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September 2009

September 27, 2009

落語教育委員会@横浜にぎわい座 夜の部

26-Sep-2009 18:00~22:30 1F-な-8
横浜にぎわい座

090926b

オープニングコント 替え歌 よこはまたそがれ(歌武蔵)~ブルーライトヨコハマ(喬太郎)
柳家右太楼 「締め込み」
三遊亭歌武蔵「たばこの火」
柳家喜多八 「明烏」
柳家喬太郎 「任侠おせつ徳三郎」

オープニングコント

 タキシードの歌武蔵氏。、
 ドンキで買ったらしい青のドレスを着た喬太郎氏に、場内大爆笑。すごいおなか(笑)。後ろを向くと、スカートが裂けててピンクのパンツ丸出し(笑)。
 最後に喜多八氏が歌おうとすると緞帳下がっておしまい。

柳家右太楼 「締め込み」

 オープニングゴントにも負けず、好演。

三遊亭歌武蔵「たばこの火」

 元は上方の噺。江戸に舞台を移していても、上方のにおいがするのは、商人の金の使い方の噺だからなのでしょうね。景気のよい話は歌武蔵氏にぴったり。

柳家喜多八 「明烏」

 たまらなく可笑しい。完成度のたかい「明烏」。にぎわい座が吉原になりました。

柳家喬太郎 「任侠おせつ徳三郎」

 「おせつ徳三郎」からの改作のポイントは以下の通り。

 旦那、番頭、刀屋は元ヤクザで仲間同士。おせつの結婚相手は番頭で、徳三郎を追い出したのも、自分がおせつの婿となり、お店を我が物にせんとする番頭の悪巧みだったという設定。定吉におせつと徳三郎の逢瀬を旦那にしゃべらせたのも番頭の仕業。番頭は旦那を殺し、番頭は刀屋に殺される。自分たちのせいで何人もの人間が死んだ、もう生きてはいけないと吾妻橋から飛び込むおせつと徳三郎。すると川が二つに割れる。死ねない二人は、一生罪を背負って生きていくことを決意する。二つに割れた川は、やがて元に戻り、いつもの日常が江戸の町に戻る。

 前半、花見の逢瀬のくだりは、すべて番頭の創作で、真実は、本当に花見に行っただけ。徳三郎をお店から追い出すために、番頭が定吉に吹き込んだものという設定にしてありましたが、やはり「逢瀬は事実だった」とすべきじゃないでしょうか。そうでないと、おせつと徳三郎が最後に心中するまでの仲だと、聞き手に印象つけられないと思います。さらに定吉、旦那の飴と鞭で、まんまと二人の秘密を喋らされてしまうのが前半の可笑しさですが、それがすべて定吉の演技だったとすると、相当ずる賢い少年ということになり、前半の可笑しさが半減してしまうと思います。
 元の「おせつ徳三郎」を知っている物にとっては、この改作は、かなりインパクトがありますが、上記の部分に関しては、ちょっとやりすぎではないかと。

 川が二つに割れ命が助かるというくだりは、モーゼの十戒のようで思わず笑ってしまいましたが、川が割れてできた道というのは、死後の世界の道と捉えるべきかもしれません。二人は死んだとは思っていないだけで、それは死の世界へ繋がる道であったと。その道の先にあるのは天国か地獄か、はたまた罪を背負い、永遠にその道を歩き続けるのか(さまよい続けるのか)。これはなかなか奥の深い。
 「...川が元にもどり、日常が江戸の町に戻ってまいります。」というさげのセリフが秀逸。どんな大事件も、いずれ日常に呑み込まれてしまう。これは真理だと思います。
 喬太郎氏の「おせつ徳三郎」は心中したころで終わりとなりますが、「任侠おせつ徳三郎」では、心中にいたる二人の心の動きが細かく描かれていています。おせつ徳三郎は喬太郎氏の手で、古典的な心中物語から現代的な悲恋物語になりました。"任侠~"の派手な部分が目立ちますが、本当の改作の目的は、"現代的な悲恋物語"にすることだったのかもしれません。

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国立演芸場開場30周年記念 特別企画公演「女が語る―遥かなるみちへ」

26-Sep-2009 1F-13-9
国立演芸場

春雨や風子 「真田小僧」
川柳つくし 「弥次郎」
三遊亭小円歌 音曲「江戸界隈~東海道へ」
神田紅    講談「お富与三郎―出会い~島抜け」
―仲入り―
平野啓子   語り「銀河鉄道の夜」抄

春雨や風子 「真田小僧」

元気な高座でした。

川柳つくし 「弥次郎」

 うーん、長いなあ。寝ちゃった(笑)。

三遊亭小円歌 音曲「江戸界隈~東海道へ」

 御陽気で楽しい。

神田紅    講談「お富与三郎―出会い~島抜け」

 よく知られている玄冶店の場面の前後の話をたっぷり。へぇ、こういう話だったのね。

平野啓子   語り「銀河鉄道の夜」抄
 
 ドレス姿で、客席から登場。
 客席を教室に見立てて、"午後の授業"でスタート(最前列の方は間近で平野嬢が見られて大満足じゃないかな)

 単なる語りではなく朗読劇でした。

 ちょっと衝撃だったのはラスト。

 原作は、

  ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで、なんにも言えずに博士の前をはなれて、早くお母さんに牛乳を持って行って、お父さんの帰ることを知らせようと思うと、もういちもくさんに河原を街の方へ走りました。

 ...で終わりとなります。この朗読劇ではジョバンニが家に帰ったところで幕となりますが、家のドアを開けて、唖然とした表情で暗転となります。ジョバンニは、(死者を運ぶ)銀河鉄道の乗車中に母親の姿を見ており、いざ帰ってみると"母親は死んでいたと"いう解釈なのですね。

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青果鹿「ブルカニロ博士の実験」

青果鹿
25-Sep-2008 19:00~
中野MOMO

090925

Corich公演情報

 アングラ風に味付けされた宮沢賢治の世界...なので、寺山修司風でもあったりします。

 ブルカロニ博士の発明した"時空を歪ませる機械"は、瞬間移動+時間移動が可能になる装置。この装置で火星人を実験室につれて来ようとするのだが、現れたのは"幸いの地"行きの列車の乗客たち。どうやら火星ではなく、鉄道と実験室がつながってしまったらしい...。

 宮沢賢治の「フランドン農学校の豚」「銀河鉄道の夜」がモチーフになっています。

 で、ブルカロニ博士というのは、「銀河鉄道の夜」の第3稿までに登場していたキャラクターで、最終稿である第4稿では削除されたキャラクターなのだそうだ。

 民俗芸能あり、歌謡ショーあり、バレエありで楽しい(白鳥の湖で、上手くも美しくないのだけれど、手抜きせずにちゃんと踊ろうとする姿勢は感動モノ)。ブルカロニ博士と助手のベムベロン君のやり取りは、いわゆる博士と助手のコントのようで面白い。
 役者さんが若いので、前半は「もっと年季のはいった役者さんだったら味わいがあるだろうな」という気がしないではなかったのですが、後半は作品世界に引き込まれて気にならなくなっていました。

