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September 2011

September 26, 2011

山下恵+ほたる 二人芝居「トナリネ」

赤ZAWAムック+牛嶋MIさを
25-Sep-2011 15:00~15:55
新宿眼科画廊


Corich公演情報

 引きこもりで携帯電話のベルにおびえる妹。姉に頭をかじられると言って姉を恐れ、避けている。一方、姉は金と男にだらしがなく、かかってくる電話は借金返済の再送のようであったり...

 壁をはさんで暮らしている(と思われる)姉と妹。ただ、二人とも妄想癖があるのか、ちょっとおかしくい。さらに妹の視線、姉の視線の両方から描かれるているようだ。
 さらに、コメディなのかシリアスなのかホラーなのかサスペンスなのか、どうにでも見えるような演出で、いったいこの芝居はどこへ向かってどこへ着地するのか、ラストまでわからず、極めてスリリングな55分間であった(すべては意図的なのだろうけれど)。
 最後のあざやかな落ちを見ると、「あぁ。これは長い長いコントだったのか」と思える。そして最後の最後までボケを回収しない(つっこまない)ので、観客は笑うタイミングを失ったまま、ラストに突入する。

 しかし、そんなことを考えずに、二人の女優さんの、あんなところやこんなところを見て楽しむというのも、正しい見方ではないかと思う。華奢な山下嬢と、彼女を包み込むようなほたる嬢、二人の対比は絶妙で眼福だった。

 なんだかんだで、結局よくわからないところが多数あったので、台本を読んでみたいニャ。

 もしかすると、いままでのカナリア派の舞台は、赤澤嬢の懐古的嗜好をいかに表現するかというのが主眼であったのじゃないか?
 今回は現代モノでかつシンプルな舞台構成である。赤澤嬢の懐古的嗜好以外の部分が全面にあわられているはずである。けっこう不条理コント体質じゃん?

出演
妹:山下恵
姉:ほたる
作・演出:赤澤ムック
企画:牛嶋みさを

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あひるなんちゃら関村と味わい堂々浅野の二人芝居「コーヒー、キライ」

公式ページ
24-Sep-2011 20:00~20:45
駒込ラ・グロット

Corich公演情報

 20代半ばにもなってアイドルを目指している悲しい女の子とその兄の話。
 喫茶店で「アイドルになる」と宣言した日から、「さよならコンサート」の打ち合わせまでの2年間をたった45分で(笑) 舞台は兄と妹の打ち合わせ「アイドル会議」だけで進行する。どんなアイドルなのか、さっぱりわからないままラストの引退になっちゃうのだから可笑しい。

 上演台本販売(300円)
 http://store.retro-biz.com/list_o121.html

出演
兄:関村俊介
妹:浅野千鶴

脚本・演出:関村俊介
照明:古川睦子
制作:浅野千鶴
当日制作:岸野聡子、宮本奈津美

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宝塚歌劇団「アルジェの男/ダンスロマネスク」

宝塚歌劇団
25-Sep-2011 11:00~14:00
東京宝塚劇場

Corich公演情報

「アルジェの男」

 さすが"人間ドラマ"の柴田先生作品。見ごたえのあるドラマと生き生きとしたキャラクタ...でも、主人公が殺されて幕というのは、大劇場以外の公演でお願いしたいと思う。直後にカーテンコールやフィナーレがないので、十分な拍手ができない欲求不満を抱えたまま休憩に突入というのは、ちょいと悲しい。

 どのキャラも印象的だったが、個人的にはボランジュ総督夫妻がもっとも印象にのこった。ならずモノのジュリアンを部下として育てようとするのは、単なる懐が深いだけじゃない。相当修羅場をくぐってきた人物だろう。夫人も、天然のようにみせてはいるが、かなり肝の座った女性だ。これは組長、副組長のなせるワザなのかもしれない。

 蛇足ながら、そんな総督夫妻を見ていたら、越リュウ組長・あーちゃん姐御という、任侠モノが見たくなった。あーちゃん、笑うとかわいいけど真顔になるとすげー怖いからピッタリだと思う。


「ダンスロマネスク」

 「ノートルダムの鐘」の場面が出色。霧矢カジモドの醜さが絶妙。ファントムのエリックも、カジモドくらい醜い顔にすればよかったのにと思う。

 「Baila!踊れ」、スタンダードナンバーのメドレー。ラテンアレンジで楽しい場面であった。


「アルジェの男」

ジュリアン・クレール:霧矢 大夢
サビーヌ:蒼乃 夕妃
ジャック:龍 真咲
アンリ・クローデル:明日海 りお
ポーラ・シャルドンヌ:邦 なつき
ボランジュ総督:越乃 リュウ
ルイーズ・ボランジュ:花瀬 みずか
レイモン:一色 瑠加
ミッシェル:青樹 泉
ミシュリュー内相:星条 海斗
イヴ:憧花 ゆりの
マダム・マルト:妃鳳 こころ
ブランシュ夫人:萌花 ゆりあ
ジョルジュ:綾月 せり
ヴェール夫人:羽咲 まな
フェリックス:光月 るう
エルザ:夏月 都
ジャン:彩央 寿音
マルセル:華央 あみり
セルジュ:美翔 かずき
シャルル:沢希 理寿
教会の女:妃乃 あんじ
クリスチャン:響 れおな
エリザベート・ボランジュ:彩星りおん
ポール:宇月 颯
ルーシー:琴音 和葉
シュザンヌ:玲実 くれあ
教会の男:瑞羽 奏都
ルイ:紫門 ゆりや
ヴィヴィアン:白雪 さち花
モーリス:貴千 碧
ブランシュ頭取:有瀬 そう
マチルド:咲希 あかね
ラモス:篁 祐希
ミレーヌ:華那 みかり
ピエール:千海 華蘭
ルネ:煌月 爽矢
フィリップ:鳳月 杏
セシール:真愛 涼歌
カトリーヌ:舞乃 ゆか
アナ・ベル:花陽 みら
レナ:真凜 カンナ
アルマン:珠城 りょう
フランソワーズ:愛希 れいか

