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November 2008

November 30, 2008

パルコプロデュース「グッドナイトスリープタイト」

公演ページ
29-Nov-2008 19:00~21:10 L-4
PARCO劇場

Corich公演情報

081129b

 二人の出会いからの日数を舞台に表示しながら、過去と現在、節目の日々を行ったりきたりします。

 昔約束したことや楽しい思い出も、今ではすっかり忘れていたり記憶違いをしていたり、しかしどうでもよいことはしっかり覚えていたり、昔は一喜一憂した出来事も今では何の感動もなかったりと、30年間の二人の関係の変化が可笑しかったり切なかったりと、とにかく面白い。

 30年間で、妻(戸田恵子)の変化は大きいけれど、夫(中井貴一)の中身はさほど変わっていない様子。やっぱり男って成長しないのだろうな(笑)

 「グッドナイトスリープタイト」とは、「ぐっすりおやすみなさい」という意味だと、三谷氏の上演前アナウンスで説明がありました。単純に二人の寝室が舞台だから、そのようなタイトルにしたのかと思いましたが、見終わってみると、「30年間いろいろあって、このような結末になってしまったけれど、とりあえずぐっすりおやすみなさい」と言っているようでもありますね。

 夫が作曲したCMソングを妻が歌う場面がありまして、戸田恵子さんの歌声を堪能いたしました。

 生演奏は、電話や波の音などのSE系も担当。テープの巻き戻し再生音を生演奏で再現しているのには感動。

夫 中井貴一
妻 戸田恵子
 
Flute 高桑英世
岩佐和弘
Oboe 庄司知史
川村正明
Clarinet 山根公男
及川豪
Piano 荻野清子
 
作・演出 三谷幸喜
美術 堀尾幸男
照明 服部基
衣裳 黒須はな子
ヘアメイク 河村陽子
舞台監督 松坂哲生
宣伝美術 タカハシデザイン室
宣伝写真 二石友希
宣伝PR る・ひまわり
プロデューサー 毛利美咲
製作 山崎浩一
企画製作 株式会社パルコ

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ギンギラ太陽's「BORN TO RUIN さよなら初代0系新幹線~引退記念スペシャルバージョン」

ギンギラ太陽's
29-Nov-2008 13:00~14:30 1F-G-18
あうるすぽっと

Corich公演情報

081129a

 楽しくて、ちょいと泣けた85分。

 古いもの、もう動かないと思われたものが、昔と同じように動いた瞬間というのは、それは感動的なもの。骨董品の蓄音器だったりクラシックカーだったり第2次大戦時の戦闘機だったり。
 もう2度と走ることはなかったはずの0系新幹線の博多~東京ラストランだからこそ感動的だし、最新鋭モデル(のぞみ500系、レールスター)を蹴散らす姿が爽快に感じるのでしょうね。

 挿入される「女ビルの一生」は、福岡ローカルな固有名詞はさっぱりわからないのだけれど、老舗店舗の盛衰というものはどこの土地でもあることで、自分の地元の繁華街と重ね合わせながら見てました。

 0系新幹線、「女ビルの一生」の玉屋さん、両者とも引き際が美しいのが素敵。

 ひよこ侍には大笑いでした。

 ホワイエには、0系新幹線のニュース写真の掲示や、Nゲージ展示など。有料パンフ(\1000)は0系新幹線記事が充実。初代から700系までの写真があったけれど、0系の顔は愛嬌があってよいですね。世代がかわる度に顔がどんどん爬虫類化していくのは、いかがなものかと思うですよ(笑)。

初代0系新幹線
YS-11
岩田屋 
大塚ムネト
初代0系新幹線 中村卓二
初代0系新幹線
旧東京駅
スーパーブランドシティ 
中島荘太
初代0系新幹線
ひよこ侍
新天町 
林雄大
初代0系新幹線
新東京駅
博多座 
石丸明裕
レールスター
フランスの新幹線
マダム大丸 
立石義江
レールスター
ドイツの新幹線
大丸レディ 
上田裕子
レールスター
リニア超特急様
博多駅
エルガーラ 
古賀今日子
レールスター
太陽の塔
中州の玉屋 
杉山英美
ドクターイエロー
SL
ホテルオークラ 
吉田淳
500系のぞみ
ラフォーレ原宿小倉
新天町 
 
作・演出・かぶりもの 大塚ムネト
照明 荒巻久登(シーニック)
衣装 ギンギラ太陽's
音響 遠藤浩太郎(インテグラル・サウンドデザイン)
舞台監督 松本幸一
主催 ギンギラ太陽's
企画・製作 アミューズ
アンミックエンタテイメント
ピクニック

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November 25, 2008

ZOKKY「ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3」Bプログラム

ZOKKY
24-Nov-2008
王子小劇場

Corich公演情報

081124c

 最終日、夕方から雨でえらい冷え込みでしたが、会場に着くととっても丁寧な接客で寒さもふっとびます(笑)
 18:30と19:10と20:30の飛び飛びの予約でしたが、20:30を前倒し調整していただきまして感謝♪

 エロ3本立て、大いに満足♪

「乳が出て幸せ」

 白い液体まみれの遠藤留奈嬢の"どアップ"でスタート。まるで巻き戻し忘れたアダルトビデオを再生したときのような。牛乳大好き女は今日もせっせと乳搾り♪

「ブラジャーに乗って」

 バカには見えない服を着た女家庭教師。バカの生徒は勉強も手につかず。ブラジャーはジンジャーよりもすごかった。バカ万歳。

「欲望という名のすごい棒」

 男性専用車両に男装して乗り込んだ女性と女装して乗り込んだ男性。電車のなかは大騒ぎ。
佐々木なふみさん、やっぱりすげー美人だった。

 帰りがけに「コンプリートおめでとうございます」って声かけていただきました。なんだかすごい達成感♪

「乳が出て幸せ」 
瑠璃子 遠藤留奈
憲三 齋藤豊
牛 森下亮(クロムモリブデン)
 
「ブラジャーに乗って」 
間宮 境宏子(リュカ.)
拓海 瀬尾卓也
拓海の父親 齋藤豊
 
「欲望という名のすごい棒」 
女 佐々木なふみ(東京ネジ)
駅員 小林タクシー
乗客 江原大介、松本隆志(Mrs.fictions)、松葉祥子
 
作・演出・音響
舞台美術、WEBデザイン 
小林タクシー
舞台監督・制作 佐伯風土
イメージガール 清水那保(DULL-COLORED POP)
照明 兼子慎平(La Sens)

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劇団桟敷童子「黄金の猿」

劇団桟敷童子
24-Nov-2008 14:00~16:40
ベニサンピット

Corich公演情報

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 興奮しました。迫力のある戦闘シーン、大仕掛け、限りなく美しいラストシーン。

 大陸から渡ってきた九千坊一族の哀しい行く末の物語であると同時に、戦国時代を舞台にした一大冒険活劇にもなっています。マイノリティ中心に、いろいろな立場の人間が入り混じるのは、手塚治虫の「火の鳥」にも似た趣があります。

 影夜衆は目が覚めるような青を基調とした衣装、風ワタリ千坊邑の生き残りは対照的に赤を基調とした衣装で、この2色が舞台上を飛び回り、とても綺麗。

 板垣桃子さん演ずる九千坊刹那は、山草兵糧師としての優しい顔と、影夜衆を率いて強羅伊らを追う戦士としての強い顔の両方を持ち、一瞬にして表情が切り替わったりするのはすごいなと思う。板垣さんのかわいさとかっこよさの両方を堪能できます。

 影夜衆の主の娘・涼音役の新井結香さんが大活躍。劇中で"青ダヌキ"呼ばわりされるのですが、見た目そのとおりなので笑っちゃいました。

 池下重大さん演じる興櫓木大左衛門は、狂言回しとまではいかないけれど第三者的な存在で、飄々とした感じがなんともいい感じ。「このバカチンがぁ」っていうのが可笑しい(金八先生の真似かな)。

 シアターガイドの桟敷童子特集で大量の水を使うらしいことは事前に読んで知ってはいたけれど、想像以上の激しい使い方にびっくり。前2列はビニールシート配布。2列目(通常席の1列目)は軽い水しぶき程度ですが、最前列はシート越しの観劇必須ですね。
 シアターガイドでチラっと出てくる"巨大プール"は後半に出現しますが、この場面は、後方席の方が見やすいかも。

 終演後、ロビーでヨネクラカオリさんがアンケート回収されてました。ヨネクラさんの声って、いかにも芝居小屋に来たぞって気分にさせてくれるので結構好き。

 休日昼間とはいえ、やけにチビッコが多いなあと思っていたのですが、仮面ライダーをやってた松田賢二さんが出演しているからのようですね。

 近藤正臣さんもご観劇でした。かっこいいじょ♪

海ワタリ千坊邑の生き残り
 駕羅(ガラ・沼に棲む童) 外山博美
 残辺(ザンベ・海ワタリ千坊邑の最後の男) 松田賢二
流れ者
 興櫓木大左衛門(鎧兜の武者) 池下重大
 夢爺(知恵足らずのボケ爺) 山本亘
影夜衆
 松虫(風ワタリの地を治める影夜の主) もりちえ
 涼音(松虫の娘) 新井結香
 瓢衛門(参謀) 鈴木歩己
 甲斐(影夜の下男) 桑原勝行
 源五郎丸(五人衆) 原口健太郎
 九郎兵衛(五人衆) 深津紀暁
 銀鉄(五人衆) 稲葉能敬
 又吉(五人衆) 小野瀬弥彦
 弐位丸(五人衆) 古味哲之甫
風ワタリ千坊邑の生き残り(解死八人)
 強羅伊(ゴウライ) 鈴木めぐみ
 穂葦(ホアシ) 川原洋子
 朱軽(シュガル) 山本あさみ
 美久利(ミクリ) 中井理恵
 蘇音(ソネ) 大手忍
 霧緒(キリオ) 椎名りお
 茶棒(チャボ) ヨネクラカオリ(劇団阿佐ヶ谷南南京小僧)
 藻根(モネ) 岡部和恵
あらゆる草木の知恵を持つ山草兵糧師
 九千坊刹那 板垣桃子
 