 終盤のスピード感に興奮、ラストのファゼーロの歌でホロリ。

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校長先生 廣田 徹
豚 白石 里子
ブルカロニ博士 川口 茂人
ベムベロン 鯨井 智充
ファゼーロ 渡邉 亜希子
ロザーロ 村田 弘美
テーモ 大多和 森
ネリオ(毛皮売り) 藤井 としもり
テクラ(山猫釣り) 遠藤 紀子
ギルダ(母) 本田 めぐみ
ペル(息子)、他 眞壁 良輔
ミーロ(拾い子)、他 岩男 考哲
鹿、下男、用務員、他 柄澤 勇一郎
 
作 澤藤 桂
演出 八木澤 賢
美術 小池 れい
照明 松本 永(光円錐)
音響 竹田 雄(Three Quarter)
衣装 コシェル
ヘアメイク WATARU
宣伝写真 原田 景子
舞台監督 古舘 祐司
制作 高橋 俊也

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September 24, 2009

トム・プロジェクトプロデュース「えまお一人芝居『シネマにXXX(キスキスキス)』」

Dotoo!
23-Jun-2009 14:00~15:30
赤坂RED/THEATER

Corich公演情報

090923

 宣伝文句では「仕事と恋愛と人生と格闘する一人の女性の抱腹絶倒喜劇」とありますが、品の良いライトコメディ。前半は面白おかしく、後半はちょっと泣いて元気になって...と、30~40代の独身女性への応援歌のよう。共感する女性は多いのじゃないかと思います。

 複数の人間とからむ場面が結構多いのですが、えまお嬢の間合いが絶妙で、さつき以外の登場人物が、どんな性格でどんな顔をしているか、はっきり見えてきます。家で母親と恋人が鉢合わせする場面や、同僚とのカラオケの場面はテンポがよくっておもしろい。上手いなあ。
 自宅での"ひとりミュージカル"、カラオケ(松田聖子)熱唱はファンにとってはうれしい場面でしょうね。

 会話の随所に映画ネタのギャグが織り込まれていましたが、アタリハズレがハッキリしてました。宝塚時代からのファンには、若者向け映画ネタは不発だったようです。

蛇足

 えまお嬢、真飛聖にソックリになってた(笑)

広田さつき えまお
 
脚本 ひょうた
演出 中津留章仁
美術 中川香純
照明 益田隆芳
衣裳 木場絵里香
照明オペレーター 野村梢
演出部 吉村啓文
荒山昌子
カゴシマジロー
舞台監督 土居三郎
宣伝美術 立川明
宣伝写真 高谷良
企画制作 トム・プロジェクト

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宝塚歌劇団「ロシアン・ブルー」「RIO DE BRAVO!!」

宝塚歌劇団
19-Aug-2009 11:00~14:00 1F-23-13
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090919


スクリューボール・コメディ
ロシアン・ブルー-魔女への鉄槌-
作・演出/大野拓史

・1930年代のモスクワ。
・アメリカの下院議員と、「鉄の女」の異名を取る女性官僚。実は魔法使いと魔女の末裔。
・「惚れ薬」騒動
・不正と陰謀

...と、設定はかなーり面白い。でも、1時間半では、その面白さを生かしきれていないような...。「豪華な食材でディナーを作ろうとしたけれど、時間が無いのでサンドイッチにしちゃいました。」という印象です。サンドイッチとしては十分おいしいのですが、これでディナーをつくったら、どんなにおいしいことか...とも考えちゃうのでした。
 大野先生のスクリューボールコメディというと「ヘイズコード」という名作がありますが、本作も2幕モノに書き直したらもっと「ヘイズコード」に並ぶ傑作コメディになりうるんじゃないかと思います。

 冒頭の、先祖の迫害の場面はダンスシーンとしては秀逸だけれど、設定の説明としては駆け足でわかりにくい。でも重要な場面なんですよね。事前にプログラムのあらすじを読んでおくことをおすすめします。

 主演コンビの歌はともかく、彼らにからむ脇役陣が半端なく歌がうまい(未来優希、美穂恵子、彩吹真央、音月桂、天勢いづる)。未来優希の安定感・迫力・変幻自在の歌声は宝塚の至宝です(笑)。

 新主演娘役の愛原実花、世間では"つかこうへいの長女が新主演娘役"と評判のようです。あだっぽい姐さんに化けたキツネさんみたいな雰囲気の娘役さんですね(愛原嬢をみるたびに「落語の『王子の狐』にでてくる姐さんってこんな感じだろうな」って思うです)。冒頭の魔女のコスプレがめちゃくちゃ似合ってました。「鉄の女」もハマリ役。

 大月さゆはコメディエンヌとしての本領を発揮。コメディ専科になっちゃえ(笑)


ラテン・ロマンチカ
RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)
作・演出/齋藤吉正

 有名どころの曲が多いので見ていて楽しい。一緒に口ずさみたくなりますね(歌詞はわからないので鼻歌レベルですが)。
有料でポンポン買わせて、中詰めでみんな一緒にポンポン振るというのは、さすが関西の劇団、商魂たくましいなと思います。中詰めだけっていうのが少々物足りない(フィナーレでも一緒に振りたいよね)。
 主演娘役・愛原実花よりも卒業生の面々が活躍する場面が多かったように思います。雪組のショーというと、森咲かぐやが活躍してるっていうイメージがあるのですが、彼女も今回で卒業、さみしいですね。エトワールは、やはり卒業生である天勢 いづる。芝居ではクセのある女性役がハマってました。残念だあ。

