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May 2010

May 29, 2010

KAKUTA「めぐるめく」

KAKUTA
26-May-2010 19:30~21:30
シアタートラム

Corich公演情報

100526

 交通事故で11年間意識不明だった長女が突然めざめる。息子、そして3人の妹をさそい、亡くなった夫の墓参りに出かける...

 KAKUTAさんにしてはめずらしい抽象舞台ですが、旅、病院、姉妹のそれぞれの家など、場面がたくさんあるからでしょう。
 相性が悪いのか、お互い疎遠になっていた姉妹が、長女の目覚めを機に、会い、絆を確かめあって、それぞれに前に進んでゆく。

 長女は、墓参りの後、ふたたび眠りに落ちてしまいますが、たとえ意識がなくなっても深層意識では親子・姉妹はつながっているんだろうな。長女が目覚めたのも、姉妹と息子の危機を無意識のうちに察知したからなのだろうな。 けっしてハッピーエンドではないけれど、家族のつながりのあたたかさが感じられる舞台でした。

 四女のようなワイルドなキャラの人間が、真面目に涙する場面っていうのに、自分は結構弱い。

 家出娘・玉実のぽわんとしていてもガラスのように脆そうな雰囲気もよかったな。

 自転車で日本各地をめぐる猿田くん、サブキャラですが、

 雪山素子ショーでの会話によると、登場人物の名前は手塚治虫の「火の鳥」からとっているんだそうな。言われてみればなるほどその通り。

木崎陽子(長女) 勝平ともこ(劇団M.O.P)
木崎 立(陽子の息子) 川隅美慎
木崎行生(ゆきお・陽子の義弟) 今奈良孝行
尾久奈黎子(おぐなれいこ・次女・ベストセラー作家) 原扶貴子
播磨未来子(はりまみきこ・三女・OL) 高山奈央子
尾久奈ロミ(おぐなろみ・四女・雀荘店員) 桑原裕子
六原英太(ろくはらえいた・介護士) 辰巳智秋(ブラジル)
牧村鉄郎(まきむらてつろう・黎子を担当する出版編集者) 成清正紀
播磨卓(はりますぐる・未来子の夫・フリーター) 佐賀野雅和
猿田真人(さるたまさと・放浪者) 若狭勝也
青居広光(あおいひろみつ・男娼) 馬場恒行
内星玉実(うちほしたまみ・家出娘) ヨウラマキ
お女将さん 野澤爽子
編集者2ほか 西岡祐介
看護師ほか 中村倫子
クラブのギャルほか 西岡由貴奈
編集者1ほか 渡辺昇(北区つかこうへい劇団)
作、演出 桑原裕子
舞台監督 野口毅
照明 西本彩(青年団)
音響 島貫聡
舞台美術 田中敏恵
演出助手 山崎総司
野澤爽子
選曲 真生
衣装 山崎留里子
アンダースタディ 宮本千尋
宣伝美術 川本裕之
宣伝写真 相川博昭
イメージイラスト 柊ゆたか
チラシ衣装、ヘアメイク 中西瑞美
Web Ngvaiiton.com
票券 宮崎由
ますこ(芝居屋 風雷紡)
制作 前川裕作 堀口剛
企画、製作 K.K.T
提携 (財)せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援 世田谷区
助成 平成21年度文化芸術振興費補助金
(芸術創造活動特別推進事業)

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柿喰う客「露出狂」

柿食う客
23-May-2010 19:00~20:40
王子小劇場

Corich公演情報

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 高天原高校女子サッカー部の、愛と友情の物語。
 舞台セットはサル山を模したという螺旋階段、出演女子全員は舞台に出っぱなしで、とっても濃密な空間でした。

 リズムのよいセリフとダンスのような動きのせいだと思うのですが、ミュージカルを見たときと同じような高揚感がありました。全員で「チームワーク...」を論ずる場面なんて、ビジュアルからしてミュージカルそのものだと思うです。

 岡田あがさ嬢の敏腕マネージャー、「...だよねっ!」っていう口調、森本レオのような輪島功一のような、なんか他に元ネタになる人がいそうなのだけど、上演中ずーっとかんが得てたんだけど思い出せなかったです。
 モヒカン姿の七味まゆみ嬢は人間を超越してました、まさにサッカーサイボーグ。

 アフタートークの日替わり出演者は梨澤嬢で、メガネかけての登場。劇中はどうも思わなかったんですけど、メガネかけたら超かわいかったのでびっくり。メガネって恐ろしいなあ(笑)。

 「チームワーク向上のためにカップルをつくり、あぶれた一名は退部」というくだり、サッカーは11人だから、1人あぶれること前提で提案しているのがすごい。サッカーのためじゃなくカップルつくることが目的になっちゃうのだものね。

最強の1期生
 御器(ゴキ)
質実剛健!不屈のリベロ! 
熊川ふみ(範宙遊泳)
 佐反町(サソリマチ)
喧嘩上等!フィールドの狂犬! 
コロ
 白峰(シラミネ)
頭脳明晰!静かなるゲームメイカー! 
新良エツ子
 比留(ヒル)
予測不能!天才トリックスター! 
深谷由梨香
 蔵毛(クラゲ)
笑う敏腕 マネージャー! 
岡田あがさ
波乱の2期生
 野宮(ノミヤ)
恋する暴走ファンタジスタ! 
右手愛美
 蒲郡(ガマゴオリ)
大地を揺さぶるスーパーサブ! 
梨澤慧以子
 葉枝(ハエダ)
炎のオフサイドマスター! 
佐藤みゆき(こゆび侍)
 氏川(ウジカワ)
小悪魔ひよっこサイドバック! 
細野今日子(劇団競泳水着)
 真今井(マイマイ)
半ベソ新米マネージャー! 
山脇唯(ヨーロッパ企画)
驚愕の3期生
 羽生(ハブ)
嵐を巻き起こす万能ルーキー! 
佐賀モトキ
 香森(コウモリ)
浪花のハーフタイムプレイヤー! 
山本真由美
 九門(クモン)
フロリダのシャドーストライカー! 
八木菜々花
 宇津保(ウツボ)
大胆不敵なサッカーサイボーグ! 
七味まゆ味
 
