« Bunkamura「十二夜」 | Main | ehon「SWEETS ~『可哀想』にたかる蟻たちの話。」 »

January 23, 2011

葛河思潮社「浮標(ブイ)」

葛河思潮社
22-Jan-2011 13:00~16:50
神奈川芸術劇場

Corich公演情報

 一面、砂の舞台(砂浜)。両脇に椅子が置いてあり、登場人物が座る。

 芝居に絡んでこなくても、椅子に座っているだけで、「そういうしがらみの中で五郎と美緒は生活しているのだな」というのがわかる。

 でも、美緒の最期の場面では、舞台上は美緒と五郎のみ。その瞬間は、すべてのしがらみを忘れて二人だけの世界。

 この最期の場面が強烈。静かに命の火が消えてゆく美緒と、その美緒を奮い立たせようと叫ぶ五郎は、美緒とは対照的に激しく燃え尽きる蝋燭のよう。
 誰も入っていけない二人の世界を、観客として見ることのできる幸せ。

蛇足

 藤谷美紀、きれいすぎる。文学の世界では、肺病は美人しか罹らない病気だと思ふ。


田中哲司:久我五郎(画家)
藤谷美紀:久我美緒(五郎の妻)
佐藤直子:小母さん(家政婦)
大森南朋:赤井源一郎(五郎友人 小説家)
安藤聖:赤井伊佐子(源一郎の妻)
峯村リエ:お貞(美緒の母)
江口のりこ:恵子(美緒の妹)
遠山悠介:利男(美緒の弟)
長塚圭史:比企正文(五郎友人 医師)
中村ゆり:比企京子(正文の妹)
山本剛史:尾崎兼(五郎友人 金貸し)
深貝大輔:裏天さん(大家 荒物屋)

作:三好十郎
演出:長塚圭史(阿佐ヶ谷スパイダース)
美術:二村周作
照明:小川幾雄
音響:加藤 温
衣裳:伊賀大介
演出助手:山田美紀
舞台監督:福澤諭志
宣伝美術:BLOCKBUSTER NO DESIGN
Web制作:MONOLITH
広報:吉田プロモーション
票券:小池芽生
制作:伊藤達哉
制作協力:ゴーチ・ブラザーズ
企画・製作:葛河思潮社 
提携:神奈川芸術劇場(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)

ブログで検索「浮標」

|

« Bunkamura「十二夜」 | Main | ehon「SWEETS ~『可哀想』にたかる蟻たちの話。」 »

演劇」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 葛河思潮社「浮標(ブイ)」:

« Bunkamura「十二夜」 | Main | ehon「SWEETS ~『可哀想』にたかる蟻たちの話。」 »