宝塚

December 11, 2009

宝塚歌劇団「バウ人情噺「雪景色」」

宝塚歌劇団
6-Dec-2009 15:00~17:35 1F-P-33
日本青年館

Corich公演情報

091206b

バウ人情噺
『雪景色』
作・演出/谷正純

【第一幕】 『愛ふたつ』
【第二幕】 『花かんざし』
【第三幕】 『夢のなごり』

 落語シリーズの第4弾。落語ネタは第一幕の「愛ふたつ」に、人情芝居「花かんざし」人情芝居、舞踏劇「夢のなごり」が加わり、まるで歌舞伎座の公演のような趣き。二幕と三幕は連続上演でしたが、幕間の休憩をつくったら、それこそ歌舞伎公演になります。女子トイレ混雑緩和、物販・主催チケット拡販のためにも、2回休憩にした方がよかったんじゃないかと思ったりして。

【第一幕】 『愛ふたつ』

 元ネタは「小間物屋政談」+「幽霊の辻」(鈴鹿山での小四郎と茶店の婆のくだり)。

 大凪真生の茶屋の婆ァが出色の出来。最初は「えっ、誰、この新感線の村木よしこさんみたいなひと!?」、一幕終了後に速攻でプログラムで確認したところ大凪真生とありました。こんな芸達者さんだったとは...今まで彼女をノーチェックだった自分が恥ずかしい。

 舞羽美海、プロローグの総踊りの場面では、日本髪があまり似合っていないのが気になったけれど(顔立ちがはっきりしすぎているのと、メイクも研究の余地がありそう)、芝居が始まると"お咲"のキャラに見事にはまっていて、お顔と日本髪の不釣合い自体もキャラに思えてきました。対する浪江は、大店の未亡人で、話の上ではお咲の上をゆくいい女の設定ですが、大月さゆ自身日本髪がよく似合っていたし、品格も十分でした。

 お咲との婚礼を控え舞い上がっている三五郎が、燗を呑み酔っ払ってゆく場面は、「たらちめ」「不動坊」などにある、婚礼を前に一人で盛り上がる場面からの引用でしょう。早霧せいな扮する三五郎の暴走っぷりに大笑い。

 早合点大家は落語シリーズの常連、汝鳥 伶。今回は、この人の早合点が騒動の原因であり、影の主役といってよいでしょう。絶妙の可笑しさでした。

 飛鳥裕は、前回の大劇場公演は休演していたので、ひさしぶりに拝見しました。最後のお白洲の場面だけでしたが、お奉行様の貫禄、存在感ともに十分、さすが組長さん。

 幽霊の小糸、丸顔で愛嬌があり、いかにも落語に出てきそうな生命力あふれる幽霊でした。透水さらさが好演。「お菊の皿」で肥えて血色のよくなったお菊ちゃんって、あんな感じなんだろうな。

【第二幕】 『花かんざし』

 新国劇風の人情芝居。しっとりと泣かせてくれます。

 店の金に手をつけたために江戸所払いになった簪職人の伊佐治が渡し船を待っていると、岡引の吉蔵はじめ、幼馴染の連中がやってくる。真実は、妹の許婚である弟分が病気の母親の薬を買うために盗んだのだが、妹の幸せにためにその罪をかぶり、江戸を去ろうとする伊佐治。伊佐治に恋する主の娘・お菊。すべての事情を知ってか知らずか主の温かいはからいもあり、涙ながらに伊佐治は江戸を去ってゆく。

 谷先生オリジナルかどうかはよくわかりませんが、どこかに元ネタがありそうな気もします。

 一幕モノだからか、事件・伊佐治の過去についての吉蔵の説明ゼリフが多い。吉蔵は沙央くらまでしたが、長いとはいえ、説明ゼリフで噛んでいたのはいただけません。

 船頭の源助は、年はとっているが新米の船頭で、三度にニ度は船をひっくり返すという、徳三郎みたいな船頭さん。
 船宿の若女将(かな?)、お静(大月さゆ)、名入りの羽織(半纏だったか?)がよく似合ってました(個人的に羽織女子萌えなのだ)。

【第三幕】 『夢のなごり』

 歌舞伎で源平の世界は、滅び行く平家の侍の悲劇と相場が決まっていますが、「夢のなごり」は、まさに平家残党の悲劇の舞踏劇。白鷺の群れを源氏のかかげる白旗と勘違いした平家の残党が死を選ぶと言う話。平家落人伝説の「しらさぎの悲劇」が元になっています。

 冒頭、鎌を片手にかどわかされた娘を探す庄屋が登場。これは「愛ふたつ」で茶店の婆が語った「首無し地蔵」由来の話、なるほいど、源平時代の実話だったいう趣向。しかし茶店の婆が語った話では、「娘が悪党にたぶらかされてボロボロになって...」とあったが、実話は、どうやら若い男女の駆け落ちのよう。平家の落人伝説と入り混じってオカルトじみた話として後世に語り継がれたようですね。