アルバート・ウィスラー 水 夏希
イリーナ・クズネツォワ 愛原 実花
ミハイル・ゲロヴァニ 汝鳥 伶
カテリーナ・コーシュキナ 五峰 亜季
レベッカ・ウォード 美穂 圭子
ニコライ・エジェフ 未来 優希
ヘンリー・スペンサー 彩吹 真央
デボラ・チャップマン 天勢 いづる
グリゴリー・アレクサンドロフ 音月 桂
ジナイーダ・ライフ 麻樹 ゆめみ
ライサ・ネコタナ 舞咲 りん
セルゲイ・エイゼンシュテイン 奏乃 はると
佐野 碩 彩那 音
ガリナ・ネコタナ 森咲 かぐや
アンナ・ネコタナ 花帆 杏奈
ソフィヤ・ネコタナ 神 麗華
スージー・スターン 涼花 リサ
エフゲニイ・アンドレーエフ 真波 そら
ユーリ・メドベージェフ 緒月 遠麻
ダーリン・ロス 早霧 せいな
ペギー・グリーンフィールド 晴華 みどり
ロジャー・ドリトル 沙央 くらま
リュボフ・ネコタナ 早花 まこ
バーベル・ムイシュキン 大凪 真生
イーゴリ・イリインスキー 大湖 せしる
マクシム・シューキン 彩夏 涼
パヴェル・ウソツキー 紫友 みれい
ボリス・ムラビヨフ 祐輝 千寿
ロビン・スペンサー 大月 さゆ
バーリャ・ネコタナ
バレリーナ(ペトルーシュカ) 
沙月 愛奈
タマーラ・ネコタナ 花夏 ゆりん
オレーク・ネコタン
ペトルーシュカ 
愛輝 ゆま
フェリックス・アンバー 涼瀬 みうと
ロバート・ホッジキス 蓮城 まこと
ムーア人(ペトルーシュカ) 香音 有希
イワン・バルスコフ 香綾 しずる
ヴァシリ・アレンスキー 朝風 れい
マトローナ・ムラビヨフ 千風 カレン
ナターリア・プリセツカヤ 悠月 れな
ヨシフ・モジャイスキー 梓 晴輝
ウラディミール・ベレゾフスキー 凰華 れの
ワーリャ・ネコタン 寿々音 綾
タナヤーナ・エセーニナ 愛加 あゆ
フョードル・スタチンスキー 冴輝 ちはや
キリル・カバレフスキー 透真 かずき
オレガ・ネコタナ 透水 さらさ
スラヴァ・フィラノスキー 彩凪 翔
ゲンナディ・ヴァルコンスキー 凛城 きら
アルカディ・スロニムスキー 真那 春人
エレナ・ネコタナ 舞羽 美海

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Dotoo!「秘密はざわめく」

Dotoo!
18-Jun-2009 19:30~21:20
赤坂RED/THEATER

Corich公演情報

090918

 ミステリーなのでドキドキする場面はあるけれど、前半笑わせて最後にホロっとさせる展開はいつもどおりで、安心して楽しめました。女優さんが皆元気ですね。

 必サスのオープニングのように、衝撃シーンのダイジェストで始まります。映像だと編集で楽チンなんでしょうが、芝居でやるのは大変でしょうね。(本編を見ると、オープニングの衝撃シーンが、実はお笑いの場面だったりして面白い)

 物語は...東京だけど過疎な小笠原諸島のある島で、今や廃校となった小学校の仲間達同窓会。タイムカプセルを掘り起こすと、死んだ同級生のノートが出てくる。そこには同級生の未来の予言が書かれており、すべて当たっていた...

 ・予言ノートの謎。
 ・行方不明の義人の兄。
 ・同級生の死の謎。
 ・昔の火事。

 など、多くの謎が交差、その謎をネタに強請ろうとするヤクザまで現れて大騒ぎ。それぞれがヒミツを明かせない故のドタバタが可笑しい。最後は皆でヒミツを打ち明けて、未来に向かって生きていく...と、あと味のよい終わり方なのでなのですが、よく考えてみるとすべての謎が明らかになっていないので、ミステリーとしてはちょっと不満が残ります。(...と思ってたんだけど、>こちらによるとちゃーんと全てのナゾが解明されているのだそうだ。まだまだ修行が足りないですう>じぶん 10/4追記)

 明確には描かれないけれど、ヤクザは結局みんなに殺され、死体はタイムカプセルとともに土の中へ埋められたようです。"ほのぼの"と"ブラック"と"ミステリー"が同居したコメディでした。

藤野千恵美 桜岡あつこ
野間新太郎 片平光
野間百恵 森下いづみ
野間淳幸 片山裕亮
野間紅雪 前田剛(BQMAP)
石川香織 井川千尋(アロッタファジャイナ)
石川輝男 沼田康弘
宮村昌子 坂本文子
本田義人 青木拓也
井上涼 デ☆ラ
本田恭治 逸見宣明
白鳥一輝
高田小百合 二村愛
郷田博巳 平川和宏
 
脚本、演出 福田卓郎
美術 西川成美
照明 田所太郎
音響効果 小笠原 康雅(OFFICE my on)
舞台監督 赤坂有紀子
大道具 (有)イトウ舞台工房
宣伝美術 ラヴ&ピース川津
制作協力 オフィス・REN
写真協力 高橋芳(JPA)
サポート 東海林奈美、三上綾
制作 ドトォ!
製作 Dotoo!

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「ジェーンエア」

公式ページ
12-Sep-2009 17:00~20:50 1F-E-38
日生劇場

Corich公演情報

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 松たかこ嬢、ほぼ出ずっぱり。歌は聞き応え十分で、終盤に向けてさらに声がのびてくる。疲れ知らずの強い喉。
"美人じゃないけど(ロチェスターにとっては)魅力的な女性"を好演。松さんが美人じゃないというのではありません。ジェーンとして背中に背負っている不幸な人生が、彼女を不美人に見せるのだろうと思います。
 松さん主演で再演となったら、また見に行きたいですね。

 ブランチ役の幸田浩子嬢はオペラ的歌唱をたっぷり聞かせてくれます。マイク使用が前提のミュージカル歌唱とは明らかに違いますね。

 ベガーズオペラと同様、ステージ上にも席がありました。ベガーズオペラは劇中劇として芝居が進行するので、ステージ上の観客=劇中劇の観客の役割があるが、ジェーン・エアでは必要性を感じませんでした。(観客にとっては役者を間近で見られる楽しみはあるだろうけどね)。

ジェーン・エア 松たか子
ロチェスター 橋本さとし
ブランチ・イングラム 幸田浩子
フェアファックス夫人 寿ひずる
スキャチャード 旺なつき
リード夫人 伊東弘美
ジェーンの母 山崎直子
シンジュン他 小西寮生
メイソン 福井貴一
ブロクルハースト他 壌晴彦
 小西のりゆき
 安室夏
 鈴木智香子
 谷口ゆうな
 さとう未知子
 山中 紗希
 阿部よしつぐ
 加藤ゆらら
 角田 萌夏
 佐藤 瑠花
 横田 剛基
 増田 桜美
 大鹿 礼生
 
原作 シャーロット・ブロンテ
脚本、作詞、演出 ジョン・ケアード
作曲、作詞 ポール・ゴードン
翻訳 吉田美枝
訳詞 松田直行
音楽監督 山口琇也
編曲 ブラッド・ハーク
ラリー・ホックマン
スティーブ・タイラー
美術 松井るみ
照明 中川隆一
衣裳 前田文子
音響 湯浅典幸
ヘアメイク 河村陽子
舞台監督 鈴木政憲 ほか
主催 松竹株式会社・フジテレビジョン
協賛 山崎製パン株式会社

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梅田芸術劇場「The Musical AIDA アイーダ」

梅田芸術劇場
30-Aug-2009 17:00~19:55 3F-L6-4-5
東京国際フォーラムCホール

Corich公演情報

090830

 宝塚初演版は東京公演を見ています。宝塚を見るようになって確か3本目だったかな。初の1本物の大作で、感動した覚えがあります。音楽がよくて、当時は実況版CDをヘビロテしてました。ファラオは祈りのために篭る場面の「間も無く銅鑼が鳴る~」の歌は、何度聞いても背筋がゾクっとするほどかっこよかったですが、今回の舞台では、男性の太い歌声が加わり、かっこよさ200%アップでした。

