ニッポンの河川「大きなものを破壊命令」
ニッポンの河川
14-Aug-2011 13:00~14:00
こまばアゴラ劇場
連続殺人犯"首しめジャック"と対決せんとする熊谷の珍走団の少年の話と、ラバウルで部隊から脱走してきた兵士4姉妹の話がパラレルで進む。
自分が熊谷の街でイチバンのワルだと思っている少年にとって、連続殺人犯の存在は許せない。しかし相手はホンモノのワル、少年に太刀打ちできるのか...
脱走兵士4姉妹の前に立ちはだかる敵は鳩ぽっぽの軍団。たった4人で太刀打ちできるのか...
自分たちよりも大きな敵を、みずから破壊する使命を課し、そして玉砕してゆく二つのお話ってことか。終戦記念日に近い公演日程というのも、ひょっとしたら狙ってのことかな。
セリフまわしや人物造形に、どことなく寺山修二のアングラ劇な雰囲気が漂う。
チープな演出・小道具・美術なのに、いや、それゆえになのか、女優さんの過剰な熱演と玉砕の物語にカタルシスを感じた。
出演・音響・照明
森谷ふみ
光瀬指絵
寺西麻利子(セキララ)
佐藤真弓(猫のホテル)
脚本・演出:福原充則[ピチチ5]
当日運営:三村里奈、岩崎有起恵、長谷川和恵
改造:椎井清喜 宣伝美術:光瀬指絵
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
企画制作:ニッポンの河川、(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場主宰
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