"いい楽器"じゃなくても"いい音楽"ってできるもんなんだな。
前半
0 はじ◎よ
1 勝手にシンドクレ
2 定食屋のおやじ
3 鳥のエサ売り
4 蕎麦うち無宿
5 死んだカナリア
6 あふりかわかんない
7 マランチャの男
8 流刑地にてみてえの
9 密談
10 肩こりホンキートンク野獣飲むべし
11 地方都市
12 プロドュース
13 演劇桃太郎
14 公演 能力のある男
15 金時ナポリ
16 ん平です
17 日本の精心医学の問題
18 だいく
19 ポン引きのいる町
20 園まなぶ
21 ドント ピス アラウンド
休けい10分憩
後半
22 サニー
23 俺の家族知らないか
24 瀬戸際ララバイ
25 金太郎イェ~
26 フックさん
27 あたらしい学校
28 ふるさわ合唱団
29 ごくつぶしのど自慢
30 ファンキー蕎麦
31 鬼とマザーとファザー地獄
32 レッツゲットオンザビー
33 おっさんと女寿司
34 馬鹿舞伎
35 もぐらアンダーグラウンド
36 麻薬の取引現場
37 黒へびのうめき
38 のりつぐあられ
39 いつわさん
40 ネギでなぐりあう
内倉憲二 | [2.19.31..etc] |
奥村勲 | [3.20.35..etc] |
中島朋人 | [1.18.37..etc] |
村上陽一 | [4.26.39..etc] |
小林成男 | [4.19.34..etc] |
中島弟汁 | [4.17.11..etc] |
古澤裕介(ゴキブリコンビナート) | [8.28.31..etc] |
成井昭人 | [3.10.32..etc] |
田山雅秦子(kiiiiiii) | [5.15.29..etc] |
木村秀太郎 | [4.21.29..etc] |
伊藤麻実子 | [7.31.11..etc] |
豊田誠治 | [16.29.34.etc] |
篠原友希子 | [1.24.32..etc] |
康本雅子 | [9.21.39..etc] |
馬場寿子 | [16.29.メスカリン] |
| |
作者音等諸々 | 戌井昭人 |
演出美術照明 | 牛嶋みさを |
鉄魂 | 鉄割熊蔵 |
衣装幕装置髭 | 萩野緑 |
音響音工音作 | DJcodomo |
照明 | つつみかんめ |
諸々全般物販 | 松島さとみ |
諸々チケット | 藤井以大 |
主催・企画制作 | 鉄割アルバトロスケット |
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快快
5-July-2008 23:30~翌5:00
吉祥寺スターパインズカフェ
Corich公演情報

・オープニングアクト アニチェ(ライブ)
・快快ステージ
「原住民ダンス」どこの原住民かは不明だkれど、たしかに原住民しか踊れないような面白い踊り。
「ピンクパンダのアニメ」
プレビュー「ジンジャーに乗って」
髪の毛に墨つけて人間書道。書いた文字は「平和」。
・後半はDJタイム
グルーウ”あんちゃん(DJ)
極東区民(DJ)
フカサワタケキ(DJ)
・「平和」バックに記念撮影しておひらき。
浮き輪やらビーチボールがぶら下がっていたり、ビーチパラソルやイルカの浮き輪があったり、なんだか海っぽく。ダンスフロアが海で、その周りが浜辺なんだろうな。
で、オープニングはアフリカンで無国籍な雰囲気。
最初は踊ってみたものの、体力が続くわけもなく、2Fから見物。エアコンの下が涼しくって気持ちよい。
真下がDJブース、仕事が良く見えて面白い。機器操作がパフォーマンス的に派手だけど、大音量のなかで次の曲に仕込みしてるんだから冷静でないとできないよなあ。
VJ席は2Fで、後ろから気軽に見ることができた。純粋にPC操作なのでとっても見た目が地味な作業なのね。長時間作業しっぱなしでご苦労様です。(あとで調べてみたら、おんなじように感じるひとがいるようで、最近は外部機器でコントロールできるようになってるっぽい)。
5時ちょい前終了。腹減った。
で、とりあえずフリーのDJソフトとVJソフトを入手して、手持ちの素材で遊んでみました。
DJソフトは、リアルタイムで音色操作できるヤツだと面白い。でも、ダンス系の素材の手持ちが少ないのねん。簡単にリミックスできりものはないかと探したら、最近はこんなのがあるのかあ。Music Mosaic Generator。解析面倒だけど、これ、おもしろいかも♪
VJソフトは、PCの上だけで見ててもイマイチ面白くない。大画面に出力してこそだなあ。
ピンクのパンダがかわいい。