 宝塚版のコミックソング「エジプトすごつよ♪」は、歌詞は「すごい、つよい」のまま、曲調はエジプト風音楽に変更となっていました。これは正しい選択だと思いますが、宝塚版で最も印象に残ったのが「すごつよソング」であるのも事実(今でもたまに口ずさんだりしちゃいます)。

 音楽の追加・変更は随所にあり、安蘭嬢のソロ場面が増えていました。

 内容に関して、宝塚版からの大きな変更はありませんが、アイーダとラダメスの愛が、より強調されている感じを受けました。 宝塚版との最大の違いは物語の内容でも演出でもなく「全員歌がうまい」ということじゃないでしょうか。

 不安定なアムネリス(檀れい)の歌、女官(陽月華)の調子はずれの「すごつよ♪」は、当時、劇場の椅子からずり落ちそうになったものですが、本作を見て、「全員歌がうまいと、なんと安心できることか」と感心しちゃいましたよ。

アイーダ 安蘭 けい
ラダメス 伊礼 彼方
アムネリス ANZA
ファラオ 光枝 明彦
アモナスロ 沢木 順
ウバルド 宮川 浩
神官 林 アキラ
男性キャスト
 饗庭大輔
 青山航士
 乾あきお
 小川善太郎
 角川裕明
 加藤貴彦
 KENTARO
 杉野俊太郎
 附田政信
 遠山裕介
 中尾和彦
 橋本好弘
 ひの あらた
 水越友紀
女性キャスト
 家塚敦子
 岩崎亜希子
 伽藍 琳
 金城尚美
 栗原朗子
 小林風花
 陽色 萌
 本多加奈
 武藤歌奈子
 
脚本、演出 木村信司
作曲、編曲
音楽監督 
甲斐正人
振付 麻咲梨乃
ステージング 竹邑類
美術 大田創
照明 勝柴次朗
音響 大坪正仁
衣裳 有村淳
ヘアメイク 中原雅子
歌唱指導 楊淑美/林アキラ/ちあきしん
アクション 渥美博
指揮 井村誠貴/牧村邦彦
オーケストラ ダット・ミュージック
演出助手 西祐子
音楽助手 宇賀神典子
稽古ピアノ 國井雅美
舞台監督 北条孝/加藤高
宣伝美術 米田朗+ハンズ・プロジェクト
宣伝写真 村尾昌美
主催 テレビ朝日・キョードー東京(東京)
朝日放送(大阪)
企画・制作・主催 梅田芸術劇

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宝塚歌劇団「太王四神記 Ver.II」-新たなる王の旅立ち-」

宝塚歌劇団
29-Aug-2009 11:00~14:00 1F-19-23
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090829

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)

 Ver.1と比較し整理されてわかりやすくなったとはいえ、登場人物が多く展開が早いので、観劇中、油断をしてしまうと内容がわからなくなっちゃいそうです。(人物相関図をプログラムに載せるべきだと思う)

 柚木礼音、今年3月の「My dear New Orleans/ア ビヤント」のときと比べると、頬がこけ、かなり痩せていた。トップの重圧ってすごいのでしょう。
 夢咲ねねは、花組・桜乃彩音のキハとはちがった、艶かしいキハでした。手足の動きが綺麗ですね。
 プルキル(大長老)は、花組・壮一帆があまりに好演だったので、涼紫央プルキルはちょと物足りず。涼紫央って根っからの悪役は向かない人なんだと思います。

 最近人気上昇中の紅ゆずる、たまたま私の隣の方が紅ゆずるのファンらしく、彼女の一挙手一投足に大笑いしてました。

 フィナーレは花組版と同様。完成度の高いフィナーレだと思います。

タムドク 柚希 礼音
キハ 夢咲 ねね
ヨン・ホゲ 凰稀 かなめ
ヤン王 一樹 千尋
ヨン・ガリョ 磯野 千尋
ソスリム王、ヒョンゴ 英真 なおき
大神官 万里 柚美
フッケ将軍 にしき 愛
チョ・ジュド 美稀 千種
トラジ 百花 沙里
プルキル(大長老) 涼 紫央
ファーヨム 毬乃 ゆい
パソン 琴 まりえ
チョク・ファン 美城 れん
ソノ部族長 天霧 真世
ファーヨム 梅園 紗千
コ将軍 彩海 早矢
ファーヨム 花愛 瑞穂
セーム 華美 ゆうか
カグン将軍 天緒 圭花
ムーニョ、メファ 音花 ゆり
イルス 鶴美 舞夕
サリャン 夢乃 聖夏
チャンミ 純花 まりい
スンノ部族長 水輝 涼
タルビ 妃咲 せあら
チュムチ 紅 ゆずる
カンノ部族長 碧海 りま
セドル 壱城 あずさ
スジニ 美弥 るりか
カクダン 蒼乃 夕妃
ヒョンミョン 如月 蓮
副神官、モラン 白妙 なつ
ポッコッ 南風 里名
チュモン 直樹 じゅん
ナリ 稀鳥 まりや
クカ 音波 みのり
チョロ 真風 涼帆
モンニョン 水瀬 千秋
スリョン 夢妃 杏瑠
 
脚本、演出 小池修一郎

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September 21, 2009

葬儀後の手続き覚書

各種手続き覚書。

配偶者である父親が高齢で頼りなくなっているので、事務手続きは息子である自分が代行。
※でも配偶者が手続きするのが、最もスムース。

9/5(土)
13:36 死亡確認。
看護師さんによる遺体の清拭・着替・化粧。約1時間。
この間に葬儀社に連絡。
死亡診断書(1通)を受取る。
16:00 遺体の引取。
葬儀社の寝台車に遺体と、病室の荷物を詰め込み、葬議場へ。
(4ヶ月も入院していると、結構な荷物の量になるものだ。カバンと紙袋で7点くらいか)

役所への手続き、届出は葬儀社が代行
・死亡届/死亡診断書(原本)
・認印
を葬儀社に預ける。

 認印の件、シャチハタ印は常時携帯してたのだがシャチハタは不可。たしか、病室で印鑑が必要になるかもと、百均の印鑑を病室に置いといたはず...と、病院から持ってきた荷物を捜索、無事発見。

 事前相談をしておいたおかげで、葬儀の打合せはスムースに進む。3時間くらいだったかな?