作 サジキドウジ
演出 東憲司
照明 Jimmy
照明操作 (株)FREE WAY
音楽 川崎貴人
音響協力 藤田赤目
チラシ画 横岳由紀子
チラシデザイン 山田武
写真 浅香真吾
舞台監督 深瀬元喜+劇団桟敷童子
助成 平成20年度文化芸術振興費補助金
(芸術創造活動重点支援事業)
制作 劇団桟敷童子事務所

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パラドックス定数「怪人21面相」

パラドックス定数
23-Nov-2008 19:30~21:30
SPACE EDGE

Corich公演情報

081123c

 前回公演の「三億円事件」時効成立から後の物語。三億円事件の捜査員の一人だった白砂駿嗣が、グリコ・森永事件の首謀者となっています。

 実際の事件は未解決のまま時効となっているのですが、実際のグリコ・森永事件で推測された諸説から新たな犯人象を創り出しています。

 緊迫した2時間。
 なぜ、「怪人21面相」は未解決だったのだろうと考えると、野木氏の想像による本作が、実は真相なのではと思えてきます。

 白砂さんのキャラがなんともよい。定番キャラとして白砂さんシリーズを今後もやって欲しいかも。

 上演台本購入。中途半端な1300円という設定は、1000円か1500円のどっちかにしてもらいたい気がしないでもないけど。 ト書きがハードボイルドでかっこよいんだなあ、帰りの電車で堪能しちゃいました。

先行特典♪
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蓮見雅尚(会社役員) 植村宏司
鳥羽山 基(新聞記者) 小野ゆたか
幸村統夷(暴力団員) 十枝大介
白砂駿嗣(公安刑事) 西原誠吾
 
作・演出 野木萌葱
照明 伊藤泰行
舞台監督 渡辺陽一
宣伝美術 成川知矢
写真 渡辺竜太
販促 副島千尋
制作統括 赤沼かがみ(G-up)
企画製作 パラドックス定数研究所

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「歌謡シアター『ラムネ』~夢の途中編~」

公演情報
23-Nov-2008 13:00~15:10
あうるすぽっと

Corich公演情報

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 一部タイトルや歌手の名前が思い出せない曲があったけれど、聞けば一緒に歌えてしまう曲ばかり。どの曲も、一般的カラオケ定番曲なので、一緒に歌いたいのを我慢しながら観ている人は多かったかと思われます。(自分もそうだけれど、声は出さずに一緒に歌ってる人が結構いたっぽい)

 男女7人の高校時代から30年後の現在までの話。大人になった現在から昔を思い出すという構成はラムネシリーズのスタイルなんでしょうね。

 ベタな青春モノなのだけれど、懐かしい曲が流れると、そのベタさがとっても心地よく感じられます。青春バンザイな気分(っていうか、そもそもミュージカル自体、ストレートプレイと比べたらベタな世界ですもんね)。

 出演者全員、歌ウマさんなのがすばらしい(笑)。大作ミュージカルでは時折主要キャストが???というくらい歌ヘタな場合が無きにしもあらずなのですが、やはりミュージカルに出演する以上、歌が上手いのは必要条件でしょう。

 石井一彰氏が、エロ高校生役で笑わせてくれます。敏夫役の曾我泰久氏は元グッバイ(懐かしいニャ)、劇中でギターソロあり。吉岡麻由子嬢は肝っ玉母さん系女子でインパクト大。メガネ女子の伊藤有希嬢が意外に年上さんなのに高校生役が違和感無くてびっくり。
 「ねえ!気がついてよ」~「男の子女の子」はメドレー形式、モップのマイクスタンドがいかにも学校って雰囲気でいいな。修一が香織に告白する場面では小西氏ギターソロの「ロマンス」、敏夫が奈美江を口説く場面は、まさにミュージカル仕立ての「愛のメモリー」が印象に強く残りました。歌謡曲中心と思っていたので、まさか「MOON」や「闘牛士」が聞けるとは思いませんでしたが、どちらも名曲だなあ。

 終演後、ホワイエに曲目リストが掲示されました。カラオケリクエストNo.付というのが素敵でした。

ついつい歌いたくなっちゃう曲目リスト

夢の途中(来生たかお) -V-
ねえ!気がついてよ(桜田淳子) -V-
夏にご用心(桜田淳子) -V-
ひと夏の経験(山口百恵) -V-
情熱の嵐(西城秀樹) -V-
傷だらけのローラ(西城秀樹) -V-
男の子女の子(郷ひろみ) -V-
マイピュアレディ(尾崎亜美) -V-
闘牛士(Char) -V-
ロマンス(岩崎ひろみ) -V-
DOWNTOWN(SUGAR BABE) -V-
夢の中へ(井上陽水) -V-
乙女座宮(山口百恵)  -V-
ダンシングオールナイト(もんた&ブラザーズ) -V-
少女A(中森明菜) -V-
三年目の浮気(ヒロシ&キーボー) -V-
めだかの兄妹(わらべ) -V-
愛のメモリー(松崎しげる) -V-
ランナウェイ(ラッツ&スター(シャネルズ)) -V-
異邦人(久保田早紀) -V-
雨上がりの夜空に(RCサクセション) -V-
守ってあげたい(松任谷由美) -V-
秋の気配(オフコース) -V-
マイラグジュアリーナイト(来生たかお) -V-
MOON(レベッカ) -V-
白いページの中に(柴田まゆみ) -V-
夢の途中(来生たかお) -V-

早川修一 小西遼生
平林香織 佐藤美貴
海老塚 隆 石井一彰
加藤敏夫 曾我泰久
竹ノ内綾子 伊藤有希
岬 奈美江 吉岡麻由子
鈴木里子 椎名へきる
 
作 広瀬格、板垣恭一
演出 板垣恭一
原案 ミュージカル「ダルゴナ」(PMC Production Co., Ltd.)
音楽 高木茂治(楽踊舎)
美術 中根聡子
照明 中村嘉雄(スウィート・スタッフ・グループ)
音響 松山典弘(カムストック)
衣裳 千佳(CieL)
ヘアメイク 武井優子
振付 MIKIKO
歌唱指導 泉 忠道
稽古ピアノ 大塚茜
舞台監督 津田光正、荒 智司(バックステージ)
宣伝美術 kazepro
制作 元誌恵、五十嵐さくら
プロデューサー 柴矢敏彦
主催 アミューズ
企画製作 アミューズ

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November 23, 2008

美輪明宏 音楽会・愛

美輪明宏
22-Nov-2008 18:00~21:00 1F-12-40
八王子市民会館

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 美輪様の音楽会でございます。

 トーク、もしかしたら歌ってる時間よりも長いのじゃないかと思うのですが、いちいち納得の内容。現総理大臣の前世はウ○コだとおっしゃられてました。ウ○コじゃしょうがないな♪

 「ヨイトマケの唄」を生で聞けたのがうれしい。

 第1部の日本の抒情歌では、(自分的には)過度なビブラートがちょっと苦手ではあったけれど、第2部のシャンソンになると、バースの部分は一人芝居を見ているようだし歌は情感たっぷりで、美輪ワールドに引き込まれました。

 アンコール「愛の賛歌」は原語にて。絶品でした。金の孔雀のセットをバックに白いドレスをお召しになり、上からは金色の紙吹雪。なんかの御本尊のような趣でした(笑)。

 一晩あけても、耳鳴りのように、美輪様の歌が耳の奥・頭の奥で響いているような気分ですよ。

【第1部】
白月
朧月夜
惜別の唄
人生の大根役者
砂漠の青春
ヨイトマケの唄

【第2部】
初日の夜
ラストダンスは私と
アコーディオン弾き
水に流して
ボン・ヴォワヤージュ
老女優は去り行く

【encore】
HYMNE A L'AMOUR(愛の讃歌)

演出・出演・構成・美術・衣裳 美輪明宏
演奏 セルジュ染井アンサンブル

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11月歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)」

11月歌舞伎公演
22-Nov-2008 11:30~14:05 1F-17-36
国立劇場 大劇場

Corich公演情報

081122a

 「乱歩を歌舞伎に」ということを話には聞いていましたがしたが「うーん、どうなんだろ?面白いのかな?」と思ってチケットも取らずに放置しておいたのですが、「喬太郎の気楽に粋ましょう『大人の自由時間』木曜日」、市川春猿ゲストの回で本作の宣伝があり、やけに面白そうな話しっぷりに、即国立劇場のHPにアクセス&チケットゲット。

 設定を幕末の江戸に移し、明智小五郎は、名前はそのままですが探偵ならぬ隠密廻り同心。

 新作とはいえ、明治以降に発展した近代化された新歌舞伎ではなく、江戸時代の猥雑な歌舞伎の匂い。その意味で、とても歌舞伎らしい作品になっていました。

 ワイヤアクションよろしく人間豹の染五郎が舞台を飛び跳ね、ラストは大凧の宙乗りありと、見所十分。
三役の市川春猿、最初の二役・お甲とお蘭は人間豹に殺される役ですが、首を食いちぎられ白い肌が血で染まった様子がなんとも色っぽくてよさげ。

 随所にいかにも乱歩世界らしいいかがわしさがあって(特に見世物小屋の場面など)、うまく乱歩作品と歌舞伎を融合させてますね、岩豪氏&幸四郎氏、グッジョブ♪

 幕間・場面転換時の早いテンポの大太鼓のBGMが効果的、聞いていると次の展開がどうなるのかワクワクしてきます。

 終盤の立ち廻りは、あくまで明智と恩田との対決で、歌舞伎でよくある大人数が出て盛り上がる立ち廻りとはちょっと違う。なので大団円といより明智VS恩田の第一章が終わったという感じ。でも、ここは大人数の立ち廻りにしてしまうと、かえって乱歩世界の匂いを消してしまうかもしれないからなあ。

 今回の舞台が好評なので、来年も乱歩作品の歌舞伎化が決定したそうで、こりゃ楽しみが増えました。

 劇場で原作本購入、もともとが連載モノだっただけに、章ごとに山場があってスラスラ読めてしまいますニャ。面白い。挿絵の恩田は染五郎ほどのかっこよさはありませんが(笑)。

