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February 2011

February 20, 2011

前田一知一人会

18-Feb-2011 20:00~終電
下北沢スローコメディ

 先月、初めてお伺いしたが、面白い映像・昔懐かしい映像を見て楽しむという会だが、昭和ネタ満載、世代的にビンゴだったので、今回も。

 昔のキョンキョンのあごのトンガリ具合は今の比ではなかったなあ。かわいい♪

 今回は宝酒造さんが協賛とのことで、お土産に松竹梅・白壁蔵と麦焼酎・知心剣とこうや豆腐をいただく。

 翌日、もらったこうや豆腐と、冷蔵庫にあったけんちん汁用の具を使ってキンピラをつくった。こいつをツマミに白壁蔵を飲む。うまー。

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宝塚歌劇団「ロミオとジュリエット」

宝塚歌劇団
19-Feb-2011 16:00~19:00
東京宝塚劇場

Corich公演情報

 主要キャストのは、それぞれ聞かせどころのソロ歌があるのだけれど、緒月・早霧・沙央の歌が非常に残念。物語の流れからみると、絶対心に響く場面であるにもかかわらず、歌の技量が追いついていない。もっとも緒月ティボルトと早霧マーキューシオは2幕の前半で死亡するし沙央の乳母のソロ歌もクライマックスには無いのが救い(笑)。終盤の悲劇の場面では音月・未涼・麻樹・晴華ら、名歌手の活躍で観客を泣かせにかかる。

 正直、緒月・早霧・沙央の歌を聞いたとき、本作=失敗作の予感すらしたのだが、終盤の感動は半端なく、泣いているお客さん多数。自分も泣いた。
 霊廟での、ジュリエットのが目覚め~ロミオを見つけたときの喜び~ロミオが死んでいることに気づき後を追う...この場面の舞羽が可憐で儚くて可哀想で涙なくしては見られなかった。

 "愛"を演じた大湖せしるがすばらしい。主役そっちのけでオペラグラスで追いかけてしまうこと、一度や二度ではない。予想外の豊乳、"愛"がいっぱいつまっていそうだ(笑)。
 宝塚の舞台では難しいと思うが、音楽はロック系であるしもっと爆音で聞きたかった気がしないでもない。特に仮面舞踏会の場面、打ち込み系の音楽で、きっとクラブやディスコをイメージしていると思うので、あの場面だけでも爆音で聞きたかったなあ。


ロミオ:音月 桂
ジュリエット:舞羽 美海/夢華 あみ
キャピュレット卿:一樹 千尋
モンタギュー卿:飛鳥 裕
モンタギュー夫人:麻樹 ゆめみ
ベンヴォーリオ:未涼 亜希
ロレンス神父:奏乃 はると
パリス:彩那 音
ティボルト:緒月 遠麻
マーキューシオ:早霧 せいな
キャピュレット夫人:晴華 みどり
乳母:沙央 くらま
ヴェローナ大公:大凪 真生
愛:大湖 せしる
ピーター:詩風 翠
ジョン:央雅 光希
死:彩風 咲奈

原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
音楽監督・編曲:太田 健
振付:御織ゆみ乃、若央りさ、KAZUMI-BOY、桜木涼介
装置:大橋泰弘
衣装:有村 淳
照明:笠原俊幸
音響:大坪正仁
歌唱指導:楊 淑美、高橋 恵
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社

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ニッポンの河川「大地をつかむ両足と物語」

ニッポンの河川
19-Feb-2011 13:00~14:00
ギャラリーLE DECO

Corich公演情報

 笑った笑った。でも、妙なカタルシスもあって、たった60分なのにお腹いっぱい。

 銀行強盗・前科****犯のヨウコが出所する場面から始まる。ヨウコと博士の馴れ初め・タロウの誕生の秘密が、過去と現代を行き来しながら語られる。

 ドラマちっくで奇想天外な人生を、オーバーな演技とチープな舞台装置&演出で面白おかしく見せてくれる。

 個々がカセットプレオヤーを持ってBGM再生。音楽を変えるときはテープを入れ替え(笑)。照明は、床に置かれたフットSWで切り替え。"照明・音響・出演"も納得。

 森谷ふみさん、美人だなあ。

照明・音響・出演
ヨウコ、他:森谷ふみ
タロウ、他:光瀬指絵
博士、他:竹井亮介 (親族代表)