 宝塚的に言うと、和物のショーの一場面の趣き。一幕目の「愛ふたつ」とは真逆の幻想的な舞踏劇でした。

 そしてエピローグでは、冒頭と同じ、陽気な総踊りとなります。

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 落語を題材にした映画や芝居は数多ありますが、落語的な面白さは元の落語におよばないケースが多いと思います。新劇というのは理性と人の持つ業との鬩ぎ合いをドラマにすることが多いですが、「落語とは業の肯定である」というように、鬩ぎ合いの向こうを描いている世界。芝居化すると、どうしても鬩ぎ合いのドラマの要素がはいってきてしまい、その分"業の肯定"のおもしろさが減ってゆくように思います。
 じゃあ、宝塚はどうかというと、リアルな芝居よりも荒唐無稽な世界(夢の世界ともいう)を描くことに長けた劇団であり、理論的には破綻した物語を極上のエンタテイメントに仕立て上げてしまう力をもった稀有な集団だと思います。だから、新劇的世界を飛び越えて、落語の非日常的な"業の肯定"の世界へと容易に飛んでいけるのだと思うです。

 落語ネタは桂枝雀の音源が生徒さんたちの参考書として出回っているようで、ところどころ枝雀師匠の仕草・言い回しが見受けられます。落語ファンにとってはうれしいポイントかも。

【第一幕】 『愛ふたつ』
小四郎 沙央 くらま
三五郎 早霧 せいな
甚兵衛 汝鳥 伶
佐々木信濃守 飛鳥 裕
茶屋の婆ァ 大凪 真生
浪江 大月 さゆ
伊勢屋 香綾 しずる
お熊 此花 いの莉
杢兵衛 透真 かずき
うどん屋 詩風 翠
幽霊の小糸 透水 さらさ
喜六 凛城 きら
米やん 彩風 咲奈
お咲 舞羽 美海
清八 帆風 成海
【第二幕】 『花かんざし』
伊左次 早霧 せいな
吉蔵 沙央 くらま
源助 汝鳥 伶
弥次郎兵衛 大凪 真生
お静 大月 さゆ
喜多八 香綾 しずる
お染 千風 カレン
お品 悠月 れな
おきわ 此花 いの莉
庄助 透真 かずき
甚六 央雅 光希
お市 透水 さらさ
巳之助 彩風 咲奈
お菊 舞羽 美海
【第三幕】 『夢のなごり』
伊予三郎忠嗣 早霧 せいな
伊予四郎信嗣 沙央 くらま
門脇刑部太夫 汝鳥 伶
太郎兵衛 飛鳥 裕
阿波次郎景季 大凪 真生
柚木 大月 さゆ
朽木源左衛門 香綾 しずる
平有盛 凛城 きら
藤太 真那 春人
伊予八郎直嗣 帆風 成海
常磐木姫 舞羽 美海
お雪 妃桜 ほのり

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宝塚歌劇団「ラストプレイ」「Heat on Beat!」

宝塚歌劇団
6-Dec-2009 11:00~14:05 1F-9-41
東京宝塚劇場

Corich公演情報

091206a

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)


ミュージカル・ロマン
「ラスト プレイ」-祈りのように-
作・演出/正塚晴彦

 ミュージカルロマン、あらすじを読むと男同士の友情・裏世界を描いているようであり、しかも正塚作品となれば、これはハードボイルにちがいない!
 さて、いざ観劇してみると、ハードボイルドではなく、人情コメディであることが判明。退団作品だからか、ラストはやけにしんみりとさせる、アリステア旅立ちのシーンとなっていたけれど、もっとコメディ風に、アリステアはピアニストとして復活、敵味方みんな幸せになって大団円みたいな終わり方の方がよかったんじゃない?
 退団公演がコメディだっていいと思うですよ。死んだと思われたムーアが、実は眠っただけっていうのは、あきらかに"劇団からはミュージカルロマンにしろって言われたけど、これって実はコメディなんだよ"っていう正塚センセーのメッセージでしょ。
 香港映画「ゴッドギャンブラー」シリーズという本流・亜流含め複雑怪奇なシリーズがあるけれど、ほぼ共通しているのは伝説のギャンブラーが出てきて、クライマックスは生死をかけたギャンブルシーンなのだが、その他の場面は一貫しておバカコメディになっているということ。本作「ラスト プレイ」も同じ匂いがしました。

 アリステア(瀬奈じゅん)とムーア(霧矢大夢)のやり取りは、ゴッドギャンブラーでのチョウユンファとアンディラウのやり取りを彷彿させ、ナイスコンビネーション。

 ローレンス(青樹 泉)一味はマンガ的悪の組織、天野ほたる(アヌーク)は、ちょっとドロンジョ様系の風情もあってよい感じ。 看護士アイリーン役に憧花ゆりの、カッチリした職業婦人役がはまる人ですね。最近すーちゃんがマイブームなんだよな。


