フジテレビジョン
12-Feb-2011 17:00~20:20
青山劇場
Corich公演情報
わかりやすさ、楽しさ、感動が絶妙で、純国産ミュージカルでは屈指の出来だと思う。戦時モノなのに暗くないところがいい。女性キャストが全員宝塚OGということもあって、お客の大半は宝塚ファンのよーな気がしないでもないが、一般(笑)のお客さんも十分満足できると思うので、たくさんの人に見て欲しいと思う。
「宝塚の男役は、本物の男よりもかっこよい」と言われるけれど、この舞台見ると一目瞭然。わざとそういう男性陣をキャスティングしているようにも思えなくもないのだが(笑)。湖月わたるのリュータンはひたすらかっこよく、女性なのに男気にがあって、まさに"漢"がふさわしいなあ。
彩輝なおのタッチーは、リュータンと対象的で影のある役どころ。抑えた演技でジワーっと染み渡ってくるような存在感。
陽月華のトモ、第2幕の満州で、余命わずかなことを告白するくだりは、さわっただけで壊れそうなガラス細工のような危うさがにじみ出ていて引き込まれる。
彩乃かなみのベニ、猪突猛進であこがれのリュータンさんに向かってあたりはハマリ役。わざとヘタクソに歌う場面があって、これが絶妙のヘタクソ具合だった。
フィナーレのダンス。豪快系ダンサーのわたる、うめの間に挟まったさえちゃんはちょっと分が悪い感じ。かなみんが、ベニの役柄から離れて、思いっきりセクシーダンスを踊ってたけれど、うめとちがって癒し系体型だもんなあ、なんか少女が思いっきり大人ぶってるようで微笑ましかった(笑)。
【出演】
嶺野 白雪(リュータン):湖月 わたる
橘 伊吹(タッチー):彩輝 なお
星風 鈴子(トモ):陽月 華
紅花 ほのか(ベニ):彩乃 かなみ
オサム:松下 洸平
速水 悠介:坂元 健児
影山 航:岡田 浩暉
アンサンブル
植野葉子
美郷真也
光海あきほ
かわづ恵
叶千佳
水月舞
牧勢海
涼麻とも
夏空李光
峯眞琴
日向燦
彩橋みゆ
千はふり
山田裕美子
塩月綾香
紗羽優那
高橋広司
谷本充弘
安倍康律
原作・脚本・原詞:大石静
演出:鈴木裕美
作曲:三木たかし
音楽監督:清水恵介
作詞:高橋知伽江
振付:前田清実
タップ振付:本間憲一
美術:島川とおる
照明:原田保
衣裳:有村淳
ヘアメイク:田中エミ
音響:実吉英一
歌唱指導:岡崎亮子
演出助手:福原麻衣
舞台監督:瀧原寿子
宣伝美術:NY FLIP
宣伝写真:長嶋正光
宣伝:る・ひまわり
制作:MAパブリッシング、オフィス・ミヤモト
協力:宝塚歌劇団/日本航空
主催・企画・製作:フジテレビジョン/東宝/コマ・スタジアム
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