作:柴田侑宏
演出:大野拓史
作曲・編曲:寺田瀧雄、入江 薫、吉田優子
音楽指揮:伊澤一郎
振付:羽山紀代美、KAZUMI-BOY
殺陣:清家三彦
装置:新宮有紀
衣装:河底美由紀
照明:永谷信雄
音響:実吉英一
小道具:伊集院撤也
歌唱指導:ちあきしん
演出補:上田久美子
舞台進行:阪谷諒子

「ダンスロマネスク」

作・演出:中村暁
作曲・編曲:西村耕次、鞍富真一、手島恭子、青木朝子
音楽指揮:清川 知巳
振付:平澤 智、ANJU
装置:新宮有紀
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗
音響:加門清邦
小道具:今岡美也子
スペシャルマスクデザイン:馮 啓孝
歌唱指導:矢部玲司
映像デザイン:イメージファクトリー
演出助手:野口幸作、樫畑亜依子
衣装補:河底美由紀
舞台進行:香取克英

舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:ダット・ミュージック
制作:岡田 隆之
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社

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September 24, 2011

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

公式サイト
22-Sep-2010 17:30~22:20
赤坂ACTシアター

Corich公演情報

 城田氏と昆嬢、ピュアなロミオとジュリエットを好演。昆嬢は、発展途上なところが逆に初々しく、かわいらしいジュリエットだった。城田氏は、なんかイヤミなくらい男前だけど(笑)、まっすぐなロミオでよいね。

 涼風、大鳥、未来の三人の宝塚OGの競演は個人的見所のひとつ。
涼風さんはエロいな♪大鳥さんは風格十分。未来さん大活躍。

 ティボルト、マーキューシオあたりの若手男子キャストは、ちょっと似通っていて印象弱い。もっと個性の違いを強烈に出してほしかった。みんな役者として4番でピッチャー気質なんだろう。宝塚版は、キタローのティボルトが強烈な個性を出してたっけなあ...

 演出面。宝塚版の潤色・演出をした小池氏だから、多少の手直しをあったとしても、ほぼ同じ演出かと思っていたが、これが大きく違っていてびっくり。

 宝塚版では原作とおりの時代設定であったが、今回はなんと現代設定。現代の架空の土地といった設定か。現代設定ならば携帯があって当然、しかし、携帯で連絡がついたら最後の悲劇は起こらない。だから電源が切れていたり、壊れていたり。携帯を出す必要があったのか?

 宝塚版オリジナル(と思われる)「愛」の役が無い。「死」のみ。「死」ダンサの存在感は半端なく、二人を無言で死の世界にいざなって行くようであった。でも、宝塚版の「愛」があったほうがロマンチックでよいなあ。

 オリジナル、宝塚ではモンタギューが青、キャピレットが赤の衣装で統一されていたが、今回はモンタギュー家はモノクロの衣装。殺伐としたモノクロの世界に血のイメージか?青と赤のほうが美しくて好みではある。

 ラスト、死んだ二人を引き剥がそうとするが、二人は手を硬く握り合っていて引き剥がすことが出来ない。ここで一気に涙腺決壊。

 音楽と役者さんの力で、最後はまんまと泣かされてしまったが、演出面ではこれがよかったかどうか疑問はのこる。宝塚版の演出で見たかったなあと思う。

ロミオ:城田 優
ジュリエット:昆 夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治
ティボルト:平方元基
マーキューシオ:良知真次
パリス:岡田亮輔
死のダンサー:大貫勇輔
キャピュレット卿:石川 禅
ロレンス神父:安崎 求
モンタギュー夫人:大鳥れい
ヴェローナ大公:中山 昇
モンタギュー卿:ひのあらた
乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

R&Jダンサー
穴井豪、飯田一徳、大野幸人
丘山晴己、鈴木明倫、末廣昇
仙名立宗、遠山大輔、遠山裕介
永野亮比己、西田健二、三井聡
宮垣祐也、六車和也、廻修平
新井希望、岩江蓮花、碓井菜央
尾久葉ゆい、小嶋亜衣、佐伯理沙
鈴木貴絵、高橋里衣、玉城晴香
松田尚子、MEDUSA、矢野祐子
吉江麻里菜、吉元美里衣


原作:ウイリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色、演出:小池修一郎
振付:TETSUHARU(増田 哲治)

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柿喰う客 女体シェイクスピア001「悩殺ハムレット」

柿食う客
19-Sep-2011 14:00~15:30 + アフタートーク
シアタートラム

Corich公演情報

 ハムレットを現代口語にて、ホスト&キャバ嬢に演じさせたらどうなるか...という趣向。

 アフタートークの中屋敷氏によると、

(1)シェイクスピアのセリフはきわめて音楽的で、そこが魅力でもあるのだが、残念なことに過去の日本語訳は原文の音楽的面白さを再現できていない。日本語でラップのようにリズミカルにするには...ということで現代口語に行き着いたらしい。

(2)宝塚のようだ感想を聞くが、宝塚の動き(ダンス)が直線的であるのに対し、日本舞踊のようなやわらかい動きを(悩殺ハムレットでは)しているのだそうだ。

(3)女優さんの魅力をいかにひきだすかというのが主眼らしい。

(4)ことさら男っぽくはしていない。声も女声のまま。

(5)ハムレットは夜の場面、酒にまつわる場面がよく出てくる。夜の世界からホストの世界ということになったらしい。

 宝塚の男役は、男らしさを表現するために直線的な動作になる。一方、本作では女性特有のやわらかでしなやかな動きをするため、きわめて女性的な男性となる。声もことさら低くするわけではないし、胸をつぶすわけでもない。「いかに男のように見せるか」ではなく、「男装女子のかっこよさをいかに見せるか」ということなのだろう。