この人形、ちょっと欲しいかも。
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座・キューピー・マジック
5-July-2008 19:30~21:00
「劇」小劇場
Corich公演情報

母親の言うとおりの人生を歩んできた女性。自分の人生はいったいなんだったのか?
病床の母親は彼女に「あなたは思ったとおりにはいかなかった」(...というようなこと)と言って息を引き取ります。母親に認められるよう言われたとおりに生きてきたのに。彼女は自殺します。その霊と、(天の使いであろう)老人が、彼女の人生を振り返るという話。
老人は「たとえ母親にいわれた生き方であっても、決断を下したのは自分自身のはず。」と言います。
病院のベットで意識不明の自分自身に、必死で呼びかける娘の姿を見て、彼女は"生きる"ことを選ぶのでした。
彼女の地味な人生がリアルに切なく感じられて、やりきれなく...なりそうなところを、音楽とラストシーン(娘と一緒に空の星を見つめ暗転。満点の星空だけが残る)で救われました。ラストは実にロマンチック。
佐藤由佳里(過去) | 神野恵子 |
佐藤孝夫(父親) | 西山由希宏 |
佐藤静子(母親) | 鶴屋紅子 |
佐藤早織(妹) | 嶋田奈津子 |
佐藤真人(夫) | 近藤陽介 |
佐藤(娘) | 保田麻美子 |
中本芳子(友人) | 山口智美 |
大家真澄佐藤(友人) | 森田麻衣 |
佐藤由佳里(現在) | 岡野佐多子 |
老人(ホームレス) | 田窪一世 |
| |
脚本・演出 | 田窪一世 |
装置 | 向井登子 |
照明 | 高円敦美 |
音響 | 大久保友紀 |
舞台装置 | 佐藤昭子 |
絵 | 小松修 |
写真 | ワタベマユミ |
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July 06, 2008
あなピグモ捕獲団
5-July-2008 15:00~16:20
小劇場 楽園
Corich公演情報

記憶を選択的に消去できる新薬の開発チーム。
薬はまだ不完全。
周りが止めるのも聞かず、チームの一人・繭歌が被験者となるべく薬を飲む。副作用なのか意識不明に。
残りもメンバーも薬を飲み、彼女を追いかける。
全員同じ夢を見る。轟音とともに走るバッファローの群れを見る...
夢の中では、各々、自分がなぜそこにいるのか、相手が誰なのかわからなかったり。薬は、副作用はあるものの、"記憶の消去"には成功しているようだ。
ここで消去される記憶とは、おそらく本人が消したいと思っている記憶...ではなく、無意識下で本人を縛り付けているもの、たとえば義務であったり柵であったり常識だったり。で、それらを記憶が消去された世界は無秩序で、各々無茶苦茶のことをやり始めるのだけれど、いつしかバッファローの群れのように、全員走り去ってしまう。
常に泳いでないと死んでしまうマグロはのように、人間も本来は(意識として)走っているのがデフォルトなのかも。社会生活を行う上で自分にはめざるを得ない枷=消去したい記憶=嘘っていうことなのかな。(言葉を崩している箇所もいくつかあり、それは言語も足枷のひとつってことなのだろうな)
ラストは「研究者たちは、被験中の様子を記録したレコーダーだけを残し、姿を消してしまった。」となります。心身ともに、あらゆる柵から解放されたということでしょう。
昔の青春ドラマのラストシーンの、意味も無く海岸を全力疾走するような爽快感。日本サンライズのアニメも、昔は必ず最終回に全員が走るシーンで終わってたような気がする。
記憶を少しずつ無くした者たちのやりとりは、不条理コントのようで面白おかしい...のだけれど、これは精神に障害を持っている人の言動が、障害を持っていると知らずに見たときに、時に滑稽に思えてしまうのと同じなのではないか。
忘れてしまいたい嫌の記憶・恥ずかしい記憶は多々あるけれど、本当に自分が邪魔だと思っている記憶ってなんでしょうね。そして、その記憶が実際に失われたらどうなるのか?無意識の世界を意識するなんてできっこないのだから、そんなの誰にもわかるわけないじゃんね、脳の世界は摩訶不思議。
...と、正解かどうかはわかりませんが、思いつくまま書いてみますた。
薬の副作用で嘔吐するのだけれど、夢の中ではガソリンを吐いていることになっている。バイオ技術を駆使すれば可能だったりして。みんながゲロゲロ吐いているガソリン牧場かあ(笑)
遠藤咲子さんは目線の決め方がかっこよさげ。ますだようこさんは、おなじ町内に住んでほしい人、なぜなら町内が愉快になりそうだから。でもお隣さんだとタイヘンそう(あくまで役柄のキャラだけれど)。
繭歌 | 遠藤咲子 |
タクト | 石井亜矢 |
ロビンソン | 若林史子 |
魔倫 | 深見七菜子 |
ゲルググ | 為平康規 |
不幸 | ますだようこ |
ガソリン | 貝谷聡(レイテストアポロ) |
琴子 | 福崎望 |
| |
脚本・演出 | 福永郁央 |
照明 | 黒木健史(TKB) |
音響 | 浜本竜太郎 |
宣伝美術 | Digi-太郎コーポレイション(D-T-C) |
美術 | 増田陽子 |
衣裳 | さる工房 |
舞台 | PIGMIX |
制作 | PIGMIX/稲葉久美子 |
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July 05, 2008
イキウメ
4-July-2008 19:00~21:10 1F-D-4
紀伊国屋ホール
Corich公演情報