作・演出
福原充則(ピチチ5)

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ブラジル「怪物」

ブラジル
16-Feb-2011 19:30~21:40
駅前劇場

Corich公演情報

 妊娠中の亜希子。小早川・新藤・轟は、自分が父親ではないかと彼女に尋ねるが、亜希子は「子供の父親はTSUTAYAで出会った宇宙人」と答える。やがて亜希子は自分よりも大きな赤ちゃん(辰巳智秋)を産む...。

 異様に大きい赤ん坊=怪物というより、人間自体が怪物なのだというお話。無邪気な赤ん坊は本能だけで活動する怪物だし、子供を殺そうとする母親も怪物、嫉妬に狂った人間も怪物、ストカーも怪物...。

 異質なものを怪物としてあつかう社会、そしてその社会に居る限り怪物になってしまうであろう亜希子。ある事件をきっかけに亜希子と息子は失踪するのだけれど、それは社会・常識という束縛から逃れ、自由な世界に飛び立ったような感じがして、ちょっと爽快であった。

 蛇足

 折込チラシ見て気がついたこと。次回ピーターパンは桑原裕子さんが演出するのだな。見にいこー♪

出演
福田亜希子(お姉ちゃん):桑原裕子(KAKUTA)
ジャンボ(息子):辰巳智秋
中崎克哉(かっちゃん):櫻井智也(MCR)
福田有希(ゆっき):羽鳥名美子(毛皮族)
小早川努(ツトム):諫山幸治
新藤欣一(新藤さん):中川智明
轟宗治(轟さん):本井博之(コマツ企画)
綾野涼香(涼ちゃん):堀川炎(世田谷シルク)
安野晋(安野さん):西山聡

作・演出:ブラジリィー・アン・山田
舞台監督:掛樋亮太
舞台美術:仁平祐也
照明:シバタユキエ
音響:島貫聡
衣装:中西瑞美
宣伝美術:川本裕之
チラシ写真/スチール:名鹿祥史
演出助手:高見大和(劇団豆大福)
票券管理:スギヤマヨウ(QuarterNote)
制作:恒川稔英、池田智哉(feblabo)
企画制作:ブラジル事務局

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February 14, 2011

野田地図「南へ」

野田地図
13-Feb-2011 14:00~16:10
東京芸術劇場 中ホール

Corich公演情報

 12:00~14:00まで東京芸術劇場前で、清水宏さんが大道芸アドリブコント(即興芝居)をやるとのことだったので、早めに行って、「南へ」が開演まで見ることにした。野田地図の看板をバックに、山の手事情社出身の清水宏さんを見るというは、なんともオツ。大道コントたっぷり、大笑い。映画予告編「HipHop一休さん」が秀逸だった。

「南へ」

自分としては「"天皇制"に触れるのは危険」というイメージがある。

 今回の「南へ」では、天皇制に対する日本人のあり方を観客に見せつける。日本人が、いかに天皇を利用し、天皇の名のもとに何をしたか、いかに踊らされてきたか。

 「南へ」では、現代と300年前の時間を行き来し、時代が変わっても思想としての天皇制は民衆のなかに生きていることが、実にわかりやすく(というか、そのまんま)示される。さらに、戦前の日本と朝鮮の関係にまで言及してきて(近代の天皇制を語る上では避けて通れないとしても)「おいおい、大丈夫かな?野田秀樹、刺されないかな(笑)?」とまで思ってしまって、個人的にはとってもスリリングな観劇となった。

 いちばんゾっとしたのは、天皇(?)を演じた、藤木タカシ&銀粉蝶がアマネの両親(朝鮮民族)も演じているところかな。これって「実は天皇の起源は...」ってことでそ?うひゃあ...