 ぱっと見、宝塚の男役さんのような、スラっとした男前な方が何人かいらっしゃったが、演技は絶対宝塚の舞台では見ることができないものであった。

 VO5でガッチリ髪を固めてる宝塚に対し、長髪をなびかせてるのも宝塚ではなかなか見られないところか。前髪が眼にかかってる深谷嬢のハムレットしかり、ストレートヘアの高島嬢のポローニアスしかり。

 中屋敷さんって、多分歌舞伎が大好きなんだろーなーと思う。歌舞伎は基本的には歌と踊りで、セリフも歌うように語られる。リアルな芝居であることよりも、人間の生理に忠実であることが優先される。だから歌いたい気分なら歌ってしまうし、踊りたい気分なら踊ってしまう。1秒が100秒に感じられるのなら100秒で演じてしまう。
 「悩殺ハムレット」も、そんな歌舞伎的な手法でつくられているようだ。いっしょに歌いたくなる、踊りたくなる、見得をきりたくなる。見ていて自然に体が動く。肉体的興奮がいつまでも残る。これがたまらなくイイ。

 東京公演中にUstreamで公演を流すという、なんともファンタスティックな企画があった。19日に生で観劇したときに、数箇所、くどいと感じられる場面があったのだが、膨大なセリフ量とスピーディな展開のせいで、観劇後、どの場面だったか忘れてしまった。Ustreamで再確認しようとしたのだが、2度目のせいか、くどいと感じる部分がまったくなかった。不思議だ。"何度観ても楽しめる"リピート向けの演目なのかもしれない。

 以下、箇条書きで。

・クローディアスの青シャツに真っ赤な照明が、たいへん美しかった。
・ハムレット・パパ、かっこいい。
・登場時間が短いのに、脳裏にやきつく七味嬢のフォーティンブラス。すごい。
・岡田あがさ嬢の、美形なのにおやじっぽい役作りが◎
・高島嬢のポローニアス、インテリヤクザっぽい感じがたまらん
・葛西嬢のレアーティーズ、髪型がお侍さんみたいでかっこいい。
・新良エツ子さん、かわいー♪、立派♪

ハムレット:深谷由梨香
クローディアス:コロ
亡霊:兵頭祐香
ガートルード:右手愛美
ポローニアス:高島玲
レアーティーズ:葛西幸菜
オフィーリア:新良エツ子
ホレイシオ:荻野友里
マーセラス、役者、墓掘り:岡田あがさ
バナードー、役者、ノルウェイ隊長:熊川ふみ
フォーティンブラス:七味まゆ味
ローゼンクランツ:葛木英
ギルデンスターン:大杉亜依里
ヴォルティマンド、役者、司祭、イングランド使節:葉丸あすか:
フランシスコ、座長、墓掘り、オズリック:渡邊安理

原作:W・シェイクスピア
作・演出:中屋敷法仁
美術:原田愛
照明:富山貴之
音楽:佐藤こうじ
音響:上野雅
衣裳:高木阿友子
ヘアメイク:田中順子
舞台監督:棚瀬巧
宣伝美術:山下浩介
宣伝写真:引地信彦
制作:斉藤努、赤羽ひろみ
助成:芸術文化振興基金
企画・制作:柿喰う客
主催:柿喰う客、有限会杜ゴーチ・ブラザーズ

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September 19, 2011

月蝕歌劇団「団鬼六 悦楽王」

月蝕歌劇団
18-Sep-2011 17:30~16:30 詩劇ライヴ
18-Sep-2011 19:30~21:40 団鬼六 悦楽王
ザムザ阿佐ヶ谷

Corich公演情報


 団鬼六の生涯を描く。

 「花と蛇」の主人公・遠山静子が現実の世界に逃げる。彼女を追う葉桜団、それは団鬼六の生涯を巡る追跡劇であった...

 カーテンコールで、高取氏が「団鬼六さんほど魅力的な人はいなかった..」と語っていたが、その想いが十二分に感じられる素敵な舞台であった。

 自分は、団鬼六さんご本人を見たのは「平成名物TV ヨタロー編」の審査員で、それまで小説から勝手に思い描いていた作家像とは違って、なんてインテリで洒脱でおもしろいおじさんなんだろーと思ったものだった。団鬼六さんと松尾貴史さんとなぎら健一氏とやりとりの面白さ、三者のエロ話を聞きながらカマトトぶってる早坂あきよなどなど、懐かしいなあ。

 晩年の団鬼六を演じた佐倉萌嬢だが、これが(女性なのに)団鬼六さんそっくりでびっくり。すばらしい。

 青年時代を演じた倉敷あみ嬢、男前。精神的にまいってる"いい男"を演じさせるとハマる人だな。女性役だと、他の女優さんより大柄なせいか、綺麗なんだけどオカマっぽく見えちゃうよね。

 沙夜嬢、公演ごとに成長してきてる。彼女も男役・娘役どちらもいけるから楽しみだ。
 しのはら実加嬢、この人はシリアスな場面より、コミカルな場面のほうが年齢不詳な風貌が生かされて合ってるように思う。お藤が丹下左善に「下手な端唄やめろ」と言われる場面で、ホントに三味線が下手だったので笑っちゃった。