時間の売買、売った時間分だけ死んでしまう。
雄二(浜田信也)に父親が死んだことを伝える保住奈々子(西牟田恵)の死に対するズレた感覚や、桜井(盛隆司)・小松崎(安井順平)ふたりのコミカルな会話も、寿命が切り売りできる環境に居れば納得。実感できない1/30秒の搾取された時間=1/30秒の死、永遠ではない死なのだものなあ。
一方、死神にとりつかれ余命わずかと思っている黒沢(内田慈)は辻斬りならぬ辻ボクシング。闘っている間は時間を無限に感じられるという理由でストリートファイトを仕掛ける。
雄二は管理システムの欠陥からIDが無効となって法的に死んでしまった存在、桜井・浅野(緒方健児)は時間売買で一定期間死を余儀なくされた存在、保住・小松崎・浅野房子(岩本幸子)も時間売買に関わる存在で、それは管理システムとも関係があるっぽい。でも、黒沢だけだけは、管理システムとは無縁な"死神"にとりつかれている存在であるのは対照的で面白いですね。
で、管理システムの時間売買のナゾの解明...となると、スリルとサスペンスなSFとなるけれど、ナゾ解きはされず、物語の主体は黒沢の行末。結果ホラーメルヘンとも呼べるようなファンタジーになっていました。
「死神」の未来版・アナザストーリーのようでもあり。「死神」は寿命を蝋燭の長さで、蝋燭の交換で寿命のやり取りができる世界でしたが、「表と裏と、その向こう」では、高度に電子化された情報として寿命。
『管理システムとは無縁な"死神"』と書いたけれど、実は"死神"を電子情報化した世界といえるかも。黒沢の見ている死神も、桜井・小松崎らが見ている寿命データも、観る側の認識の違いだけで、実は同一なのかもしれませんね。
蝋燭を交換するように、他人のIDを盗んでシステム上他人に成りすましたら、寿命データが代わって、ホントの寿命もかわったりしてね。
...などと、いろいろ考えてみるのも楽しいものです。
内田慈嬢、ボクシングかっこよく本気で強そう...っていうか容赦なさそうで良いです(笑)。岩本幸子嬢はいい声だなあ。
山根雄二(IDが無効となった男) | 浜田信也 |
黒沢真理(死神にとりつかれた娘) | 内田慈 |
桜井哲彦(ジャーナリスト) | 盛隆司 |
保住奈々子(雄二の義理の母) | 西牟田恵 |
小松崎(奈々子の弟) | 安井順平 |
浅野房子(雄大の姉) | 岩本幸子 |
浅野雄大(房子の妹) | 緒方健児 |
男 | 森下創 |
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作・演出 | 前川知大 |
舞台美術 | 土岐研一 |
照明 | 松本大介(Enjin-light) |
音響 | 鏑木知宏 |
楽曲提供 | 安藤克人(&cut) |
衣装 | 今村あずさ(SING KEN KEN) |
ヘアメイク | 前原大祐 |
演出助手 | 矢本翼子 |
舞台監督 | 谷澤拓己、棚瀬巧 |
主催 | (社)日本劇団協議会 創作劇奨励公演 |
企画制作 | イキウメ |
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3-July-2008 19:30-21:50
吉祥寺MANDA-LA2