作・演出 中屋敷法仁
舞台監督 藤本志穂(うなぎ計画)
舞台美術 原田 愛
音響 上野 雅
音楽 佐藤こうじ(SugarSound)
照明 富山貴之
衣装 飯田裕幸
演出助手 伊佐美由紀
宣伝美術 山下浩介
宣伝写真 堀奈津美(*rism/DULL-COLORED POP)
制作補佐 清水建志、吉澤和泉
制作 赤羽ひろみ
斎藤 努
企画製作 柿喰う客

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metro「痴人の愛~IDIOTS~」

metro
23-May-2010 13:00~14:50
神楽坂die pratze

Corich公演情報

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 原作の最後の場面(二人が縁りを戻す場面)から始まり、場ごとに過去に遡ってゆきます。そして場と場の間には人形劇が挿入され、これは二人の出会いから時系列で語られます。
 舞台は、二人が一緒に出あった頃の、雨宿りの場面で幕となります。そのとき舞台の片隅には原作の最後の場面を再現した人形が置かれていました。 

 ファンタジーというのは、夢が現実となる世界を描いたものだと思います。「若い娘を育てたい」というのは、おじさんの持つ夢。ナオミを理想の女性に育て結婚...となれば本寸法のファンタジーとなりますが、「痴人の愛」で、夢の行き着く先は堕落。原作も映画も、底なし沼に沈んでいくようなダークな趣きがありますが、この舞台では譲治が夢を信じていた頃の場面、つまりファンタジー全開の場面で幕となるので、妙に後味がさわやか。「堕落だけど、夢が叶ってよかったじゃん」って気になるのですよね。

 譲治役の池下重大氏がすばらしい。ナオミ役の月船さららは小悪魔っぷりも半端じゃなく、あれじゃあ譲治でなくともはまっちゃうなあ。

河合譲治 池下重大
ナオミ 月船さらら
痩せた男 鴇巣直樹
声の女 出口結美子
 
演出、台本 天願大介
原作 谷崎潤一郎「痴人の愛」
舞台監督 井村昂
舞台美術 加藤ちか
照明 沖野隆一(RYU CONNECTION)
音響 青蔭佳代(音スタ)
音楽 めいなCo.
演出助手 前田麻登
木村茂之
宣伝写真 moco
宣伝美術 上野はじめ
宣伝制作など 庄司信晴(PAL)
小林宗明(OHESO.COM)
制作協力 林みく(Karte)
プロデューサー 出口結美子
企画、製作 metro

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May 23, 2010

八王子猫カフェ「にゃんとも」閉店記念ファン感謝祭

八王子猫カフェ「にゃんとも」閉店記念ファン感謝祭

 まったりした雰囲気で、とても居心地のよい猫カフェさんだったのですが、5/18に店長さんの御事情で閉店となった「にゃんとも」、5/22と23の両日、おなじみさん向けに「閉店記念ファン感謝祭」が開催されました。

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\1200でフリーフード&ドリンク
ピザ、たこやき、たいやき、韓国ちぢみなど。

 11:30頃行きましたが、お客さん15人くらいだったでしょうか。賑やかでいかにもお祭りといった雰囲気。猫さんたちも、通常営業終了し三連休したところなので元気。

入り口でお客様をお出迎え♪
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受付嬢(笑)
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いらっしゃいニャ
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午後2時頃、そろそろおねむの時間♪
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店内POP「ねこのおやつ」を記念にいただいてきました。
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Dotoo!「紙とダイヤモンド」

Dotoo!
22-May-2010 18:00~19:50
駅前劇場

Corich公演情報

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 ブライダルプランニングの会社。やってくるのはやっかいな客ばかり。象50頭に囲まれた結婚式の依頼、6月中に結婚式をあげたいカップル同士の披露宴会場争奪戦、結婚詐欺師、葬儀屋と落語家の結婚取りやめ騒動、しまいには、プランナー夫妻の別れ話まで出る始末。

 安心して笑ってラストはホロリとくるコメディでした。

 それぞれのカップルが特徴的で、サイドストーリーを見てみたいかも。特に葬儀屋の若旦那と女性落語家の話、これ一本の芝居を見てみたい気がします。

 ブライダルプランニング会社の支店長役の桜岡嬢、制服が太いネクタイを締め、パンツスーツ姿で、決して男装ではないのだけれど、ちょっと男装風なのが御趣向。

木下渚(ブライダルプランナー) 桜岡あつこ
内田恭介(同上 渚の夫) 片平光彦
溝口オサム(同上 社員 コスプレイヤー) デ☆ら
鳴瀬真紀雄(風水師) 平川和宏
鳴瀬洋子(真紀雄の妹) 浅川稚広
山田正幸(元ボクサー) 白鳥一輝
増村勝行(体育教師) 飯吉 陽
黒沢 鈴(落語家 極楽亭リンダ) 二村愛
丹波康之(葬儀屋若旦那) 青白木タクヤ
豊田三郎(リンダの弟弟子) 逸見宣明
大島良子(人材派遣会社社長) 坂本文子
大島貞夫(良子の弟) 片山裕亮
牧野伸治(結婚詐欺師) 土屋研二
大林孝美(伸二にだまされた1号) 矢田千夏
市川亜希(伸二にだまされた2号) 佐々木麻衣
 
脚本、演出 福田卓郎
美術 西川成美
照明 田所太郎
音響 小笠原康雅(OFFICE my on)
小川こずえ
舞台監督 赤坂有紀子
酒井詠理佳
大道具 イトウ舞台
宣伝美術 ラブ&ピース川津
制作協力 オフィス・REN
写真協力 高橋芳(JPA)
協力 ちぃ~む1K
サポート 初田せつ
東海林奈美
森下いづみ
制作 ドトォ!
製作 Dotoo!