 紅日毬子さん扮する川島、彼が"遠山静子"を現実世界に逃亡させた張本人であるという設定。知的な策略家な風情だが、ぱっと見が六角精児っぽくて、ちょっと笑った。

 横澤有紀さん、目がコロコロしてて面白い。たこ八郎ナイス。

 この日、鬼六夫人・黒岩安紀子さんがいらしており、詩劇ライヴでは「夢二憂愁」を歌唱、そして「団鬼六 悦楽王」終演後のご挨拶あり。うれしいサプライズ。

 緊縛ショー、SM的なエロさよりも、縛りの職人技の方が魅惑的だ。緊縛師の一華嬢、お顔はかわいらしいけど立ち振る舞いがかっこよくて、縛られてるひな嬢や三坂嬢よりも、一華嬢に眼がいく。

 役者さんのレベルのバラつきが大きいところや、ダンスや殺陣で、ここぞというときにきまらない人がいたり、衣装小道具がチープだったりというのは、何回か月蝕歌劇団見てるうちに、完全に想定内の出来事になってしまった。

 そーいえば佐倉嬢の衣装は女物の着物で八つ口が開いてたが、劇中で八つ口から手を突っ込んでハンカチ取り出してた。「そーいえば、女子が袖口に手を突っ込んでる仕草って、あまり見たこと無いなー、女子は八つ口から出し入れするのかー」とか思ったりして。
蛇足
SMの縄、買ってきてそのままってわけじゃないのだなあ。奥が深いなあ。
縄作り(緊縛師)

「団鬼六 悦楽王」
母、お藤:しのはら実加
青年・団、トモミ、黒岩由起子:倉敷あみ
香西、高石かつ枝、梅子、他:藤原さえ
少年・団、川島、他:紅日毬子(特別出演)
八重子、マリ、水江:吉永まり
静江:小滝かれん
銀子、くみ子、村田:沙夜
春枝、桂子、他:國枝みか
小杉、朱美、丹下左膳、マスター:國崎 馨
木島、吉田、ちょび安、他:白永歩美
滝川、マコ:樹林れもん
悦子、ター坊(たこ八郎):横澤有紀
香西(弟):コガ寝虫
悪者:鈴木敏明
伊藤:友利栄太郎
美濃村、直樹三十五:門田京三
父:阿部能丸
団:佐倉萌
遠山静子:三坂知絵子(特別出演)

ひな(モデル)
一華(緊縛師)

詩劇ライヴ「花と蛇 夢残」
月蝕歌劇団
オンディーヌ美帆
特別guest 黒岩安紀子

原作:団 鬼六
企画:中原研一
脚本、演出:高取英
音楽:J・A・シーザー
照明:藤岡美知子
音響:安部健司
舞台美術:北崎正人
宣伝美術:吉田光彦

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池袋 9月中席(昼)

18-Sep-2011
池袋演芸場

林家はな平   「牛ほめ」
三遊亭ぬう生  「先生のあだ名」
三遊亭丈二   「1パーミルの恋人」
丈二・白鳥   「お題募集」
隅田川 馬石   「狸札」
松旭斉美智・美登「マジック」
入船亭扇治   「位牌屋」
柳家喬太郎   「極道のつる」
あした 順子   「漫談」
橘家文左衛門  「笠碁」
~仲入り~
柳家さん喬   「締め込み」
林家二楽    「紙切り」
三遊亭 白鳥   「三題噺~白鳥の湖、黒い交際、なでしこ」

 小三治主任でもないのにこの混み様は!?的超満員。

 円丈一門の芸は悪夢だったとするあのような、馬石師、扇治師の本寸法の古典(笑)。

 「極道のつる」に三題噺のお題を織り込んでしまう喬太郎師、ナイス白鳥殺し。ぎゅうぎゅう詰めの場内に充満した息苦しさを吹き飛ばすキチガイじみたネタのセレクションが秀逸。

 順子せんせーと一緒に踊るのは前座さんではなく文左衛門師。

 笠碁、やってきた碁敵が店の前を通りすぎるのを見た主の悲しそうな顔がたまらなく可笑しい。

 食いつきのさん喬さん、きっちり「締め込み」。本寸法すぎてあの喬太郎師の師匠ってほんとですか?と聞きたくなるくらい(笑)。でも、寄席でしっかり自分の仕事をこなす姿はおんなじだ。

 白鳥さん。女子相撲部員の恋を成就させるため、"白鳥の湖"になぞらえた作戦を展開。部長はブラックスワンとなって彼女のために一肌脱ぐ...
 出来不出来を語るのは意味はない。白鳥さんの、創作における反射神経を堪能。


 隣席の少年が、喬太郎師の「極道のつる」を聞いて「すげー、すげー」を連発していた。そんな経験をした彼が噺家を目指したとしたら、ちょっと素敵だな。

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September 18, 2011

ポツドール「おしまいのとき」

ポツドール
18-Sep-2011 14:30~16:55
ザ・スズナリ

Corich公演情報

 息子の事故死から立ち直るために智子が選んだ道はクーラー取付工事の菅原裕一との愛欲の日々。

 不倫、セックス、ドラッグと、社会通念上は堕落の道なのだけれど、智子本人は、それを堕落とは思っていない。自分が立ち直る為の、ポジティブな生き方の選択である。
 智子の語りとともに流れるBGMは、ときに甘美、ときに明るい曲で、これが智子の心境なのだね。

 隣人の今井夫妻の親切は、自己満足のための偽善っぽさが最初からただよっていて、相当うざいのだが、終盤で彼らの化けの皮がはがれる瞬間は爽快。

 菅原裕一は、社会的な人としては最低だけれど、智子を救うことができた唯一の人であることは確か。理性・常識と本能の間でゆれている今井夫妻や夫・浩二と比べると、欲望に忠実でブレてない。やっぱりすごいや、菅原先輩(笑)。

 蛇足ながら、震災後の政府の対応や政治家の姿を見ていると、"ブレないこと"がいかに大切なことか、と感じる。

 ラスト、夫を殺し自らも死のうとしたとき、空腹で腹が鳴る。死ぬのをやめ食事する智子。性と食は人間の本能的な欲望。社会的な人としては"おしまい"な智子であるが、人の業のままに生きようとする新しい智子の誕生でもある。これは爽快だ。