明智小五郎 松本幸四郎
同心小林新八
蛇娘お玉 
市川高麗蔵
商家の娘お甲
女役者お蘭
明智の女房お文 
市川春猿
老婆百御前 澤村鐵之助
目明し恒吉 松本錦吾
恩田乱学
神谷芳之助 
市川染五郎
お蘭の弟子お英 市川弘太郎
鯉売り 尾上寿鴻
口上役 松本錦一
神谷の下人伊助 松本錦弥
菊師徳蔵 松本幸太郎
 
原作 江戸川乱歩「人間豹」より
脚色 岩豪友樹子
演出 九代琴松
照明 沢田祐二
美術 国立劇場美術係

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November 22, 2008

柿喰う客「玉置玲央 一人芝居『いまさらキスシーン』」

柿喰う客
21-Nov-2008 21:00~21:30
王子小劇場

Corich公演情報

081121b

 とある女子高生の三年間を25分で。
 25分間全力疾走の舞台、高密度でたっぷり感あり。もし、あのまま1時間くらいやられたら、演じるほうも見るほうも体力的にもたないだろうなあ(笑)

 玉置氏、足の筋肉が見事、アスリートの足(駅伝の選手という設定で、ちょっと納得)。

 随所に昔の言い回しを取り入れていて、女子高生侍な雰囲気。時計を見て「酉の刻!」って言ういのには大笑い。

 あこがれのオトコマエダ先輩の家へ向かう三御堂島ひよりが自分の過去・現在を語り、「国道4号線を...」のセリフで場面をつないでゆく構成は、三遊亭円丈の「悲しみは埼玉に向けて」のよう。高速セリフは、講談のようだし、伝統芸能のかおりがプンプンするあたり、大好きです。

 前半は一人学園コメディな雰囲気だけれど、後半はヘビーな内容に。文字通り、三年間で燃え尽きた三御堂島ひより物語でした。

 蛇足

 最前列でみたので、玉置氏のパンチラがよく見えた。男のパンチラを見て何が楽しいのか?と思わないでもなかったニャ(笑)

三御堂島ひより(みみどうしまひより) 玉置玲央
 
作・演出 中屋敷法仁
舞台監督 本郷剛史
音響 上野雅(SoundCube)
照明 富山貴之
舞台美術 山下浩介
フライヤー写真撮影 内堀義之
制作 赤羽ひろみ

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ZOKKY「ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3」Aプログラム

ZOKKY
21-Nov-2008
王子小劇場

Corich公演情報

081121

「馬並みなはなし」

 エロアシスタントの誘惑に負けちゃって、漫画の締め切りは大丈夫なんだろうか?睡魔よりもエロが勝つ。
これからいいところなのに、女神登場で「音だけでお楽しみください」状態。肝心のシーンが見られないのは、TV・映画のエロシーンの王道だなあ(笑)
 漫画読みの東方力丸さんが出てるって思ったら、黒澤世莉さんだったっぽい。

「顔に自信がない」

 エロが無いじょ(笑)
 貞子のように髪で顔を隠した女性が登場、どんな恐ろしい顔が現れるのかとビクビクしながら見てましたが...。

「業に向かって唾を吐く」

 あのスペースで、6人登場というのはすごい。
話は、すげーバカで笑っちゃいました。頭が性器になってる人がでてくる漫画があったのを思い出しました。

(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)(^o^)

 20:00に1本、21:30過ぎに2本の予約を入れといたのだけれど、たまたま空きができたっぽく、20:00から三本まとめて見ることが出来ました。おかげで21:00からの「玉置玲央 一人芝居『いまさらキスシーン』」が見られてラッキーでございました♪

「馬並みなはなし」 
漫画家 黒澤世莉(時間堂)
アシスタント コロ(柿喰う客)
女神 原田優理子(トリのマーク(通称))
 
「顔に自信がない」 
顔リ 西尾美鈴
久美 山崎和代
コック 印宮伸二(劇団神馬)
 
「業に向かって唾を吐く」 
陽子 菊池佳南(バナナ学園純情乙女組)
芳雄 印宮伸二(劇団神馬)
街の人々 コロ(柿喰う客)
山崎和代
西尾美鈴
教祖 小林タクシー
 
作・演出・音響
舞台美術、WEBデザイン 
小林タクシー
舞台監督・制作 佐伯風土
イメージガール 清水那保(DULL-COLORED POP)
照明 兼子慎平(La Sens)

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「そのだりん ひゃくものがたり(第二十二話)」

シアターPOOプレゼンツ2008
20-Nov-2008 20:00~21:30
シアターPOO

081120

スペシャルゲスト/南久松 真奈&(小川和隆/楽曲)
(クラブの少女)中村理恵、江口依子、相澤知里

 現代の妖怪を創造とのこと。

 DVを受ける女性(南久松 真奈)を取材するライター(そのだりん)。人当たりのよさそうな彼女が、なぜDVを受けるのか?親しくなるにつれ、彼女が共依存者であることがわかってくる。彼女はライターに、自分を受け入れるか、さもなくば殺すかの選択をせまる...

 妖怪とは、人間の理解を超えた存在とするなら、確かに、常人の理解を超えた、その女性は"妖怪"。その恐怖に力で対抗しようとすれば、なるほどDVとなってしまうなあ。

 南久松さんは、素でDV被害者の女性じゃないかと思わせる怪演。

 ライターの住む部屋、DV女性のちらかった部屋と、過去のひゃくものがたりと比較して凝った舞台になってました。今年最後の「ひゃくものがたり」だそうなので、そのせいかな。

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November 19, 2008

平成中村座十一月大歌舞伎「串田戯場『隅田川続俤 法界坊』」

松竹
16-Nov-2008 16:30~19:22 梅席 右2列-26
金龍山浅草寺 特設開場

Corich公演情報

081116b

 平成中村座の法界坊、NY公演版はNHKで拝見しましたが、生で見るのは今回が初めて。

 邪虫類のような亀蔵さんの番頭、キュートなお組、マイペースの野分姫、歌舞伎座では絶対に見られないであろう役作り。

 ラストは、紅テント芝居よろしく舞台後方扉開放。これが桜のシーズンだったらどんなにすばらしかったか(っていうか、あそこにあるのは桜の木だっけ?)。

 梅席・右列で、舞台上手は見切れるものの、花道はバッチリ見える。ついでにお大尽席もよく見える。
最初、梅席なのにover一万円はどうかと思いましたが、歌舞伎座の2階桟敷席ポジションと思えば納得できたりして(笑)。
見終わってみれば、チケット代以上の興奮は十分に味わえたので満足なんですけどね。

 この小屋、どこの席でもオペラグラスいらずで、ちょうどよい大きさです。
お茶子さんがお弁当売りに来るのも風情があってよさげです。

 羅漢席というそうですが、舞台上の上手と下手に特設席(当日券)が登場してました。好きな人にはたまらない席でしょうね。

聖天町法界坊 中村勘三郎
永楽屋娘お組 中村扇雀
道具屋甚三郎 中村橋之助
永楽屋権左衛門 坂東彌十郎
永楽屋手代要助
実は吉田宿位之助松若 
中村勘太郎
花園息女野分姫 中村七之助
番頭正八 片岡亀蔵
山崎屋勘十郎 笹野高史
 
演出 串田和美

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デス電所「ヌンチャクトカレフ鉈鉄球」

デス電所
16-Nov-2008 13:00~15:10 H-18
青山円形劇場

Corich公演情報

081116a

 歌と踊りのシーンが素敵。冒頭の長女が登場する場面は、コンテンポラリーダンスのような雰囲気で秀逸。

冒頭、兄のDVによって傷だらけ地だらけの長女の登場は、コンテンポラニーダンスの趣き。

 死者を生き返らせる能力を手にした長女と、なんでも曲げてしまう能力をもつ三女。
 長女は、兄のDVから身を守るために、生き返る能力を身に付けた(授けられた)。ところが、その力を得たがために、世の中の秩序は狂い、死者が生き返る(殺しても死なない)世界になってしまった。
 次女は、超能力少女として芸能界入りするも、今ではすっかり落ち目で、田舎にもどってくる。
ところが、次女の超能力(の記憶)は、実は三女の記憶で、以前次女はある事件で刺されたのだが、そのきトラウマを解消するために、次女が三女に自分の記憶を与えたのだった。

 謎の男は、大量殺人鬼のようだが、生死にまつわる秩序を正常に戻すための使者のようにも見える。三女の能力で、兄は体中曲げられ死んでしまいます。必要のなくなった長女の能力は、謎の男によって無効化されます。

 次女は、自分の記憶が三女のものであることを知り、次女に記憶を返すことにします。が、記憶を返したあとの次女は、空っぽの、目の前の長女・次女が誰なのかわからない状態で...
きっと三女の能力も、兄のDVから姉を救うために授けられた力じゃないかなと思います。そして、次女から記憶を取り戻した後は、きっとその能力も不要となり消えてしまったでしょう。

 ラストで、三姉妹が向き合う場面は、真っ白なセットのせいか能の世界のような幽玄の趣。

 全方位開放な円形劇場でみるミュージカルシーン(ダンスシーン)は面白いですね。

 長女役の中谷さとみさん、こんな間近で見られるとはなんと贅沢な。声にしろ表情にしろ仕草にしろ、すごく輪郭がはっきりしてる。やっぱり大劇場を経験してる人は違うなあ。すげーかわいいし♪

高木香月(長女) 中谷さとみ
高木由香里(次女) 田嶋杏子
高木野乃香(三女) 山村涼子
岩田(板前) 根田あつひろ
神原(由香里のマネージャー) 福田靖久
萩荻(警官) 豊田慎吾
紅月(萩荻の友人) 丸山英彦
男 川島邦裕
 