2ヶ月振りのMANDA-LA2、19:00でも随分明るくなったものだなあ。
黒色すみれ
浴衣にゴージャスな髪飾りで登場。なんだかいろんなモノが付いてました。新曲披露。
ゆか嬢、無音では闇(黒)で、歌い上げるほど明るく照らすような歌声。"黒色すみれ"とは良く命名したものだと思うです。
最近のマイブーム&ヘビロテ中である彩乃かなみは対照的に、無音で白・天空から包み込むような歌声。人によって歌声がこうも違うとは面白いものだなあ。
set list
・宵待草
・花千代女
・ディゲルナライア
・午睡~ユーモレスクより~(新曲)
・赤りんご 毒りんご(新曲)
・永久に麗しく、すみれの花よ
・サンゴと潮
(Set List は 黒色すみれ"ゆかブログ"より。)
るり & ライオンメリィ
初めて聞きました。独特の世界。
るり嬢は、声がひっくりかえるかかえらないかの境界で歌っていて(その微妙な境界をキープするのはスーパーテクニックと思う)、そこがスリリングで歌詞の世界とマッチしていて、それこそ心の叫びのように感じられました。ホームページでCDからの試聴曲を数曲ピックアップして聞いてみましたが、こちらは上手すぎてスリリングさに欠け、ちょっと物足りない感じがしましたので、上手ければよいというものではないらしい。
きっとガロのマンガみたくヘタウマの魅力だと思う。MCも天然不思議系で面白かったのだけれど、実生活だと意外にシャキシャキしてたりして(笑)
ギターは、アルペジオもコード弾きも、一音一音はっきり丁寧に弾いていたのが印象的。
set list
・君ダラケ
・今日、僕が溶けた
・傘がない
・蒼い眼の少女
・西荻メリィ
(Set List は 覚えている限り)
抒情三人娘&メリーさん
最後は抒情三人娘(るり・ゆか・さち)+1(メリーさん)で昭和歌謡大全。
アンコール曲は下校の曲でおなじみの「遠き山に日は落ちて」。フシギなもんで、この曲聴くと「あ、帰らなくちゃ」って気になるものなのだな。せっかくの吉祥寺なので、「きゃりこ」デネコと遊んでいこうかと思っっていたのだが寄り道せずにまっつぐ帰ることにしました。
set list
あがた森魚さんの曲を含む5曲!
・蒲田行進曲
・レモンのキッス
・大きな古時計
・最后のダンス・ステップ
・遠き山に日は落ちて(アンコール曲)
(Set List は 黒色すみれ"ゆかブログ"より。)
帰宅後、箪笥の肥になっているサイレントバイオリンで久々に遊んでみた。下手を通り越して前衛の境地だなあ(笑)
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July 04, 2008
28-Jun-2008 14:00~16:40
前進座

さん弥「権助提灯」
喬太郎「ちりとてちん」
さん喬「千両みかん」
~仲入り~
喬太郎「夫婦に乾杯」
さん喬「井戸の茶碗」
前半は酸味の利いた食べ物特集。
梅雨時の食べ物の足の速さのマクラから「ちりとてちん」
季節の食べ物のマクラから「千両みかん」
旬のものを旬のうちに食べることがエコにつながるというありがたい教えの2本。
仲入り後の2本は、器を通して人と人の絆を考える話。
夫婦で落語鑑賞の話から新作「夫婦に乾杯」。カップ酒から日本の夫婦のあり方を問う問題作。
「井戸の茶碗」は、器が取り持つ夫婦の縁。隠れた名品・宝物という意味では、公開中の「インディジョーンズ4」も視野に入れてのネタセレクトかも(井戸とインディも響きが似ているし)。
付け加えるならば、開口一番の「権助提灯」は、見事に後半2本への布石となっている。時勢にあわせるだけでなく、深いテーマ性をもった演目のセレクション。さん喬門下恐るべし(笑)
うひゃうひゃ♪
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演劇実験室◎万有引力
29-Jun-2008 15:00~17:10
笹塚ファクトリー
Corich公演情報