 重いものを背負わされて劇場をあとにする...なんてことを覚悟していたのだが、予想に反して爽快で後味がよかった。


出演
菅原裕一:米村亮太朗
橋本智子:篠原友希子
橋本浩二:古澤裕介
今井伸二:松浦祐也
今井香織:高木珠里 
遠藤隆司:松澤匠
根本裕子:新田めぐみ

脚本・演出:三浦大輔
舞台美術:田中敏恵
照明:伊藤孝(ART CORE)
映像・宣伝美術:冨田中理
小道具:河合路代
舞台監督:酒井詠理佳
演出助手:飯塚克之、上松頼子
写真撮影:曵野若菜
制作:木下京子
広報:石井裕太
制作協力:保坂綾子
企画・製作:ポツドール

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September 05, 2011

あひるなんちゃら「準決勝」

あひるなんちゃら
4-Sep-2011 19:00~20:10
駅前劇場

Corich公演情報

 草サッカーの準決勝試合を目前に、優勝トロフィーを盗んできたクボさん。理由は、「ひいきのチームがトロフィーをほしがっていたから」。それは犯罪だから返すようにと諭されたクボさんは、返す用のトロフィーをトロフィー作り職人のもとで製作しはじめる...

 盗んだトロフィーと返却するトロフィー等々「認識のちがい」を、「シュレディンガーの猫」で解き明かそうとする壮大な仕掛けを提示しといて、でも、単にクボさんのアタマがどうかしてるだけなので、結局なんともない日常に帰結する。これがたまらなく可笑しい。

 クボさんとクロサワさんの、傍から見ると明らかにおかしいのに、二人の間では成立しちゃってる会話は、粗忽長屋みたい。

 サッカー部監督の金沢涼恵さん、かわいい。

 黒岩三佳さんは、あいかわらず綺麗なのにへんちくりんで楽しい。

クボ:黒岩 三佳
ヨダ:根津 茂尚
オオタケ:伯美乃里

タナカ :池田ヒロユキ(リュカ)
ヨシオカ:堀 靖明
クロサワ:金沢涼恵(クロムモリブデン)
カミヤ:三瓶 大介

ミト:墨井鯨子(乞局)
カワカミ:松木美路子
コイズミ:永山 智啓(elePHANTMoon)

センゴク:篠本美帆(チーム下克上)
イワイ:関村 俊介

脚本・演出:関村俊介
照明:古川睦子
音効:高橋真衣
音楽:綱島慎平
舞台にあるもの:コマツバラミワ
WEB:ムー
宣伝美術:垈
写真撮影:たばたまみ
制作:中川加奈子、佐々木瑠奈、塩田友克
企画・製作:あひるなんちゃら

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喬太郎プロデュース 「落語ジャンクションspecial」

4-Sep-2011 14:00~16:30
本多劇場

三遊亭天どん 「ひと夏の経験」
春風亭百栄  「弟子の強飯」
三遊亭白鳥  「コロコロ」
お仲入り
神田茜    「牡丹燈篭~お札はり」
柳家喬太郎  「カマ手本忠臣蔵」


・新学期、ひと夏の経験を経て変貌した女子たち「ひと夏の経験」

・師匠から弟子への禁断(?)片想い「弟子の強飯」

・生まれ変わったら男子の女の子のブルマだったりコロコロだったり...男子一生の夢?「コロコロ」

・恋心が新三郎には伝わらず、はからずも死んでしまったお露の乙女心を描いた「牡丹燈篭~お札はり」

・浅野内匠頭の吉良上野助への片想いを描く忠臣蔵秘話「カマ手本忠臣蔵」


...と、屈折した片想いが隠しテーマだったっぽい。

怪談噺のあとの御祓いなのか、ご陽気なネタでみなさんはじけて楽しかったニャ。

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September 04, 2011

ハローキティアート展

ハローキティアート展

 各年の歴代キティと当時のキティグッズ、ご当地キティ、コラボキティなどが陳列されたキティ博物館。昔のキティグッズを見て、懐かし話をしている大きなお友達も多い。キティさんの歴史を目の当たりにする。まさに歴史だニャ。

 山口裕子さん作のキティ油彩画が飾られたキティ美術館は圧巻。量産品、プリント品とは違い、キャンパスの中でしっかり生きているキティさんがそこにいる。必見。

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喬太郎プロデュース 「怪談牡丹燈篭」通し口演

其之壱 2-Aug-2011 19:00~21:30
其之弐 3-Aug-2011 14:00~16:30
其之参 3-Aug-2011 18:00~20:30
本多劇場

其之壱
林家たけ平 「こうもり」
柳家喬太郎 「本郷刀屋~お露新三郎」
お仲入り
林家二楽  「紙切り」
柳家喬太郎 「飯島討ち」

其之弐
瀧川鯉橋  「元犬」
柳家喬太郎 「お札はがし」
お仲入り
三増紋之助 「江戸曲独楽」
柳家喬太郎 「おみね殺し」

其之参
鈴々舎風車 「看板のピン」
柳家喬太郎 「孝助の婚礼~関口屋ゆすり」 
お仲入り
寒空はだか 「スタンダップコミック」
柳家喬太郎 「十郎ヶ峰の仇討」

 正味五時間くらいだろうか?怪談牡丹燈篭の通し口演。

 それでも、ちょっとはしょっている部分もあって、お国・源次郎の、相助に幸助を襲わせ失敗するくだりと、100両盗難の濡れ衣のくだりは省略してた、そのため、十郎ヶ峰で山賊になった相助がと源次郎と再会する場面で「相助って誰だっけ?」ってなるのが惜しいなあと思う。また、100両のくだりが省かれているので、お露の持ってきた100両=飯島家で紛失した100両という因果も省略されてる。でも、ここを語ってたら全三回ではおさまらなかったろう。