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K.A.G「ユーフラテス」

K.A.G/一徳会
16-May-2010 19:30~20:40
アトリエセンティオ

Corich公演情報

100521

 迫力と怖さの70分。原作は山崎哲・作「うお傳説」、主人公夫妻に絞った話にしているとのこと。

 精神病院。夫の不倫で精神をんだ女は、夫を責め立てます。夫は全面服従。そこに、死んだ(殺した)はずの不倫相手の女性と名乗る患者がやってくる。

 舞台中央の木枠には本物の土(1トン近くあるそうです)、殺した不倫相手を本当に土に埋めちゃうんです。
不倫相手と名乗る患者は、(死者がよみがえるように)土の中から登場。
 男は、シャベル両手に土を堀続けています。背中にはお骨?のような白い布で覆われた箱を背負っています。二人の娘はすでに両親に殺されていることの暗示なのでしょうね。

 おかしくなった妻役の小助川玲凪嬢が、とてつもなく怖かったです。浮気を責めるだけでも怖いのに、さらに精神が崩壊しているのだから怖さは二乗ですもんね。
 「不倫相手とは○○回したのに私とは○○回しかしてくれないない」とか、「不倫相手には7色のパンティをプレゼントしてる、私は白いパンティしかはいたことがない」などのセリフに一瞬笑ってしまうのだけれど、責め続ける妻を見てると、おかしさが怖さにかわってくるんですね。

 夫は、妻の看病をしているようだけれど、ホントは夫も精神を病んでいて、二人で入院しているのじゃないかって気もしました。

 タイトルのユーフラテスは、劇中で「ユーフラテスの川を泳ぐ魚のようになりたい」というセリフから。愛の女神ウェヌスが怪物テュポンから逃れるためこの川に身を投じ、魚に変身したという伝説があるのだそうですね。

 アフタートークでは、劇中で土を扱うことの苦労話が中心。Ustreamで公開されるようなので、興味のあるおともだちはどうぞ。K.A.G アフタートーク

男 前島謙一
女 小助川玲凪
アニマ 沖渡崇史
先生 鈴木正孝
助手 伊藤祥子
 
作 山田裕幸
演出 石井幸一
衣装 伊藤祥子
音響 武者 輝
美術 前島謙一
一徳会美術部
照明デザイン 染谷和彦
当日制作 青木ナナ
中村ちひろ
主催 K.A.G/一徳会

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ふう「ふとん海水浴」

ふう
16-May-2010 17:00~18:00
アトリエセンティオ

Corich公演情報

100516b

 舞台、八畳の畳が正方形に敷かれている。部屋は散らかって、洗濯物はロープで室内干し。

 二日酔いで朝寝坊した高畑さんと、それでも海水浴に行きたい飯田さん。仕方なく部屋で海賊ごっこが始まる。
 飯田さんは引っ越し間近、次にその部屋を借りるのは、飯田さんが派遣されている会社の正社員の橋本さん。橋本さんは妻子ある男性と不倫中?世間話をするようにペチャクチャ。
 そんな橋本さんに殺意を覚えた高畑さん、実は高畑さんの旦那は橋本さんの不倫の...

 ...なんて感じのお話。

 朝ご飯やら海賊ごっこやらマグロの一本釣りやら、おもしろい場面は多々あったのですが...

 四畳半にしろ八畳にしろ、正方形の部屋というのは、完結した宇宙のような空間だと思うのですが、最後まで部屋の大きさが感覚的につかめなくて、なんかピンとこなかったです。

 会場のアトリエセンティオが床も壁も白いので、本来は舞台上の畳の大きさの部屋のはずなのに、会場サイズの、かなり大きな部屋に感じてしまうんですよね。周囲が黒かったらそのように感じることはなかったろうと思います。

 あと、ラストで高畑さんが亭主持ちだとわかるんですが、ぜんぜん人妻って感じがしなかったなあ。

飯田里美 北見直子
高畑優子 林生弥(ブルドッキングヘッドロック)
橋本さん 久保明美
 
作 山田裕幸
演出 飯田こうこ(KUUM17)
舞台監督、音響 小川浩平(演劇集団円)
照明 武子秀善
宣伝美術 林生弥
制作 ふう
写真撮影 草場大志
企画、製作 ふう

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宝塚歌劇団「激情/BOLERO」

宝塚歌劇団
9-May-2010 12:00~14:55
神奈川県民ホール

Corich公演情報

100509a

 宝塚屈指の名作。
 
 宝塚の大劇場公演は90分の芝居と60分のショーがワンセット、芝居はそこそこだけど、ショーが楽しかったから結果OKという公演は結構多い。しかし、「激情」は。これ一本だけで興業できるだけのクオリティがあると思います。

 夢咲ねねのカルメン、かわいい顔なのにアバズレで下品で熱情家の女を好演。個人的には初演の花フサカルメンよりもベチョっとエロくて肉感的でホセがのめり込んでしまう気持ちがよくわかる、そんなカルメンでした。

 ショー「ボレロ」は、初演で賛否両論だったねねちゃん強姦の場面が削られていました。否の意見が多いのは納得なんだけれど、ねねちゃんて、あーゆー強姦されちゃうような役が、また似合っちゃったりしちゃうのだよなあ。

ミュージカル・プレイ「激情-ホセとカルメン-」

ホセ 柚希 礼音
カルメン 夢咲 ねね
ダンカイレ 英真 なおき
スニーガ 美稀 千種
メリメ/ガルシア 涼 紫央
パブロ 天霧 真世
フラスキータ 花愛 瑞穂
ロベルト 鶴美 舞夕
エスカミリオ 夢乃 聖夏
ファニート 水輝 涼
ミカエラ 妃咲 せあら
モラレス 碧海 りま
ミゲル 如月 蓮
エステル 南風 里名
ルシオ 海 隼人
ピカドール 汐月 しゅう
スサーナ 稀鳥 まりや
ナザーロ 大輝 真琴
メルセデス 妃白 ゆあ
レメンダート 真風 涼帆
実業家 夏樹 れい
ピカドール 十碧 れいや
コンチータ 早乙女 わかば
 