ファンタスティック・ショー
「Heat on Beat!」
作・演出/三木章雄

 ファンシーダンスと全体のニュアンスが似ているような...両方とも同じ三木先生作品でした。

 「Hot Jazz」のプロローグの総踊りは、ワンピースにショートのブロンドで踊る娘役さんに目が行く。そのなかでも一際目立ってたのは、「もう退団だからどうなっちゃってもいいわ!」といわんばかりの、今までの娘役のイメージをかなぐりすててはじけていた城咲あい(もし、このまま在団していたなら、2代目夏川ゆらを襲名できたのではと思わせるはじけっぷりでした)。
 「The Beat Goes On!」、後方センターの麗百愛のダンスが綺麗。お顔まん丸ほんわかイメージなのに衣装は黒でダークな役というギャップに惹かれました。本作で退団なんですね、残念。龍真咲がかっこよく決めてくれました。

 「Body Heat」、椅子を使った演出が面白い。椅子を積んで崩してましたが、オケボックスは結構恐怖かも?彩星りおんノソロ歌が雰囲気を盛り上げます。娘役さん連中が下手側後方で一列になってセンターの瀬奈じゅんを見ながら踊る場面が立体的で面白い構図だったです。

「Hot Latino」では、青いダルマの若手男役連中に目が釘付け。明日海りおは想定内だったけれど、「The Beat Goes On!」でかっこよくきめてた龍真咲がめちゃくちゃセクスィーでびっくり。眼福眼福♪

 後半は男役・瀬奈じゅんの魅力が大爆発。
 黒燕尾男役を引き連れ、銀橋センターでポーズを決めた瀬奈じゅんがカッコよすぎて困ってしまいました。男でも惚れるぞなもし。

アリステア 瀬奈 じゅん
ムーア 霧矢 大夢
グラハム 未沙 のえる
エルネスト 越乃 リュウ
ローザ 花瀬 みずか
ベンジャミン
ベレッタ 
一色 瑠加
ジークムント 遼河 はるひ
グレゴリ 研 ルイス
ヴィクトール 桐生 園加
ジンジャー 美鳳 あや
ヴァレリー 音姫 すなお
ローレンス 青樹 泉
アヌーク 天野 ほたる
エスメラルダ 城咲 あい
アロイス 星条 海斗
アイリーン 憧花 ゆりの
クリストファー 龍 真咲
エボニー 麻月 れんか
アイボリー 綾月 せり
ピエトロ 光月るう
マクシミリアン 明日海 りお
ヘレナ 羽桜 しずく
ポーリーン 蘭乃 はな
 

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November 30, 2009

宝塚歌劇団「コインブラ物語」

宝塚歌劇団
1-Nov-2009
日本青年館

Corich公演情報

091101

 時代は大航海時代ですが、肝心の恋愛模様は、現代ホームドラマ風("息子の嫁は、どこそこの娘でなくちゃいかん"という父親と、"惚れあったもの同士を"という母親)。
 とってもわかりやすい反面、大航海時代である必要は無いともいえます。そんなドラマを時代モノたらしめていたねは、ひとえに轟さんの熱演によるものだと思います。

 蒼乃嬢は本質的に遠野あすかの芸風に近い人なのでしょうね。歌舞伎で言うところの"芸の伝承"のようで面白い。

 盗賊の頭アントニア役の紅ゆずるはおいしい。
 美弥るりか、オフショットがやたらかわいいので娘役に転向しないかと密かに思ってたりします。

 ショーは、燕尾の男役も見せ場たっぷり。

ペドロ 轟 悠
イネス/ミランダ 蒼乃 夕妃
ビメンタ  涼 紫央
アトリミエ・カステラ 万里 柚美
ドン・アルフォンゾ にしき 愛
オリバーレス 美稀 千種
マルティネス 美城 れん
テレサ 花愛 瑞穂
フランシス船長 天緒 圭花
コスタ 夢乃 聖夏
マリア 華苑 みゆう
アントニオ 紅 ゆずる
ベルナルド 碧海 りま
フェルナンド 美弥 るりか
マルガリータ 白妙 なつ
マノエル 朝都 まお
コンスタンサ 優香 りこ
フィリバ 妃白 ゆあ
ロドリゲス 真風 涼帆
イザベラ 夢妃杏瑠
 
作 小林公平
監修・演出 酒井澄夫

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宝塚星組全国ツアー公演「再会」/「ソウル・オブ・シバ!!」

宝塚歌劇団
11-Oct-2009
神奈川県民ホール

Corich公演情報

091011

 山下公園で世界の肉料理フェスティバルだかなんだかをやっていたので、肉でお腹を満たしてから劇場へ。

「再会」
 気楽に楽しめるラブコメ。初めて宝塚見る人向けにちょうどよい作品だと思います。
 柚木礼音好演。夢咲ねね、かわいい♪

「ソウルオブシバ」
 ツアーバージョンでは劇中のショーがパワーアップ、大劇場バージョンより好きかも。柚木って、先代(安蘭)からはしなやかさ、先々代(湖月)からは豪快さを、いい塩梅でひきついでいる感じがするなあ。
ねねちゃんはショーでもかわいかった♪

ジェラール 柚希 礼音
サンドリーヌ 夢咲 ねね
クードレイ 英真 なおき
エマニュエル 百花 沙里
図書館職員/カナリア 毬乃 ゆい
フローレンス 琴 まりえ
ベルトロ 天霧 真世
カナリア 梅園 紗千
スティーブ 彩海 早矢
マーク 凰稀 かなめ
ポーレット 音花 ゆり
モントロン 鶴美 舞夕
アンドレ 水輝 涼
カナリア 妃咲 せあら
ピエール 壱城 あずさ
ミッシェル 如月 蓮
マネージャー 海 隼人
支配人 直樹 じゅん
ジャン 天寿 光希