作・演出 竹内佑
音楽・演奏 和田俊輔
舞台監督 中村貴彦
舞台美術 池田ともゆき(TANCI池田意匠事務所)
照明 西山茂
照明操作 加藤直子
音響 三宅住絵
映像 本郷崇士
振付 豊田慎吾
衣装デザイン 遊光
衣装製作 上橋恵美子、金崎めぐみ
小道具 原田鉄平(Iron-Level)
かぶりもの製作 水野泰彰(Λ-Sura)
特殊効果 ギミック
宣伝美術 渕野由美
舞台美術製作 浦野正之(アーティスティックポイント)
写真 イトウユウヤ
撮影 井村剛

ブログで検索「ヌンチャクトカレフ鉈鉄球」

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Doris & Orega Collection「どんまい マインド」

Doris&Orega
15-Nov-2008 13:00~14:50 1F-C4-16
新国立劇場 小劇場 THE PIT

Corich公演情報

081115a

 演出の山田和也氏のブログによると「ぬる~くてゆる~い芝居がお好きな方は是非どうぞ。」とのこと。実際見てみると、まことにそのとおり。新国立劇場でも、こんなにゆるーいコメディって上演するのだなあ(笑)

 2週間前に、脚本が書き換わったそうで、チラシのストーリーとはまるで違う話になってました。

 台風でパイナップル農園が壊滅状態、島は水没の危険があり、島民には避難命令がでる。
社長の江田五郎は、新たな"自分の居場所"を見つけるために旅に出るのだが、元従業員がついてきて...
江田五郎と愉快な仲間たちの、居場所探しの珍道中記。

 見所のひとつは、一人何役もこなすところ。旅先で出会う人々を各メンバーが演じるのですが、そこそこ早替りの場面があって面白いですね。

 市川由衣、芳本美代子、松田美由紀を同じ舞台で見られるのも贅沢な気分。芳本美代子が生で見られるというのが、個人的にはすごくうれしい。

 中丸氏は、TVでは知的悪役のイメージが強いのですが、今回はお茶面な中間管理職の役で可笑しかったです。

旅の途中で滞在した興行社での戦隊ヒーローショー、衣装が動物の着ぐるみというのが大笑いでした。

江田五郎
ライオン
軽田門糖一郎 
西村雅彦
豊見城章
うさぎ
川端健吾
為陸啓太
為陸鉄雄
為陸啓吾 
金子貴俊
仲宗根つかさ
いぬ
川端弥生
為陸美子
為陸恭子
軽田門藤子 
市川由衣
金城雄太
パンダ
重さん
古里按田雪夫
為陸銀郎 
脇知弘
伊良部幸夫
トナカイ
為陸大悟
為陸銅史 
中丸新将
粟国祥子
クマ
雲上綾香
為陸優子 
芳本美代子
八重山さおり
ねこ
売り子
為陸美枝子
為陸和江
為陸麗華 
松田美由紀
知事の声 モロ師岡
 
脚本 橋本二十四
演出 山田和也
美術 中根聡子
照明 佐野道洋
音響 秀島正一
衣裳 今村あずさ
ヘアメイク 富田武雄
演出助手 大江祥彦
舞台監督 宇佐美雅人

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November 16, 2008

新妻聖子ライブ「LIVE MOMENTS」

新妻聖子
15-Nov-2008 18:10-20:30
品川 ステラボール

081115b

 行ってきました新妻聖子ライブ。堪能しました~♪

 どの曲も絶品なのですが、特に印象に残った曲をいくつか。

 「命をあげよう」、「ミスサイゴン」のステージの記憶が蘇ってくる。

 「青いカモメ」、ファドなんだそうな。巻き舌使って、ちょっと退廃的な感じでGood。

 「私だけに」(エリザベート)、本年度の帝劇公演「エリザベート」を一本丸々見たときよりもよりも感動的でした(笑)。中国では口パク禁止令が出たらしいけれど、下手な歌を聞かされるくらいなら、口パクで歌ウマさんに歌ってもらったほうがよいと思うんだがなあ。(決して朝海エリザのことを言っているわけではありません。あくまで一般論として)

 コーヒールンバのスペイン語バージョン。ノリがよくって秀逸。

 Defying Gravity、ファンからのリクエストが断トツで選曲したらしい。「Wicked」は未見だそうで、急遽CD取り寄せたらしい。これも絶品。劇団四季公演演目なので、新妻さんが演ずることはないでしょうね、ちょぴり残念。

 HipHopに挑戦ということで「Home」。メロディアスに歌ってしまうので、HipHopに聞こえない。続く「I Don't Want To Miss A Things」もそうだけど、かなーりミュージカル風で、既存曲なのに新しい曲を聴いているような不思議な気がしました。

 アンコールでは、Piano弾き語り。今回のアンコール用の書き下ろしの曲とのこと。「上手側ブロックは、完全にPianoの影に隠れて私の姿が見られなくてすみません」とおっしゃってました。リハーサルが伸びて開場・開演が遅れたのは、Pianoの位置がなかなか決まらなかったためらしい。

セットリスト

第1部
01.Seasons Of Love(ミュージカル「RENT」より)
02.ヴァージン・ロード(フジテレビ系昼ドラマ「安宅家の人々」主題歌)
03.I'll Never Fall In Love Again(ミュージカル「プロミセス、プロミセス」より)
04.青いカモメ (DOLCE PONTES "O Infante" 日本語詞:小林香)
05.Eyes On Me(CELINE DION)
06.命をあげよう(ミュージカル「ミスサイゴン」より)
07.I've Never Been To Me(CHARLENE)
08.私だけに(ミュージカル「エリザベート」より)

第2部
01.I Want You Back(JACKSON 5)
02.Home(清水翔太)
03.I Don't Want To Miss A Things(映画「アルマゲドン」主題歌 日本語詞:小林香
04.魅惑のスタンダードポップスMedley
 Moliendo Cafe(コーヒールンバ スペイン語Ver.)
 These Boots Are Made For Walking(にくい貴方 NANCY SINATRA)
 Can't Take My Eyes Off Of You(君の瞳に恋してる FOUR SEASONS)
05.Defying Gravity(ミュージカル「Wicked」より)
06.ピエタ(LUCIO DALLA "Caruso" 日本語詞:小林香)
07.心の声 The Voice In My Heart(ミュージカル「M.A.」より)

おまけ
 新妻さんが歌いたかった曲だけれど、選曲会議で却下になったという朝日楼(ちあきなおみ)、さわりをアカペラで。「つぐない」が十八番だとも言ってました。なんか昭和歌謡曲全集を聞かせてほしい気分。

Encore
・愛をとめないで(NHK木曜時代劇「陽炎の辻」主題歌)
・ひとつ(ピアノ弾き語り、今回アンコール用オリジナル)

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MICABOX & Ayako Takato Live@黄金スタジオ 試聴室

黄金町バザール
14-Nov-2008 20:00-21:50
黄金スタジオ 試聴室

MICABOX
高遠彩子「やたらにしあわせ蕎麦」

 黄金町バザールのライブイベント。

 次回のカラフルロスタイムショーはいつなのだろう?と、ざぶとん亭風流企画のWebページを訪問したところ、このライブを知る。
 同ショーでは、オープニングアクトを勤める摩訶不思議なユニット。毎回2~3曲ですが、今回はソロライブでたっぷりらしいので、いざ横浜へ。

 日の出町駅から歩いて、立ち並ぶアートイベントのショップなどを眺めながら、黄金スタジオに向かう。なんか結構いろいろ面白いイベントをやっていて、歩くだけでも面白い。

 黄金スタジオ、できたてほやほやの建物のようで綺麗。

 20:00過ぎ、「風をあつめて」でライブスタート。
アルバム「ひねもす」からの曲、次回アルバムにはぜひ入れたいね的な曲(ポップで前衛的)、仲入り後は、三上氏ソロのお富さんでスタート。お神楽のリズムを引用してメロディを新たに作ったらしい曲でラストスパート。

 高遠嬢、歌うますぎ。蝙蝠と交信できそうなホイッスルボイスがすごい、脳髄を抜けてくようで聞いてて気持ち良いい。マスターしたいなあ、ホイッスルボイス。裸足で踊ったり、柱に寄りかかったり、座ったりと自由に歌ってらっしゃいました。フリートークが(歌の世界とは対照的に)チャキチャキしていて面白い。三上氏とのやりとりが年の差を超越しちゃってて、あした順子ひろしの関係にも似てなくもないような(笑)

 高遠さん作詞で、「目が重なって、耳が重なって...」という歌が印象に残った。なんか死んだ彼女の皮を剥いで、その皮を着て思い出にふけっているような世界に感じた。(先日みた乞局「邪沈」のインパクトが大きかったせいだろう)

 Micabox の映像がYou Tubeにアップされているとのことだったので、帰って見てみる。海外ライブの映像がアップされていた。

蛇足

 三上さんは、赤と青のセロファンのメガネで見たら立体的に見えそうな柄のシャツだったなあ...

