映画・テレビ

August 11, 2009

「深海獣雷牙」

「深海獣雷牙」公式
圓朝まつり2009
9-Aug-2009 13:00~14:30
谷中全生庵 座禅堂

 圓朝まつり2009の上映会。

 炎天下のおまつりですから、13:00~14:30というもっとも暑い時間帯は涼しい座禅堂での映画鑑賞っていうのが正しいでしょう(笑)。

 前作の「深海獣レイゴー」と比べると、かなりテイストがかわっていました。
「深海獣レイゴー」は戦争~戦艦大和の最後をからめた泣かせる物語でしたが、今回の「深海獣雷牙」は下町人情ホームドラマ、町に起こった事件がたまたま怪獣の来襲だっただけで「怪獣よりも三社祭でしょ♪」という風情のお気楽なお話でした。

 しん平監督も、上映前の挨拶で「見終わっても、なーんにも残りません(笑)。いい大人たちが怪獣と戦う姿を楽しんでみてください」のようなことをおっしゃってました。

 ちょっとホームドラマ部分は弱い(物足りない)気もします。亡くなった奥さん(小円歌)との思い出話や、愛人(?)のますみちゃんとの関係、次女祭のアイドル歌手スカウトの顛末など、もっと家族の話を掘り下げてほしかったかなとも思います。怪獣なしでも一本のドラマになるくらいに。(「深海獣レイゴー」の面白さって、怪獣とはまったく関係ないホームドラマが、怪獣VS防衛隊の話とパラレルで進行するところにあると思うです)。
 芸人さんが登場するたびに大笑いが起きます。落語ファンがいっぱいの圓朝まつりでの上映会ならではでしょうね。

・初っ端、釣り人・歌武蔵師匠の登場に、まず大笑い。
・はん治・時松は、主役の蛍雪次郎氏と組んで町内の仲良し三人組。
・小菊&さん喬のわけありカップルもいい感じ。
・ぽっぽちゃんが紋付羽織を着て二つ目風情で登場。全国のぽっぽファン向けにアップのシーンあり。
・着物姿の男は古今亭菊之丞、伊勢屋の若旦那風に怪獣にツッコミ入れてました。

 テーマ曲の「恋のぐるぐるパンチ」は妙に耳に残ります。三日たっても頭のなかでエンドレスでまわりつづけていますよ(笑)

前作「深海獣レイゴー」DVDにサインをいただいてきますた。
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March 03, 2009

映画「小三治」

公式ページ
7-Feb-2009
ポレポレ東中野

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 新宿テイトミュージックで東京かわら版三月号と、柳家喬太郎(秘宝管5)、春風亭百栄のCD購入し、東中野へ移動。

 楽屋の様子、OFFの様子、高座の様子を通して、我々は、小三治氏の落語への向き合い方を知ります。そして後半、氏は「鰍沢」を高座にかける決意をします。どう「鰍沢」に向かい、どう演じるのか。そんな話です。
小三治氏のまくら特有の、ゆったりまったりした時間が、そのまま映画の時間になっていました。だから、高座の場面は、ドキュメント映画というより、高座そのものを見ているような感覚になるんですね。フツーに寄席で小三治師匠の噺を聞いているときのように笑ってしまうお客さんが多かったですね。
 扇橋師匠の飄々とした言動がたまらなく可笑しい。

トークイベント
 柳家禽太夫(噺家・小三治弟子)× 康宇政監督

 お弟子さんたちが映画をみて、皆共通して感じたのは、映画の中で、小三治本人が語っていたことが、自分たちへの小言と同じだったということ。
 楽屋で、弟子たちが大声で歓談するなかで、ひとり集中する小三治。名人の噺家さんは、皆そういう術を心得ているらしい。お弟子さんたちも、ことさら静かにしようということはないそうだ。

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February 02, 2009

「マンマミーア」

公式ページ
30-Jan-2009
MOVIX昭島

 金曜日が公開初日というのは、ターゲットが中高年の社会人ターゲットで、会社帰りに見に来てねっ!ってことなんでしょうね。そんな策略にまんまとはまって、初日レイトへ。劇団四季版は1回観たことがありましたが、ディテールはかなり忘れていおり、映画版と舞台版の差がどうのこうのと余計なことを考えず、素直に見られたように思います(笑).。でも、ギリシャの島の美しい風景をバックに歌い踊るのは、映画ならではの楽しさ。
 悪人は1人も出てきませんが、その島だったらさもありなんな感じがしますね。

 夢と現実に折り合いつけて現在まで生きてきた男女三人が再び新たな一歩を踏み出そうとするところは共感できるけれど、正直ストレートプレイだったら地味で、さして面白くもない話になるでしょうね。やっぱりABBAの曲あってのミュージカル映画だと思うです。DVDでたら買おうっと♪

 ソフィーが、夢を追いかけて島を出て行くくだりは、舞台版のほうが、動機がはっきりしていたような記憶があるなあ。

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October 19, 2008

「東京残酷警察」

公式ページ
9-Oct-2008
シアターN渋谷

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 壮絶なスプラッターですが、コミック・アニメ・映画から引用された膨大な大ネタ小ネタに大笑い。

 最終対決直前でちょっとペースダウンする感じが惜しいかも。シーンが長いので、見ている側の緊張が途切れてしまうのかも知れないなあ。

 ルカ登場~出撃の場面、ラストの見得を切る場面は絵的にかっこよい。

ツボだった役者さんたち

Sexy DJ風の警察無線担当、町田マリーさん、メチャクチャおいしい役どころ。
劇中のCM映像「遠隔処刑」に羽鳥名美子さん。
澤田育子さん、水商売のママ役、主人公ルカの姉or親的存在。結構強い(最期はバラバラにされてしまうが)。
廻天百眼の常連メンバーの泉カイさんは、犬女役だってさ。
挿入歌・母檸檬(この日、Vocalの花女嬢が御鑑賞、上映後挨拶あり)