脚本 柴田侑宏
演出、振付 謝 珠栄
作曲、編曲 高橋 城
斉藤恒芳
編曲 高橋 恵
録音音楽指揮 岡田良機
フラメンコ振付 蘭 このみ
フラメンコギター作曲、演奏 染谷ひろし
装置 大橋泰弘
衣装 有村 淳
照明 鈴木武憲
録音音響 加門清邦
小道具 福沢和宣
歌唱指導 ちあきしん
演出助手 田淵大輔
舞台進行 赤坂英雄
阪田健嗣

グラン・ファンタジー「BOLERO-ある愛-」

 
作、演出 草野 旦
作曲、編曲 高橋 城
太田 健
高橋 恵
録音音楽指揮 大谷木 靖
振付 羽山紀代美
御織ゆみ乃
若央りさ
麻咲梨乃
装置 大橋泰弘
衣装 任田幾英
照明 鈴木武憲
録音音響 加門清邦
小道具 西川昌希
演出助手 稲葉太地
樫畑亜以子
衣装補 河底美由紀
舞台進行 赤坂英雄
阪田健嗣
舞台美術製作 株式会社宝塚舞台
録音演奏 宝塚歌劇オーケストラ
制作 渡辺 裕
制作補 松倉康恵
制作、著作 宝塚歌劇団

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ayumi hamasaki ARENA TOUR 2010「Rock'n'Roll Circus」

浜崎あゆみ
15-May-2010
横浜アリーナ

横浜アリーナでアドレナリンを大放出してきましたのさ♪

 こーゆースタジアム系で、かつ、開演と同時に総立ちになるよーなライヴは、10年以上ぶり。スタンド席の最前列だったので座って見てても無問題でした。ステージまでの距離は、東京宝塚劇場の3F立ち見席から大階段までよりも遠い感じ。やっぱり横浜アリーナってでかいんだな(笑)

 オープニングアクト、三人のピエロが登場、パフォーマンスの後「何かがやってくる!?」という風情で逃げるようにステージから去ると、ロボコップ風ダンサー登場、そしてせり出し舞台にでっかい輪っかの黒ドレスの浜崎嬢が登場、"Microphone"。

 場内暗くなると、客席のペンライトのピンクの光が満天の星空のようでとってもきれいでした。

 「蒼穹の昴」主題歌の"BALLAD"ではナウシカっぽい白い衣装で登場。ロミジュリのような悲恋モノの芝居仕立てのステージ、ミュージカルのクライマックスのよう。不覚にも泣けてきちゃったりして。

 アラビアンな衣装で"Don't look back"、コーラスメンバ二人による、ラスベガスをイメージさせるJAZZYな曲の後は、等身大(笑)シャンペングラスにはいったバニーちゃん衣装の浜崎嬢、"Sexy little things"。

 世界中を巡りながら...という設定のようですが、それが実在の街によく似た架空の街で、しかも現実と虚構の世界を行き来するような、そんな感じがしました。ちょっっとオギー(荻田浩一)ワールドを彷彿させるステージングで、ショーとして恐ろしく完成度の高いステージではないかと思います。

 アンコール、こちらは本寸法のライヴのノリ。キティさんのようにでっかいシルバーのリボンを髪左側につけていたのがかわいかったニャ。

 愛犬のピノ&パピコちゃんもステージに登場。ワンワンなのに横浜アリーナのステージに立てるとは、ちょっとうらやましいぞう(笑)

 ファンのおともだちが浜崎あゆみ嬢を神格化する気持ちがよくわかりました。少なくともステージに立っている浜崎嬢の発するオーラは人間を超越してましたもん♪ 

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May 09, 2010

イキウメ「プランクトンの踊り場」

イキウメ
9-May-2010 18:00~20:10
赤坂RED/THEATER

Corich公演情報

100509b

 ネタバレにならない範囲で...

 チラシに書いてある「思い込みが形になる記憶の踊り場」、人間の潜在意識を実体化する惑星ソラリスのような場所が、雑居ビルの空き店舗にあり、実体化されたのが現実に存在する人間だったら...というお話。

 その不思議な現象のナゾを要の兄"山田輝夫"が解きあかすという、ちょっと探偵小説仕立てで非常に面白いSFでした。

 この山田輝夫、名探偵にありがちな、一般常識から見たら"変人"に分類されるユニークなキャラで笑わせてくれました。頭はいいけど働くのは大嫌いっていうタイプ

 岩本幸子嬢、相変わらすセクシーな声。いいなあ。

 加茂杏子嬢、山田輝夫の世話をしている家政婦役、この人もちょっとヘンな天然っぽいキャラで可笑しかったですね。

 壁が、回転ドアのように回って場面転換されるセットが面白い。

東 要
(夫の滋に離婚宣言をして実家に戻り、兄と暮らし始めて一ヶ月) 
伊勢佳世
東 滋
(妻の要が勝手にマンションを解約したため、引っ越して一人暮らし) 
浜田信也
江口塔而
(不動産会社に勤務、担当している雑居ビルにトラブルが絶えず、調べている) 
盛 隆二
星野一恵
(滋の会社の上司) 
岩本幸子
脇坂三治
(近所に住む建築現場作業員) 
森下 創
島 忠
(江口の会社から借りた店舗で開店準備をしていて、おかしな現象に悩まされる。) 
窪田道聡
藤枝次郎
(島と二人で店を準備していた料理人) 
緒方健児
山田輝夫
(要の兄。親の持つ不動産の管理をしているが、基本的には無職) 
安井順平
大河原和夫
(山田家所有のマンションに住む学生) 
大窪人衛
百瀬由香里
(要の実家・山田家の家政婦) 
加茂杏子
 
作、演出 前川知大
美術 土岐研一
照明 松本大介
音楽 安藤克人
音響 鏑木知宏
衣装 今村あずさ
舞台監督 棚瀬 巧
谷澤拓巳
ヘアメイク 前原大祐
衣装部 山本満穂
橋本加奈子
照明操作 吉村愛子
小道具 高津装飾美術
大道具製作 C-COM舞台装置
宣伝美術 図工ファイブ
宣伝写真 TALBOT.
宣伝ヘアメイク 高橋真弓(PRELL)
舞台写真 田中亜紀
制作 中島隆裕、吉田直美
主催 イキウメ、エッチビイ株式会社