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September 24, 2009

宝塚歌劇団「ロシアン・ブルー」「RIO DE BRAVO!!」

宝塚歌劇団
19-Aug-2009 11:00~14:00 1F-23-13
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090919


スクリューボール・コメディ
ロシアン・ブルー-魔女への鉄槌-
作・演出/大野拓史

・1930年代のモスクワ。
・アメリカの下院議員と、「鉄の女」の異名を取る女性官僚。実は魔法使いと魔女の末裔。
・「惚れ薬」騒動
・不正と陰謀

...と、設定はかなーり面白い。でも、1時間半では、その面白さを生かしきれていないような...。「豪華な食材でディナーを作ろうとしたけれど、時間が無いのでサンドイッチにしちゃいました。」という印象です。サンドイッチとしては十分おいしいのですが、これでディナーをつくったら、どんなにおいしいことか...とも考えちゃうのでした。
 大野先生のスクリューボールコメディというと「ヘイズコード」という名作がありますが、本作も2幕モノに書き直したらもっと「ヘイズコード」に並ぶ傑作コメディになりうるんじゃないかと思います。

 冒頭の、先祖の迫害の場面はダンスシーンとしては秀逸だけれど、設定の説明としては駆け足でわかりにくい。でも重要な場面なんですよね。事前にプログラムのあらすじを読んでおくことをおすすめします。

 主演コンビの歌はともかく、彼らにからむ脇役陣が半端なく歌がうまい(未来優希、美穂恵子、彩吹真央、音月桂、天勢いづる)。未来優希の安定感・迫力・変幻自在の歌声は宝塚の至宝です(笑)。

 新主演娘役の愛原実花、世間では"つかこうへいの長女が新主演娘役"と評判のようです。あだっぽい姐さんに化けたキツネさんみたいな雰囲気の娘役さんですね(愛原嬢をみるたびに「落語の『王子の狐』にでてくる姐さんってこんな感じだろうな」って思うです)。冒頭の魔女のコスプレがめちゃくちゃ似合ってました。「鉄の女」もハマリ役。

 大月さゆはコメディエンヌとしての本領を発揮。コメディ専科になっちゃえ(笑)


ラテン・ロマンチカ
RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)
作・演出/齋藤吉正

 有名どころの曲が多いので見ていて楽しい。一緒に口ずさみたくなりますね(歌詞はわからないので鼻歌レベルですが)。
有料でポンポン買わせて、中詰めでみんな一緒にポンポン振るというのは、さすが関西の劇団、商魂たくましいなと思います。中詰めだけっていうのが少々物足りない(フィナーレでも一緒に振りたいよね)。
 主演娘役・愛原実花よりも卒業生の面々が活躍する場面が多かったように思います。雪組のショーというと、森咲かぐやが活躍してるっていうイメージがあるのですが、彼女も今回で卒業、さみしいですね。エトワールは、やはり卒業生である天勢 いづる。芝居ではクセのある女性役がハマってました。残念だあ。

アルバート・ウィスラー 水 夏希
イリーナ・クズネツォワ 愛原 実花
ミハイル・ゲロヴァニ 汝鳥 伶
カテリーナ・コーシュキナ 五峰 亜季
レベッカ・ウォード 美穂 圭子
ニコライ・エジェフ 未来 優希
ヘンリー・スペンサー 彩吹 真央
デボラ・チャップマン 天勢 いづる
グリゴリー・アレクサンドロフ 音月 桂
ジナイーダ・ライフ 麻樹 ゆめみ
ライサ・ネコタナ 舞咲 りん
セルゲイ・エイゼンシュテイン 奏乃 はると
佐野 碩 彩那 音
ガリナ・ネコタナ 森咲 かぐや
アンナ・ネコタナ 花帆 杏奈
ソフィヤ・ネコタナ 神 麗華
スージー・スターン 涼花 リサ
エフゲニイ・アンドレーエフ 真波 そら
ユーリ・メドベージェフ 緒月 遠麻
ダーリン・ロス 早霧 せいな
ペギー・グリーンフィールド 晴華 みどり
ロジャー・ドリトル 沙央 くらま
リュボフ・ネコタナ 早花 まこ
バーベル・ムイシュキン 大凪 真生
イーゴリ・イリインスキー 大湖 せしる
マクシム・シューキン 彩夏 涼
パヴェル・ウソツキー 紫友 みれい
ボリス・ムラビヨフ 祐輝 千寿
ロビン・スペンサー 大月 さゆ
バーリャ・ネコタナ
バレリーナ(ペトルーシュカ) 
沙月 愛奈
タマーラ・ネコタナ 花夏 ゆりん
オレーク・ネコタン
ペトルーシュカ 
愛輝 ゆま
フェリックス・アンバー 涼瀬 みうと
ロバート・ホッジキス 蓮城 まこと
ムーア人(ペトルーシュカ) 香音 有希
イワン・バルスコフ 香綾 しずる
ヴァシリ・アレンスキー 朝風 れい
マトローナ・ムラビヨフ 千風 カレン
ナターリア・プリセツカヤ 悠月 れな
ヨシフ・モジャイスキー 梓 晴輝
ウラディミール・ベレゾフスキー 凰華 れの
ワーリャ・ネコタン 寿々音 綾
タナヤーナ・エセーニナ 愛加 あゆ
フョードル・スタチンスキー 冴輝 ちはや
キリル・カバレフスキー 透真 かずき
オレガ・ネコタナ 透水 さらさ
スラヴァ・フィラノスキー 彩凪 翔
ゲンナディ・ヴァルコンスキー 凛城 きら
アルカディ・スロニムスキー 真那 春人
エレナ・ネコタナ 舞羽 美海