 8~9割の入り。いくら土曜日とはいえ、レイトショーで、この混み具合とは?と思いましたが、この日、急遽舞台挨拶が追加されたのだそうだ。納得。

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「芸者vs忍者」

公式ページ
9-Oct-2008
渋谷シアターTUTAYA

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 へぇ、TUTAYA が映画館をつくったのねん。2008年8月30日OPNEだったそう。新しいせいかシートふかふか♪

 山部流の剣の使い手でもある芸者・琴乃が父親の仇を討つという、それだけの話。

 海外向け日本映画の逆輸入バージョンなのかな。外国での誤解された日本のイメージをそのまま映像化しているようで、ある意味御趣向。ヲタ向けに戦闘美少女アニメの要素もたっぷりいれてあります。

 冒頭、お寺の本道で芸者さん踊り(笑)
 殺陣は、チャンバラもカンフーもごっちゃ、プロレス技がでてきて思わず吹いた。
 カメラワークが、米国産忍者映画な風情

 映画というより、チャンバラアクションゲームデモの実写版。ストーリーや深みなどは間違っても期待してはいけない、アクションを見るための映画。

 音楽は全て打ち込みかな?洗練されたチープさ。琴、尺八も勿論打ち込みでゲーム音楽♪
 主題歌「あかつき」はかなりよさげ。

※プロジェクタ上映と思われるが、シャギーが盛大に出てた。文字読みづらい。圧縮のビットレート低すぎっぽい。

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September 21, 2008

「デトロイト・メタル・シティ」

公式ページ
19-Sep-2008
MOVIX昭島

 笑った笑った。原作は読んでいないのだけれど、映画でこれだけ笑えると「原作は、はるかに笑えるのだろう」と思う。

松山ケンイチ氏、デスノートの片鱗もない。本人、素のキャラじゃないかと思えてくる。

松雪泰子嬢、デス狂いの女社長だけれど、こーゆー役やらせたら、いま日本一じゃなかろうか。かなりツボ。

 「クラウザー」(呼び捨て)でも「クラウザー様」でもなく、「クラウザーさん」と"さん"付けなのが絶妙でおかしい。崇拝の対象というより、伝説のOBの先輩みたいなポジションなんだろうな(笑)。

DMC追っかけの大倉孝二氏が秀逸。画面に出てきた際のインパクトはクラウザーさんに匹敵する。

クラウザーさん、東京駅から月島経由で多摩センターまで走ってた(笑)すげえな。

 蛇足

DMCに感化されてつくったという三遊亭白鳥氏の「落語版DMC]が、ますます聞いてみたくなった。たしか悪魔亭サタンとかいう噺家が主人公だったっけ?

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September 20, 2008

パコと魔法の絵本

公式ページ
17-Sep-2008
立川CINEMA TWO

 劇中劇の場面は、現実とCGアニメ・現実世界と絵本の世界が交錯し、面白い展開。「原作の劇中劇をCGアニメで再現したい」いうのが、映画化の動機だったのかも。

 劇中劇のCGアニメはパコの主観で見た映像、つまり大貫らが演じた劇中劇はパコの目には、あのCGアニメのような映像として写っているのだろう。それはパコの想像力によるものというより、脳の障害により、本当にそう見えていたとのではないか。
 パコの臨終の際、一瞬パコの目線になる。そこには普段の格好(劇中劇の衣装ではなく)の大貫たちがいるのだが、パコの目には絵本のキャラクタとして写っている。臨終なのだから。かなり症状は進行していたのたということなのだろう。

 となると、「極彩色の病院も特異なキャラクタの登場人物も、実はパコのイメージで映像化されているからでは」と思えてくる。

 掘米の思い出話が、パコの死をもって終わるのは、それがパコのイメージの世界の終焉だから。そして、ラストで堀米が仕掛けたスィッチが、パコのイメージの世界を再現するためのスィッチだったのでは。
 絵本作家であること以外は、ナゾの人物である掘米だが、映画版では、不思議度がアップ、まるで人間ではない、神様といってもよいかも。神様がつくった魔法の絵本が起こした奇跡の話、だから「パコと魔法の絵本」。

 これは、日常の延長として観客の目線で描かれる原作(舞台版)の印象とはかなり異なる。原作のパコの死はリアルな現実だけれど、映画では天国に旅立ち、別の世界で生き続けているような印象をうける。

 阿部サダヲ演じる掘米は、登場のたびにギャグを連発する。いろんなレビューを見ると賛否両論。自分は大笑いしながら見ていたけれど、「寒いギャグ、邪魔だ」という意見も多い。映画館でも、大笑いしている客とシーンとしている客とはっきり別れていた。しかし、掘米=神とすれば、彼の存在も納得がいく。神だのみするとき意外は、だれもその存在を意識しないし、神だのみしても、たいてい望みは叶わない役立たず、これは堀米そのものではないか。

 大貫の号泣の場面は、原作(舞台版)に軍配をあげる。舞台版はリアルに嫌われ者だったが、映画はキャラクターがカリカチュアライズされているためか、クソおやじ度がマイルドになっていた。ククソおやじ度が高いほど、感動の大きい場面だと思う。

 原作が、大人向けの泣けるファンタジーであるのに対し、映画は大人から子供まで楽しめる心温まるファンタジー。それぞれに良さがあって面白い。

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September 17, 2008

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」

公式ページ
15-Sep-2008
王子シネマ


ベトナム戦争、パリの5月革命、中国文化大革命など、世界中が大きなうねりの中にいた1960年代。日本でも学生運動が熱を帯び、連合赤軍が結成された。革命戦士を志した坂口弘(ARATA)や永田洋子(並木愛枝)ら若者たちは、山岳ベースを設置し訓練をはじめる。厳しい訓練に追い詰められ、メンバーによる仲間同士の粛正が壮絶を極めていく。

 夏前の東京での上映をことごとく見逃してしまい、もうチャンスはないかと思ってたら王子で公開とのこと。さっそく行ってきた。王子シネマ、昔風の、ちょっと懐かしい雰囲気の映画館(でも、椅子だけは今風♪)。