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チェルフィッチュ「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」

チェルフィッチュ
8-May-2010 18:00~19:20
ラフォーレミュージアム原宿

Corich公演情報

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当日パンフによると、

 "音楽の構造にあわせて"作られているそうで、アプローチとしてはダンスに近いですが、音楽に動きをあわせるのではなく、音楽の構造にあわせて作られたテキストをもとに"発話される言葉との関係で動きをつける"ということらしいです。

 フリージャズのインプロビゼーションのように、「リズム的に合ってるのかはずれてるのかよくわからないけれど、エモーショナルな部分ではピタリとシンクロしている」ように感じました。音と言葉と身体の動きによるフリージャズですね。

 第1部「ホットペッパー」での派遣社員達の送別会企画の会話、第2部「クーラー」の会話、第3部「お別れの挨拶」の長い挨拶、どれも、ただしゃべりたいことを話しているだけで相手がちゃんと聞いているのかは微妙。JAZZのインタープレイって、"音による会話"って言われることがありますが、実際にはかみ合わない会話だったり、あるときは喧嘩だったり、自分勝手な自己主張だったり、でも予定調和な会話にならないが故にスリリング。今回の舞台は、そんなおもしろさにあふれていたと思います。

 音楽があることで、無音になる瞬間が極端に少ない。音楽のない前作では、無音になった瞬間の場内の緊張感は半端なかったのですが、今回は音楽のおかげでとてもリラックスして拝見することができました。

 「クーラー」、寒いと身をくねらせる女性社員を見て、男性社員が何やらえっちなことを想像しているようで、つい、吹き出しちゃいました。
 「別れの挨拶」でも、吹き出しちゃうくだりがいくつかありました。
 予想外に笑いどころの多い舞台でもありました。
 当日パンフに"何としても自分の置かれている状況を肯定したいという思いはある。(岡田氏談)"とありました。そのような描き方だから笑えるのだと思います。

 女子のタイトスカートというのは、一種の拘束具ですね。動きにくそう(踊りにくそう)なところが、妙にそそられるのは男子目線ゆえなのだろうなあ。

※HAU劇場でのプレミア上演時のレビュー

「時間給労働界のシニカルな循環の只中にいる社員たちの、その人生の表層を精密に観察し、外側から注意深く扱っている。社会の病的な核に、ハサミのように肉薄した。」ベルリン新聞

 派遣と社員の関係というのは、ドイツ人にどこまでわかっているのかは不明。"社会の病的な核"っていうけれど、核って何だろう?核は別のところにあって、周辺の現象を切り取って見せている(笑い飛ばしている)のがこの舞台だと思うんだけどなあ。ドイツ人の考えることはよくわからない(笑)

使用曲
ホットペッパー :John Cage「Sonatas and Interludes」
 クーラー :Tortoise「TNT」、Stereolab「Metronomic Underground」
 お別れの挨拶 :John Coltrane「India」

社員さん1 山縣太一
社員さん2 南波圭
派遣さん1 伊東沙保
派遣さん2 武田力
派遣さん3 横尾文恵
派遣さん(エリカさん) 安藤真理
 
作、演出 岡田利規
舞台監督 鈴木康郎
引光哲也
照明 大平智己
音響 牛川紀政、林あきの
制作 プリコグ
中西茜
奥野将徳
山崎奈玲子
黄木多美子
門田美和
主催 チェルフィッチュ
神奈川県

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May 06, 2010

鰰[hatahata]「動け!人間!」

鰰[hatahata]
5-May-2010 13:00~14:00
アトリエ春風舎

Corich公演情報

100505a

 30分早く現地についてしまったので、近所で休める場所を捜索、やっと見つけた喫茶店は定休日。駅前のつるかめストアでおむすびとアジフライ買って、ゴルフ練習場のわきで食す。日なたぼっこしながら食べるアジフライってうまいな。

 プログラム「は」・・・なんとなく「深海魚」と呼ばれている方 を拝見。

 宮崎くんと米田さんが出会って付き合いだして一緒に暮らして、そしたら宮崎君は羽太とへんな関係になっちゃったりして、兵頭さんは、毎日毎日懸賞のはがきをだしていて、みんながんばれー...ってゆーよーな。

音楽と動き(振付)とシチュエーションが絶妙なんですね。絶対にコントでは無いと思うのですが、可笑しくて笑い死にするかと思いました。

 羽太さんがお茶をたてる場面、動作がきれいだなあと思い、見とれちゃいましたが、ちゃーんとお茶習っていた方らしいですね。メタルの曲と見事にシンクロしてました。

 人間回転寿司も大笑い。

 演劇でもダンスでもない、例えるとすればセサミストリートのドラマチックにアルファベットや数字をカウントするアニメや、ウゴウゴル-ガのシュールなアニメみたいな感じだなあ。

出演者 兵藤公美(青年団)
 太田緑ロランス
 櫻隼人
 武谷公雄
 羽太結子
 宮崎晋太朗
 米田沙織
 
構成・美術 神里雄大×白神ももこ
照明 伊藤泰行
制作 野村政之
宮永琢生
岡崎龍夫
寺田千晶

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演劇実験室◎万有引力「くるみ割り人形」

演劇実験室◎万有引力
5-May-2010 17:00~19:00
笹塚ファクトリー

Corich公演情報

 満席。


 ホフマンの幻想イメージ!からからなる発条仕掛の時計!人形と義眼の博士と砂男の一夜の狂宴!
世界の遠近を自在に操る望遠鏡を持ったひとりぽっちの砂男とは!
E・T・A・ホフマンの「砂男」と「胡桃割りとねずみの王様」をもとに書かれた
寺山修司の「幻想の悲劇譚」が「想像力の彼方」を経由し、観客たちの眼球に舞台化される

