シスカンパニー「二人の夫とわたしの事情」
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29-Apr-2010 13:30~16:20
シアターコクーン
小洒落たラブコメ(離婚コメディ?)で笑わせていただきました。♪コメディエンヌ松さん炸裂。小間物屋政談のおときさんが白鳥麗子だったみたいな話ですね。
ヴィクトリアのもとに戦死したはずの元夫ビルが突然あらわれる。いまの夫フレディはビルの友人。
美しい人妻ヴィクトリア、天衣無縫で自分かわいさ第一な女性。ビルもフレディも彼女に振り回され、もうこりごりと思いつつも、彼女を嫌いなわけじゃなし。そして、そんなヴィクトリアの本性を知らない、実業家のペイトンは彼女にぞっこん。ヴィクトリアはいったい誰を選ぶのでしょうか...
幕開きからヴィクトリア(松たか子)の自分大好きっぷり炸裂で笑わせてくれます。石炭やら食料やらの物品ほしさに、ペイトンには色目を使うヴィクトリア。足やら肩やら胸元やらチラ見せで、そりゃあペイトンでなくてもだまされちゃいます(笑)。過度にいやらしくなく、でも十分魅力的で、そこはかとなく品があるあたりが松さん絶妙でした。
段田氏演じるビルは痩せでお調子者風、渡辺氏のフレディはおでぶで真面目なタイプで対照的なので、二人のやりとりが面白いんですよね。
結末は、ヴィクトリアはビルともフレディとも別れ、ペイトンの元に行くのですが、ヴィクトリアには罪悪感など無いし、ビルとフレディは晴れて自由の身となり、スカっとさわやか。湿っぽくないところがよいですニャ。コメディはこうでなくっちゃ♪
ヴィクトリア | 松たか子 |
ウィリアム・カーデュー少左(愛称ビル) | 段田安則 |
フレデリック・ラウンズ少左(愛称フレディ) | 渡辺 徹 |
シャトルワース夫人 | 新橋耐子 |
レスター・ペイトン | 皆川猿時 |
ミス・モンモラシー | 水野あや |
A・B・ラーハム氏 | 猪岐英人 |
ポグスン夫人 | 池谷のぶえ |
ミス・デニス | 西尾まり |
テイラー、クラレンス少年 | 皆戸麻衣 |
作 | W・サマセット・モーム |
演出、上演台本 | ケラリーノ・サンドロヴィッチ |
翻訳 | 徐 賀世子 |
美術 | 二村周作 |
照明 | 小川幾雄 |
衣装 | 前田文子 |
音響 | 水越佳一 |
ヘアメイクデザイン | 勇見勝彦 |
舞台監督 | 瀧原寿子 |
プロデューサー | 北村明子 |
企画、製作 | シスカンパニー |
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