 3時間10分の上演時間も全く長く感じない。「総括」に「自己批判」、山岳ベースの閉塞感と、壮絶な粛清の場面は衝撃的だった。物理的にも精神的にも思想的にも袋小路に入り込んでいく姿は見ていてつらくなる。

 森・永田の二人は、メンバーらに明確な目標(革命のための具体的目標)を与えてやれなかった。武装革命を叫ぶだけで、具体的な計画が無い以上、組織を維持するためには共産主義思想を純化していくしかない。そして組織を崩壊させるような行動・考え方に対しては「総括」「自己批判」で改めさせ、それでも改められない場合は「処刑」により排除するしかなかったのだと思う。

 反体制活動で成功した例で、とっても古いが、赤穂事件がある。大石内臓助は、浪士たちに明確な目標と仕事を与え、必要以上に余計な事を考えさせなかったと聞いたことがある。討ち入りの意味・正当性を議論することは、個々の考え方の違いを明確にしてしまい、思想の違い・意見の衝突がやがて組織の崩壊につながる危険性があるということらしい。

 森・永田は、たとえ実現不可能なウソっぱちの作戦でもよいから具体的な破壊活動を立案し、作戦遂行のための準備をすすめさせるべきだったと思う。

 歴史を学んでいれば、すぐにわかりそうなものなのに、彼らは、なぜ気がつかなかったのだろう?

その他

 あさま山荘の管理人の奥さん役は奥貫薫さん、セリフ少なく派手な演技があるわけでもないのに、やけに印象に残った。いい女優さんだの。

 永田役の並木愛枝さんは強烈、眼が恐い。

 遠山美枝子役の坂井真紀。自分を自分で殴り、顔が別人のようになった後、縛られ狂い死にしてゆくという、壮絶な役。自分の意志でオーディション受けて出演が決まったらしいけど、よくやったなあ。

 唐組の藤井由紀さん、普段とちがいおかっぱ風の髪型なので、声を聞くまでどこにいるのかわからなかった。やっぱり粛清されちゃった。
 月蝕の一ノ瀬めぐみさんは、けっこう長生き。ベースからの移動中に逮捕されちゃうのね。

 DVD化の予定は無いそうだけれど、こういう映画こそDVD化し、多くの人に見てもらうべきじゃないかな。

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September 13, 2008

「グーグーだって猫である」

公式ページ
9-Sep-2008
MOVIX昭島

 原作本は、映画化が決定した頃に1巻を読みまして、エッセイなので「そのまま映画化できないだろうな」と思ったのですが、今回映画を見たら、やはり原作とは趣きが異なっていました。

 サバの擬人化、原作は背の高い男性でしたが、映画では若い女性。自分の場合、原作の記憶が実に薄らぼんやりしていて、この違いが気にならなかったのですが、原作ファンは違和感があるでしょうね。擬人化は、飼い主が猫にもつイメージそのものだろうから、大島弓子氏はサバを男性として、小島麻子氏は若い女性として見ていたようです。大島弓子≠小島麻子なのですね。

 サバを失い、ペットロス症候群となった漫画家・小島麻子さんが、グーグーと出会い、病気を乗り越え生きていく希望を見つけるまで。猫映画と呼べるほど猫の登場はなく、あくまで漫画家・麻子さんの話。だから、精神的にも物理的にも、麻子さんとグーグーとの距離が離れる後半は、グーグーの出番がほとんどなくなります。そーなると、麻子さんの孤独感が際立ってくる。

 吉祥寺と猫と麻子さんの生活を、時として謎の外国人の視線、またある時はアシスタントのナオミの視線で語られるので、オムニバス作品のようにも感じられますね。

 自由気ままで居るようで、ちゃんと飼い主を見ている猫。死んだサバが人間の姿であらわれ、麻子さんと話すくだりはちょっと泣けました。
 入院中の麻子さんのお見舞いにきたナオミの服の中からグーグーが顔を出す場面が可愛かったですね。。

 楳図かずおのグワシッのアップは、本筋には全く関係ないけれど、吉祥寺タウンガイドには必須でしょう(笑)。自分は、月に2~3回、吉祥寺に行く程度ですが、一度、楳図かずお氏に遭遇したことがあります。ボーダーのシャツを着ていて遠目でわかりました。ウワサでは、グワシで挨拶するとグワシで返してくれるそうな。

 主題歌「グッド グッド good good」(小泉今日子/細野晴臣)はよい曲。

 出版記念パーティの司会で小林健一氏が出ていて笑っちゃいました。

 いろんなレビューを見ると、「つまらない」という意見もあれば「泣けた」という意見もあり。自分は後者のほう。

おそらく

・キョンキョンが好き。
・猫が好き、もしくは飼っている(飼っていた)。
・吉祥寺が好き。
・アラフォー独身。

のどれにもあてはまらないと面白くないのかも。

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September 07, 2008

「スカイクロラ」

公式ページ
5-Sep-2008
MOVIX昭島

 予告編で説明している設定を、本編ではほとんど説明していない。予告編なり公式サイトなりでの予習を強要されているようだなあ(笑)

 オープニングの雲上の絵と音楽が限りなく美しい。事前に2ch等で見た限り、レビューは賛否両論だったけれど、このオープニングが見られただけで、レイトショー料金1200円の元はとった気分。

 見所のひとつがCGを使った空中戦。しかし決して手に汗握る空中戦では無く、実際のニュース映像をリミックスして作り上げた仮想現実的な空中戦に感じました。なぜだろう?「ショーとしての戦争」とは、戦っているキルドレ以外の人間にとっては直接被害を被らない戦争であり、戦う当事者にとっては「何かを守るため」にという熱い気持ちなど無い戦争だからなのかも。

 キャラクターが2次元キャラで妙にのっぺりして、まるで人形。戦闘するだけの目的で遺伝子操作で生まれてた存在、アイデンティティが確立していない思春期、すなわち戦闘のための人形なんでしょう。生き残ってアイデンティティが固まりはじめているのが草薙水素。大人になるはじめていると言ってもいいんでしょうね。