 一方で「十郎ヶ峰の仇討」は円朝の速記本通りたっぷり。仇討ちモノのカタルシスここにあり。顔面切り刻みまで克明に演ずるのは、とても喬太郎さんらしいと思う。

 其之弐では、緞帳が途中で引っかかったり、鯉橋さんがサゲを言い間違ったり、紋之助さんが失敗したり(紋之助さんのはネタだろーけど)。喬太郎さんいわく、「牡丹燈籠の因縁か(笑)」
 因縁といえば、同日にWOWOWで「志の輔らくご 牡丹燈篭2010」が放送されたのが、よっぽど因縁めいている。

 噺家さんが芝居に出演したときに、「落語では受けの芝居をすることがないから、他人のセリフを聞いてるとき、どうすればよいかよくわからない」なんてことを、よく言っている。
 喬太郎さんの落語は、特に新作の場合に顕著だけれど、人の話を聞いている仕草や、あるいは聞き終わって自分がしゃべり始めるまでの合間に表情だけで心情をみせるということがよくある。自分が、喬太郎さんの落語に演劇っぽさを感じるのは、そういう時かな。その場の風景がふわーっと浮かび上がってくる。
 今回の牡丹燈篭にも、そんな演出が随所にあって、喬太郎さんらしい牡丹燈篭になっていると思う。

 毎回、お仲入り後は、陽気な芸人さんの陽気な高座。でも、寒空はだかさんは、芽の出なかった役者やミュージシャンの怨念が下北沢駅の地下に眠っており、京王線と小田急線は、その怨念を封じる要石であるという、怪なる話をしてたっけ(笑)

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September 02, 2011

喬太郎プロデュース リレー落語「双蝶々」

31-Aug-2011 19:00~21:00
本多劇場

オープニングトーク
お仲入り
白鳥  「長吉とメルヘンの森」
彦いち 「番頭殺し」
喬太郎 「雪の子別れ」

白鳥  「長吉とメルヘンの森」

 元の「双蝶々」では、すでに悪童となった長吉の少年時代から始まるが、白鳥さんは、「なぜ、長吉が悪童になったか」を考え、一席の噺にしている。

 継母に実父を取られたという嫉妬・孤独感から家を飛び出した長吉。
迷いこんだ森で、白蝶と黒蝶に導かれてたどりついた館。その館の老婆に見せられたのは二つの未来。白蝶が見せたのは清い心で死んでいく「マッチ売りの少女」、黒蝶が見せたのは魔女(継母)を殺して自分が生きていく「ヘンゼルとグレーテル」。長吉が選んだのは黒蝶の見せた"悪の道"だった。
 長吉の心の中の、善・悪をそれぞれ映し出す鏡のようなものだったんだろうな。

 猫と蝶がトリックスターとして登場することでファァンタジー色が強くなっている。長吉の心の善悪を白蝶・黒蝶に象徴させたのは見事。オープニングトークで白鳥さん、「元の噺は"双蝶々"っていいながら、蝶が出て来ないから、蝶を出してみました♪」なんて言っていたが、ホントにそんな理由だで、白蝶・黒蝶を思いついたとしたら、やっぱり天才だと思う。


彦いち 「番頭殺し」

 成長した長吉、奉公先の黒米屋の番頭に悪事がばれる。この弱みを楯に、番頭は長吉に、主人の金100両を盗ませる。100両手にした長吉は、その悪巧みを立ち聞きしていた定吉を殺害、そして番頭を殺し奥州へ逃げる...と、ほぼ原作通りだが、トリックスターとして、上で登場した老婆が黒猫に姿をかえて登場する。悪に染まった長吉の行く末を見ている...

 ツケ打ちとともに空手で立ち回る演出は彦いちさんならでは。オープニングトークで、実は彦六の正蔵の孫弟子と紹介されてた。言われればそのとおりなのだが、武闘派の風貌故か、いままで思いもしなかった(笑)。普段はやさしい笑顔の彦いちさんだが、元来がいかつい顔、凄味をだすと怖い。このまま年を重ねたら、もっと怖くなれのじゃないかと思う。


喬太郎 「雪の子別れ」

 下、江戸に戻った長吉と両親との再会。親子のわだかまりは消えたが、長吉は”小雀長吉”の二つ名をもつお尋ね者の身、今生の別れを告げ、家を出て行く。吾妻橋まできたところで町方に囲まれる。観念した長吉は御用となる。吾妻橋で振る雪が、実は白蝶の燐粉だったというサゲ。幼い頃の、真っ白い心に戻ったといことだろう。

 本寸法の「双蝶々」を持ちネタとしている喬太郎さんだから、さすが安定している。燐粉の雪をふらせる白蝶って、かなり大きいにちがいない。きっと喬太郎さんのなかでは、モスラに成長していたのじゃないか(笑)。


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喬太郎プロデュース アンチSWA

30-Aug-2011 19:00~21:20
本多劇場

オープニングトーク
お題募集「カザフスタン、どじょう、ハンマー投げ」
扇辰「麻のれん」
昇太「マサコ」
お仲入り
白鳥
彦いち
喬太郎


白鳥

 土壌検査のための土壌収集のバイト代で焼肉屋へ行くと、そこは復興支援のため、東北の食材がいっぱい。
牛タンならぬカザフスタン、サンマ投げ、肉の自然解凍で肉を振り回す、など。
 ご本には、ちゃんと考えて生み出しているだろうが、傍から見ると反射神経で生み出しているとしか思えないギャグ、天才だと思う。