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November 12, 2008

乞局「邪沈(ヨコチン)」

乞局
9-Nov-2008 19:00~20:40
笹塚ファクトリ

Corich公演情報

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 人間のいやらしい部分が全開なのですが、(自分本位の)最も正直な感情でもあるわけで、その感情を押し隠すことなく相手にぶつける姿は爽快。偽善に満ちた現実のほうが、よっぽど気持ち悪いと思えてきます。あれだけ言いたいこと言えたらストレスたまらないでしょうね。
 
 目璃子(山崎ルキノ)のキャラは怖い。浮気の被害者の地位を得て、逆に最強の立場を手に入れてますから本人は怖いもの無しでしょう。あの怖さはちょっと体感してみたいかも。

 暗転による場面転換(葬儀社事務所⇔遺体処理場⇔仔沼家台所)があまりに素早くて不思議だったのですが、後半のタネあかしで廻り舞台だとわかり納得。
 圧葬は架空の埋葬方法だけれど、Wikiしてみたら鳥葬なんていう習慣も実在していたようで、あながちありえない話ではないよなあと思ったりして。

 ラストシーン、阿麒子の服を着た狗蔵を襲う弼子と祖。あれはどういう意味なのか。
 狗蔵が阿麒子の服を着ているのは鳶雄の後妻になった(or鳶雄の子供を宿した)という意味か。弼子と祖は、仔沼の血を途絶えさせるために目璃子の命令で狗蔵を襲ったということかな。

「仔沼組」組員 
 仔沼鳶雄(こぬまとびお):組長 井上裕朗
 阿麒子(あきこ):鳶雄の妻 中島佳子(無機王)
 忠イ馬(ちゅうま):組員 折原アキラ
 伏頭(いぬづか):組員 西尾佳織
 イ牛代(ごだい):組員 佐野陽一(サスペンデッズ)
 佯田(ようだ):組員 石田潤一郎
「碑原葬祭」 
 碑原橾滋(ひばるそうじ):所長 飯田一期
 目璃子(まりこ):橾滋の妻 山崎ルキノ(チェルフィッチュ)
「漁業組合員」 
 弼子(のりこ):橾滋の妹 雨森スウ
 浦多米(ほちどめ):組合員 三橋良平
 祖(たのうえ):組合員 墨井鯨子
「仔沼家を訪ねてくる人々」 
 狗蔵(くくら):阿麒子の妹 岩本えり
 梓之水(しのみず):青年団団員 こいけけいこ(リュカ.)
 紗藤(さふじ):駐在 下西啓正
 
脚本・演出 下西啓正
舞台美術 袴田長武+鴉屋
照明 吉村 愛子(Fantasista?ish.)
音響効果 平井 隆史(末広寿司)
演出助手 田中 元一(田中兄弟)
舞台監督 棚瀬巧+至福団/谷澤 拓巳
衣装 中西 瑞美
スチール 鏡田 伸幸
撮影 テアトルプラトー
宣伝美術 サノアヤコ
WEB 柴田 洋佑(劇団リキマルサンシャイン)
制作 上田 郁子(オフィス・ムベ)/西岡よどみ
製作 乞局(コツボネ)
助成 芸術文化振興基金

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BQMAP「蓮杖日記~カモンクロフネ ハイチーズ~」

BQMAP
9-Nov-2008 15:00~17:15 K-15
サンモールスタジオ

Corich公演情報

081109a

下岡蓮杖

 下岡蓮杖が、初めて写真に出会い、横浜に写真館を開くまでを中心に、蓮杖と彼の友人たちの行く末を描く幕末青春モノ。

 遠方に言ってしまった者、死んだ者、行方知れずの者。とうとう蓮杖と福の二人きりに。
ラストシーン、蓮杖(久之助)が福の写真を撮ります。カメラを覗く蓮杖の眼には福の後に昔どおりの友人たちの姿がうつります。ベタといえばベタなEndhingですが青春モノはこうでなくては。

 雛壇(前後2段)の舞台をうまく使い、暗転せずに場面転換。物語はスピーディに展開してゆきます。大河ドラマを2時間強で見た気分。

 高瀬郁子さんは袴姿の男役で凛々しい。
 竹内順子さんは所作が結構綺麗。声だけ聞いているとクロミちゃんなのさ♪。

 「天守物語」のDVDを売ってたので購入。

久之助 栂村年宣
オドヤン 前田剛
千 丘崎杏
吉 竹内順子
鶴松 立花拓也
福 久本多可奈
弥助 高瀬郁子
砲台勤番上役 山本伸一
女中 町田晶子
二階堂、マスター 小笹将継
侍女、レディー 明神杏奈
侍女、団子屋 土屋真由美
侍女、董玉 知桐京子
董川、ヒュースケン 矢部亮
 
作・演出・美術 奥村直義
音楽 佐藤太、竹下亮
照明 泉次雄(RISE)
照明操作 辻渉(RISE)
音響 竹下亮(OFFICE my on)
ヘアメイク 井上益美、KIMIKO
殺陣 清水大輔(和太刀)
舞台監督 蓮樹謙
宣伝美術 日置好文、須田裕之、久保田育男(写真)
衣装協力 山下和美(宮本宣子ワークショップ)
制作 木田昌美、上地美華、鈴木暁子、岩渕史、COMPASS
制作協力 ネルケプランニング
企画・製作 BQMAP

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クロムモリブデン「テキサス芝刈機」

クロムモリブデン
8-Nov-2008 19:30~21:15 B-19
青山円形劇場

Corich公演情報

081108b

 電車脱線事故の唯一の生き残りの女性がPTSDを克服するまでの話。克服までの彼女の脳内イメージが舞台(ゴルフ場)となっている。そのPTSDは単に事故によるものではなく、"事故が彼女の仕業であること""その動機は電車での痴漢にあること"も原因となっているらしい。

 PTSDの克服を、彼女の記憶の中の事故からの救出と重ね合わせているのが御趣向。克服・救出にむけての疾走感が気持ちよかったニャ。

 PTSDを克服し電車に乗れるようになった場面、その車内は異様にさわやかで、白昼夢を見ているようでした。その後のダンス?は妙に暗さと冷たさがただよっていて(走る電車をイメージしているのか)、この落差はいったいなんだろー。「未来世紀ブラジル」のような、TV版エヴァンゲリオン最終回の脳内カウンセリング卒業のような、「どこまでが脳内でどこまでが現実?」な気分。

 男役の女・ヒゲロウが痴漢役の役作りに悩むくだりは大笑い、なんてさわやかな痴漢なのだろう(笑)。現実の痴漢(久保貫太郎)と大違い。やっぱり何事もさわやかでないとね。

 電車事故・歌劇団・トラウマからの克服と、劇団鹿殺しの「電車は血で走る」と似ているのはなぜだろう。青山円形劇場の演劇村フェスティバルって、実は共通の隠れテーマがあるのぢゃないかと思っちゃったりなんかしちゃったりして。

 開演前のBGMですが、なんか定位を揺らしていたのかな、円形劇場なので、そもそもフツーの定位じゃないのだけれど、フワフワと不思議な気分でした。ラストの音楽から終演後BGM(Autumn Leaves)への繋がりが見事だったなあ。

ヤクザの男・アジミ 森下亮
された女・サワコ 金沢涼恵
アキバの男・フミヒコ 板倉チヒロ
雑誌者の女・ミク 奥田ワレタ
過去の女・サキ 木村美月
痴漢の男・コジマ 久保貫太郎
生き残った女・カッコ 渡邉とかげ
間違われた男・ヨツモト先生 板橋薔薇之介
男役の女・ヒゲロウ 幸田尚子
 
作・演出 青木秀樹
音響効果 笠木健司(とんかつ音房)
照明 床田光世
美術 ステファニー(劇光族)、さくらの
舞台監督 塚本修
演出部 小林義典、今城文恵(メタリック農家)
小道具 辻本直樹
美粧 増田加奈
宣伝写真 安藤青太
制作 塩田友克、安井和恵、野崎恵

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東宝「エリザベート」

東宝
8-Nov-2008 12:00~15:05 2F-L-45
帝国劇場

Corich公演情報

081108a_2

 朝海ひかるさん、若い頃のシシィはひたすらかわいく、皇后となったシシィは貫禄十分で、見た目も芝居も見事にエリザベートでしたが、いかんせん歌が弱く、高音がまったく響いてこない。さらに、ちょっと独特な節回しが、石川氏や山口氏の歌と合わないようにも思う。(以前見た「蜘蛛女のキス」の朝海嬢の歌は悪くなかった。低音域で、しかもソロ歌だったからだろう。)

 偽エリザであるヴィンディッシュ嬢(河合篤子)のほうがはるかに歌がイケてるというのは、ミュージカル的にどうかと思いました。
 ヘレネ役の南海まり嬢は、宝塚退団後の初仕事か。相変わらず上手い。プロフィール写真は野暮ったいけれど、舞台上だと華やかでいい感じ。娼婦役もやっていて、かなりエロチックでよさげ。今後の活動に大いに期待。(こんなこといったら差し障りがあるかもしれないが、南海まり嬢がシシィやったほうがよかったんじゃないかと思うぞ)

 山口祐一郎氏は、ちょっとタメすぎ。演歌じゃないんだからなあ。

 2階B席にして正解だったニャ。

エリザベート 朝海ひかる
トート 山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ 石川 禅
ルドルフ 伊礼 彼方
ゾフィー 初風 諄
ルイジ・ルキーニ 髙嶋 政宏
マックス 村井 国夫
マダム・ヴォルフ 伊東弘美
ルドヴィカ 春風ひとみ
シュヴァルツェンベルク公爵 阿部 裕
リヒテンシュタイン伯爵夫人 小笠原みち子
ヴィンディッシュ 河合篤子
グリェンネ伯爵 治田 敦
 
脚本・歌詞 ミヒャエル・クンツエ
音楽 シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション ウィーン劇場協会
製作 東宝株式会社
製作協力 宝塚歌劇団
後援 オーストリア大使館
協力 オーストリア航空
演出・訳詞 小池修一郎
音楽監督 甲斐正人
美術 堀尾幸男
照明 勝柴次朗
衣裳 朝月真次郎
振付 島﨑徹・麻咲梨乃
歌唱指導 林アキラ・飯田純子
音響 渡邉邦男
映像 奥 秀太郎
演出助手 小川美也子・末永陽一
舞台監督 廣田 進
オーケストラ (株)ダット・ミュージック、東宝ミュージック(株)
指揮 塩田明弘
翻訳協力 迫 光
プロダクション・コーディネーター 小熊節子
プロデューサー 岡本義次/坂本義和

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女王陛下プロデュース「SHOW BOOT」

女王陛下
7-Nov-2008 19:30~21:15
OFFOFFシアター

Corich公演情報

081107

 大学の同級生4人、リエ、クミ、ユリ、レイの4人は同じく同級生のミキの店へ行きました。ミキが経営するバーはいまにもつぶれそう。4人はお客を呼ぶために、ミュージカル・バーをやることにします。