 唯一の大人のパイトッロとされる"ティーチャー"に向かっていくキルドレ、それはキルドレが大人になるための"親殺し"の行為なのかもしれない。(キルドレたちがティーチャーの遺伝子から誕生しているとしたら面白いですよね)

 押井守氏のコメントによると"娼館のフーコ=草薙水素"らしいけれど、それは同じ遺伝子をもち、一方は娼婦(大人)として、他方はパイロット(子供)として誕生したということなのか。

 戦争モノといえば戦争モノなのだが、血も沸かず肉も踊らない、実に淡々とした世界でした。それにしてもオープニングの音楽と映像は美しいよなあ。

蛇足

 あいかわらず犬が出てきたけれど、眉毛があったり白目が広かったりと擬人化しすぎなのはいかがなものかと思う。

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「崖の上のポニョ」

公式ページ
3-Sep-2008
MOVIX昭島

 ここ最近、面白い舞台を見たとき、アンケートにポニョと比較して、
「ポニョより面白い」
「ポニョなんかよりはるかに面白い」
とかなんとか書くことが多かったのだけれど、実は映画「崖の上のポニョ」を見ずに書いてました。これじゃいけないと思いさっそく行ってきました、近所のMOVIXへ。

 で、上記の感想は、ポニョに対してタイヘン失礼だということが判明しました。つまり「やっぱりポニョの方が面白かった」(笑)

 最近のジブリアニメ(「もののけ姫」以降)は、正直あまりピンと来るものが無かったのですが、「崖の上のポニョ」は傑作だと思う。久しぶりに「宮崎駿って天才!」って思っちゃいましたぜ。

以下は箇条書きで。

・2chでは、いろんな解釈が飛び交っていて面白い。
・ソウスケが母親を"リサ"と名前で呼ぶ件、全く気にならなかったのだけれど嫌悪感をもつ人が結構いるようでビックリ。
・海水魚であるポニョを水道水のはいったバケツに入れるのはまずいだろう(笑)。その行為にどんな意味があったとしても。
・リサが、この不思議な状況をすんなり受け入れているのが不思議であり新鮮。その状況を受け入れない(ポニョを受け入れない)一般の大人の立場ではないのだなあ。
・死んだのか、生きているのかという議論があるが、水没して死ぬところだった"ひまわりの家"の人々はフジモトの力で助かったんだろうな。それは、その場所がソウスケとポニョが向かってくる場所であったから。
・水の底を行く古代魚を、他の人間たちは見ていないっぽい。
・陸と海、水上と水中、現世と黄泉の国。その狭間を行くソウスケとポニョ。
・天海祐希は、アニメのなかでもやっぱりでかかった(笑)。
・ソウスケは、半漁人でも愛せるかとの問いに、なんの迷いもなく「はい」と答える。「もし、迷ったら...」と心配するのは、まわりの大人たちであり、スクリーンの前の大人の観客なのかも。きっと映画を見ている小さなお友達には、ソウスケ同様、当たり前すぎる返答かも。小さい子向けのアニメのようでいて、やっぱり大人向けのアニメだな、これ。

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August 28, 2008

落語娘

公式ページ
24-Aug-2008 16:00~18:05 くらい
シネスイッチ銀座

落語の映画というより、落語界を舞台としたサスペンスモノというほうが合っているかもしれません。怪談、サスペンス、師弟愛、チョビっと極妻風もあり。

 前半は楽しい(?)前座ライフですが、クライマックスで啖呵きって師匠の元へ走る場面、禁断の噺に臨む平左の高座は息詰まるものがあります。でも、やっぱり楽しい噺家さんライフとして終わるあたりは、ほのぼのしていて後味よし。

 破天荒な師匠にたった一人の女の弟子というと、やっぱり川柳川柳さんちがモデルなんでしょうか。

 緋扇長屋という噺は、江戸時代に実際にあった大火がもとになっているらしく、作者が、その場所に立ち寄った後に、とりつかれるように噺を書き上げたとあります。
明言がされていないけれど、おそらく大火で非業の死を遂げた女性の霊が、彼に書かせたものだったのでしょうね。
平左は、噺に宿った魔物から逃れるために、原作の最後の一枚を捨て、自作のサゲを演じます。平左も魔物からにとりつかれないよう読まずに処分したでしょうから、原作のサゲは永遠の謎となります。平左のサゲは単なる夢オチでしたが、実際は、魔物が宿るくらいなのだから、さぞかしすさまじいサゲだったでしょう。

 緋扇長屋の謎解きが無いのが物足りなく感じたけれど、謎を解くのが噺家の仕事ではないし、"危うきには近寄らず"で封印し、明日の御飯のことを考えるほうがよっぽど噺家さんとしてはリアルですよねえ。

 津川雅彦氏、高座の様子は大真打の噺家さんそのもの。実生活の破天荒ぶりもいい感じ。噺は、映画で見る限りは口調もよいので、ちょっと通しで聞いてみたくなりますね。滑稽噺はどうかわかりませんが、怪談噺や人情噺なら、じっくり聞かせてくれそうな気がしました。

 ミムラ嬢、「たらちね」はいかにも前座さん風だけれど、公園で練習している「寿限無」は面白かったですね。リュック背負ってる姿が、ホントに寄席の近所で見かける前座や二つ目の女性落語家っぽくてよい感じ。

 伊藤かずえさん、TV局のプロデューサーで緋扇長屋上演の仕掛け人。絶妙なエロさ加減。

 ちょっとでも落語に興味があるのなら十分楽しめると思うので、見に行くとよさげ。

 蛇足

 入場すると、喬之助・馬石師匠による落語案内が上映されていました(シネスイッチ銀座)。ちょっと早めに行くのがよろしいかと思うです。

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August 11, 2008

深海獣レイゴー

公式ページ
10-Aug-2008 13:30~14:50 くらい
圓朝まつり2008

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 圓朝まつり2008 における 「深海獣レイゴー」上映会。

