青☆組「雨と猫といくつかの嘘」
青☆組
6-Feb-2011 18:00~19:10
アトリエ春風舎
【出演】
水野 風太郎:藤川修二
清美(風太郎の母):木下祐子
奈穂(風太郎の娘)、沢子:福寿奈央
鉄平(風太郎の息子)、玉三郎(猫):林 竜三
涼太(風太郎の父)、泉谷:荒井志郎
鮎子(風太郎の妻)、遠藤:高橋智子
作・演出:吉田小夏
舞台監督:喜久田 吉蔵、八木茜
舞台美術:濱崎賢二(青年団)、中村友美
照明:伊藤泰行
音響:泉田雄太
演出助手:山本タカ(声をだすと気持ちいいの会)
宣伝美術:空
宣伝写真:前田恵美
制作統括:赤沼かがみ(G-up)
制作補:たけいけいこ
企画製作:青☆組
無駄を殺ぎ落とした詩のような舞台。
舞台上の畳の上では、皆の生き生きとした姿だけれど、傘を差して去ってゆく
姿はひどく無機質。すべては風太郎の目を通して、あるいは風太郎の記憶の風景
だからなのだろう。
こちらの記事(http://www.playnote.net/archives/002292.html )を読むと、
「...若いお客さんは死ぬんじゃないかと思う人が多く、ご年配は比較的『さ
て、これから』と生きていくだろうと思う人が多いという...」という文章が
あって、ちょっと驚いた。自分は40代で、風太郎よりは若いけれど、若者でも
ない年齢。「自分の過去の記憶がよみがえってくるのは死に近づいてるから」で
はないかと感じた。"すべての出来事が思い出となる=死"だから。
開場待ちで劇場に並んでいると、年いった風の三毛猫が劇場前をゆっくりと歩
いてた。終演後、なんと外は雨。芝居が私的すぎるから起きた偶然じゃなかろう
か。。小竹向原駅に向かいながら「あのミケは、いったい何を考えながら歩いて
いたのだろう」と思う。多分「今日も並んでいやがるなあ」ってところだろうニャ。
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