9/6(日)
通夜葬当日。

9/7(月)
火葬場。控え室にお菓子あり。一皿500円 X 2皿=1000円。斎場にて清算。
残った菓子はもったいないので持って帰る。

火葬後、葬儀社より以下3点受取。
・埋葬許可証
・死亡届/死亡診断書のコピー 2部
・認印(返却)

帰宅。翌日の手続きについて調べる。

9/8(火)
朝マックしてから静岡市役所へ。

1.市役所
1-1.保険年金課(1F)

・国民健康保険証 返却
・葬祭費請求
 <窓口にて用紙を貰い記入>
  国民健康保険 廃止届
  葬祭費支給申請書
 <必要なもの>
  死亡診断書または埋葬許可証(コピー)
  印鑑
  国民健康保険被保険者証
  郵便局以外の振込先口座番号

1-2.高齢介護課(2F)
・介護保険証
「介護保険料の収納状況、給付サービスの利用状況によっては、相続人代表者指定届作成のため、相続人の認印(スタンプ印不可)・通帳が必要になる場合があります」とのことだが、該当せず。窓口にて保険証の返却のみ。書面等の記入・作成なし。

1-3.市民課(1F)

・戸籍(全部事項証明/謄本) \450 x 3通
・住民票 \300 x 1通
 ※世帯全員の住民票(死亡記載のあるもので死亡者と請求者が同一世帯であるとわかるもの)
・印鑑証明 \300 x 3通

 <必要なもの>
 住民票請求にための委任状(戸籍は、自分も記載されているので問題無いが、住民票は別世帯なので、委任状が必要)
 本人確認用の身分証明書(運転免許証)
 印鑑登録証
 認印

 静岡市の場合、様式がこちらでダウンロードできるので、あらかじめ印刷して記入して行くとよさげ。

2.銀行(静岡銀行)
相続手続きの相談。
「相続手続きにはいると、口座が凍結されので、預金引き出しの必要があるなら、先に引き出した方がよい」と言われたが、引き出す予定は無く、また引き落とし・振込み口座にもなっていなかったので手続き開始することにした。
 死亡届(かな?)を作成。被相続人の口座と相続人を記載。
 相談窓口にはスキャナとプリンタが設置されている。まず書類をスキャンして本社の相続担当に送付。以降は、TV電話にて手続きについての説明を受ける。必要書類は随時、プリンタから印刷される。

・相続手続依頼書(銀行所定の用紙) 余分に2枚くれた
 ※裏に相続形態別の必要資料一覧が書いてあった。形態によって必要書類は様々なのだなあ。
・相続人確認表(銀行所定の用紙)(いわゆる系図みたいなやつ)
・被相続人の結婚から死亡までの連続した戸籍謄本(原本)
・相続人全員の戸籍謄本 (原本)
・相続人全員の印鑑証明書 (原本)
・代表者の実印
・相続人の届出印(口座名義変更のため)
・通帳、キャッシュカード

遺言書は無し。遺産分割協議書も作成していなかったが、銀行所定の申請書でOKなので、作成は必要ないとのこと。
相続人が父一人、子一人だから簡単だと思われる。

午前の部、終了。大戸屋でお昼ゴハソ。

3.社会保険事務所
 ・死亡届
 <相談窓口にて作成>
 年金受給権者死亡届
 <必要なもの>
  年金証書
  死亡の事実を明らかにできる書類(戸籍抄本または死亡診断書)
  ※死亡診断書(コピー)を提出
 ・未支給年金請求
 <相談窓口にて作成>
 未支給年金・保険給付請求書
 <必要なもの>
  戸籍謄本(原本)
  年金を受けていた方と請求者が生計を同じくしていたことがわかる書類
  ※死亡記載のある世帯全員の住民票(原本)
  年金の振込先口座番号
  認印

 未支給年金の申請は、本来は配偶者(もしくは死亡当時生計を同じくしていたもの)によらなければならないようだが、父の体調不良ということで、代理として申請。
 母が働いていた場合は遺族年金の申請も必要になることがあるのだそうだが、専業主婦だったので該当せず。

 運良く書類がそろっていたので、その場で手続き終了(書類不備で、何度も訪れる人が多いっぽい。ややこしいもんね)。後で調べてみたら国民年金の場合は、どーやら市役所の年金窓口でも、申請できたっぽい。

本日の外まわりはここまで。

家に戻り、預貯金相続の書類を作成

・銀行
  銀行からもらってきた書類に必要事項記載。
・ゆうちょ
  郵便貯金相続用の書類は、ゆうちょの相続手続き上記ページから「相続確認表兼貯金等支払停止依頼書」をダウンロードし、記載。

 生命保険関係の書類を調べる。該当の保険は3件あった。

 夜、映画「おと な り」を見に行く。静岡にミニシアター系の映画館(シネギャラリー)がオープンしていたとはしらなんだ。
 映画の感想、「やっぱり麻生久美子っていいよな♪」

9/9(水)
私は東京在住のため、東京(福生市)にて、相続用の印鑑証明書をとる。
福生市役所、リニューアルしてから初めての訪問だったけれど、身分証明書と登録印鑑証があれば、申請書に記入しなくてもいいんだって。便利だなあ♪


9/10(木)
1.銀行
相続手続き書類を持ってゆく。
・被相続人の結婚から死亡までの連続した戸籍謄本(原本)
であるが、戸籍全部事項証明書に結婚、死亡の記載があったので、これを持っていった。ところが、これは平成6年の改製後のものなので、結婚した昭和40年から平成6年の戸籍謄本(改製原戸籍)も必要といわれる。

 改製原戸籍
 相続手続きサポート通信

 戸籍謄本では、前回の改製から次に改製されるまで期間の内容しか証明されないということか。
証明すべき期間で戸籍の改製が行われている場合は、改製前の戸籍も必要になるのね。
うちの母親は結婚後はずっと静岡市在住だったので、静岡市役所のみで書類がそろったが、他の市町村への転籍があれば、その地で戸籍謄本のとる必要がある。離婚暦があるとなおさら大変っぽい。

 再度市役所で改正原戸籍をとって、銀行に戻り手続き終了。銀行と市役所は歩いて2~3分の距離でラッキー♪

2.郵便局
窓口に「相続確認表兼貯金等支払停止依頼書」を提出。
必要書類の案内書を、後日郵送するとのこと。ゆうちょは「一人一口座」、すでにゆうちょ口座を持っている場合は、名義変更ではなく払い出しとなるのだそうだ。既存の口座に振り込みの場合は、限度額の1000万を超えないよう注意が必要。ウチの場合は幸か不幸かオーバーせず(笑)。

受付窓口で、JP BANKカードのセールスを受ける。
以前、ゆうちょ・セゾンカードを持っていたのだが、郵政民営化と共にセゾンカードとキャッシュカードが個別になった。
今回、あらたにJP BANKカードとしてクレジットカードとキャッシュカードが一緒になったとのことだが、JCBもVISAもMASTERもすでに持ってるしなあ。再度セゾンカードと一緒にしてもらえるとありがたいんだけどな。

3.携帯電話解約(SoftBank)
 ホームページによると、契約者死亡の場合は、一旦名義変更(継承)した後に解約手続きをとるとのこと。実際に継承~解約をした方のブログを見ると、継承後、約1ヶ月たたないと解約できないらしい。
 こりゃ面倒だと思い、携帯の明細書を見てみると契約者は父であった。通常の解約手続きにて終了。必要事項を記入した書類は、その場でスキャン&PCに取り込み。
 自分はAuなのだが、Auの場合、契約者死亡の場合でも解約できるとある。Docomoも同様に即解約可能だ。