 第2次大戦中の 戦艦大和 vs 怪獣 の戦い。
低予算のチープさはあるけれど、予想以上に面白い。
しん平師匠の怪獣映画への愛があればこその傑作だと思います。

 杉浦太陽、螢雪次朗、黒部進 と、怪獣モノ定番キャストもさることながら、多数の落語家さん出演で、「噺家さん、何人わかるかな?」な楽しみも。芸人さんが出ると笑いが起きるのは、落語マニア向け上映会ならではかな。
 砲兵役のはん治師匠が大活躍...って活躍というより強烈な存在感(笑)。
三之助さんは海軍下士官かな?制服が似合いすぎ。
雲助師匠の海軍士官は高座と同じ口調なのが妙に可笑しい。

 若干名、どこにでていたのかわからない芸人さんが居るのだけれど...DVD発売決定とのことなので、DVD購入してじっくり見てみたい。

 神田陽子先生が、蛍雪次郎演ずる大迫螢の妻の役で、なんだか陽子先生かわいい(笑)。
息子を連れた大迫・妻と千恵が神社の階段ですれ違うラストシーンは涙。

 レイゴー2製作決定っぽい。

 上映終了後、怪獣以上に印象的だったはん治師匠のサインをもらってしまいますたよ。
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監督、原案、企画、脚本 林家しん平
海堂猛(海軍少尉) 杉浦太陽
大迫螢(大和・砲兵) 雪次朗
小島千恵(猛の恋人) 七海まい
山神長官(大和艦長) 黒部 進
新・大和艦長 清水昭博
海軍士官 山本紀彦
海軍士官 アゴ 勇
連合艦隊士官 田中要次
連合艦隊士官 草川祐馬
大迫螢の妻 神田陽子
大迫力(蛍の息子) 堤 大樹(子役)
猛の祖母 にれはらゆい
米軍捕虜 岡田眞善
島の老人 ミッキーカーチス
島の娘 林 由美香
 
 中山夢歩/飛坂光輝
 稲宮 誠/清水 宏/北岡夕貴/池田眞琴
 小林夢次/荒井 豊/柴田英機/栗原浩之
 春風亭一朝/五街道雲助/柳家はん治/柳亭市馬/柳家さん福
 入船亭扇好/林家久蔵/柳家三之助/柳家初花/三遊亭時松
 瀧川鯉之助/昔々亭慎太郎/林家二楽/三増紋之助/翁家勝丸/柳家紫文
 笑組かずお/笑組ゆたか/大島直也/世界のうめざわ
 有富 徹/江幡弘道
 川井つばさ/真木千瑛/長瀬夏樹/PF.CHIAKI/宮内かすみ/今井祈履
 市川右近(特別出演)
ナレーション 鈴木泰明

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June 17, 2008

四畳半革命~白夜に死す~

公式ページ
15-Jun-2008 15:00~16:30 (予告編+80min)
シネマアートン下北沢

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 三鷹の「柳家さん喬一門会」の後、下北沢に移動、シネマアートン下北沢の最後の最後の上映に行ってきました。


 70年代の学生運動。
 社会的思想からではなく暴力的な衝動から学生運動に身を投じている男・直也。
争いの最中に相手を殺してしまう。逃げ込んだ先は、スナックの2Fの売春宿。
そこで、純真無垢な娼婦アッコと出会う...

 時代設定は70年代ですが、心のなかの雑多な衝動から社会的運動に走るというのは、いつの時代でも形を変えて存在していると思います。現代ならば、内外に数多あるテロ活動であったり。自分としては、幕末の京都がオーバーラップしてきました。若き勤皇の志士と遊郭の女郎。売春婦のアッコが関西弁で長襦袢を着ているので、余計に当時の遊郭を想像させるのでしょうが、学生運動家と幕末の志士たちは、重なる部分が多いように思います。

 "掃き溜めに鶴"というか"荒れ地に咲く一輪の花"というか純真無垢な売春婦アッコ役の結木彩加嬢が良い雰囲気。

 暴力しか無かった男は、彼女のために行動しようと思うようになります。理想の実現のためになんていうよりも、何か・誰かのために戦うっていう方が明確で強く、そして正しいと思うです。

 "青春バイオレンス映画"と銘打ってますが、直也とアッコのデートのくだりはファンタジーな風情で、なかなかよさげ。

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ドモ又の死

公式ページ
15-Jun-2008 15:00~16:30 (予告編+80min)
渋谷・シアターイメージフォーラム

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 ドラッグ中毒者のための更生施設、ハマー・ナナの家。
更正プログラムとして、戯曲「ドモ又の死」を演じることになるのだが...

 更正プログラムとしての演劇に、どんな効果があるのかはよくわからないのですが...

 劇中劇「ドモ又の死」、その稽古場風景、施設での彼女たちの生活が入り混じって、ジャンキーの彼女たちは、はたしてそれぞれ区別ができているのか?虚構と現実が交錯してるんじゃないかと思わせる。

 副題として、「アーティストはなぜジャンキーになるのか」
自分的には、ジャンキーになるよーなアーティストは偽者、薬物使わずに脳内麻薬自在に出せるのが真のアーティストと思うです。(劇中の更正プログラムのひとつに油絵があった。ジャンキーの彼女たちなら傑作を生む可能性も大だろうが、更正したら凡人に戻ってしまうでは?)