彦いち

「柔よく剛を制す」の日本の柔道を広めるためにカザフスタンにやってきた。めざすは世界柔道。
力自慢で車(ハマー)を投げる。2匹目のどじょう、など。
 御本人も言っていたが、彦いちさんの外国人は、どの国の人もみな同じ(笑)。オールマイティだね♪どこかしらドキュメントの風情が漂うのが、彦いちさんの特徴かな。

喬太郎

 浅草のどじょう屋を舞台にした人情噺。店の店主である父は長男に店を継がせたいが、本人はハンマー投げ選手を夢見ている。次男は、カザフスタン人の恋人と結婚し自分が2代目を継ぎたいという。さて、父親の出した結論は...
 下町人情モノとしてはありがちな話だと思うが、構成力と演出力はさすが、じっくりと聴かせてくれた。

 喬太郎さんは、素直にお題を使った人情噺。おそらくそれを見越してか、白鳥さんは強引なダジャレにもっていき、彦いちさんは自らの旅行体験を武器に舞台をカザフスタンもっていったんだろう。

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悪事 扇里を走る

高円寺 円盤
25-Aug-2011 19:30~21:00

DVD鑑賞 戦国鍋TV
扇里  「道灌」
扇里  「ざこ八」
DVD鑑賞 戦国鍋TV(お仲入り)
扇里  「田能久」

ざこ八、ひっさしぶりに聞いた。

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らくごかふぇ火曜

23-Aug-2011 19:30~21:30
らくごかふぇ

天どん 「脚立の男」
小せん 「夢八」
お仲入り
小せん 「あくび指南」
天どん 「鰻の幇間」

「足」と「手」をあべこべに言ってしまう男が、手をくじいて病院にやってきた
「脚立の男」。

「あくび指南」は、天どんさんの工夫・くすぐりを取り入れたバージョン。

「鰻の幇間」随所に天どん風味。

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下北のすけえん

オフィスねこにゃ
22-Aug-2011 19:30~21:50
シアター711

ご挨拶
林家扇「金明竹」
春風亭一之輔「死神」
お仲入り
春風亭一之輔「居残り佐平治」

一之輔さんの指示で、マクラ付き。
前座会での出来事。某女性真打から女前座全員へ、「私服でおじぎしたときに胸
元がみえないように」等、諸注意があったらしい。
夏の家族旅行のはなしから、まるで関係ないっぽい「死神」へ。
初めて聞く型で、これは一之輔さんのオリジナルか?
・京都見物にはでかけない。
・貧乏人の診断は断るくだりがある。
・死神の「(ろうそくが)消えた」の一言でサゲ。
見立てオチだと、暗転か幕にしないとおさまりがつかないから、死神の一言でサ
ゲっていうのはナイスアイディアだなあ。
「死神」、今年五月の内幸町ホール「真一文字の会」でネタおろし、喜多八師匠
の流れを汲んでいるらしい。

二席目。すでに9:00だったので軽い噺でおひらきかなと思っていたら「...人
を騙すことを『おこわにかける』っていいますが...」ときた。
「おこわをかける」サゲというと長い噺しか思い浮かばないのだが、やっぱり
「居残り佐平治」(笑)
陽気で笑いどころが多く楽しい。

前半はじっくりミステリアスで後半は気分爽快と、まるで雰囲気が違うせいか、
長講二席でも決してもたれず適度な満腹感。

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鈴木製作所「ノミコムオンナ」

鈴木製作所
1-Sep-2011 19:00~20:45
新宿シアターモリエール

Corich公演情報

 エキサイティングでロマンチック。

 感情のやりとりをすべてダンスで表現、合間をセリフで繋いでゆく。ストーリー性のあるダンス公演というのもあるが、本作はより芝居に近く、とってもわかりやすい(前者のダンス公演だと、時として抽象度が高くて、いろんな解釈ができてしまうことがある。)
 チャンピオンを育てる夢を追いかけるジムの経営者・島津誠、しかし彼の妻・静音はジムを閉じてカフェを開きたがっている。娘・墨子は親の言うことには逆らわず、しかし自分をここから連れ出してくれる男を、息をひそめて待っている...

 ダンスとは、言葉より雄弁なものなのだな。おそらくどんなセリフも、見せられたダンスのほどの豊かな表現はできないように思う。

 それそれのダンススタイルが、そのまま各キャラクタの性格になっている。了太郎と相良が墨子を取り合うダンスシ-ンは、それがはっきり現れていて面白い。

 陽月華さん、そーいえば娘トップになってからは芝居でもショーでも男前な役が多かった。だから今回のようなかわいらしい娘役は、星組時代を彷彿させて、ちょっと懐かしかった。
 登場人物中、陽月華さん演じる墨子だけは一言もしゃべらない。すべてをノミコンデルんだろう。

 赤ペン瀧川先生は、毎日筋肉通になりそーな力のはいったダンスで、公演中、体がもつかどうか心配になってしまった(笑)。

島津墨子:陽月華
了太郎:柴一平
相良:安田栄徳
小島:鴇田芳紀
夏美:木村晶子
ビート:瀧川英次
島津静音:福麻むつ美
島津誠:久保酎吉
男(Wチャスト):俵和也/桜木涼介

脚本:蓬莱竜太
演出:鈴木裕美
照明:原田保
音響:長野朋美
舞台監督:安田美知子
衣裳スタッフ:吉田祐子
宣伝美術:鳥井和昌
企画:鈴木裕美
制作:自転車キンクリーツカンパニー 須藤千代子、大槻志保


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オルガンヴィトー「イーハトーボの笛吹き男」

オルガンヴィトー
28-Aug-2011 16:00~18:00
不思議地底窟 青の奇蹟

銀河鉄道の夜のその後の話。死んだはずのカンパネルラは時空の闇に生きていて、ハーメルンの笛吹きのように、その笛で子供達を時空の彼方へ連れ去ってしまう。ジョバンニは、トンネルダイオード研究所の所長とともに子供達を救うべく立ち上がる。