 蒼井優のくりくり坊主、かわいかったなあ♪

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「愛と青春の宝塚」~恋よりも生命よりも~

フジテレビジョン
12-Feb-2011 17:00~20:20
青山劇場

Corich公演情報

 わかりやすさ、楽しさ、感動が絶妙で、純国産ミュージカルでは屈指の出来だと思う。戦時モノなのに暗くないところがいい。女性キャストが全員宝塚OGということもあって、お客の大半は宝塚ファンのよーな気がしないでもないが、一般(笑)のお客さんも十分満足できると思うので、たくさんの人に見て欲しいと思う。

 「宝塚の男役は、本物の男よりもかっこよい」と言われるけれど、この舞台見ると一目瞭然。わざとそういう男性陣をキャスティングしているようにも思えなくもないのだが(笑)。湖月わたるのリュータンはひたすらかっこよく、女性なのに男気にがあって、まさに"漢"がふさわしいなあ。

 彩輝なおのタッチーは、リュータンと対象的で影のある役どころ。抑えた演技でジワーっと染み渡ってくるような存在感。

 陽月華のトモ、第2幕の満州で、余命わずかなことを告白するくだりは、さわっただけで壊れそうなガラス細工のような危うさがにじみ出ていて引き込まれる。

 彩乃かなみのベニ、猪突猛進であこがれのリュータンさんに向かってあたりはハマリ役。わざとヘタクソに歌う場面があって、これが絶妙のヘタクソ具合だった。

 フィナーレのダンス。豪快系ダンサーのわたる、うめの間に挟まったさえちゃんはちょっと分が悪い感じ。かなみんが、ベニの役柄から離れて、思いっきりセクシーダンスを踊ってたけれど、うめとちがって癒し系体型だもんなあ、なんか少女が思いっきり大人ぶってるようで微笑ましかった(笑)。

【出演】
嶺野 白雪(リュータン):湖月 わたる
橘 伊吹(タッチー):彩輝 なお
星風 鈴子(トモ):陽月 華
紅花 ほのか(ベニ):彩乃 かなみ

オサム:松下 洸平
速水 悠介:坂元 健児
影山 航:岡田 浩暉

アンサンブル

植野葉子
美郷真也
光海あきほ
かわづ恵
叶千佳
水月舞
牧勢海
涼麻とも
夏空李光
峯眞琴
日向燦
彩橋みゆ
千はふり
山田裕美子
塩月綾香
紗羽優那

高橋広司
谷本充弘
安倍康律

原作・脚本・原詞:大石静
演出:鈴木裕美
作曲:三木たかし

音楽監督:清水恵介
作詞:高橋知伽江
振付:前田清実
タップ振付:本間憲一
美術:島川とおる
照明:原田保
衣裳:有村淳
ヘアメイク:田中エミ
音響:実吉英一
歌唱指導:岡崎亮子
演出助手:福原麻衣
舞台監督:瀧原寿子
宣伝美術:NY FLIP
宣伝写真:長嶋正光
宣伝:る・ひまわり
制作:MAパブリッシング、オフィス・ミヤモト

協力:宝塚歌劇団/日本航空

主催・企画・製作:フジテレビジョン/東宝/コマ・スタジアム

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February 13, 2011

鈴本 2月中席 夜の部(2/13)

13-Feb-2011 17:20~20:40
鈴本演芸場

三遊亭 歌る美「転失気」
林家 彦丸「高砂屋」
鏡味仙三郎社中「太神楽」
柳家 三三「八五郎出世(序)」
蜃気楼 龍玉「親子酒」
すず風 にゃん子・金魚「漫才」
橘家 文左衛門「千早ふる」
三遊亭 歌奴「天狗裁き」
-仲入り-
柳家 小菊「俗曲」
入船亭 扇辰「三方一両損(上)」
三増 紋之助「曲独楽」
春風亭 百栄「桃太郎後日譚」

文左衛門師匠、
「『とわ』というのは...」
「本名が『とわ』」は無しだからねー!」
と封じといて言わせておいて「うーん、続きはWebで」のサゲ。

どんな噺も下げまで演る彦六のマクラをふっておいて、「三方一両損」を途中でやめる扇辰師匠。

お二人とも、古典をメタ古典に改作しちゃう百栄ちゃんの作風にあわせたのかニャ?