 暗黒メルヘン、闇の世界のファタジー。

 くるみわりの世界が、現実とも夢ともとれるのは原作の世界観だと思いますが、さらにこの芝居が現実か虚構かわからなくなる仕掛けがあるあたりが、いかにも寺山でした。

 皆さん白塗りでコスプレなので、どなたがどなたかよくわからないけれど、クララ役(吉家智美さん?)はキュートでした。

出演者 高田恵篤
 
 伊野尾理枝
 小林桂太
 テツ
 村田弘美
 木下瑞穂
 飛永 聖
 森 陽子
 高橋優太
 吉家智美
 賀来匡識
 
 岡庭秀之(開座)
 
 竹林加寿子
 
 三浦ゆかり
 
 森 祐介(開座)
 曽田昭宏(開座)
 貞森裕児(開座)
 岩瀬明日香(開座)
 たらこBchu(開座)
 
原作 E.T.A.ホフマン
脚本 寺山修司
演出・美術・音楽 J・A・シィザー
照明 松本昭宏(BE NATURAL)
田中耕作(BE NATURAL)
音響 前田則寛
美術製作 清水一忠(simizzy)
倶楽部「点滴」
舞台監督 小林 拓
制作 演劇実験室◎万有引力
佐藤 武(Real Heaven)

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May 05, 2010

宝塚歌劇団「虞美人」

宝塚歌劇団
2-May-2010 16:00~19:00
東京宝塚劇場

Corich公演情報

100502

 役者陣の熱演がすばらしい。

 項羽・真飛と劉邦・壮がそれぞれ見事に役にはまっていて、特に真飛演じる項羽の大きさ、かっこよさ、強さ、真っ直ぐさには、まさに英雄の貫禄。

 項羽と虞美人の話なのか、項羽と劉邦の話なのか、焦点が絞り切れていないような気がしましたが、これは、壮の劉邦が魅力的すぎてW主役のように感じてしまうせいではないか。

 スペクタクル感は、太王四神記には一歩及ばず。これは小池先生と木村先生の持ち味の違いなのかな。項羽最期の場面は、構成的にはいまいち盛り上がりにかける展開だと思うのですが、真飛の熱演で一大感動場面となっています。

 冒頭の死期を迎えた劉邦を前に、呂后が劉邦について語る場面がありますが、あれは必要だったのかな?恥ずかしながら当時の歴史的背景には疎いので、あの場面カットして、歴史的背景を説明する場面を設けてくれたらありがたいです(事前に、パンフの人物相関図を頭にたたき込んでおけっていわれれば、まあそうなんですけど)。

 劉邦を取り巻く娘役さんのかわいさは国宝級。壮くんがマジでうらやましい。

 花野じゅりあの呂后、このひとの古装コスプレは大陸的な艶めかしさがあってよいです。呂后がいなかったら劉邦も天下をとれなかったでしょう...って感じ、ある意味こわーい奥さん。

 桃嬢役の望海 風斗がめっちゃキレイカワイイ。出待ちでご本人を拝見したら、めちゃ美人さんで、ファンになっちゃいました。
 
 桜一花、小姓の役なのね。上級生さんなのにかわいすぎです。

 今回で退団の桜乃 彩音、この人も、現代劇より古装コスプレが似合うジェンヌさんだと思います(いちばん似合ってたのは黒蜥蜴での男装だと思うけど)。タイトルロールで卒業なんてよかったじゃんね♪

項羽(こうう) 真飛 聖
虞美人(ぐびじん) 桜乃 彩音
劉邦(りゅうほう) 壮 一帆
王媼(おうおう) 梨花 ますみ
范増(はんぞう) 夏美 よう
懐王(かいおう) 眉月 凰
虞美人の母 絵莉 千晶
宋義(そうぎ) 悠真 倫
韓信(かんしん) 愛音 羽麗
張良(ちょうりょう) 未涼 亜希
紅林(こうりん) 桜 一花
衛布(えいふ) 華形 ひかる
季布(きふ) 真野 すがた
項梁/王翳(こうりょう/おうえい) 紫峰 七海
呂(りょ) 花野 じゅりあ
容容(ようよう)
幽蘭(ゆうらん) 
初姫 さあや
殷通/呂馬童(いんとう/りょばとう) 扇 めぐむ
樊?(はんかい) 夕霧 らい
項荘(こうそう) 祐澄 しゅん
湛湛(たんたん)
春蘭(しゅんらん) 
愛純 もえり
子期(しき) 朝夏 まなと
浅浅(せんせん)
遙華(ようか)
石蘭(せきらん) 
華耀 きらり
劉邦の父 月央 和沙
桃娘(とうじょう) 望海 風斗
金蘭(きんらん) 天宮 菜生
浩浩(こうこう)
玉華(ぎょっか)
秋蘭(しゅうらん) 
華月 由舞
章邯(しょうかん) 浦輝 ひろと
王陵(おうりょう) 彩城 レア
白蘭(びゃくらん) 芽吹 幸奈
項伯(こうはく) 煌雅 あさひ
玉蘭(ぎょくらん) 梅咲 衣舞
蕭何(しょうか) 瀬戸 かずや
曹参(そうさん) 鳳 真由
鍾離昧(しょうりばつ) 輝良 まさと
青青(せいせい)
戚(せき) 
蘭乃 はな
悠悠(ゆうゆう)
若華(じゃっか)
木蘭(もくらん) 
天咲 千華
 
原作 長与善郎
脚本、演出 木村信司
作曲、編曲 長谷川雅大
手島恭子
音楽指揮 寺嶋昌夫
振付 羽山紀代美衣
竹邑 類
麻咲梨乃
ファイティング・コーディネーター 渥美 博
装置 大田 創
衣装 
照明 勝柴次朗
音響 大坪 正仁
小道具 石橋清利
歌唱指導 楊 淑美
演出助手 大野 拓史
岡本 寛子
所作指導 袁 英明
太鼓指導 木津茂理
舞台進行 若林 修(第一幕)
原 夏希(第二幕)
舞台美術製作 株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート ダット・ミュージック
制作 高田 健司
制作・著作 宝塚歌劇団
主催 阪急電鉄株式会社

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唐組「百人町」

唐組
1-May-2010 19:00~20:20
花園神社

Corich公演情報

100503

 10分休憩をはさみ約70分。

 百人町にあるラーメン屋"味龍"、その土地を手に入れようとする病院、病院の出資者のマダム。百人町の家具屋の旦那と女店員。様々な人間が生きている百人町。病院の宣伝のため、やってきたのはさすらいのコピーライター乱々歩次郎。

