三条会「冬物語」
三条会
8-Jan-2011 14:00~15:40
下北沢 ザ・スズナリ
舞台上、学校の椅子&机が5つ。
開演。ポリクシニーズ、アンティゴナス、ポーリーナ、カミローが学生服で登場。ハーマイオニは担任の教師のよう。シナリオとおぼしき紙をくばり、出席をとる。
リオンティーズとマミリアスは同じボーダーのシャツを着用。
犬は日本刀を持って登場、その他の役どころを一手に引き受けてるよーな。
後半、16年後のボヘミアの場面では、ポリクシニーズとカミローは白のジャージで登場。パーディタとフロリゼルは男女逆転。
リオンティーズとマミリアスはバカ親子っぽく、ハーマイオニは美人の奥さんで、まるでバカボン一家みたい。リオンティーズの言動に大笑い。
公開法廷の場面、ホルストの「木星」に物語を上手くシンクロさせて、前半場面を盛り上げる。これは感動。
原作どおりの大団円だが、ラストシーンはハーマイオニはリオンティーズを許していないような、ポリクシニーズは衣装を脱いで、王位を捨てたような(もしくは退位?)ニュアンスのまま暗転、幕となる。
学園モノのような、劇全体が劇中劇のような、不思議な舞台だった。
リオンティーズ(シチリア王):榊原毅
ハーマイオニ(リオンティーズの后):近藤佑子
マミリアス(シチリアの王子):中島愛子
パーディタ(リオンティーズとハーマイオニの娘。生後まもなく棄てられる):橋口久男
カミロー(シチリアの貴族。ポリクシニーズについてボヘミアへ行く):永栄正顕
アンティゴナス(シチリアの貴族。パーティタを棄てる命をうける):佐々木透(リクウズルーム)
ポーリーナ(アンティゴナスの妻):大川潤子
クリオミニーズとダイオン(シチリアの貴族。神託を受けにデルファイへ行く):ネコとロバのぬいぐるみ
ポリクシニーズ(ボヘミア王。リオンティーズの幼なじみ):渡部友一郎
フロリゼル(ボヘミアの王子。パーティタを熱愛):立崎真紀子
時:榊原毅
犬:関美能留
原作:W・シェイクスピア
構成・演出:関美能留
舞台美術:石原敬
照明:岩城保
「演劇」カテゴリの記事
- ペテカン「スプリング、ハズ、カム THE STAGE」(2017.10.17)
- 石巻(2015.08.19)
- 城山羊の会「仲直りするために果物を」(2015.06.11)
- ブス会「女のみち2012」(2015.06.01)
- Hula-Hooperの、部活動 『鱈。』の(に)人魚姫~陸で泳ぎたいの、自由形(に)~(2015.05.24)
The comments to this entry are closed.
Comments
ブログを見るのをとっても楽しみにしています☆これからも楽しく読ませて頂きますね(*^_^*)
Posted by: 小山 美容院 | January 09, 2011 03:49 PM