百栄師匠は、桃太郎の変わり陣羽織で登場。あの陣羽織のときは必ず「桃太郎後日譚」をやるってことでよいのだろうか(笑)

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February 12, 2011

あひるなんちゃら「冷めるお湯」

あひるなんちゃら
11-Feb-2011 15:00~16:20
OFFOFFシアター

Corich公演情報

 発明家アラキ(兄)、最近の自慢の発明は"お湯の冷めないやかん"。しかしたずねて来た元同級生カップルには、その発明のすごさ(?)がまったく伝わらない。
 コジマさんはみかんの皮を使って拷問に耐える修行に夢中。
 タヌマ(妹)には第三の目ができてタヌマ(兄)は、なぜ自分には第三の目ができないのか憤る...

 発明家の発明よりも、まわりの出来事のほうがはるかに奇想天外。数々の事件に、まったく発明家の発明が役に立っていないし、誰も発明家の発明なんかあてにしていなくって、発明に関係なく事件は解決して...この発明家(発明)のまるで無駄で役立たずな感じがとっても可笑しい。

 黒岩三佳さんは、あいかわらず"綺麗なのにへんちくりん"で面白いなあ。

アラキ(兄):根津 茂尚
アラキ(妹) :篠本 美帆(チーム下剋上)
コジマ:黒岩 三佳
ヒラヤマ:堀 靖明
ウスイ:日栄 洋祐
ナカモト:異儀田 夏葉(ヨシロォの夏は夢叶え冒険団)
ヨシノ:三瓶 大介
タヌマ(兄):永山 智啓(elePHANTMoon)
タヌマ(妹):川村 紗也(劇団競泳水着)
キタミ:関村 俊介

脚本・演出:関村俊介
照明:古川睦子
音効:星野大輔
音楽:綱島慎平
舞台にあるもの:コマツバラミワ
WEB:上村暢志
マリオカートチャンピオン:佐野功
宣伝美術:垈
取材協力:伯美乃里
写真撮影:たばたまみ
制作:中川加奈子、佐々木瑠奈、塩田友克
企画・製作:あひるなんちゃら

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February 11, 2011

下北沢演芸祭2011「SWAクリエイティブツアー」

9-Feb-2011 19:00~21:30ころ
本多劇場

林家彦いち 二月下旬(喬太郎作「八月下旬」)
柳家喬太郎 東海道のらくだ(昇太作)
- 仲入り -
春風亭昇太 鬼背(夢枕獏作「鬼背参り」)
三遊亭白鳥 灼熱雪国商店街(落語ファン倶楽部「凍てついた灼熱」)

 今回のSWAはシャフル&リニューアル。
多メンバーの作品を、それぞれが改作。

 喬太郎師匠いわく「初日は来るもんじゃないよ♪」。でも初日クオリティな部分が楽しみだったりするんだニャ(笑)。

 彦いち「二月下旬」、電車の中の情景に大笑い、でも後半はしっとりいい話。

 喬太郎「東海道のらくだ」、人間らくだの表現はかなーり無理があるけれど、想像力でどうにでも補えてしまうところが落語のよいところ。

 オリジナル版を聞いたことがあるのは「鬼背参り」と「凍てついた灼熱」。

 昇太版「鬼背」、昇太さんらしくノスタルジックでほのぼのテイスト。

 白鳥版「灼熱雪国商店街」、オリジナルの筋立てはからそれほどいじっていないのに白鳥ワールドになってる不思議。

 エンディング、キョンキョンから2/11 21:00の新宿無差別殺人予告について。新宿にいると危ないかもしれないので、落語会に来るようにとのこと(笑)

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下北沢演芸祭2011「本多亭」

9-Feb-2011 19:00~21:50
本多劇場

三遊亭夢吉「のめる」
林家彦いち「愛宕川」
春風亭昇太「茶の湯」
ポカスカジャン「脱線音楽」
- 仲入り -
柳家喬太郎「双蝶々 定吉殺し」
柳亭市馬「山号寺号」
歌謡浪曲「豪商一代 紀伊国屋文左衛門」