行方不明になった男と、超新星の発見。人は肉体が滅ぶと星になる。
寺山修司いわく「万有引力とは人間同士が互いに引き合う孤独の魂の力のことである」
行方不明の男を捜す物語。
もともとは公開ワークショップ作品なんだそうで、「引力の法則」というテーマのもと、演劇実験室●万有引力の多種多様なモノを見せてしまおうという舞台なんでしょうね。
芝居ありダンスあり歌ありコントあり(犬のくだりはコントだよね?)、おまけに観客参加コーナーもあり。
アングラのテーマパークというか、寺山版「8時だよ全員集合@公開収録」のような趣でした。
犬のくだりは、白塗をしているからか、ソフトバンクの犬が思い浮かんできた。
なんで、お父さんは犬になってしまったのか、なんとなくわかったような気がした秀逸なコントでした。
怪しいダンス、池の鯉のように激しく跳ねる姿の迫力、完全暗転、マッチのにおい。うひゃ♪
今回は、J・A・シーザーの曲よりも、ホルストの「火星」のほうが耳に残ります。かっこよい曲だなあ、うん。
出演 | 伊野尾理枝 |
| 井内俊一 |
| 小林桂太 |
| 小林拓 |
| 村田弘美 |
| 木下瑞穂 |
| 吉野俊則 |
| 大島睦子 |
| 島田紗良(CRAZYCLIMBER) |
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構成・演出・音楽 | J・A・シーザー |
照明 | 松本昭弘(BE NATURAL) |
音響 | 徳久礼子(ステージ・オフィス) |
音響プラン | ヘンリック楽団 |
照明 | 松本昭宏(BE NATURAL) |
舞台監督 | 小林拓 |
美術 | 大沢智美率いる倶楽部「点滴」、森田さくら子 |
美術協力 | 清水一忠(simizzy)、小林創新 |
制作 | 演劇実験室◎万有引力 |
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July 01, 2008
Someday III ~光の世界へ~
29-Jan-2008
サンリオピューロランド

SomedayⅠ、SomedayⅡに続く、Somedayシリーズ最終章(完結編)。上演時間35分。
単なるテーマパークのショーとは言い切れない、かなり上出来のミュージカルだと思います。
(Corich公演情報に登録しちゃおうかなあ)
これよりもツマらない商業ミュージカルなんてざらにあると思うですよ。
人間のキャストが主役の歌中心のミュージカル。ⅠⅡにくらべ歌の掛け合いが多く、曲もバラエティに富んでいてミュージカルの醍醐味たっぷり。なんとなーくどこかのミュージカルのような...って気がするのは、数々のミュージカルの音楽を担当してきた八幡先生の作だからでしょう。他のショーを見てみるとディスカバリーシアター「シナモンの秘密の扉」がダンスミュージカル、メルヘンシアター「ハローキティのくるみ割り人形」はキティ中心の小池修一郎ミュージカル&宝塚レビューと、ちゃーんと棲み分けができてるなあ。
目玉の一つは、(映像のみですが)安崎求氏の出演(王様役)。もちろん歌ありで、美声を堪能できます。ビジュアル的にはトランプのキングにそっくり(笑)
「I、Ⅱの謎が明らかになる」とある。表ではⅠⅡのダイジェスト映像が流れていているし、冒頭にで前作までのあらすじ紹介ともあるので、必要最低限の情報は与えられるけれど、まーチビッコたちがどこまで理解しているかは謎(笑)。
東の国の妖精ロックとマイメロ・クリリンとの友情・信頼の話が主軸で、これはⅠⅡを見ていない小さなおともだちにも十分理解できると思います。ⅠⅡにからむ東西国の争いの原因や、マリア出生の秘密等は、小学生高学年向きかもしれませんね。
暗い場面や、プロジェクタを使った映像(妖精の王様の登場)に怖がるチビッコが、必ず居るっぽい。でも、レーザーや雪、プラネタリウムのような星空など派手な仕掛けは見ておいて損はないと思うです。
もともとSTARWARSを意識して作られているシリーズ(多分ね)。
王子ニコルはルーク、王女マリアはレイア姫、東の王がダースベイダー、西の王がオビワン。
ってことはクリリンとマイメロ(劇中ではメロディ)がC3POとR2D2ですか。
登場する生身の人間が全て妖精で、妖精以外はクリリン・メロディというキャラしか出てこない。生粋の人間が出てこないところが、なるほどキャラの国ノミュージカルというか、上手いなあ♪
さて、明らかになった謎に関しては、予想通りだったものもあれば、はずれたものもあり。
個人的には気になる謎であった「Ⅰ、ニコル・クリリン・メロディが会いに行くはずだった用事」の件は結局、未解決のままであった(笑)。
構成・脚本・音楽・作詞・演出 | 八幡茂 |
衣装デザイン | 加藤昌孝 |
ダンス振付 | 渡邊寿悦 |
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