 更正施設という場を舞台としているのは面白いかも。彼女たちの行為が過去のドラッグの影響なのか心の問題なのか(多分後者が大と思う)、そしてその施設は心のケアはしているのか、ただ更正プログラムをこなすだけではないのか(院長入院で、もはや真の心のケアはしていないように感じらる)。中途半端な"今の彼女たち自身"が際立って見えてくる。

 藤谷文子嬢、久しぶりに見た。ガメラ以来(笑)。なんだかすごい存在感のある女優さんになっていてビツクリ。

 出演もしているつるうちはな嬢の音楽が秀逸。ピアノでパンクって、なるほど納得。

 高野ゆらこ、意外にも男前で◎。

 江本純子さんは、パっと見、銭ゲバ。このひと、岡田以蔵とか演ったら似合うんじゃないかと思った。

 自傷シーンあり。思わず目を背けてしまった(笑)。特にカミソリの場面は苦手だなあ...。

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トワイライトワイライツ

トワイライトワイライツ
永遠異来灯TWILIGHTs
天野天街監督全映像作品上映

映画表現育成協会Filme
14-Jun-2008 11:00~12:30
シネマアートン下北沢

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短編上映
「オレンジ」3min
「百二十秒伝」2min
「ペダル」3min
「チカチカ」5min
トークショー あがた森魚X天野天街
~休憩~
「トワイライツ」33min

「オレンジ」3min
カメラを固定したままで、という縛りで撮った作品だそうな。

「百二十秒伝」2min
2分という時間縛りで撮った作品だそう。
百二十秒でとある一家の半生を語る。
昔のニュース映像をうまいことコラージュしていて、大笑いの名作と思う。
(編集次第で如何様にも真実を曲げることができるという、恐ろしい実例でもありますが...)

「ペダル」3min
「チカチカ」5min
遊星ミンツのPV。

「トワイライツ」
少年が死の一瞬に垣間見たノスタルジックな幻影。
少年の魂が体から抜け、この世からあの世へ行くまでの道行の世界なのでしょう。

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June 13, 2008

「ばけもの模様」

公式ページ
12-Jun-2008 21:00-23:30
池袋シネマロサ

080612

 主役が元宝塚花組主演娘役の大鳥れいということで拝見しましたが、なんだか大鳥れいさんがすごいことになってました(笑)。

 登場人物がおかしな者ばかり、社会倫理や道徳本性よりも本能に正直な者ばかりで面白い。この人間のおかしさ具合がとても落語っぽい。「品川心中」や「算段の平兵衛」を思い出させるような場面もあったり。順子(大鳥れい)の言動は理論的には明らかにおかしいのに、かかわった人間はそのペースに巻き込まれていく。これが可笑しい。

 便秘は肉体的にはもちろんだが、精神的にもよくない。

 夫役の潮見諭氏は黒色綺譚カナリア派「リュウカデンドロン」でサーカス団の団長やってた人だ。この映画では妻に殺されかける役だけれど、「リュウカデンドロン」ではホントに奥さんに殺される役だったので、きっと、そーゆー仁の人なんだと思う(笑)

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シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録

公式ページ
11-Jun-2008 21:10-22:55 22:55-23:10
ポレポレ東中野

080611

 藤井由紀(女優・劇団唐組)×大島新トークショー開催の6/11に行ってまいりました。

 「行商人ネモ」の公演初日までのドキュメンタリなのだけれど、コピーに7割真実、2割虚構、1割は虚実不明とあるとおり、どこまでホントなのかよくわからない。7割の真実の部分も、唐十郎がカメラの前でどこまで真実の姿を見せているかわからないけれど、虚実入り混じった人間=唐十郎であるならば、これはリアルなドキュメントにちがいないぞ。

 一度でも唐組を観たことのある人だったらたっぷり楽しめるドキュメンタリでありエンタテイメントであると思う。

 一度も唐組を観たことがない人だったら、紅テントに行ってみたくなると思う。

 急に怒り出したり、宴会が突如稽古になったり。劇団員の素の姿も見られて面白い。
思わず吹き出してしまう場面が結構あって、他のお客さんも大笑いしてました。

気に入った場面
・丸山厚人氏のカレーの食べ方が意外に綺麗なところ
・一人500円の食費をもらって大阪の町をさまよう場面

 アフタートークでは、いくつかのフィクションのうち、一つだけをネタばらし。残りはパンフに書いてあるのでぜひご購入を、とのこと。術中にはまって買って帰った人多数(自分も)
 藤井さんによると、某劇団員に関するフィクションの部分を事実だと思って、心配して観劇後アンケートにコメント書いている人が結構いたとのこと。
 実は自分もそのくだりは事実だと思ってたんでびっくり(ウソと見抜けなかった人は、きっと女の涙に騙される人だと思う)。

 映画内での藤井さんへの質問、「将来の夢は?」に対しては、「きっと"結婚"という答えがほしいのんだろうから、意地でもその手にはのらないぞと」思って「小栗旬と共演」と答えたらしい。
 台本の表紙裏に小栗旬の写真を貼ったのは人気がブレイクする前だったので、単なるミーハーじゃなくて、ちゃんと先見の明があったということらしい。

 生月のお土産の岩礁の置物、実は生月のお土産ではなく、佐助くんの飼っているメダカの水槽のなかの置物だったらしい。

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June 11, 2008

オカシネマ イン シネマアートン

おかしな監督映画祭 オカシネマ
10-Jun-2008 20:30~22:20
シネマアートン下北沢

080610

 シネマアートン下北沢、突然の閉館
6/6に映画館としては閉館しているのだけれど、6/15までは自主上映という形で上映が続く。

...なので、これで見納め!さっそく行って来ました。

■「おかしな監督映画祭5」アートン賞受賞6作品一挙上映会。
「科学ガンマン」
「UNPLUGGED」
「待ち伏せ」
「灰とシーツ」
「風雅~fuga」
「NAVIGATOR」
上映後、監督+女優さんのトークショーあり

それぞれどんな映画かは、こちらをどうぞ(オカシネマは6/13まで)

個人的には「待ち伏せ」と「風雅~fuga」が面白かったなあ。「灰とシーツ」のエンディングは思わず吹いた。

6/14,15は「四畳半革命」
6/14(土) 18:30/20:30
6/15(日) 20:30/22:00←これがホントのラストだそうな。
 以降は、シネマボカンとトリウッドにて7/4まで上映。