昇太師匠の挨拶

開口一番は夢吉さん「のめる」。

彦いち、「愛宕山」のあらすじを90秒で語り「ではこれから愛宕山をやります」
と言って始まったのは「ユーコン川」。
「キングサーモン バシャンで夜が明けて...」のひとことで、カナダの大自
然が眼前に広がる。

昇太、「茶の湯」。

ポカスカジャン、あいうえお順でネタを披露。

お仲入り後はキョンキョン。マクラなしで「双蝶々-定吉殺し-」。

キョンキョンが舞台袖に引っ込む。最期に全員で御挨拶かなと思っていると、め
くりがかえって「柳亭市馬」、場内大拍手♪。明るく楽しい「山号寺号」につづ
き歌謡浪曲「紀伊国屋文左衛門」。落語よりたっぷり?(笑)

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池袋演芸場 2011年2月 上席 昼の部

6-Feb-2011 12:30~16:30

林家しん歩「初天神」
柳家わさび「道灌」
カンジヤマ・マイム「パントマイム」
隅田川馬石「元犬」
三遊亭歌武蔵「大安売り~相撲協会八百長バージョン~」
花島世津子「奇術」
柳家さん生「替り目」
春風亭百栄「弟子の強飯」
三増紋之助「曲独楽」
柳家小袁治「夢の酒」
お仲入り
古今亭志ん馬「宗論」
古今亭志ん橋「鮑のし」
ペペ桜井「ギター漫談」
林家しん平「反対車」

映画「落語物語」出演者スペシャル。

開口一番 しん歩「初天神」は結構ボロボロ♪

つづく柳家わさびさん、「ただいまのは『初天神』のNGシーンでした」。しん
歩さんの高座がネタとして立派に生きた瞬間を見た。さすが二つ目(笑)。そんな
わさびさんもちょっと失敗してたけれど。

カンジヤマ・マイム、初めて見た。出囃子で聞くマイムマイムも初めて。三味線
のマイムマイムはいいね♪

馬石「元犬」。さすが真打の安心感。

歌武蔵。お客の大半が、「八百長問題」への言及を期待していたと思うが、それ
に応えて「八百長」の起源をわかりやすーく解説。「大安売り」のサゲは協会八
百長現金受け渡しバージョン。

百栄、喬太郎の代演。初めて聞いた「弟子の強飯」。円生の物真似に御通家のみ
なさんは大笑い。

お仲入り、ロビーでわさびさん自ら「落語物語」前売り券を販売。先着10名様に
は(前売り券よりも値が高い)林家しん平扇子付き。

ペペさん、オレンジ色のスーツを見て「そーいえば清水宏さんのジャージもオレ
ンジだったなあ」と思う。オレンジは色物さんの色なのかな。

トリのしん平さん、落語物語のキャスティングについて。「反対車」は、ぎっく
り腰で腰がたたない車屋さんが可笑しかった。

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青☆組「雨と猫といくつかの嘘」

青☆組
6-Feb-2011 18:00~19:10
アトリエ春風舎

Corich公演情報

【出演】
水野 風太郎:藤川修二
清美(風太郎の母):木下祐子
奈穂(風太郎の娘)、沢子:福寿奈央
鉄平(風太郎の息子)、玉三郎(猫):林 竜三
涼太(風太郎の父)、泉谷:荒井志郎
鮎子(風太郎の妻)、遠藤:高橋智子

作・演出:吉田小夏
舞台監督:喜久田 吉蔵、八木茜
舞台美術:濱崎賢二(青年団)、中村友美
照明:伊藤泰行
音響:泉田雄太
演出助手:山本タカ(声をだすと気持ちいいの会)
宣伝美術:空
宣伝写真:前田恵美
制作統括:赤沼かがみ(G-up)
制作補:たけいけいこ
企画製作:青☆組

 無駄を殺ぎ落とした詩のような舞台。

 舞台上の畳の上では、皆の生き生きとした姿だけれど、傘を差して去ってゆく
姿はひどく無機質。すべては風太郎の目を通して、あるいは風太郎の記憶の風景
だからなのだろう。