 遺族に引き続き携帯を使わせようとするSoftBankはどーもケチくさくていただけない。

 ところでSoftBankの直営店(SoftBank静岡唐瀬)と同じ通りの、しかもさほど離れていない距離の場所にSoftBankの販売代理店(TOKAIモバイルショップ唐瀬街道店)がある。解約は直営店でないとできないのだが、間違って代理店にはいってしまった。ややこしい位置関係だぞなもし。

4.死亡保険金請求
ウチの母の場合、生命保険1件と共済保険が2件あった。
それぞれの窓口に電話で請求手続き方法を問い合わる。後日、必要書類の案内を送付するとのこと。

9/11(金)
共済保険2件(日教済、県民共済)の「必要書類の案内」が届く。
県民共済はだけは、所定の死亡診断書でないとダメだそうだ。
病院に死亡診断書の請求に行かなくてはいけないのかあ、めんどくさー。

日教済の死亡共済金の書類をそろえ、発送。

 保険といえば、契約者、被保険者が父となっている保険がいくつかある。すべて受取人が母になっているので、すべて受取人を変更しておきたいところだが、受取人変更は契約者である父がやらなくてはならない。代理で手続きする場合は、委任状やら印鑑証明やら何やらが必要となり面倒そう。受取人である母の相続人は自分一人であり、保険金請求時には受取人死亡の証明書(戸籍謄本など)があれば請求可能だそうなので、受取人はそのままにしておく。

9/12(土)
手続きOFF。
仏壇についてネットで検索。
自分は、仏壇&仏具苦手派。理由は「幽霊がでてきそうだから」(線香の匂いは好きだけど)。「チーン」って鳴らすのは"おりん"と呼ぶのかな、あの音が苦手。キリスト教風に写真で十分だと思う。
もし、部屋に置くならインテリア風の現代仏壇か...と、ネットで見てみたが、器用な人ならDIYで十分できちゃうんじゃないか。既製品を買ってくるよりも親族が手作りしたほうが心がこもってるんじゃないか。
江戸時代の檀家制度の名残で、いまだに葬儀=仏事ととらえている人が多い。いいかげん、古い習しからは脱却すべきだろう。

夜は東京へ。日生劇場「ジェーンエア」観劇。松さんを堪能。
終演後、新宿末広亭の深夜寄席へ。力尽きて後半爆睡...

9/14(日)
手続きOFF。
宅急便の再配達受取、JCBチケット(レミゼ 11/14昼の部)だった♪
郵便局に書留郵便の受取に行く。OMCチケット(宝塚雪組)だった♪

9/16(水)
AM
 病院に県民共済用の死亡診断書の請求に出かける。受取は9/30頃とのこと。発行費用\5,250(税込)。他の2件は病院発行の診断書(コピー)で可。3件のうち、いちばん受け取り金が安い県民共済が、いちばん書類そろえるのに手間がかかる。不条理だ(笑)。フォーマットをそろえることで処理の事務は簡単になるからなのだろうが、お客様本位の仕組みではない。

PM
 生命保険の担当者さんが来訪。手続き終了。死亡保険金は翌週には銀行口座に振り込まれるでしょうとのこと。
めちゃくちゃ早いじゃん、ジブラルタ生命♪外資系の保険会社だからなのか、書類はハンコレスだった。


9/17(木)
ゆうちょ銀行から「相続に関する必要書類のご案内」が届く。
・貯金等相続手続請求書(名義書換請求書)
・貯金等相続手続請求書(名義書換請求書兼支払請求書)
・被相続人の結婚から死亡までの連続した戸籍謄本
・相続人の印鑑登録証明書(代表相続人以外の相続人数分)
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・貯金通帳、貯金証書、キャッシュカード

代表相続人の本人確認は本人確認書類で行うので、代表相続人の印鑑登録証明書は不要とある。。

「被相続人の結婚から死亡までの連続した戸籍謄本」は、"連続した"というのが、戸籍謄本を請求きする側にとってはよくわからない場合が多いらしく、「役所・役場窓口でのお問い合わせの参考にご使用ください」というA4の案内がはいっていた。

 書類がそろったら、ゆうちょ窓口へ持って行く(郵便局から貯金センター宛の封筒に入れて、窓口へ持ってゆく。「郵送しないでください」と注意書きがあるが、そんなら、最初から封筒を送ってこなけりゃいいのじゃないか。)

 平日に窓口に行かなくてはならない。県民共済用の死亡診断書の受取予定日9/30(予定)に有休とって、病院とゆうちょ窓口に行くことにしよう。

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September 16, 2009

葬儀編

葬儀編です。

 余命1ヶ月の覚悟でしたので、6月上旬には、おおまかな葬儀プランをまとめまており、8月に病状が悪化した際には葬儀社(静岡平安祭典)と事前相談をしていたため、葬儀は特に戸惑うこともなく進行。

本人の希望は、

・密葬、家族葬でよい(火葬だけでもよい)
・戒名不要。
・香典はいらない。

でしたので、葬儀社さんと相談しながら下記プランで葬儀を行うことに決定。

・葬儀会館にて実施(遺体は病院から直送)
・家族葬、通夜葬
・無宗教
・式典形式にはしない
・遺影のかわりに誕生から亡くなるまでの写真をスライドショーで上映(エンドレス)
・香典不要
・祭壇ではなく、棺桶を囲むかたち
・告別式は行わず出棺~火葬のみ
・火葬場にて現地解散

 遺影用の写真を用意していませんでしたから、余命宣告後、アルバムひっくり返して遺影に使えそうな写真を探しました。すると、生まれた頃の写真や若い頃の写真が、わんさか出てきました。そこで遺影のかわりにスライドショーを上映することにしました。7月末に99.9%完成、通夜の前日に死亡日を追記してレンダリング→DVD化。
 ついでに入院中の母の写真に黒田知永子さんの着物の写真を合成して遺影を作成、プリント。親戚中、誰も合成だと気が付かなかったので成功~♪
 最近は、パソコンで何でもできちゃうから便利だなあ。

 葬儀場でモニタとDVDプレイヤーを借りようとしたところ、テレビは移動式のものがあるので可だが、DVDプレイヤーは準備できないとのこと。よって葬儀当日は液晶モニタ+NotePC持込でMovie再生としました。

 通夜葬当日は、14:00~15:30 湯灌の儀

葬儀場の湯灌室にて。
畳の部屋に湯灌用のお風呂が置かれ、遺体が横たわっていました。
逆さ水の儀で始まり、男女二人の湯監師さんに、綺麗に洗ってくださいました。
続いて洗髪、「よろしければ洗ってあげてください」とのことで、私と父で洗髪。