 水槽の中のビー玉、思い出のルビー、手を伸ばせば取れるのに取らず、その眼で見、同化しようとする。その水槽は百人町であり、ビー玉・ルビーは町に潜む、自分達のアイデンティティを象徴しているようでもありました。
 ラストでらんよそ者の乱々歩次郎が水槽に入ろうとするのを拒む丁屋と丈。よそ者が容易には入っていけぬ百人町の深淵部が、そこにはあるのでしょうね。

 正味70分間で、さしたる筋があるでもなく、結局、上記のような"都会の周辺部の町"の風情を描いた芝居であったと思います。

 久保井氏・鳥山氏が脇へまわり、若手役者が活躍していました。ラーメン屋店主の岡田悟一氏は飄々としてよい感じ。大美穂嬢、ちょと前なら赤松さんがやりそうな役。看護婦三人娘の大・大石・土屋嬢は、みんな歌うまいっぽい。
 久保井氏は、屋台のラーメン屋で、特に物語に深くからむ役ではないですが、麺のこだわりを語る場面などは無駄にかっこよろしかったです。

 赤松由美嬢は、椅子にされたり竹輪で拘束されたり、とってもマゾヒスティック。ワイルドなのにマゾっていうのがそそられました。

 最後の屋台崩し、必然では無い場面だと思いますが、お約束としてこれが無いと寂しいですもんね。

(注)↓配役は、間違ってるかもしれません。

丁屋(ラーメン屋 味龍の店員) 稲荷卓央
嬢(眠りの中の老婆)
丈(たけ。潮の香をなびかす女。家具屋) 
赤松由美
津 守道(腎臓を患う若い店員) 鳥山昌克
流里江(るりえ。津くんの姉、元看護婦) 藤井由紀
麺小路(屋台をひくラーメン屋) 久保井研
百足(百人町病院のドクター) 辻孝彦
乱々歩次郎(コマーシャル界の通行人) 唐十郎
シナチク(味龍の支店長) 岡田悟一
鳴門(若い店員) 成田慎平
加千也(カメラに凝った家具屋) 高木広
蘭丸(トイレに入ってる客)
笹八(同上)
桃人形(同上)
 
上野山達宣
気田睦
井上政志
内珍(看護婦)
英世(同上)
毛々衣(同上) 
大 美穂
大石亜衣
土屋真衣
立川(病院の株をもつ女)
(内珍さんに似ている) 
大 美穂
 
作・演出 唐十郎
作曲 大貫誉
舞台美術 劇団唐組
制作 劇団唐組制作部
デザイン 及部克人
絵 合田佐和子
データ制作 海野温子
協力 ㈱文化印刷

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新宿末広亭 5月上席夜の部「真打昇進披露興行」

4-May-2010 17:00~21:00
新宿末広亭

春風亭鹿の子三笑亭可龍のお披露目。

トリは三笑亭可龍「七段目」、これがたいへんに良かった。

 もともと声のよい噺家さんですが、芝居の真似事をしているときの調子が見事で、聞いていて心地よいのです。お軽の口調が、玉三郎そっくりでびっくり♪

 この日、仲トリの小遊三師匠目当てのお客さんが多数だったようで、開演時は2階席までほぼ満席だったのに、仲入り後は半数に減りました。真打披露興行だからではなく、GWだから寄席に来たってお客さんが多かったのかな。

 時間がおしてたのか、東京ボーイズは"なぞ掛け問答"無しですぐ降りちゃったし、ボンボンブラザースも短めだったのは、ちょっと残念だったニャ。

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ノラや「五月猫『ウニとウミウシ』」

3-May-2010 18:00~20:30ころ
ノラや

 『ウニとウミウシ』は、その昔、お二人がM-1グランプリに出場したときのコンビ名で、命名はえり師匠。ウニ=百栄師匠で、ウミウシ=えり師匠なんだそうです。

春風亭百栄「お血脈」
恩田えり 「モンゴル記」
ウニとウミウシ「コント」
お仲入り
春風亭百栄「愛の喩え」

 コント、えり師匠の高座の最中に酔っ払い(百栄)が乱入してきて、おもしろいやり取り&ホテトル音頭の替え歌、超絶可笑しい。

 えり師匠は、お三味線の最中はきりりと真面目な表情なのに、語りになるとぽわわ~んとして面白いなあ。

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May 01, 2010

オルガンヴィトー「幻探偵Ⅲ~二人の小林編」

オルガンヴィトー
30-Apr-2010 19:00~21:00
不思議地底窟 青の奇跡

Corich公演情報

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 水芝居です。
 古い床屋が舞台のサイコホラー...

 その床屋は前主人が自殺、理由は不明。その謎を探る明智智子。骨髄移植、人格入れ替え、人体実験。水島幸一と沢渡光一と婦長の因縁めいた関係。

 古い床屋だの古い病院というのは、刃物と血がつきものでどこか不気味ですね。ハサミ、カミソリでの出血あり、しかも水で濡れるのでかなり怖い。
 雨音も怖さを増幅させてくれます。

 きれいな女性がびしょぬれでハサミ持って立ってるというのも怖い。

 今回三作目の幻探偵ですが、三作中でいちばん怖く感じました。

 靴に被せるコンビニ袋と上半身用の雨合羽の配布あり。後半は場内大雨。1F席は、足下は水たまり状態なうえに、雨水の跳ねが半端ではないので膝から下はびしょ濡れ。草履で行ったので、コンビニ袋は使わず、ズボンは膝までまくって観劇。水が冷たくて足が冷えちゃいましたが、その分怖さ倍増でした。濡れるのは覚悟して観に行ってるので、濡れないと結構がっかりだったりするんすよね(笑)