 こちらの記事(http://www.playnote.net/archives/002292.html )を読むと、
「...若いお客さんは死ぬんじゃないかと思う人が多く、ご年配は比較的『さ
て、これから』と生きていくだろうと思う人が多いという...」という文章が
あって、ちょっと驚いた。自分は40代で、風太郎よりは若いけれど、若者でも
ない年齢。「自分の過去の記憶がよみがえってくるのは死に近づいてるから」で
はないかと感じた。"すべての出来事が思い出となる=死"だから。

 開場待ちで劇場に並んでいると、年いった風の三毛猫が劇場前をゆっくりと歩
いてた。終演後、なんと外は雨。芝居が私的すぎるから起きた偶然じゃなかろう
か。。小竹向原駅に向かいながら「あのミケは、いったい何を考えながら歩いて
いたのだろう」と思う。多分「今日も並んでいやがるなあ」ってところだろうニャ。

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音楽座ミュージカル「ホーム」

Rカンパニー
5-Feb-2011 18:00~20:20
グリーンホール相模大野

Corich公演情報

 相模大野の大千秋楽に行ってきた。

 音楽座ミュージカルの特徴って、「この世には神様がいて、それを信じさせて
くれる」ところだと思う。豊さんが逝く場面では、確かに神様が存在していた
(と思う)。

 カーテンコールで涙腺決壊。劇中で生き別れ・死に別れした登場人物たちが、
役者ではなく役柄として全員登場するからなのだろうな。

作曲:高田浩、金子浩介
脚本:ワームホールプロジェクト
演出:ワームホールプロジェクト
エグゼクティブプロデュサー&クリエイティブディレクター:相川レイ子
振付:畠山龍子・杏奈
美術:二村周作
衣裳:小林巨和
照明:大島祐夫
音楽監督:高田浩
音響:小幡亨
舞台監督:高瀬洋
企画製作:ヒューマンデザイン

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東京芸術劇場「チェーホフ?!~哀しいテーマに関する滑稽な論考~」

5-Feb-2011 14:00~15:20
東京芸術劇場 小ホール2

Corich公演情報

 自分は、チェーホフの戯曲もしくは舞台に触れる以前に「ロマンス」でチェー
ホフの生涯を見てしまったクチなので、「こんなチェーホフ!」という宣伝文句
にも何ら踊らせられることなく、「あーやっぱりこんな人だったんだなー」とい
う印象。

 チラシには妄想世界とある。「チェーホフの頭の中をそのままのぞいてみま
しょう」ということなのだろう。

 その旅の案内人は篠井氏ふんする不思議な男。マメ山田さん扮する少年?は
チェーホフ本人の分身かな。

 劇中での「人間とは?」の問いかけに、肉体の塊としての人間と、精神として
の人間が渾然となって現れるのがホントに妄想的。妄想的なシーンの合間に、い
きなりタバコの害について理論的考察が出てくるのも面白い。人間の頭の中なん
てそんなものだよなあ。

 音楽とダンスと芝居と絵画が一緒になった舞台だったが、人の脳内なんてきっ
とそんなもので、自分の妄想を他人に表現する手段として、それが音楽だったり
ダンスだったりするだけのことだと思う。

 NHKの教育テレビで、たまに、大人が見ても鑑賞に堪えうるえらい完成度の高
い番組に出会うことがあるけれど、そんな番組のような舞台だった。

【出演】
魔女:篠井英介
女:毬谷友子
男:手塚とおる
老婆:蘭妖子
少年:マメ山田

作・演出:タニノクロウ[庭劇団ペニノ]
ドラマトゥルク:鴻 英良
音楽:阿部篤志
美術:田中敏恵
衣裳:太田雅公
照明:山口暁
音響:中村嘉宏
ヘアメイク:川端富生
演出助手:若月理代
特殊小道具:小此木謙―郎
舞台監督:白石英輔
宣伝美術:松下計
制作:勝優紀、樺澤良
主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団

シーンリスト
0「始まり、終わり。少年は広野へ」
1 「死神・ステップ」
2 「女」
3 「男」
4 「人体」
5 「巨人・バガトゥイリ」
6 「森」
7 演奏
8 「におい」
9 「痛み」
10「人体その2」
11「寒さと飢え」
12「少年」