牧歌的なメルヘンかと思ってたら、意外にハードなSFであった。

秋には、超絶水芝居(たぶん幻探偵4)の予定だそう。こいつはたのしみ♪


出演
不二稿 京
高橋 茶太朗
保村 大和
梅田 喬
水口 真光
高見 周市
ジャン相見
安部 智凛
黒木 翔

作・演出・舞台美術:不二稿 京
音響・照明:塔嶌 昭三
美術/河井 妙子:
協力/渋谷プロダクション

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ミュージカル・ドラキュラ

公式ページ
27-Aug-2011 17:30~20:15
東京国際フォーラム ホールC

Corich公演情報

 ブラム・ストーカーの原作をもとにしたミュージカルといえば、2008年、純国産ミュージカルとしてマツケン版ドラキュラが公演されたが、今回はオーストリア・グラーツ版(2001年初演)の日本初演となる。

 和央ようかは男役としての出演なので、ドラキュラはもちろん男である。男ではなく男役がやることで吸血シーンの耽美色は強くなるし、ドラキュラ自身の妖気も高くなる効果がある(ように思う)。
 和央ようかの歌は、感情は十二分に伝わってくるのだけれど、独特のクセのある歌い方だから、受け付けない人も多いだろうな。

 ラストで泣けるかどうかは、ルーシーがドラキュラに惹かれていく、その感情に変化に観客がいかに感情移入できるかだと思うが、さすがに花總まり、丁寧に演じていた。さすがの安定感。安部なつみのミーナよりも、かなり年上に見えてしまうのが難点といえば難点かな。

 安部なつみ、吸血鬼化する娘という、いわゆるおいしい役ということを差し引いても、すばらしい出来だったと思う。アイドル出身枠だろーとちょっと舐めてましたが、すびばせんでした。地道にミュージカル女優としてやっていって欲しいと思う。

 マツケン版ドラキュラでもヘルシング教授を演じた鈴木綜馬氏が、本作でもヘルシング教授を演じている。もうヘルシング教授役者でいいんじゃないか(笑)

 客入り、3階席は半分以上空席。3階席でも9000円はちと高いもんな。人が少ない分、空調効き過ぎて寒かったぞなもし。

ドラキュラ伯爵:和央ようか
ミーナ:花總まり
ルーシー:安部なつみ
ジャナサン:小西遼生
ジャック:上川竜司
アーサー:矢崎広
レンフィールド:小野田龍之介
クインシー:松原剛志
ヴァン・ヘルシング:鈴木綜馬
ヴァンパイア:神谷直樹
ヴァンパイア:長谷川達也
ヴァンパイア:宮田祐也

アンサンブル
 堂ノ脇恭子、杵鞭麻衣、坂本法子、森美友紀、安室 夏、折井理子
 池田紳一、武井基治、安部康律

作曲:フランク・ワイルドホーン
脚本・作詞:ドン・ブラック クリストファー・ハンプトン
翻訳:常田景子
演出・訳詞:吉川徹
音楽監督・指揮:上垣聡
振付・ステージング:前田清実
振付:長谷川達也
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳デザイン: 朝月真次郎
ヘアメイク:田中エミ(スタジオAD)
歌唱指導:山川高風
アクション:渥美博
演出助手:豊田めぐみ
舞台監督:瀧原寿子
音楽制作:カンパニーAZA
制作:ドラマチック・デパートメント

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少年王者館「超コンデンス」

少年王者館
27-Aug-2011 14:00~16:00
ザ・スズナリ

Corich公演情報

超満席。

 劇中でも叫んでいたが、飲酒劇なんだそうで、酔っ払い(というかアル中というか)の、時空を超越した妄想と幻影をそのままリアルに再現している舞台。物理法則を無視した妄想・幻影世界を、いかに物理法則に従って再現するか。だから人間の錯覚も利用して、あらゆる仕掛けがある。この仕掛けが、見事というものから、つい笑っちゃうようなくだらないものまであって楽しい。

 酔っ払いといっても、「ちゃんとしなくちゃ」という意識が少なからずあって、それが、自分の存在を確かめようとする一郎君なのかなと思う。

 小学生のときのあこがれの先生や、懐かしい器楽演奏の思い出に回帰していくあたりは、ノスタルジックでなかなか素敵な終わり方だった。

 ちょうど前の列にチビッコ三人組が観劇。キャッキャ言いながら見てた。ノスタルジーの部分、彼らにとってはノスタルジーでもなんでもないとは思うが、逆に、妄想の場面(でっかいハナクソ)なんかは、チビッコにはリアルなんだろーな(笑)

ヨチダ:夕沈
太郎:中村榮美子
サンモト:白鴎文子
ひとみ:黒宮万理
とと:ひのみもく
乙(おと):雪港
しおり:水元汽色
モトさん:宮璃アリ
かおり:水柊
ゆめみ:PECO
かいり:街乃珠衣
吉田:井村昂
しりはしょり五平太:☆之
ばくはつ二重左ェ門:小林夢二
じぶらざき三匹太夫:織田圭祐(ニットキャップシアター)
一郎:池田遼

作・演出:天野天街
舞台美術:水谷雄司
映像:浜嶋将裕
照明:小木曽千倉
音響:岩野直人
小道具:水元汽色 PECO 小道具部
衣裳:ワダユキコ&スミレ団
振付:コンデンスダンス部+夕沈+池田遼
音楽:珠水/FUMICO/戸崎数子
舞台監督:伊東龍彦
舞台監督助手:小森祐美加
写真:羽鳥直志
記録:山崎のりあき
宣伝美術:アマノテンガイ
交流事業企画協力:小熊ヒデジ(てんぷくプロ)
肉体訓練:水谷ノブ
制作:井村昂/小林夢二/宮璃アリ/藤田晶久
主催:少年王者舘

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