床屋の主人・水島幸一
冒険を求める人生に憧れ店を潰しかけているやる気のない床屋の主人。先天性免疫不全症の為、骨髄移植の手術を受けている。 

ヤコリタ配達の女(幻探偵 明智智子)
仕事をサボって暇な床屋入り浸り、幸一に握り飯を差し入れる健康飲料ヤコリタの配達おばさん。実は沢渡のいた生体防御研究所の元婦長。スキャンダルの渦中で医療過誤の罪を負わされる。幼い頃の事故で沢渡を失明させた過去を抱えている。 

噂の床屋、沢渡光一
潰れかけた床屋に現れた腕の良い理髪師。噂では大学の生体防御研究所での治療に絡むスキャンダルに追われて、逃亡中の医師だという。幼い頃、床屋の二階に母とすんでいた過去をもつ。  保村大和

週刊誌記者・赤城
沢渡の大学病院での研究を人体実験だとして週刊誌にスクープした記者。  井内俊一

町子
週刊誌記者・赤城の妹で、入院中に堕胎した事が元で不妊の身体となり、沢渡に恨みを抱いている。  徳田真由美

苦学生・万年学生の黒沢
床屋の向かいの安アパートに住む卒業の見込みの無い苦学性。映画監督に憧れ、新聞の勧誘員をしながらテレビ局のADのアルバイトに明け暮れている。  本城敬太

潔癖性の男・鈴木
異常な程清潔と健康にこだわる男。ヤコリタおばさんに吹き込まれ、うわさの床屋に新品のハサミを持参でやってくる勘違いの客。 

床屋の主人・水島幸一 不二稿京
ヤコリタ配達の女(幻探偵 明智智子) 小林茶太朗
噂の床屋、沢渡光一 保村大和
週刊誌記者・赤城 井内俊一
町子 徳田真由美
苦学生・万年学生の黒沢 本城敬太
潔癖性の男・鈴木 永井輝久
看護婦1 大島千佳
 
作、演出、舞台美術 不二稿京
舞台監督、音響操作 亘理千草
照明操作 塔蔦昭三
制作 小林茶太朗

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Mrs.frictions presents「15 Minutes Made Vol.8」

Mrs.frictions
30-Apr-2010 14:00~16:30
池袋シアターグリーン BOX in BOX Theater

Corich公演情報

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国道五十八号戦線「さっき終わったはずの世界」

 宇宙人がやってきた。地球滅亡まであと15分。なぜかと聞けば、地球上の過半数が同時に「地球なんか滅んでしまえ」と思ったからだと。ところが宇宙人の不手際で、地球滅亡が無期延期?どうなる地球?

SFショートショートで面白かったです。終演の暗転=地球の滅亡で芝居の一部なのはうまい。

作・演出 友寄総市浪
出演 金丸慎太郎
 ハマカワフミエ
 田中美希恵

芋屋「てめぇは草食ってろ」

 酔っぱらった美香ちゃんを連れた斉藤君は京ちゃんちにやってきます。留守のはずの京ちゃんが押入からでてきてびっくり。草食系男子の斉藤君に京ちゃんは「やっちゃえやっちゃえ」とはやしたてるのですが...

 ベタで四畳半の畳の香りがして大好き。正しい酔っ払い女子のあり方だったと思います(あーゆー風に酔って欲しいって意味で)。

作・演出 高橋征也
斉藤 磯矢拓麻
美香 桑原礼佳
京ちゃん 鈴木亮平
でかい男 菅田正照

時間堂「池袋から日暮里まで」

 JR池袋から日暮里までの電車の中。
 久しぶりに出会った元カメラマンの男とパティシエの女性。カメラマン志望の男とガールフレンド。二つのカップルのスケッチ。

 他団体が落ち勝負的な作品なのに対し、唯一日常のスケッチ風でふわっと印象に残りました。金子嬢が美人すぎ、みほれちゃいました。

 蛇足:きれいな人がきれいさを武器にしないで、職人として己の腕一本で生きていくというのは素敵だな~かっこいいな~♪

作・演出 黒澤世莉
出演 金子久美(aji)
 大川翔子(劇団競泳水着)
 高橋浩利
 黒澤世莉

Mrs.frictions「Yankee Go Home(ヤンキー母星に帰る)」

 ヤンキーを救ったヒカルは、彼らのリーダーに祭り上げられるが、彼は指名手配中の宇宙人、銀河警察が彼の逮捕にやってきて...

 (いい意味で)無駄に壮大で叙情的で可笑しかったです。バカは無敵で不死身みたいなところも面白い。

作・演出 中嶋康太
ヒカル 岡野康弘
バチ夫 松本隆志
トト子 梅舟惟永
ポコ太 川口聡

PLAT-formance「R.F.D」

 人質をとり立てこもる凶悪犯と刑事の息詰まる(?)対決。

 コントでしたが、最後まで見たら結構サスペンスでシュールでよくできた本だなあと思いました。蛇足ながら女子が出てこないのでちょっと寂しかったです(笑)

作・演出 オカヨウヘイ
出演 安藤理樹
 吉田能

TOKYO PLAYERS COLLECTION「TOKYOが始まる」

 東京に出てきて、はや○○年。面接にやってきた女性は、彼が上京したての頃、渋谷でぶつかった女性だった。こんな出会いってあるんですね...って話♪

 自分はトレンディドラマは大嫌いですが、これは面白かったです。おそらくそれは15分だから、面白いが腹立つに変わる前に終わるからだと思います。
蛇足:皇居はおヘソあたりかな(笑)

 トレンディドラマのどこが嫌かというと地方出身者の、お洒落な都会への憧れと幻想が丸出しなところ。自分は、指向が真逆で下町江戸っ子にあこがれちゃうほうなので。まー自分も地方出身者なので自分自身を見ているようで嫌というのもあるかもしれないけど(笑)。

脚本・構成・演出 上野友之
映像協力 飯田裕幸
男 和知龍範
塔野(すれちがう女) 黒木絵美花
上司 佐藤祐香
中西(友人) 富永瑞木

 どれもも面白かったけど、自分的は芋屋がめちゃくちゃ好みでした。
 劇場内に毛糸玉がぶら下がって、舞台は綺麗に糸編んでるようなセットで、運命の糸とかもつれた糸みたいなテーマがあったのかな?

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