パラドックス定数「元気で行こう絶望するな、では失敬。」
パラドックス定数
3-Jul-2010 19:30~21:20
三鷹市芸術文化センター 星のホール
パラドックス定数+三鷹市芸術文化センターpresents:太宰治作品をモチーフにした演劇 第七回
20人の高校生がいっせいにセリあがってくるオープニングがかっこよすぎ、野木さん、参りました(笑)。全員高校生が似合わないいい大人なのに、めちゃくちゃかっこよいのだ。
まだ学級崩壊という言葉がない時代の風景。同級生の弁当に下剤をまぜたり、ノゾキが見つかって説教をくらったり、どこかの女子を孕ませる生徒がいたり、いろんなことが起こっていますが、ちゃーんとクラスとしてまとまっていて、なんかすごい懐かしさを感じました。
前半は高校時代(18歳)、後半は16年後のクラス会の風景なのですが、後半は、過去の思い出の場面を挿入したり、過去をひきずっている今里君と16年年前に行方不明になったXX君を制服で登場させるなど、ちょっと複雑。そして小野君と今里君は高校時代の思い出を芝居にしようとしている。あー、その芝居が、オープニングのセリあがりにつながるのかな。
妙に印象に残ったのは、後半、病院で奥さんを看ている委員長。相当つらい人生があったようですが、なんか悟りをひらいたような穏やかな表情だったんですよね。
36歳の自分と18歳の自分が交錯するあたりは「おもひでぽろぽろ」のようだけれど、これは三鷹つながりでジブリへのオマージュなのだろーか(笑)。
植村宏司 | |
十枝大介 | |
西原誠吾 | |
井内勇希 | |
小野ゆたか | |
今里真 | |
酒巻誉洋 | |
加藤敦 | |
山ノ井史 | |
伊坂沢 | |
石田けんいち | |
生津徹 | |
大柿友哉 | |
兼間慎 | |
岸田研二 | |
海老根理 | |
高井大介 | |
平岩久資 | |
古屋敷悠 | |
渡辺芳博 | |
脚本・演出 | 野木萌葱 |
照明 | 伊藤泰行 |
舞台監督 | 金安凌平 |
舞台美術 | 小林奈月 |
音響協力 | 高塩顕 |
宣伝美術 | 成川知也 |
写真 | 渡辺竜太 |
販促 | 副島千尋 |
制作補 | たけいけいこ |
制作統括 | 赤沼かがみ(G-up) |
主催 | (財)三鷹市芸術文化振興財団 森元隆樹、森川健太 |
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Comments
Thanks very nice blog!
Posted by: wolfenstein the new order ps4 | June 28, 2014 12:23 PM