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宝塚歌劇団「太王四神記 Ver.II」-新たなる王の旅立ち-」

宝塚歌劇団
29-Aug-2009 11:00~14:00 1F-19-23
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090829

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)

 Ver.1と比較し整理されてわかりやすくなったとはいえ、登場人物が多く展開が早いので、観劇中、油断をしてしまうと内容がわからなくなっちゃいそうです。(人物相関図をプログラムに載せるべきだと思う)

 柚木礼音、今年3月の「My dear New Orleans/ア ビヤント」のときと比べると、頬がこけ、かなり痩せていた。トップの重圧ってすごいのでしょう。
 夢咲ねねは、花組・桜乃彩音のキハとはちがった、艶かしいキハでした。手足の動きが綺麗ですね。
 プルキル(大長老)は、花組・壮一帆があまりに好演だったので、涼紫央プルキルはちょと物足りず。涼紫央って根っからの悪役は向かない人なんだと思います。

 最近人気上昇中の紅ゆずる、たまたま私の隣の方が紅ゆずるのファンらしく、彼女の一挙手一投足に大笑いしてました。

 フィナーレは花組版と同様。完成度の高いフィナーレだと思います。

タムドク 柚希 礼音
キハ 夢咲 ねね
ヨン・ホゲ 凰稀 かなめ
ヤン王 一樹 千尋
ヨン・ガリョ 磯野 千尋
ソスリム王、ヒョンゴ 英真 なおき
大神官 万里 柚美
フッケ将軍 にしき 愛
チョ・ジュド 美稀 千種
トラジ 百花 沙里
プルキル(大長老) 涼 紫央
ファーヨム 毬乃 ゆい
パソン 琴 まりえ
チョク・ファン 美城 れん
ソノ部族長 天霧 真世
ファーヨム 梅園 紗千
コ将軍 彩海 早矢
ファーヨム 花愛 瑞穂
セーム 華美 ゆうか
カグン将軍 天緒 圭花
ムーニョ、メファ 音花 ゆり
イルス 鶴美 舞夕
サリャン 夢乃 聖夏
チャンミ 純花 まりい
スンノ部族長 水輝 涼
タルビ 妃咲 せあら
チュムチ 紅 ゆずる
カンノ部族長 碧海 りま
セドル 壱城 あずさ
スジニ 美弥 るりか
カクダン 蒼乃 夕妃
ヒョンミョン 如月 蓮
副神官、モラン 白妙 なつ
ポッコッ 南風 里名
チュモン 直樹 じゅん
ナリ 稀鳥 まりや
クカ 音波 みのり
チョロ 真風 涼帆
モンニョン 水瀬 千秋
スリョン 夢妃 杏瑠
 
脚本、演出 小池修一郎

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July 05, 2009

宝塚歌劇団「風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア」

宝塚歌劇団
2-May-2009 11:00~14:05 2F-16-13
東京宝塚劇場

Corich公演情報

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)

舞踊パフォーマンス

『風の錦絵』

作・演出/石田昌也

 開演前から舞台両袖に立つノボリ。見ていてワクワク気分。
 "白浪五人男"は(今は無き)コマ劇・大衆演劇テイストで楽しい。女岡っ引きの白羽ゆり、このひとはホントにコスプレの似合う人だと思います。
 続く風林火山の場面。水夏希の武田信玄が出色で、髭が似合いすぎ♪

 小坊主とネコ娘のロケットが秀逸。

 洋楽で日舞というのが宝塚の日本物の特色だと思いますが、今回は"さくらさくら"のJAZZアレンジにあわせて、皆さんノリノリ、専科のエミコ先生までもノリノリで踊ってますね。

宝塚アドベンチャー・ロマン

『ZORRO 仮面のメサイア』

作・演出/谷正純

 オープニング、大階段に描かれた「Z]の文字、スパニッシュギターをBGMに使ってのゾロコスチューム連中のダンスシーンが秀逸。

 さて、本編は昔懐かしい冒険活劇で、楽しいと言えば楽しいのだが、いまいち物足りないような...自分的にはラストの大立ち回りがないのがその原因ではないかと。最大の見せ場になるであろうメンドーサとの対決が、鉱山のくだりで片付いてしまうから、仕方がないか。