6/14,15昼間は天野天街監督全作品上映&トーク(これも面白そうニャ)
フィルミィ

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March 10, 2007

映画「さくらん」

070309

さくらん公式

 賛否両論、少なくとも2chでは酷評であったので覚悟して見に行きましたが、そのおかげが結構面白く見られました(笑)

なぜ見たかと言うと、遊女役で出演している元宝塚月組の月船さららさんを見たいから。冒頭の張り見世のシーンで、土屋アンナのおとなりに座ってました。なんだかちゃーんと花魁になってた(笑)

 時代考証がメチャクチャとか、全然吉原っぽくないとかで期待はずれというおともだちが多いようだけれど、「土屋アンナが花魁」という時点で、そんなもん期待していはいけないと思うのです。案の定、吉原の世界を借りて現代っ娘の紆余曲折を描いたようなお話になってました。

 極彩色といっても、墨絵のフィルターをかませたような、ちょっと暗めの原色なので、目が疲れるようなことはありませんでした。

 椎名林檎の音楽が秀逸。JAZZ風だったりタンゴ風だったり...およそ時代劇らしくない音楽。この音楽が無かったら多分退屈する映画。でも、音楽が流れると実にかっこよいのです。(BGV用にDVD買いたいと思いました)

 夏木マリが、幕末太陽伝の女将(山岡久乃)にそっくり。ラストで清治と日暮が吉原抜け出し桜の下を走っていくシーンは、現世のしがらみから逃れていくようで、幕末太陽伝でフランキー堺が走り去っていくところに似てなくも無いよーな。

 土屋アンナは、ヤンキーの花魁以外の何者でもないのだけれど、かっこよくて好きだな。男装(っていうのかな)のアンナはちょっとたまんねえですね(笑)

酷評されていても、自分的にはかなり好きな映画。作品の世界・雰囲気が心地よいのです(椎名林檎の音楽の貢献度が70%以上だとは思うけれど)

<おまけ>

...映画鑑賞後、初めて原作「さくらん」を読む。「笑う鬼」のくだり、映画じゃわかりにくいなあ。

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January 07, 2006

江戸を斬るⅢ

時代劇専門チャンネルで、なんとはなしに「江戸を斬るⅢ」を見てたら、

うわっ!成田三樹夫岸田森がでてるようっ!

岸田森は悪者と結託した火盗改与力で、最後に火盗改長官・脇坂重蔵である成田三樹夫に斬られるという、なんとまあおいしいというか懐かしいというか、この絶妙なるツーショットにウチのキティさんも大喜びです(笑)

成田三樹夫の火盗改長官、これがまたかっこよすぎるぞう。成田三樹夫の、ヤクザ役じゃないまっとうなというか人格者の役ってなかなか見られないけれど、ホントいいっすね♪

岡まゆみもでてたりして、「へー、劇団四季にいたんだあ」とか、「やっぱり岡まゆみといえばヒヤヒヤドキッチョのモグタンだよなあ」とか感慨深いですう。

あと、松坂慶子は若いし(笑)

第23話「男の約束」ですた。


...そーゆーことで、今年の「書初め」
060107


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December 12, 2005

大河ドラマ

NHKの大河ドラマ「義経」が終わりました。

義経の自害のシーン、持仏堂の屋根から白く輝く光が噴き出すという演出、「風のハルカ」でも龍が光になって天空に昇るシーンがあったりして、いまのNHKの流行なのかな。

しかし「白く輝く光」、義経の死を示すための観念的な演出かと思いきや、持仏堂を囲む泰衡ら全員がその光を見てびっくりするという「事実」としての演出は、大河ドラマとしては違和感があるなあ。

さて、来年の大河「功名が辻」、山内一豊御夫妻の話ですが、山内一豊の妻といえば、やっぱり「馬揃え」の話。次回の大河、面白くても面白くなくても、とりあえず、「馬揃え」のところまでは見つづけよう。

051212

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October 30, 2005

風のハルカ

NHKの朝の連続ドラマ、10月から「風のハルカ」がはじまったです。

haruka

まだ4週目ですが、ここまでのところ、かなり面白いので、これなら途中で挫折することはないだろう♪
登場人物もお話の内容もワリとノーテンキなドラマですが、そこがよいところ(笑)
朝っぱらから重たいドラマなんて見たらくら~い1日になってしまいですう。

では.過去10作品の視聴記録でございます。

■オードリー
 やば、覚えていないぞ(笑)
■ちゅらさん
 土曜と休日の本放送(1週間まとめての放送じゃないよ)しか見てなかったけど、最後まで見た(笑)
 世間的には最高傑作といわれてるらしいけれど同感。だって飛び飛びで見てても面白かったから。
■ほんまもん
 途中で挫折。最初と最後だけ見た。
■さくら
 途中で挫折。のったりとしたテンポについていけず。
■まんてん
 最後まで視聴。最後は宇宙に行ってしまうという話のデカさがたまらないぞう♪
■こころ
 最後まで視聴。シナリオは最低だったけど、ウナギと浅草の魅力で見続け。ウナギって偉大だなあ(笑)
■てるてる家族
 最後まで視聴。個人的には「ちゅらさん」より上。奇跡のような面白さ。
■天花
 途中で挫折。やっぱりヒロインは周囲を引っ掻き回すようなキャラクタでないと朝ドラには合わないと思った。
■わかば
 最後まで視聴。なぜだろー(笑)
■ファイト
 途中で挫折。バネ工場が復活するところまでは見た。温泉編は面白かったのになあ。
 題名のワリに、ヒロインが陰にこもりがちなのが難点だったと思う。

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March 21, 2005

ローレライ特別展示

東京ビッグサイトの帰りに、フジテレビに寄って「ローレライ特別展示会」を見てきました。

fuji-tv

場所は25階「球体展望室」、潜水艦の模型や出演者の衣装が展示されていました。

そして、目玉はアトラクション 『 「ローレライ」 3Dサウンドアトラクション』 でしょう。ちょっくら体験してきました(有料300円)。どんな感じだったかというと、お化け屋敷にはいったら、ぜんぜんたいしたことないなので「入場料損したあ」と思って油断してたら、不覚にも最後の最後にでてきたお化けにビックリ、けなすにけなせなくなり、ちょっぴり悔しいっていう感じ。