 ここで遺族は一旦退出(休憩)。

 湯灌室に戻ると、すでに着替えが終わり、布団の上に横たわっていました。
化粧をほどこすと、まだ生きているように見えます。

 厳かな儀式。心の整理もできるし、やってよかったと思う。費用は約10万でしたが、それだけの価値はありました。

 18:00より通夜葬スタート。
 式典形式ではないので、親戚が集まって自由に故人を見送るという形です。
遺影(モニター)の左右に生花(これは明るい色の洋花にしてもらいました)。
棺桶のまわりを囲んで故人にお別れをしたり、スライドショーの若い頃の写真を見て思い出話をしてもらったり...。
その後、みんなで寿司&料理を食して21:00頃解散となりました。

 父と私は、そのまま母の遺体とともに葬儀場に宿泊。
 パンフには簡易宿泊施設とありましたが、ウチよりも風呂は広いしきれいだし、快適でした♪

 翌日、9:00から出棺の儀。
 棺桶を、皆で生花で満たして、蓋を閉じ出棺。

 10:00点火。
 11:00骨上げ。)
 挨拶、解散。

 家に到着したのが12:30。NHK朝ドラの再放送に間に合ったです、はい♪

以下メモ
・このような式は静岡では珍しいとのこと(通夜葬、無宗教)。
 事前相談しておいて正解(相談した方が葬儀の担当者になってくれた)。
・式次第がないと、戸惑う人もいるので、誰か一人が案内役(世話役)を兼任したほうがスムースかも。
・葬儀費用は総額56万。葬儀費用の積立金が60万あったので、持ち出し0円。
・無宗教で葬儀をやってみると、いかに世間が仏式にとらわれているかがわかって面白い。

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病院 小ネタ集

 さて、大規模病院の病棟を訪れたのは、10年以上ぶり。医療器具が小型化・電脳化されていてびっくりでした。

心電図モニタ

 ある日、病室へ行くと、心電図・呼吸・SPO2のモニタリング用にセンサ&トランスミッタが取り付けられてました。データを電波で飛ばしてナースステーションでモニタリングしているのだそうです。心電図というとベットサイドにでっかいオシロスコープのイメージがあったんですが、最近の電子機器の進化を考えてみれば小型化&無線化されていて当然ですよね。

日本光電
ZS-930P

 母が動いて、センサがはずれてしまったとき、あわてて看護士さんが飛んできたので、ちゃんとモニタできているんだなあとひと安心(笑)

パルスオキシメーター

 定期的に、体温・血圧・動脈血酸素飽和度(SPO2)を計ります。動脈血酸素飽和度は、指先に洗濯ばさみのようなセンサをつけて測定していたけれど、いったいどんな原理なんだろう?

パルスオキシメーター
 プローブから赤色と赤外光が発光し、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの透過光の違いを利用して動脈血酸素飽和度(SpO2)を算出します。
コニカミノルタ パルスオキシメータ知恵袋より

 入院当時は97~98%、末期は60~70%だったでしょうか。

 パルスオキシメーターで脈拍も同時に測定できるのだけれど、みなさん脈は静脈に手をあて、人力で計測していました。「測定器は正確じゃないときがあるんですよ」ってなことを言ってました。脈が弱くなってくると不正確になるのかもしれません。それに、脈の強さや不整脈はパルスオキシメーターでは検出できないでしょう。


輸液ポンプ

 口からの食事がとれないので24時間点滴だったのだけれど、8月下旬からは点滴に痛み止めが混ざるようになりました。適量を点滴するためか、自然落下式から輸液ポンプに替わりました。
テルモ 輸液ポンプ
 腕を動かしてしまうので、そのたびに"閉塞"アラームがピロロロロ鳴ってました。生死にかかわるアラームなので当然といえば当然ですが、かなりの音量。巷で売っている目覚まし時計よりも確実に目が覚めます(笑)。

※腕に刺せる場所がなくなってきて、足に刺すようになってからアラームは激減しました。


PC

 看護士さんが、FujitsuのノートPCをカートに載せて病室にやってきます。血圧、体温等はその場で入力、データは無線LANで随時共有化なのでしょうね。
 たまに廊下にカートが置かれ、よく見ると壁のコンセントで充電中だったりするのが、なんだか微笑ましいです。

 富士通PCなので、ソフトも富士通のソリューションかと思いきや、株式会社SBS情報システムという地元企業の電子カルテシステム PrimeKarteというものらしい。

 室内にもLAN端子がありましたが、医療用器具またはPC用のLAN端子であることはあきらか。病院でネットするためにe-mobileに加入しちゃいました。実家のADSLよりも安定していて快適♪(実家のADSLはよく切れるんだよなあ)


レントゲン

 レントゲンって、フィルムをライトボックスで見るのかと思ってたら、最近はPCで見ちゃうですね。

 内視鏡はCCDだからPC撮込も容易だろうけれど、レントゲンは...ということで調べてみると、いまどきのレントゲンはフィルムではなくイメージングプレートというものを使うのだそうな。
FUJIFILM イメージングプレート
 フィルムより高感度で、現像の必要がなく、再利用可能とある。へぇ。

 FUJIFILMが開発したのだそうだ。撮影画像はフィルムではなくデータとして保存されるため、フィルムが必要な場合はフィルムプリンターで印刷しなくてはいけない。データ形式はDICOMというの共通規格があるらしい。
 

看護師さん

 Windows2000のIMEが"看護士"としか変換してくれない。なぜかというと"看護師"の名称がスタートしたのは2002年だからですね。

そんなことはさておき...

 静岡市立病院は24時間完全看護体制なので、多くの看護師さんが居ます。不細工な人が一人も居ないのが不思議といえば不思議(...というかかわいい看護師さんが多いです♪)。ベテランの看護師さんも、「きっと昔はかわいかった(きれいだった)んだろうなあ」という方ばかりでした(笑)

病院の食堂

朝飯を2回食べただけですが、吉野屋の朝食セットのほうが安くてうまいです。
最大の難点は御飯、前日炊いて保温しておいたものじゃないかな(昨夜の残りかも)、パサパサしていておいしくないでーす。

売店

店内にパン焼き設備があるので、焼きたてパンが食べられる。ここの売店はデイリーヤマザキ系なのかな?

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母親の入院

 9/5、うちの母が亡くなりまして、以下はその備忘録。

 4月に入り、まともに食事がとれない(食べると腹痛で戻してしまう)状態が続いていました。4/20頃、腹痛で救急へ。35年前に、腸の手術をして以来、腸が弱く、詰まりやすかったので、本人は腸閉塞ではないかとの懸念していたそうですが、わずかながら便通があり、X線検査の結果でも腸は詰まっていなかったそうで、点滴で症状回復し帰宅。5/4、再び腹痛激しくなり救急へ。今回は便に血が混ざっていたため(4/20は無し)内視鏡検査をしたところ、胃潰瘍で即入院となりました。

 組織検査を行ったところ癌細胞が発見されました。すでに腹腔内に癌がちらばっており、癌性腹膜炎で腹水がたまっているとのこと。 癌としては低分化腺癌 por、印環細胞癌 sig とのことで、かつ、スキルス性の胃癌なのだそうな。

 難しい言葉はすぐ当然ググるです♪

スキルス癌
...スキルス胃がんは、他の胃がんと同じように粘膜から発生します。
そしてあまり粘膜面の変化をおこさないまま胃壁の中を広く浸潤していきます。
スキルス胃がんは胃の粘膜表面の異常が少ないため内視鏡検査では見つけにくくなっています。
スキルス胃がんに特徴的な転移が腹膜播腫です。
この腹膜播腫とは、簡単にいえば内臓を包む腹膜にがんが散らばって転移した状態のことを言います。
がん細胞が胃壁を貫いていちばん外側の漿膜を越えて外に出てしまい、バラバラと腹膜にこぼれ落ちていきます...