 ...というストーリー仕立てのレビューなのですね。。

有名ミュージカルからの引用あり
 オペラ座の怪人、オズの魔法使い、ウィキッド、コーラスライン、ドリームガールス、etc

 大地さんはかなり歌って踊れる人。全体としては、上手すぎず下手すぎず、豪華すぎず安っぽすぎずの度合いが絶妙で、いかにも酒場のショーって感じが楽しい。

 間近で拝見すると、(TVで見るよりも)意外に美人っぽい光浦さんにびっくり。福田麻衣さんの水着シーンもあったりしてサービス満点♪

リエ 光浦靖子
クミ 大久保佳代子
ミキ ミドリちゃん
ユリ 大地輪子
レイ 福田麻衣
 
作・演出 後藤英臣
舞台監督 坂野早織
音響 眞澤則子、別所ちふゆ
衣装 後藤英臣
制作 遠藤理子、藤田厚子(バーツスタジオ)
スチール 辺見真也
スチールヘアメイク 春山輝江
制作協力 太田治子、堀内陽子、矢島沙織
劇中歌 「かなしい37歳」「みんな友達」
 作詞 ミドリちゃん
 作曲 サナザワノリコ
宣伝美術 マキコージ(Maki Koji Activity)
プロデュース サナザワノリコ

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岡崎藝術座「はやねはやおき朝御飯」

岡崎藝術座
3-Nov-2008 9:00~10:15くらい
9-Nov-2008 9:00~10:10くらい
こまばアゴラ劇場

Corich公演情報

 国民的歌手・巣恋歌誕生秘話。単なるひとりカラオケマニアの山田歌子が巣恋歌としてデビューするまでの物語。

 リピートしちゃいました。1回目は、まさかちゃんとしたお弁当が出るとは思わず、"観劇前に朝マック"という痛恨のミス。なんか一食ダブって損な気分だったので、今回は朝飯食わずに劇場へ(笑)

 開場。舞台中央奥に布団。マイク片手に布団で眠ている人。演出家さんからの、休日早朝のまったりした雰囲気ただようアナウンス、「携帯は電源切らなくてもいいです」。
 下手側床から三兄妹、頭だけ出して元気に挨拶。生首三つがしゃべっているようなシュールな風景。
 長女から、寝ているのはデビュー前の巣恋歌であるとの説明。やがて目覚めた歌は急いで会社へと向かう(劇場から飛び出していく)のだが、今日は休日...

 歌が去った劇場では、長女の指導で観客全員で彼女の歌の練習。リズム感の無い客を「テレビでリズムの勉強をしてください」と、次々と舞台下手に誘導。
床下からプロダクションの坂田社長とマネージャの挨拶(簡単な朝御飯作り方講座付き)のあと、一人ずつ床下へ。楽屋を通ってロビーに出て、お茶とお弁当を受け取る。
 劇場外で、駅までの道すらわからなくなって右往左往する山田歌子を見ながら、各自朝食。マイクの精(なんだかちっちゃくてかわいい♪)が御案内。
 ロビーのモニタに坂田社長登場、巣恋歌デビューについてコメント。家(劇場)に戻った歌はバイオリンを手に熱唱。
 ロビーシャッターが開きリズム三兄妹、再び登場。寸劇のあと、巣恋歌渋谷ハチ公前ライブの告知。ライブチラシと渋谷までの切符を受け取り、駒場東大前駅へ向かう。
 踏み切りのあたりで、何やら楽しそうに遊んでいるリズム三兄妹を身ながら駅へ向かう。意外に込んでる朝の渋谷行きの電車に苦笑い(笑)
 渋谷に到着、東急百貨店前でライブスタート。朝っぱらから不思議な盛り上がり。終演後、CD販売(3日は速攻完売)、朝御飯出したら赤字になったのでカンパも受付(笑)

その他もろもろ。

劇場内
・長女のラップは、3日は無かったっぽい。鰤のラップが面白かった。

朝食
・お弁当のおかず
サバの味噌煮、肉団子、鳥の唐揚げ、竹輪の天麩羅、胡瓜の漬物、蒟蒻・大根・椎茸の煮物...だったかな。さば味噌うまかった。
・3日、食事中の愉快な会話
  客「味噌汁はありませんか(笑)」
  スタッフ「すみません、商品衛生法の関係で(笑)」

ライブ
・3日のカンパは小銭中心だったけれど、9日のカンパは千円札多し。ここ一週間で景気回復しちゃったっぽい。
・ジョージスミス緊急来日っていうのは、「おまわりさんに止められるかも」ってことだったんですね。両日とも来日せずラッキー。
・3日は、3兄妹のアンコールに応え、3曲披露。9日は2曲、喉の疲労によるものか、はたまたジョージスミスの出現を恐れてか?

巣恋歌 西田夏奈子/td>
マイクの精・マイク 召田実子
社長 億土点
マネージャー 坂倉奈津子
リズム三兄妹 
 利頭武 鷲尾英彰
 利頭エム結う 白神美央
 利頭夢子 内田慈
 
作・演出 神里雄大
制作 elegirl label
助手 鈴木啓史
企画制作 岡崎藝術座、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催 (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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November 08, 2008

岡崎藝術座「リズム三兄妹」

岡崎藝術座
6-Nov-2008 19:30~20:50
こまばアゴラ劇場

Corich公演情報

081106

「平面から立体へ」

 夢子(内田慈)の長いモノローグでは言葉が洪水のように押し寄せるので、その言葉の意味をいちいち理解する余裕はありません、しかし音として「平面から立体へ」という言葉が耳に残ります。そしてショウコ(召田実子)の想いは通じ、ショウコと俳優の坂田(億土点)の二人が重るラストへとつながります。この流れがやたら感動的なのですが、なぜだろうと考えてみるに、苦闘(夢子のモノローグは、新しい自分に生まれ変わる"脱皮"のような苦闘である)の末、はじめて人が重なった瞬間=平面から立体になった瞬間を見るからなのでしょう。
 長女(白神美央)と同棲相手(坂倉奈津子)の生活は平面的、二人は重なるのではなく寄り添うだけ。ソファー(億土点)にもよりかかっているだけ。
 夢子(内田慈)と武(鷲尾英彰)が、寄り添ったまま斜めになり、重なるような重ならないような不思議な動きをします。
 二次元と三次元の違いはなにか。二次元は寄り添うことはできても重なることの出来ない世界、三次元になって初めて重なることができる、ということなのかな。じゃあ我々は二次元の世界に生きているのかというと、さにあらずで、三次元の世界を二次元的にしか動けないだけ。「それはルール(=リズム)に縛られているから」っていうことじゃないかなーなんて思ったりして。これを象徴的にあらわしているのがエレベータ。エレベーターを使って彼らは三次元的に移動するけれど、しかし乗っている人間は平面の動きしかしていない。
 リズム感の無いショウコは、いとも簡単に三次元の領域に入っていける(ルールに縛られないから)。巣恋歌(西田夏奈子)は国民的歌手という立場と素の自分のギャップにゆらぎはじめ、それがリズムの狂いとして現われている(ルールに対する疑問、ルールからの逸脱)。
 ポストパフォーマンストークによると、「欲望を知った者にしか、世界は三次元に見えない(という仮説を立ててみた)。」とのことだそうですが、欲望とは"重なりたい"とか"乗り越えたい"という衝動なのだろうなあ。

「三兄妹」
 長女は、恐らく同棲相手の女(坂倉奈津子)への気持ちから過去に三次元の世界を見てしまった。
次女・夢子は、ショウコを通じて二次元から三次元になる瞬間を見た。
長男・武は、リズムに対して厳格。故に、ひとり巣恋歌のリズムの狂いを指摘できたし、厳格すぎるが故に決して三次元の世界を見ることはない。

 そんなズレが兄妹の間にあるような気がしました。

 二次元から三次元の世界は決して見ることはできない。三次元にもルール=リズムがあるはずだけれど、それは二次元の世界からは決して理解できないルール。
 ショウコのもつリズム感は三次元の世界ではじめて理解できるもの。だから夢子は三次元を知ったとき、はじめてショウコのリズムを受け入れることが出来、ラストシーンの笑顔に繋がるのじゃないかと思うです。

「リズムについて」
 狭義のリズムでいえば、雅楽のリズム体系って、シンプルだけれどなんか宇宙的な全方向への広がりが感じられますが(平面ではあらわせないベクトルを持っている)、洋楽は複雑なリズムでさえも平面的に展開されるよーな気がします(いかに平面に複雑な模様を描くかという発展の仕方)。

おまけ、CD「巣恋歌はうたいつづける」評

4曲入りで500円。なかなかよさげ。いまどきこーゆー音楽、捜してもなかなか見つからないと思うです。

「はやねはやおき朝御飯」

 "規則正しい生活=はやねはやおき朝御飯"なんでしょうね。
 三次元が見えた瞬間は、宗教でいうところの"「目覚めた」瞬間"なので、ひょっとしたら「目覚め」と「はやねはやおき」をかけているのかもしれない。

その他もろもろ

・中央の席に座ったためソファーと目が合ってしまい、なんとなく恥ずかしかった。
・内田嬢は小柄なイメージがあったのだけれど、沼田嬢と並ぶと巨大に見えてびっくり。
・夢子が姉の腕をつかむ姿が、トートとルドルフの『闇が広がる』の場面@エリザベートのようだった。そんなおいらは翌々日にエリザベート観劇予定さ(笑)
・冒頭の静かな場面なんだけど、静か過ぎるとちょっとした動きでも可笑しいね。
・長女の排便の苦闘は、後半の夢子の苦闘と重なるのだろうな。排便って垂直方向への放出なのだよなあ。
・規則正しい生活は快食快眠快便につながる。便秘気味の長女は、意外と規則正しい生活ができていないのかもしれない。

利頭武(長男) 鷲尾英彰
利頭エム結う(長女・リズム至上主義) 白神美央
利頭夢子(妹・こうみえて理論派) 内田慈
俳優の坂田 億土点
シミズショウコ(坂田のファン) 召田実子
女(リズム三兄弟・姉と同棲中) 坂倉奈津子
巣恋歌(すごいうた 伝説の歌手) 西田夏奈子
 
作・演出 神里雄大
照明 高橋かおり
制作 elegirl label
助手 鈴木啓史
表紙画 新宅睦仁「宿河原在住男性」
企画制作 岡崎藝術座、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催 (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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動物電気「びっくり校長先生」

動物電気
5-Nov-2008 19:30~21:50 B-10
駅前劇場

Corich公演情報

081105

 オープニングは、いかにゴムパッチンを自然に芝居の中に取り入れるかのケーススタディを通し、非日常的行為と日常の融合について考える。

とある田舎のお寺。住職は小学校の校長先生(小林健一)。
姉(政岡泰志)はベテランの教師だが、何やら悩みを抱えている様子。
娘(田中あつこ)は、そんな母親に反発している
産休の臨時教師として東京からやってきた新米教師(松浦羽伽子)は子供たちに馴染めず悩む。
今年も祭りの季節がやってきた...