「もーっ!ライブドアに買収されてしまえー!」と思うキティさんでした♪

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March 13, 2005

ローレライ

映画「ローレライ」見てきました。

lorelei

やっぱり潜水艦モノはおもしろいです♪

秘密兵器”ローレライシステム”を積んだ潜水艦”伊507”。
東京を狙った3発目の原爆を阻止するべく、単独で米国連合艦隊に立ち向かう。

...というお話で、秘密兵器が実は美少女生体兵器という設定がいかにも日本モノという感じなのですが、彼女の登場は必要最低限に押さえられていて、SFではなく、ちゃんとした戦争モノになってるです。しかも、原爆ネタなのに、反戦映画にせず娯楽戦争映画に仕上げているところがエラいです。
最後のシーン、敵艦隊のど真ん中に浮上し、原爆投下に向かうB29を撃墜するところは爽快♪

いくら大作・名作といわれる映画でも、重々しいテーマだったりてんこもりの内容だったりすると、見ていて体力がもたない場合があります。しかし、この映画、「もう一杯、おかわりしようかなあ」ってところで終わるので、ついつい、2回目、3回目を見に行きたくなります。(だから映画の評価とは別に、興行的には成功するだろーなー)

たぶん、もう1回は、確実に見に行ってしまいそうな予感(笑)

------蛇足-------

いかにもCGっぽいところは、最初っから期待しないで見に行ったら、あまり気にならなかった。
連合艦隊も潜水艦もB29も、実際にナマで見たことないし、「あーゆもんだ」と思ってみれば無問題だろ♪

日活アクションによくある
「主人公は絶対死なない」「敵を撃ったら百発百中♪」「でも、敵の弾はあたらないよ」
の世界が生理的にダメな人は、この映画は「ありえない」だろうなあ。

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February 11, 2005

映画の「オペラ座の怪人」

立川のCINEMA TWOに「オペラ座の怪人」を見に行ってきました。

cine-op2

劇団四季の舞台を見た直後なので、どうしても舞台と映画を比べてしまいますが、映画のよいところは

1.怪人がかっこよい
2.クリスティーヌが若い(笑)
3.音楽がフルオーケストラ

四季の舞台のクリスティーヌは思いっきり大人の女性にしか見えず、盲目的に「音楽の天使」を信じるところや怪人のマスクを勝手に取ったりしりところなど、分別のある大人の女性の行動ではないと感じてしまったですが、映画版は納得のクリスティーヌでした。

舞台のほうが良い点は、

1.オーケストラが生
2.拍手ができる
3.休憩がある

一曲を唄い終わったところで、つい拍手したくなります。他にも拍手したくなるおともだちは絶対いるはず。
拍手を我慢しているのでちょっとフラストレーションがたまります。
上映時間が2時間20分と長いので、見る前にちゃんとトイレに行くっておかないといけませんね。

実は、今回映画は2回目なのですが、あと2,3回は見てもよいかな。
冒頭のシャンデリアが上がるシーン、クリスティーヌがThink of meをはじめて唄うシーン、マスカレードのシーン、ドンファン上演中のThe point of no return、...何度見ても背筋がゾクゾクしてくるです♪

こうして、今回も感動して映画館を出て、携帯のメールをチェックすると樹里咲穂退団のお知らせが...
退団してもいいから「それってどうなの」だけは続けてくれぇ~っ!...と言う話はまた今度。

おまけ きょうの晩ご飯
グランデュオの立川中華街で食べた陳建一の麻婆豆腐♪
cine-op3

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December 25, 2004

冬のソナタ

NHK-BS2で「」冬のソナタ完全版」を一挙放送がはじまりました。いままで何回か放送していましたが、日本語吹き替え版というのに馴染めなくて10分と見続けることができませんでした。
ところが、今回は「字幕スーパー版、ノーカット放送」、初回から見てみましたが、何の違和感もなく...それどころか
「こんなに面白かったのかあっ!」
と、いまさらながらですがはまってまーす♪
(しかし、1~3回の高校生編は、年齢的にさすがに無理があるですねえ(笑)。)

出生の秘密があったり、いじめっ子キャラが出てきたり、記憶喪失、死んだはずの人間が...と、懐かしの大映ドラマみたいで、こりゃあ面白いやあ。

温泉へ行こう5」では伸江さん版のペさん登場ですた♪
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蛇足 冬ソナキティさんとか発売されたら笑おうっと♪

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July 25, 2004

冬のソナタ

いま、NHK総合で毎週放送してますね。
たまに見てますが、日本語吹き替えだと違和感ありまくりで我慢できず、音声を韓国語にしたたまま見てます。なのでストーリーはよくわからなかったりします(笑)

なぜ日本語吹き替えだと違和感があるのか?
米国のドラマの吹き替えだと、実はそれほど違和感を感じないのです。
だから音声と口の動きがあっていないというのは決定的な理由にはならないということです。

そこで、主音声と副音声を切り替えながら見てたら...
冬のソナタの場合、音声以外の効果音の量が日本語版と原語版とではまったく違っています。
違和感の原因は、たとえば町を歩いているシーンであれば、本来あるべき町の雑踏のノイズが日本語版になるとなくなってしまうというところにあるようです。

米国のTVドラマなどは、普通は音声と効果音のトラックが別々のため、吹き替えの場合は音声のみを替えればすむそうです。しかし音声と効果音が同一トラックの場合、音声だけの入れ替えが出来ず、吹き替え音声と同時に新たに効果音も入れる必要がある。しかし、すべての効果音を再現するのは金も時間もかかるので、主要な効果音のみ録音しなおしているんでしょうね。おそらく冬のソナタは後者のほうではないかと...

そーゆーわけで、吹き替えの「冬のソナタ」を見ている人は、とってもえらい人だなあ...と、感心してしまうウチのくまさんなのでした♪

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