低分化腺癌
もともと分裂する能力のある幼若な(小さくてN/C比の高い、ほとんど分化していない)細胞が、どんどん増えていってしまいます。 低分化な癌ほど、ばらばらになりやすく(転移もしやすく)、手強い相手となります。

印鑑細胞癌
低分化腺癌のうちの粘液産生型であって、腺腔形成能は乏しいが、この癌細胞はその細胞質内に粘液を産生・充満し、その結果、核を一側に押しやるために印環細胞型を呈する癌です。

...この種類の細胞からなるがんとしては“スキルス胃がん(硬がん)”が有名です。印環細胞が見つかったとしてもすべてがスキルス胃がんとは限りませんが、スキルス胃がんへ進展する(あるいはすでに進展している)ことが多いといえます。スキルス胃がんにおいては、印環細胞が間質(繊維質)を伴って、胃の壁にびまん性に浸潤し、結果として硬くなります。また、悪性度が高いので、腹膜への転移、リンパ節への転移、骨などの血行性の転移を起こしやすいといわれています。

※細胞診については子宮癌についてのページだけれど、とてもわかりやすかったので参考に。
細胞診について

...と、いちばんやっかいな癌で、

 ・すでに腹膜に癌が散らばっている。
 ・手術、抗がん剤治療に耐えうるだけの体力がない。

ということで、余命1~2ヶ月だろうと宣告でした。

 面談の二日前、病院から「組織検査の結果、よくないものが見つかった」という連絡があり、夜も眠れなかったのですが、いざ宣告されると、暗い洞窟の向こうに光がみえたような、何か憑き物が落ちたような気分でした。「もしや、悟りを開くっていうのはこんな気分なのでは」と思ったりして(多分違うでしょうけど)。 不思議と"悲しさ"や"悔しさ"はなく、ただ「お疲れ様」という気持ちだけが生じてきました。
 これはどういう作用なのか、精神分析学的に考察してほしいところ。

 先生と話し合って、以下のように決定。

  ・本人には告知はしない。
  ・できるだけ苦しまないようしてあげたい。


 入院してからは絶食&点滴治療(治療といっても癌の治療ではなく胃潰瘍の治療なのですが)
潰瘍は治ってきたのですが、癌性腹膜炎で腸の通りが悪く、本来は便となって出てゆく分泌液が胃に逆流してくるため、吐き気がひどい。吐けば一時おさまるのですが、その間隔が短くなり、頻繁に吐き気が起きるようになりました。

 鼻から管を入れると、吐き気はおさまるとのこと、自由に動けなくなるのがいやで本人は拒んでいましたが、あまりに吐き気がひどいので、本人を説得し、鼻から管を入れました。すると、吐き気がウソのようにおさまり、また、潰瘍の痛みもなくなってきたこともあって、本を読んだり音楽を聴いたりする余裕がでてきました。

 6月末には、特に治療をしているわけでもないのに腹水が消滅(先生も不思議がっていた)。家に帰るとなればいましかないとのこと。
本人は、「いま家に戻っても家事も炊事も何もできない。完治してから帰りたい。」と考えていたようです(本人には告知していませんでしたから)。そこで、私が家にいる土日のみ自宅外泊することにしました。
 最初は不安がっていましたが、久しぶりに自宅の風呂にはいることができ喜んでいました。その後、流動食なら食べられるようになり、体力も若干ながら回復、週末は家で掃除・洗濯・庭いじりしてました(もともと家の仕事をするのが好きな人でしたから)。

 8月になり「お盆は一週間外泊かな」なんて話をしていたのですが、8/2に病状が悪化、吐き気がはげしくなり、ふたたび鼻から管を入れました。外泊は中止になりました。「せっかくよくなってきたのに振り出しに戻ってしまった」と、本人かなり意気消沈。

 8/12に腹部に激しい痛み。「腸閉塞で腸が詰まってしまったか、あるいは癌が神経に達しての痛みと思われる」とのこと。
 点滴に痛み止めを入れるようになりました。息をするのがつらいようでした。夜間は、痛みで眠れないため、睡眠導入剤を使用。

 8/20には、不安のせいなのか薬のせいなのかはわかりませんが、精神が非常に不安定に。幻覚を見るようになりました。
家に帰ろうとして管を外そうとしたり、ベッドから降りて転んだり。危険な行動を示したときは、睡眠導入剤を使って眠らせてもらうようにしました(睡眠導入剤は呼吸をおさえてしまうので危険を伴うとの説明を受けましたが、どっちにしろ先は長くないのだし、もし眠ったまま苦しまずに亡くなったとしたら、本人にとっては幸せかなと思いましたから)
 この日から、夜は病院に泊まるようにしました。簡易ベッドも馴れると結構快適でした。

 9月、激しく動く体力もなくなってきたのか、ベッドから降りたり...という危険はなくなりました。発する言葉は、ほとんど聞き取れない。一日中、朦朧としている感じ。
 血圧が80-50まで下がる。動脈血酸素飽和度も70%を示してかなり危ない状況。いつ亡くなってもおかしくない状態だが、まだもっているとうのは、かなり心臓が丈夫だからだろうとのこと。

 9/5、午後の定期巡回で看護士さんが血圧測定したところ脈がかなり弱い様子。「親戚呼んだほうがよい」と言われ、電話連絡。病室に戻ると、明らかに呼吸が弱くなっていました。間も無く、眠るように亡くなりました。私が病院に居るときに亡くなってくれて、子孝行な親ですね。

 病院に寝泊りするようになってから、暇つぶしにポータブルメディアプレイヤーに映画や芝居を落としてみていたのですが、9/4に見ていたのが、宝塚舞台の2本「アパルトマンシネマ」と「イーハトーヴ 夢」。前者は、余命わずかの殺し屋の話、後者は宮沢賢治が亡くなるまでの話と、死にまつわる2本を見てしまったのは偶然じゃないかも。

 結局、4ヶ月間の入院となりました。当初は、余命1ヶ月の覚悟でしたから、残り3ヶ月は、最後の親孝行をするために神様がくれた時間ではなかったかと思います。(ここでいう神様は、特定の宗教の神様ではないことを言っておく)

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