シーンごと主に参照したチェーホフ作品
0~3、5 小説「贖野」より
4、10 小説「簡約人体解剖学」より
6 小説「贖野」、「黒衣の僧」より
8 小説「第六病棟」、戯曲「かもめ」より
9 小説「第六病棟」、「黒衣の僧」より
11 小説「グーセブ」より

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February 05, 2011

五反田団「俺のお尻から優しい音楽」

五反田団
4-Feb-2011 19:30~21:25
三鷹市芸術文化センター星のホール

 宣伝文句どおり、くだらなくて可笑しくて楽しい115分。

 くだらないのだけれど、東洋からきた少年の音楽が、過去の因習からの脱却のきっかけとなるラストは感動的ですらある...って、500円で買ってきた上演台本を見る限り、かなり感動的なラストなんだけれど、この場面、かなり脱力感に満ちた演出で、ホントにくだらなくて笑った(笑)。

 「のだめカンタービレ」が流行ってた時期に書かれた本なのだそうだけれど、演出というか雰囲気は「エースをねらえ」のようなスポコン系少女コミックといった感じ。でも、誰もが、およそ少女コミックには似合わない風貌なのが、これまた可笑しい。

 クリス役の木引優子さん、ちょっと杉浦日向子似で、感慨深いものあり。

 前田司郎氏、ワザとへたくそに演技していて(多分)、その塩梅が絶妙。

 終演後、西荻窪のアパ食なか川に行ってチキンカレーを食べた。めちゃうま。二日目、三日目のカレー特有のまろやかーなおいしさだったなあ。

【出演】
大山:大山雄史
カジヒデキ:前田司郎
クリス:木引優子(青年団)
刑事:石澤彩美
フランチェスカ:後藤飛鳥
マキャベル:墨井鯨子(乞局)
ボリス:西田麻耶
フランソワ:布川雄治
ジェット:宮部純子
シモーネ:望月志津子
ムッシュ・メタボリック:用松 亮
シラク大統領:吉田 亮(ハイバイ)

作・演出:前田司郎
演出助手:玉田真也
宣伝美術:藤原未央子
照明:山口久隆(S-B-S)
音響:泉田雄太
音響操作:阿久津未歩
衣裳:正金 彩
技術監督:松本謙一郎
舞台監督:榎戸源胤 
制作:五反田団制作部
主催:(財)三鷹市芸術文化振興財団

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「馬吉と三之助」

30-Jan-2011 18:00~20:50頃
らくごカフェ

金原亭馬吉「棒鱈」
柳家三之助「唐茄子屋政談」
お仲入り
柳家三之助「のめる」
恩田えり 「ゆでたまご事件+お囃子講座」
金原亭馬吉「豊志賀の死」

前半「棒鱈」と「唐茄子屋政談」は、お互いの得意ネタを交換してのネタおろしとのこと。

馬吉さんは「豊志賀の死」もネタおろしなのだそう。

緊張している馬吉さんに向かって、高座から邪悪な笑み(笑)を浮かべるえり師匠に大笑い。

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清水宏 即興コント(大道芸)

清水宏
30-Jan-2011 12:20~14:00
日比谷公園 (大)噴水前

 一応2ステージだったのだけれど、1ステージ目がほぼ1時間、その後場所を噴水前から花壇前に移動してノンストップで2ステージ目スタート(笑)。大道芸らしからぬボリューム感♪

 お客さんからお題をもらい、三題噺のごとく即興で1人コント。

 SF、青春モノ、クライムサスペンスと、バラエティに富んでいるけれど、どの噺もちょっと"いい話"で終わるあたりが憎い♪

 オマケで映画予告編もあり。

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TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY 「DREAM TRAIL - 宝塚伝説 -」

梅田芸術劇場
30-Jan-2011 14:00~16:25
青山劇場

宝塚OG夢の競演。

 歌もダンスも定評のある出演者ばかり。チケット代は結構高いが、それに見合う以上のものがあった。

 休憩時間にロビーで、そこやかしこから聞こえてくる声に耳を傾けると、それぞれの年代で思い入れのあるジェンヌさんの思い出を熱く語っていた。そりゃそうだ、もうすぐ100周年だもの。