 フィナーレのデュエットダンス、オープニング同様、音楽はオケではなくギター。情熱的でいいじゃないか。本編の物足りなさを補って余りあるすばらしいフィナーレだったと思います。終わりよければすべてよし♪

「ZORRO 仮面のメサイア」
ドン・ディエゴ/ゾロ 水 夏希
ロリータ/レディゾロ 白羽 ゆり
長老レッド・ウィロー
ドン・カルロス 
未沙 のえる
カタリーナ 一原 けい
アレハンドロ 飛鳥 裕
ホセ・ディアス 未来 優希
メンドーサ大佐 彩吹 真央
トイプルニア ゆり香 紫保
ルイーザ 天勢 いづる
ベルナルド/ゾロの影 音月 桂
アルセニオ 麻樹 ゆめみ
マニトゥ 舞咲 りん
マルケス 奏乃 はると
ブラック・エルク 彩那 音
マヌエラ 森咲 かぐや
総督夫人 花帆 杏奈
ロサリオ 神 麗華
エステバン夫人 涼花 リサ
ホアキン 谷 みずせ
スレバラン夫人 穂月 はるな
フェリペ神父 真波 そら
ガルシア軍曹 緒月 遠麻
オリバレス総督 早霧せいな
ピン・ペ・オビ 晴華 みどり
ブレイブ・バッファロー 沙央 くらま
アウローラ 鞠輝 とわ
ニーニャ 早花 まこ
ゴメス伍長 大凪 真生
フリオ 大湖 せしる
兵隊 紫友 みれい
エレナ 大月 さゆ
ミルドリド 沙月 愛奈
キッキング・ベア 蓮城 まこと
ミゲル伍長 香綾 しずる
夜の稲妻 愛原 実花
オヒティカ 此花 いの莉
ディケアミス 愛加 あゆ
ヌリア 白渚 すず
テカクイータ 透水 さらさ
リトル・クロウ 凛城 きら
フライング・ホース 彩風 咲奈
ファナ 舞羽 美海
サンチョ 帆風 成海

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March 30, 2009

宝塚歌劇団「My dear New Orleans/ア ビヤント」

宝塚歌劇団
29-Mar-2009 11:00~14:05 1F-1-11
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090329a

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)

Musical『My dear New Orleans』-愛する我が街-
作・演出/植田景子

 ニューオリンズ出身のジャズミュージシャン、ジョイ・ビーは、チャリティーコンサートのため故郷に帰ってくる。
コンサートまでの時間、若い記者に、彼の名曲「Sweet Black Bird」のモデルとなった女性との思い出が語られる...

 ところが、語るのはジョイ・ビー本人ではなく、マネージャーのアルバート・ジョーダン。ジョイ・ビーは静かにピアノを弾いているだけ。ニューヨークへの帰り際に、レニーから渡された、今は亡きルルの手紙を読むところで、初めて、彼の中でルルの思い出がよみがえり、涙する。その思い出に蓋をするように、教会の扉を閉じて出てゆく...退団公演にふさわしい小粋な演出だと思います。安蘭けいの抑えた感情表現が、また泣かせるのですね。

 さて、メインの回想シーンですが...

 音楽がNew orleans Jazzらしからぬ点が残念。New orleansの空気感を出すためには重要だと思うです(宝塚ニュースで観た「仮面のメサイア」は、スパニッシュギターをフューチャーしたBGMを使っているようす。かくあるべしと思う)。
バンド演奏の場面は、バンド構成楽器のみでアレンジすべきでは。

 宝塚の黒塗りの限界なのか、黒人というより、南米系のちょっと色黒の人レベルなので、パっと見、白人役との区別がつかない。もうちょっと工夫できなかったものかな。汝鳥伶さんだけは、真っ黒く塗って、まごうことなき黒人でしたが、それは専科だからできることなのでしょうね。(そのなかでも、音花ゆりは顔のパーツが丸で構成されているせいか、結構黒人っぽかったですね。)。白人との混血だから真っ黒にする必要なないけれど、ラテン・スパニッシュ系とは違う黒さであるべきじゃなかったのかな。

 「ろんぱ」読んでて知ったのですが、牧師はプロテスタント、シスターはカトリックに属するので、同じ教会にいるのはおかしいのだそうだ。

 ルル、ジョイ・ビー、ジュール・アンダーソンの関係は「椿姫」のよう。ジョイがミュージシャンで、ジュールが外国人というのは、「マルグリット」(これも元ネタは椿姫)と同じですね。こういう大人同士の関係を見せてくれるのは、安蘭・遠野の星組ならではかも。