 社会問題に鋭くメスをいれながらも、人情喜劇として観客を楽しませる手腕はさすが。
タイトルから推察されるとおり、教育問題はもちろんだが、老人介護、少年犯罪、引きこもり、若者の就職難、不倫etcなど多岐にわたる。
 神輿の崖下りの乗り手をタイの留学生に頼むくだりは、日本国内の3K労働における労働力不足、はたまた日本独自文化への外国人の進出(外国人力士問題)をも頭に置いてのことだろう。これには恐れ入った。
 「面白いことをやる」コーナーでの裸のギャグが爽快なのは、身にまとった鎧をはずし自分自身をさらけだすことが心の解放にもつながるということを身をもってわれわれに提示しているからではないか。
 ラストで、悲しい事件の呪縛から解放されたアイコと、親の体罰を素直に受け入れるチヅコの姿に、我々は涙することになる。それは現在の教育が抱える問題を解決する光を、そこに見るからなのではなかろうか。

 人情喜劇の皮をかぶった社会派ドラマなのである。恐るべし、動物電気(笑)

 お寺で嫁と義弟との不倫場面が可笑しい。きっとこの町の連中は何をするにも「とりあえず、お寺で」ってなっちゃうんでしょうね。
 田中あつこ嬢は、お得意の中学生役。オープニングコントでは痴漢にあるOLという、珍しく年相応の役どころ。

 イベントは「どうぶつでんき奇想天外」
 オープニングアクトは女子三人(伊藤美穂、千葉綾、二面由希)による「EZtoDANCE」。あまりにタイムリーな選曲。
 つづいて辻修特集。スペシャルゲストで辻修氏登場。過去映像&トーク&ドラゴンズ応援歌歌唱。なんでも辻氏、現在γGTPが1800とかで、なるほど劇中で「肝臓を悪くして酒止められている」の元ネタはこれだったかと。

山口貴文(校長先生) 小林健一
今井のり子(新任の先生) 松浦羽伽子
種田道成、子供1 姫野洋志
姉崎慎吾 石崎和也
天野さん、宮島祥一、子供1 森戸宏明
笹岡清彦 ヨシケン
笹岡輝彦 山田伊久磨(エッヘ)
笹岡サオリ 伊藤美穂
笹岡清輝、子供3 松下幸史
種田マサル 浜松ユタカ
山口いずみ 二面由希
女教師 千葉綾
トム 古家ウィリアム康
山口藍子 政岡泰志
山口ちづる 田中あつこ(バジリコ(F)バジオ)
 
脚本・演出 政岡泰志
舞台監督 松嵜耕治
舞台監督助手 山松由美子
舞台美術 田中敏恵
大道具 横尾友宏
照明 清水朋久
照明操作 高野由美絵
音響 田中篤志(atSound)
選曲 小笠原静香(Mr.COCKROBIN)
衣裳 太田家世(自由創作師)
小道具 清水克晋(SEEMS)
舞台収録 原口貴光(帝斗創像)
イラスト スズキアキ
宣伝美術 岡屋出海
舞台写真 名鹿祥史
当日運営 池田智哉(feblabo)
制作 動物電気、恒川稔英
製作 ハイレグタワー

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劇団外、本谷有希子 第一回作・演出作品「幸せ最高ありがとうマジで!」

公演ページ
3-Nov-2008 14:00~16:00 Y-18
PARCO劇場

Corich公演情報

081103

 常軌を逸した主人公(明里)が、周囲を引っ掻き回す構造はいつもながらですが、新聞店の面々もただ振り回されるだけではなく反撃に出ます。この明里と新聞店の応酬が結構面白い。

 今までなら、新聞店一家を地獄に落とし、一人高笑いして幕となったでしょう。本谷作品を見るたびに「いったいこの先どうなるんだ?」というもどかしさを感じたものですが、今回は「その先」をしっかり描いてくれました。

 地獄に落とされた一家と、落とした明里はどうなったか...

 新聞店一家は何事も無かったかのように夕刊の準備をはじめます(この風景が死ぬほどおかしい)。明里はロウソク一本たったケーキを渡され一人残され、しかもロウソクに火はつかない。ロウソクすら自分の思い通りにならなくなった明里。幕。

 こいつは見事なオチ。本谷おそるべし(笑)

曽根慎太郎(新聞店店主) 梶原善
曽根美十里(慎太郎の後妻) 広岡由里子
曽根功一(慎太郎の長男) 近藤公園
曽根紗登子(美十里の連れ子) 前田亜季
山里えいみ(住み込み従業員) 吉本菜穂子
明里(慎太郎の愛人を名乗る女) 永作博美
 
脚本・演出 本谷有希子
美術 中根聡子
照明 倉本泰史
音楽 渡邊琢磨
音響 藤森直樹
衣裳 伊藤早苗
ヘアメイク 二宮ミハル
演出助手 則岡正昭
舞台監督 宇野圭一+至福団
宣伝美術 榎本太郎
宣伝写真  忠之
宣伝 る・ひまわり
制作 高石由紀子
プロデューサー 佐藤玄
製作 山崎浩一
企画・製作 株式会社パルコ
後援 ニッポン放送

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劇団鹿殺し「電車は血で走る」

劇団鹿殺し
2-Nov-2008 19:30~21:30 H-20
青山円形劇場

Corich公演情報

081102c

 「Salomeeeeeee!!!」以降、オルタナティブも含めて拝見してますが、いままでで一番の出来だと思います。

 鉄道事故で死んだ電車好き少女・鉄彦(菜月チョビ)の霊と、工務店で働く傍ら"宝塚奇人歌劇団"で芝居をしている彼女の幼馴染・轟フルシアンテ(丸尾丸一郎)他との心温まるファンタジー。

 "宝塚奇人歌劇団"は、男だけの劇団。歌舞伎調メイク&衣装でロックを歌います。劇団鹿殺しはもともと"つかこうへい"芝居をやるために結成され、その後オリジナルをやるようになったそうですが、"宝塚奇人歌劇団"の演目は「蒲田行進曲」や「熱海殺人事件」をモチーフにしており、演出もどことなく"つか芝居"風。

 楽隊電車は、鉄彦の霊が乗ってくる電車なのだけれど、どことなく寺山演劇風。(吃音の作家...というセリフもあったので、寺山修司を意識しているのだらう)

 "宝塚奇人歌劇団"のアクションシーンは、劇団☆新感線的でもあり。

 擬人化した電車やキャッツ風の電車も出てきたり....

 チョビ嬢や丸尾丸氏、オレノ氏が、過去客演・観劇・信仰の深い劇団への深いオマージュを感じます。っていうか、影響を受け気に入ったものは積極的に取り入れているのでしょう。
 つか風の芝居、芝居をとるか仕事に生きるかの悩みと決断、劇団員の脱退など、彼らが実際に経験してきたであろうくだりが随所にあります。きっと半自叙伝的な作品なのでしょうね。

 いつもの、過度な裸やエロ・グロは無く、チープな衣装・小道具も洗練度が増し、ビミョーにアングラ度が高いので万人受けは難しいでしょうが、鹿殺し作品のなかでは、もっとも幅広く受けいれられる作品なのではないでしょうか。

 ラストは、鉄彦を電車に乗せ、夢(芝居)の世界に向かっていく(のかな?)。工務店の倒産という現実からの逃避とも解釈できるし、暗転後の電車の音が、まるで電車同士の衝突したような音であったことから、劇団員の死→あの世での劇団旗揚げと解釈できなくもない。(カーテンコールを芝居の一部とすれば、蒲田行進曲のように「すべてがフィクション、劇中劇」と言えなくもないが、これは劇中の"宝塚奇人歌劇団版蒲田行進曲"で刷り込まれてしまったか?)

 「Salomeeeeeee!!!」以降、オルタナティブも含めて拝見してますが、いままでで一番の出来だと思います。

鉄彦 菜月チョビ
秋桜ジュラ 今奈良孝行(エッヘ)
轟フルシアンテ 丸尾丸一郎
ロンリー酒盛り、のぞみ オレノグラフィティ
男前田ドクロ、7000系 山岸門人
ハイライト小虎、駅長 谷山知宏(花組芝居)
パンタグラフ、楽隊、職人 橘輝
髭の駅長、オカン、イジメっ子4
タイガー建設社員 
傳田うに
麻祐子、車掌、イジメっ子3、少年 坂本けこ美
彰子、タイガー建設社員 円山チカ
車掌、虎川、イジメっ子2、職人、少年 高橋戦車
楽隊、職人、イジメっ子1
タイガー建設社員、少年 
菅野家獏
楽隊、職人、タイガー建設社員、父兄 木村和彦
楽隊、お坊さん、少年 神保良介
楽隊、職人、父兄 山本章平
楽隊、父兄 山口加菜
楽隊、職人 木村知貴
楽隊 緑川陽介
 
脚本 丸尾丸一郎
演出 菜月チョビ
チラシ・WEB 
舞台監督 杣谷昌洋、佐藤 恵
舞台美術 加藤まゆこ
照明 工藤雅弘(Fantasista?ish.)
音響 高橋秀雄(SoundCube)
衣裳 赤穂美咲
宣伝写真 江森康之
演出助手 堀田創、正宗史子
印刷 東京書籍印刷株式会社
制作 對馬静子・内藤玲奈
制作統括 樺澤 良
制作協力 ヴィレッヂ、こどもの城劇場事業本部
企画製作 劇団鹿殺し
主催 オフィス鹿