 自分としては、大鳥れい・春野寿美礼・舞城のどか 元花組三人のからみがなんとも懐かしく感じた。

 歌ウマさんたちにさりげなく麻路さきが混ざると、彼女の歌がなぜか上手く聞こえてきてしまうのはオギーマジックか(笑)

 冒頭、女役で登場した未来優希さん、なんだかとっても藤山直美を彷彿させる真ん丸面白姉さんになってて、歌声聞くまで誰だかわからず。

 現役代表の涼紫央さん、妙に風格があってOGの中に居ても違和感がない。

【出演】
鳳蘭、安奈淳、杜けあき、麻路さき、春野寿美礼、初風諄、風花舞、大鳥れい、出雲綾、未来優希、朝澄けい、舞城のどか、大真みらん、南海まり、彩海早矢、真波そら、瑠音舞佳、大月さゆ

【宝塚歌劇団】
涼紫央、逢月あかり、真衣ひなの、綺咲愛里、五條まりな

【スペシャルゲスト】
稔幸、姿月あさと

監修:酒井澄夫
構成・演出:荻田浩一
音楽:吉田優子(宝塚歌劇団)、斉藤恒芳
振付:名倉加代子、御織ゆみ乃、原田薫、港ゆりか

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劇団四季「マンマ・ミーア!」

公式サイト
29-Jan-2011 17:30~20:20
電通四季劇場 [海]

Corich公演情報

 ABBAの楽曲が神の領域なのに加え、当時へのノスタルジーも手伝ってか、音楽聴いてるだけで切な~くなってウルウルしてくる。

 久しぶりに四季の舞台を見ると、母音法の発声に慣れるまで少々時間がかかるけど(笑)

ドナ・シェリダン:樋口麻美
ソフィ・シェリダン:谷口あかり
ターニャ:八重沢真美
ロージー:青山弥生
サム・カーマイケル:阿久津陽一郎
ハリー・ブライト:味方隆司
ビル・オースティン:脇坂真人
スカイ:田中彰孝
アリ:木内志奈
リサ:柏 円
エディ:丹下博喜
ペッパー:大塚道人

【男性アンサンブル】
雲田隆弘
杉原 剣
友部正輝
大空卓鵬
正木棟馬
渡井真一
河野駿介

【女性アンサンブル】
小島由夏
観月さら
小林英恵
泉 春花
山中由貴
大場沙耶
合田友紀

【オリジナル・クリエイティブ・スタッフ】
振付 アンソニー・ヴァン・ラースト
演出 フィリダ・ロイド

【日本スタッフ】

企画・製作 日本語版歌詞 浅利慶太
演出協力 日本語版台本 湯川裕光
音楽スーパーバイザー 鎮守めぐみ
振付スーパーバイザー 古澤 勇
技術監督 滑川 武

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新妻聖子ひとり芝居「青空」

公式サイト
29-Jan-2011 14:00~15:20
赤坂レッドシアター

Corich公演情報

 夢に敗れて仕事をやめた村野五月は、大好きだったおばあちゃんの遺志を継ぎ、亡くなったおばあちゃんと会話しながら、紙の動物園のキリンをつくりはじめる...

 作・演出が東憲司氏ということもあり、桟敷童子若手公演の演目のようなお話。劇中歌、いかにも桟敷童子風の曲なのだけれど、桟敷童子風の熱い歌唱ではなく、新妻聖子がしっとりした歌声だと、また違った風情がある。

 クライマックス。完成したキリンに、亡くなったおばあちゃんの魂が宿りキリンが青空へ飛び立つ。ファンタジック。

 とにかく聖子ちゃんかわいい。歌を至近距離で堪能できて満足。

出演:新妻聖子

作・演出:東憲司
美術:中川香純
照明:Jimmy
音響:藤田赤目
作曲:熊野大輔
舞台監督:松本仁志
宣伝美術:立川明
プロデューサー:岡田潔
企画制作:トム・プロジェクト

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