レビュー・ファンタスティーク『ア ビヤント』
作・演出/藤井大介

 1列目で見ちゃったものだから、ショーの満足度300%増。

 一人のスターの誕生から退団までを描いたストーリー仕立てのショーなのですが、物語の人物と安蘭けい本人がピタリと重って、観客の涙をさそうのだな。藤井先生GJ.♪

 ロケットの場面は総出なのかな、舞台の橋から端までをカンカンの衣装で埋め尽くす、えらい豪勢なロケットでした。
夢咲ねねがプルプル言ってて可愛かった。

「My dear New Orleans」
ジョイ・ビー 安蘭 けい
ルイーズ・デュアン(ルル) 遠野 あすか
スティーヴン牧師 汝鳥 伶
シスター・サラ 美穂 圭子
エマ 英真 なおき
ジョセフィン 万里 柚美
Dr.ウィルソン にしき 愛
フローラ 朝峰 ひかり
アンクル・ジェリー 紫蘭 ますみ
ポン引きのボブ 美稀 千種
ジュール・アンダーソン 立樹 遥
娼婦リタ 百花 沙里
アルバート・ジョーダン 涼 紫央
Mrs.ウィルソン 毬乃 ゆい
娼婦ステラ 涼乃 かつき
娼婦ベラ 星風 エレナ
セリー 琴 まりえ
アンリ 美城 れん
レオナード・デュアン(レニー) 柚希 礼音
バディ 和 涼華
オリヴァー 彩海 早矢
娼婦ローズ 花愛 瑞穂
ニューオリンズ市長(Mr.Behrman) 天緒 圭花
ベッシー 音花 ゆり
ラジオ局のディレクター 鶴美 舞夕
ゲイブ 夢乃 聖夏
セシリア 純花まりい
マーティン 麻尋 しゅん
ライアン 水輝 涼
アイリーン・ハート 妃咲 せあら
エリック・ジョンソン 紅 ゆずる
ネティ 夢咲 ねね
新聞売り少年のレッドヘッド・ウィル 碧海 りま
スタンリー 壱城 あずさ
ピート 美弥 るりか
ビッグ・ノーズ・ジョー 如月 蓮
メイ 蒼乃 夕妃
少年時代のジョイ 天寿 光希
少女時代のルイーズ 稀鳥 まりや
リトル・サム 優香 りこ
ニコ 大輝 真琴
ポリーン 音波 みのり
ジョー・コールマン 真風 涼帆
メリー  華雅 りりか

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March 03, 2009

宝塚歌劇団「逆転裁判・蘇る真実」

宝塚歌劇団
1-Mar-2009 11:00~13:35 2F-G-6
日本青年館

Corich公演情報

090301a

 「逆転裁判」といえば、ずいぶん昔、ケータイのダウンロード版で序の部分だけやったことがあったなあ...などと思いながら、いざ日本青年館へ。
 法廷シーンは、リアルさよりも(謎解きのダイナミクスを優先しているようです。舞台中央のスクリーンに重要アイテムが表示されたり、現場写真がズームアップされたりというのはゲームそのもの(だと思うぞ)。そして謎解きのテンポや、特に後半の「意義有り!」の連発なんぞは、ゲームをやっている人間の生理に忠実に作られているのだと思います。ゲームを見ている/やっているような心持ちにさせてくれる舞台でした。脚本・演出の鈴木先生グッジョブ♪

 蘭寿とむ、熱血さわやかさんを好演。青スーツにピンクのネクタイなんて、一般人がやったらコスプレにしか見えないコーディネートをかっこよく着こなしちゃってるのはさすが。
 美羽あさひ、スーツ系キャリアウーマンが似合う人だな。笑顔を忘れてしまった前半がよい感じ。
 寿つかさ、州知事の貫禄と、なにやら腹にいちもつな怪しさが絶妙。
 七帆ひかる、キザ検事だけれど、かっこよいね。
 美風舞良、関西弁のパパラッチ、とてもはまっていました。「ひょっとしたら、このひと、て宝塚を卒業して10年くらいたったら、こんなオバチャンになってるんじゃないか」と思っちゃったくらい。

 幕間および終演後、「面白かったーっ」って声がけっこう聞こえてきました。

フェニックス・ライト 蘭寿 とむ
ミラー・アーサー 寿 つかさ
ロッタ・ハート 美風 舞良
裁判長 風莉 じん
レオナ・クライド 美羽 あさひ
マイルズ・エッジワース 七帆 ひかる
ディック・ガムシュー 春風 弥里
ラリー・バッツ 鳳翔 大
モニカ・クライド 純矢 ちとせ
モエノ・クリステル 萌野 りりあ
ロバート 風羽 玲亜
サラ・シェリー 綾瀬 あきな
マヤ・フェイ すみれ乃 麗
ルイス 蒼羽 りく
ネウス・インビット 瀬音 リサ
 
原作・監修・制作協力 株式会社カプコン
脚本・演出 鈴木圭

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February 16, 2009

宝塚歌劇団「『太王四神記』-チュシンの星のもとに-」

宝塚歌劇団
15-Feb-2009 15:30~18:30 1F-1-14
東京宝塚劇場

Corich公演情報

090215

詳しい内容はこちらで(ENAK STAGE GRAPH)

 いやぁ、面白かったなあ♪

 TVドラマは、再放送を含め、一切見ていないので、太王四神記は今回の宝塚版がはじめて。
小池氏によると、ドラマの脚本家さんが、「こういうラストも考えていた」というストーリーを元に舞台化したとのことで、ドラマとは異なるラストのようですね。

