「ULTRA PURE!」
公式サイト
16-Mar-2010 19:00~21:05
東京グローブ座
客席、三宅健ファンと思われる女子多数。
あらすじはこちら。
38歳独身の作蔵に彼女を紹介するという目的で、寿幸が企画した春スキー。馬術クラブのメンバーで次期オリンピック代表候補の俊太郎は、自由恋愛の達人という評判の男。作蔵の恋愛指南役として寿幸に誘われたのだが、実は30歳を目前に、いまだ童貞。俊太郎の真の目的は、この春スキーで童貞を卒業することでした。
俊太郎の悩みは、童貞であることはもちろんだが、それ以上に、馬術で成績を上げるたびに、周囲の人間にちやほやされ勝手なイメージで見られること、そしてそのイメージに従って本当の自分を偽って生きていること。童貞をすてれば、そんな自分も変われるような気がしていたのでした。
ほのぼのした青春ラブコメで、最後には、全員が落ち着くところに落ち着き、めでたしめでたし。爽やかで楽しい舞台でした。
軟派な男女とは対照的なのが作蔵。堅物で38年間独身なのですが、緊急事態になると一番頼れる男。
鷲尾真知子さんは別荘の使用人、なんでもお見通しなおばさま。50歳くらいにしか見えない70歳、実は…歳で、その年齢幅を演じてしまうというのはある意味怪演(笑)
陽月華(田中沙織)、宝塚くささが全く無く、実に自然。思い起こせば現役時代から、宝塚にはめずらしく自然体な娘役さんでした。今回の役は、あて書きなのでしょうか、はまり役だったと思います。
寿幸役の瀧川英次さんて、エロメール添削の瀧川先生なのですね。いざとなるとヘタレなおぼっちゃまで笑わせてくれました。
終盤、沙織と俊太郎が幼い頃の思い出話をするくだり、温かくてよい感じ。
グローブ座の3階席は初でしたが、席の前の壁が高いので舞台前方が見切れるんですね。舞台前方に置かれたソファーで座られると、背筋をピンとのばしても上半身を見るのがやっと。それ以上見るには腰を浮かせるか前かがみにならないといけない。劇場の構造上の問題だと思いますが、その欠点をふまえた舞台美術設計&演出にしてほしかったですね。
ま、3階席からは磯山さやか嬢の胸の谷間がよく見えたので、今回は許すことにします(笑)
音楽は瓜生明希葉、挿入曲がよい曲でした。5月に収録アルバムがでるようです。
沢田俊太郎 | 三宅 健 |
田中沙織 | 陽月 華 |
横山みずほ | 磯山さやか |
渡瀬こずえ | 大久保麻理子 |
佃 二郎 | 福島カツシゲ |
八戸作蔵 | 西ノ園達大 |
光友寿幸 | 瀧川英次 |
鷲尾真知子 | 八戸和子 |
作、演出 | 福島三郎 |
音楽 | 瓜生明希葉 |
美術 | 秋山光洋 |
照明 | 吉川ひろ子 |
音響 | 長野朋美 |
衣裳 | 木鋪ミヤコ |
ヘアメイク | 富岡克之(スタジオAD) |
演出助手 | 山本 了 |
舞台監督 | 荒 智司 |
制作協力 | ドラマチック・デパートメント |
プロデューサー | 堂本奈緒美 麻田幹太 谷口浩二 |
企画、製作 | Quaras |
主催 | 東京グローブ座 |
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