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宝塚歌劇団「ブエノスアイレスの風」

宝塚歌劇団
2-Nov-2008 15:00~17:35 2F-E-6
日本青年館

Corich公演情報

081102b

 "ろんぱ"によると今回は若手のワークショップ的色合いが強く、初演とは雲泥の差(そこまで言っていないか?)とのことだけれど、自分は今回が初めての「ブエノスアイレスの風」なので、比較はできず。

 初演を見ていないのが幸いしたのか、自分的にはおおいに満足。

 マチネで「マリポーサの花」を観た直後でした。いくら水・彩吹の男臭さが良いとはいえ、ところどころ眠くなる演出とプロット上の甘さ、添え物のような娘役の扱いで自分的にはいまひとつの「マリポーサの花」に対し、(若いがゆえの未熟さはあったとしても)演出・脚本は段違いに面白い「ブエノスアイレスの風」でした。(※いずれも正塚作品)

 ファンの声で「正塚作品は中劇場向き、大劇場には向いていない」と聞きますが、両作品を見比べると、そのとおりだなと思います。
 カフェに会話など、青年館の舞台の大きさでは、ほどよい緊張感がありウェイトレスの小芝居もいいアクセントになっています。これをそのまま大劇場にもってきちゃうから、「マリポーサの花」の会話の場面は眠くなってしまうのだろうなあ。

 柚希 礼音は、体育会系の香りがプンプンなので、反政府ゲリラの元リーダーはあってると思う。(初役の紫吹淳は、出所後のニコラス・暗い影を背負った男はベストキャラだと思うが、孤高のイメージがあり、リーダーという柄ではないと思う。初演版見てないけど)

 タンゴの場面、一般論として宝塚のタンゴって割とスマートでスタイリッシュだと思います。で、柚希の場合、宝塚にしては珍しく汗臭い野性味が感じられます。相手役の夢咲ねねは、小顔・細見で都会的なお嬢様風。学級委員女子と不良男子みたいな風情で、こーゆー主演コンビがあってもいいのじゃないかって気はします。

 ニコラスはイサベラに、「何のために踊るかを考えるんだ」と言います。彼は反政府ゲリラのリーダーとして「何のために戦うのか=民衆のため」と考えており、軍事政権が倒れ、現政府を民衆が認めている以上、政府との戦いは無意味だと考えます。
 しかし、戦士であるリカルドにはわからない。権力=敵でしかないのでしょう。

 そのリカルドを演じたのは和涼華は、以前よりシャープさが増し、男前度アップ。

 リリアナはちびっこハウス出身のかわいそうな女子ってところでしょうか、水瀬千秋が好演。

 音花ゆりのフローラは、初演は矢代鴻さんだったそうですが、母親役には若すぎるから損な役どころ。いやいや、きっとすごーく若いときに子供産んだんだろうって自分を納得させて見ちゃいました。歌は絶品(歌声だけなら母親の貫録)

 「マリポーサの花」の反動で大満足の「ブエノスアイレスの風」となりました。

初演版を月末CSで放送予定とのこと。初演版と再演版の違いについては、放送を見たあとで、じっくり比較してみたいと思いますニャ。

ニコラス・デ・ロサス 柚希 礼音
管理人 涼乃 かつき
ロレンソ 美城 れん
リカルド 和 涼華
イサベラの姉 華美 ゆうか
フローラ 音花 ゆり
バーテン 鶴美 舞夕
メルセデス 純花 まりい
武器商人 水輝 涼
ビセンテ 紅 ゆずる
イサベラ 夢咲 ねね
イサベラの義兄 碧海 りま
車のブローカー 美弥 るりか
銀行員 如月 蓮
エバ 蒼乃 夕妃
警察署長 天寿 光希
女医 美春 あやか
マルセーロ 真風 涼帆
リリアナ 水瀬 千秋
ウェイトレス 夢妃 杏瑠
バンドネオン弾き 漣 レイラ
ウェイトレス 早乙女 わかば
警官 麻央 侑希

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November 03, 2008

トム・プロジェクト「田畑智子ひとり芝居『バッタモン』」

トム・プロジェクト
1-Nov-2008 14:00~15:30 B-5
ザ・スズナリ

Corich公演情報

081101a

 テロの危険性が増した近未来の東京。

 婚約者・その飼い犬と一緒に暮らしている女性。式の準備に消極的な婚約者にいらいら、やがて男の浮気疑惑から言い争いになるのだが...実は、婚約者は1年前に死んでおり、すべてはその女性の妄想で文字通りの一人芝居だった。
 婚約者の死を信じていない女性を心配して訊ねてくる元カレ、一周忌に行くよう頻繁にかかってくる女性の母親からの電話。口うるさい下の階の住人からの電話・FAXのいやがらせ。
 「うるさい!」と殴り込んできた下の階の住人は包丁を手に暴れる。刺される元カレ。

 実は女性は某国の工作員。バッタを使い農作物の壊滅を計画している。婚約者は大量飼育しているバッタを見てしまったために殺された。元カレは女性の正体を探る警察官で、女性がワザと下の階の住人を怒らせ、刃傷事件となるよう仕掛けたのだった...


 ひとり芝居の逆手をとった妄想の場面。以降の場面も「ひょっとしたらこれも妄想では?」という緊張感を持ちながら観ることになります。

 田畑智子さん、複雑な役どころをしっかりと演じていましたが、ちょっと痒いところに手が届かずというか、もう一段深いところまで我々を引き込んでほしかったように思いました。(場面によってはグっと引き込まれるのですが、その力が緩んでしまうところもあって。)

 カーテンコールで素に戻った田畑智子さんは尋常じゃない可愛さでした。この可愛らしさを生かした話のほうがよかったのじゃないか。今回の役どころ、いろんなキャラの田畑さんを見られる楽しさはありますが、どれも田畑さんの仁じゃないような気がしないでもない...

 田畑智子
 
脚本・演出 中津留章仁
美術 中塚健仁
照明 増田隆芳
音響 藤田赤目
衣裳 小原敏博
舞台監督 土居三郎
宣伝写真 塩谷安弘
チラシデザイン 中塚健仁
プロデューサー 岡田潔
企画制作 トム・プロジェクト

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イキウメ「図書館的人生vol.2 盾と矛」

イキウメ
31-Oct-2008 14:00~16:10 1F-F-13
三鷹市芸術文化センター星のホール

Corich公演情報

081031

 テーマ「武器」に沿って、4本の物語...

賽の河原で踊りまくる「亡霊」

 板垣雄亮氏が怪演、Hula-hooperの「鱈。」シリーズで服部弘敏氏と組んだシュールな歌とコントのユニット"板垣さんと服部君"でしか見たことが無かったのですが面白すぎでした。
 現代の賽の河原、中間管理職的な鬼さんの苦悩が可笑しい。「地獄八景亡者戯」の風情。

やさしい人の業火な「懐石」

 よい人と思って招き入れた男が、実は仮釈放中の元殺人犯。再び殺人を犯すのでは?という怖さと緊張感が漂う。
しかし見方をかえると、他人を無闇に信じる辻夫妻(無自覚な偽善者?)をやり込める痛快な話でもある。辻夫妻・丹野のどちらの立場で見るかで印象がかわると思われます。
 「幸福」その2 で丹野がお遍路さんになるオチは秀逸。

 「居残り左平次」の風情。

瞬きさせない宇宙の「幸福」その1

 その隕石を見ると幸福を感じるが、時間をたつのも忘れてしまう。幸福を感じたまま死ぬまで見続ける破目になる。
宇宙人?のラッパ屋を板垣雄亮氏が、またまた怪演。

東の海の笑わない「帝王」

 感情が表情に出ないかわりに、体の一部にあらわれる男の話。
ハイパーな"なくて七癖"。
 実際、笑い顔が怒ってるように見えたり、泣き顔が笑い顔に見えてしまう人って、現実に居るよなあ...なんて思ったりしました。

瞬きさせない宇宙の「幸福」その2

 オチは予想の範囲内だけれど、やっぱりそうなって欲しいオチでもあり、真剣な表情が一瞬にして恍惚な表情となるのが絵的に面白い。天寿を全うしたときって、もしかしたらこーゆー幸福感とともに天に召されていくのかもしれませんね。
 ラッパ屋=黙示録の七人のラッパ吹きへラッパを渡す者ならば、この一連の出来事は人類への審判か。生き残るのは誰だろう?丹野不二夫は生き残りそうな気がします。

 仏教・キリスト教の思想を織り交ぜて(仏教が治める世界にキリスト教が攻めてきたような...)、4本の物語はゆるく繋がります。

 二日前に見たSWAのブレンドストーリーの演劇版のような趣、白鳥さんの「びっくりしたぁ?」のギャグが、まさか「懐石」でも聞けるとは、宇宙レベルで何かの繋がりがあるんじゃないかと思いました(笑)。

 蛇足ながら岩本幸子さんの声の色っぽさは神の領域だと思ひました。南無~♪

賽の河原で踊りまくる「亡霊」
 鬼 板垣雄亮
 亡者A 國重直也
 亡者B 盛隆二
 亡者C 森下創
 亡者D 浜田信也
 奪衣婆(だつえばあ) 伊勢佳世
やさしい人の業火な「懐石」
 丹野不二夫 古河耕史
 辻正彦 盛隆二
 辻圭子 岩本幸子
 愚連隊 浜田信也
 愚連隊 國重直也
 愚連隊 森下創
瞬きさせない宇宙の「幸福」その1
 二階堂望 窪田道聡
 山田輝夫 森下創
 藤枝次郎 緒方健児
 辻圭子 岩本幸子
 ラッパ屋 板垣雄亮
東の海の笑わない「帝王」
 馬頭至 浜田信也
 馬頭さくら 伊勢佳世
 寺泊満 國重直也
 辻圭子 岩本幸子
瞬きさせない宇宙の「幸福」その2
 巡礼者(丹野不二夫) 古河耕史
 
脚本・演出 前川知大
舞台美術 土岐研一
照明 松本大介(einjin-light)
音響 鏑木知宏
楽曲提供 安東克人(&cut)
衣裳 今村あずさ(SHIG KEN KEN)
演出助手 矢本翼子
舞台監督 谷澤拓巳(至福団)
制作 中島隆裕
制作 吉田直美

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