 発端となるファヌン・セオ・カジンの出会い~四神封印~2000年後のタムドク・ヨンホゲの誕生までのくだりは、ヒョンゴ(未涼亜希)の語りとともに足早にすすみます。必要にして十分な情報量ですが、ここで油断して聞き逃してしまうと、後の展開がわからなくなるかも。(自分は"歌劇"のステージインフォを読んで、あらすじを頭にいれておいてよかったです)
TV版みていないおともだちは、事前に有料パンフのあらすじに目を通しておいた方がよさげ。ロビーには、人物相関図の描かれたパネルがありましたが、パンフには相関図が無く、これはちょっと残念。(休憩時、パネル図を見ながら、おともだちに人物相関を説明している光景が見られました。)

 全24話の物語を2時間10分におさめるのは相当大変な作業だったと思いますが、TV版を知らない自分にとって今回の舞台は、ダイジェストっぽい感じは全く無く、十分見応えのある作品でしたので、小池氏の作業は成功していると思われます。
 個人的には、こういう時空を越えた因縁話は好き。この物語にも2000年後の運命の出会いの場面が随所にあり、そのたびにウルっと来ちゃったりなんかしちゃったりして。太田健氏の音楽も秀逸で、コーラスは重厚で迫力があり、ドラマを盛り上げていました。

 ヨンホゲ絶命の場面、火天会が矢を放つと、ホゲの胸に矢が立つ仕掛けがあるそうなのですが、ちょうどこの日は、仕掛けが動作しませんでした。仕掛けの件は後に知ったことなので、観劇中は、なんで死んだのか、頭の上で?マークが五つくらい飛び交っちゃいました(笑)

 真飛聖のタムドクは、王子らしくおおらかで、神の子のとしての大きさも十分。対するヨンホゲの大空祐飛、自分がチュシンの王ではないと自覚してからの、ちょっと屈折した暗さは、大空ならでは。
火天会の大長老プルキルの壮一帆が素晴らしい。やっぱり悪役が圧倒的な強さと憎たらしさで存在感が無いと、物語は面白くならない。壮一帆って、正統派二枚目をやろうとすると、コメディなら人のよいお間抜けさん、シリアスドラマなら腹にイチモツをもった悪役に見えてきてしまう人だと、常々思っておりました。で、今回は、その悪役っぷりが見事に花を咲かせていました。
 桜乃彩音、典型的宝塚娘役向けのお嬢様然とした役よりも、カジンのような男勝りな娘や、タムドクに愛想尽かしした後の機はのような冷たい女風な役のほうが俄然似合う娘役さんだと思います(主演娘役になってから、いちばんのハマリ役では)。

 将軍、部族長は髭のせいで誰が演じているやらわからないのだけれど、皆さん、髭が似あっています。部族長たちは、役名と顔が結びつかないものの、衣装の色が異なるので判別は容易。

 セーム・花野じゅりあは抜擢かな。若い頃の鰐淵春子のようなバタくさい感じがして、けっこう好き。
近衛隊長で女剣士・カクダンは望月理世。これが凛々しくてしかも可愛い。退団公演で女役というのはどんなものかとは思うけれど、よい役ではありますね。
 愛音羽麗のセオは「娘役に転向しちゃえばいいじゃん」的に綺麗。スジニは男の振りをしている娘の役だけれど、娘役が少年役をやっているような風情。そんな男役としては中性的なところが愛音羽麗の魅力なんだろうな。(愛音羽麗娘役転向主演娘役なんてびっくり人事を密かに期待(笑))
 群集場面では、華耀きらりに目がとまりました。表情がころころ変わってかわいい。

 四神をモチーフとしたフィナーレが出色の出来でした。(朱雀は紅い衣装でロケット。青龍は青い衣装で男女入り乱れて中詰め風の盛り上がり、玄武は大階段バックに黒燕尾風でかっこよし。最後は白虎、白い衣装でデュエットダンス。)

ファヌン、タムドク 真飛聖
カジン、キハ 桜乃彩音
ヨン・ホゲ 大空祐飛
ヤン王 星原美沙緒
ヨン・ガリョ 夏美よう
カグン将軍 高翔みず希
ソノ部族長 眉月凰
大神官 絵莉千晶
ヒョンス、フッケ将軍 悠真倫
プルキル(大長老) 壮一帆
セオ、スジニ 愛音羽麗
ヒョンゴ 未涼亜希
パソン 桜一花
サリャン 華形ひかる
チョロ 真野すがた
チョ・ジュド 紫峰七海
カクダン 望月理世
セーム 花野じゅりあ
チャピ、トラジ、産婆 初姫さあや
イルス 日向燦
スンノ部族長 紫陽レネ
コ将軍 扇めぐむ
カンノ部族長 夕霧らい
チョク・ファン 祐澄しゅん
チュムチ 朝夏まなと
チャンミ 華耀きらり
セドル 月央和沙
ヒョンミョン 望海風斗
メファ、ホゲ(少年) 白華れみ
モラン 華月由舞
チュモン 嶺乃一真
ポッコッ 芽吹幸奈
ナリ 梅咲衣舞
モンニョン 瞳ゆゆ
タルビ、タムドク(少年) 野々すみ花
クカ 花蝶しほ
スリョン 月野姫花
 
脚本・演出 小池修一郎

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